ドスパラが販売するデスクトップPC、GALLERIA XFR のレビューです。

GALLERIA XFRは、Radeon RX 480(8GB)を標準搭載するゲーム向けのデスクトップPC。
どちらかというとGeForce GPU搭載のゲーミングPCを掲載する事が多い当サイトですが、今回は珍しくRadeon搭載のモデルです。

Radeon RX 480(8GB)は、「Polaris」を採用する新世代のGPUであり、性能の割に価格はお手頃。

GTX 1000番台のGPUと比較した場合、性能面にやや物足りなさはあるものの、キャンペーンなどが行われている点等を考慮すると、コストパフォーマンスは十分に高いです。

VR環境での利用が可能なことはもちろん、FreeSync対応のディスプレイと組みあわせて利用したいという方等にも向いています。

今回は、そんな GALLERIA XFRの外観や特徴、使い勝手、性能面などについて詳しくご紹介したいと思います。

【GALLERIA XFR レビュー記事目次】

・GALLERIA XFR ケース外観や内部構造をチェック
外観・インターフェースケース内部の構造ゲーミングキーボードやマウスが標準付属

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
GALLERIA XFR まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


GALLERIA XFR KTケースの外観・インターフェース

GALLERIA XFRの外観をチェックします。

本シリーズに採用されているのは、ドスパラのゲーミングPCではおなじみとなるKTケースです。

日本刀をモチーフとする力強いデザインを採用するケースで、サイズは小さくはないもののシンプルな形状であるため、どこにでも設置しやすいという利点があります。



フロントパネルの様子です。
上部には光学ドライブ、中央付近にはUSB3.0×2基、カードリーダー、マイク入力、ヘッドフォン出力、リセットボタン、電源ボタンが並びます。

下部のメッシュパネルの内部には、フロントケースファンが搭載されています。



背面の様子。
PS/2端子×2、USB3.0 Type-C、USB3.0×2、USB2.0×2、LAN、オーディオ端子×3基が並び、拡張スロット付近にはグラフィックカードから提供されるDisplayPort×3、HDMIなどの映像出力端子が並んでいます。

DVI端子を搭載しないため、DVI端子をご利用の方は注意が必要です。




ケース左右の様子。
ケース正面から見て左側のサイドパネルには、やや大きめの通気口が設けられています。

この部分には、カスタマイズで最大2基のケースファンを搭載することが可能です。




天面の様子。
背面寄りの位置に通気口が設けられています。

基本構成では、後部の通気口にトップケースファンが1基搭載されていますが、カスタマイズでもう1基追加する事が可能です。



ケース内部の構造

次に、ケース内部の構造をチェックします。
ケースは両側のサイドパネルを開くことができるなど。メンテナンスがしやすい構造となっています。



ケース内部の様子。
写真は右側がフロントパネル側となります。

パーツの配置は、左上から時計回りにCPUやメモリ、5インチベイ、3.5インチベイ、電源、グラフィックカードという内容です。



Radeon RX 480です。



CPU回りの様子。
CPUの右側にはメモリスロットが4基、下部にはM.2スロットが配置されているのが見えます。



グラフィックカード下部の様子。



フロント側に並ぶ光学ドライブやHDDベイ。
5インチベイが5基、3.5インチベイが5基備わっています。

将来的なストレージの追加にも十分に対応可能な、拡張性の高い構造となっています。



ゲーミングキーボードやマウスが標準付属

GALLERIA XFRには、GALLERIAオリジナルのゲーミングキーボードやマウスが付属しています。




GALLERIA Gaming Keyboard


GALLERIA レーザーマウス

標準付属のデバイスながら、本格的な機能を備えたゲーミングデバイスです。

これらキーボードやマウスについては、以前の記事にも掲載していますので、詳しい内容については「GALLERIAゲーミングキーボードやマウス」をご覧ください。



GALLERIA XFR 構成内容とその特徴について

掲載している GALLERIA XFRの構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【GALLERIA XFR の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700(3.40GHz/TB時最大 4.00GHz)
チップセット   H170 Express
グラフィックス   Radeon RX 480(8GB)
メモリ   8GB(4GB×2/PC4-17000/4スロット/最大64GB)
ストレージ   480GB SSD(SATA/Crucial製)+2TB HDD(Seagate製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
拡張ベイ   5インチ×5、3.5インチシャドウ×5
拡張スロット   PCI Express x16×1、PCI Express x4×1、PCI Express x1×2、PCI×2
電源   500W 静音電源(80PLUS BRONZE/AcBel製)
ケース   ガレリア専用 KTケース ブラック
サイズ   207×520.7×450.2(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約13.9kg
キーボード&マウス   GALLERIA Gaming Keyboard、レーザーマウス
保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年11月03日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、H170、Core i7-6700、Radeon RX 480(8GB)、8GBメモリ(DDR4)、480GB SSD&2TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、500W電源という構成内容のモデルです。

ストレージのみ、2TB HDD → 480GB SSD&2TB HDDへとアップグレードされている所が基本スペックとは異なるものの、その他のパーツに関しては基本スペックと同じ内容となります。

2016年11月03日時点では 525GB SSDが無償で追加となるキャンペーンが実施されているようで、コストパフォーマンスは高いです。

性能的には、Radeon RX 480(8GB)は GTX970あたりといった感じで、GTX 1000番台のGPUと比較するとやや見劣りするとは思うものの、キャンペーンの内容などもあわせて考えるとコスパは高く、本モデルの選択は決して悪くありません。

FreeSync対応のディスプレイを利用されるような方にも、本製品は適当なモデルだと思います。



搭載されているストレージの詳細を確認します。



搭載されているSSD&HDD


ディスクの内訳

起動ドライブにはCrucial製の「CT480BX200SSD1」という480GB SSDが、HDDにはSeagate製の「ST2000DM001-1ER164」という2TB HDDが搭載されていました。

SSDはSATA規格のモデルですが、読み書き共に速く性能は高いです。
容量も十分であり、数多くのゲームをプレイするようなユーザーにも使いやすいと思います。


なお、先でも述べた通り 本製品の基本ストレージは2TB HDDのみであり、本来ならばSSDは搭載されません。

しかし 2016年11月3日時点では、キャンペーンの実施で無償にてSSDの構成へとアップグレードできるなど、お得な内容となっています。

時期によりキャンペーンの内容は変化するため、必ずしもSSDが搭載されるとは限りませんが、購入するのならキャンペーン実施時がお得だと言えます。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載している GALLERIA XFRで実施した、ベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア



【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



Fire Strike Ultraの実行結果



Time Spyの実行結果



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


最高品質、ウィンドウモードで実行  1280×720 / 1920×1080 / 3840×2160



【ドラゴンズドグマ オンライン】


1920×1080 / 最高品質



【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080、左が描画設定3 右が描画設定6



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】




DirectX 11、最高品質、上から1280×720、1920×1080、3840×2160



【CINEBENCH R15】



【GTA V】

GTA VのベンチマークテストはフルHD(基本画質&最高画質設定)と、4K(基本画質&最高画質設定)という全4パターンの設定で実行。

なお、基本画質とはデフォルトの画質設定をさします。


【フルHD&基本画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 28.859652 162.871872 96.010429
Pass 1 56.770676 126.108299 101.164497
Pass 2 74.770821 138.056335 95.400200
Pass 3 83.084709 164.141052 114.349907
Pass 4 30.949217 170.219116 105.580406


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 11.155922 108.400894 29.251833
Pass 1 16.654694 119.510353 23.314180
Pass 2 21.686253 83.012177 28.757017
Pass 3 23.778769 128.812332 34.655926
Pass 4 14.764038 68.580109 29.173801


【4K&基本画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 16.639128 102.599579 40.444351
Pass 1 21.691772 125.348389 42.449795
Pass 2 20.664013 145.727509 37.723766
Pass 3 22.676714 158.369019 43.509670
Pass 4 20.137989 163.825989 43.187450


【4K&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 3.142795 49.627586 9.882791
Pass 1 6.878963 43.574394 8.486157
Pass 2 8.128997 71.917480 10.285466
Pass 3 9.059623 142.075775 13.475278
Pass 4 6.425795 70.723892 9.629171



【SteamVR Performance Test】


4Kでのゲームプレイは画質を下げてもやや厳しいかなと感じますが、フルHDでは大抵のゲームを高画質でプレイ可能な性能です。

SteamVR Performance Testでも「VRレディ」という結果が出ており、VR用途にも利用できます。

性能は多くのメディアでも謳われている通り、GTX 970より若干上といった感じで、GTX 1000番台と比較した場合、GTX 1060(3GB/6GB)よりもやや下程度のパフォーマンス。(DirectX 12世代のテストを省いて)

性能だけを見ると、GTX 1060(6GB)を搭載するGALLERIA XTという選択肢も悪くないのかなと思います。

ただコストパフォーマンスが高いことは間違いなく、多くのゲームを快適にプレイできるPCを安く買いたいという方には、悪くないモデルだと言えるでしょう。



消費電力・温度

GALLERIA XFRの消費電力を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク(3DMark)実行時の消費電力測定値です。

液晶の電力は含んでいません。

アイドル時 ・・・ 45W
ベンチマーク実行時 ・・・ 240W

例えばGTX 970を搭載するPCと比較した場合、大体同じ位か、少し低い程度の消費電力値です。




続いて、アイドル時、ベンチマーク実行時(3DMarkを連続して20分以上実行)の筐体内パーツの温度を測定。

長時間、高い負荷をかけるとグラフィックカードの温度が高くなりやすいようですが、ゲーミングデスクトップPCとしては標準的な範囲内の温度です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、GALLERIA XFRの再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:36
2回目 0:33
3回目 0:33
4回目 0:33
5回目 0:32
6回目 0:33
7回目 0:33
8回目 0:33
9回目 0:34
10回目 0:32

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 33秒

掲載している GALLERIA XFRの再起動にかかる時間は約33秒。
SSDを搭載しているため、起動もシャットダウンも非常に高速です。



GALLERIA XFR まとめ

GALLERIA XFRのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・Radeon RX 480(8GB)を搭載しており、多くのゲームを高画質でプレイできる
・拡張性、冷却性能に優れたKTケースを採用
・コストパフォーマンスが高い
・FreeSync対応ディスプレイとの利用に最適

Radeon RX 480(8GB)を標準搭載する、ミドルタワーのゲーミングデスクトップPCです。

高い性能を持ちながらも、価格が抑えられており、コストパフォーマンスとパワーを両立させたマシンが欲しいという方に向くモデルです。

GTX 1000番台のGPUと比較するとやや性能は抑えられるものの、多くのゲームを高画質設定でプレイできることに加えて、VR用途への利用も可能であるなど、ゲームのプレイには十分な性能を持ちあわせています。FreeSync対応のディスプレイと組み合わせるのにも、Radeon RX 480(8GB)搭載の本製品は最適なモデルだと言えるでしょう。

期間限定だとは思われるものの、キャンペーンの実施によりSSDへのアップグレードが無償となっている点も見逃せません。

できるだけ価格を抑えながらも、VRの利用や多くのゲームを快適にプレイできるゲーミングデスクトップPCをお探しの方に、GALLERIA XFRはおすすめです。