NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズレビュー WQHD液晶やGTX960M搭載の13.3型ゲーミングノート
マウスコンピューターが販売するノートPC、NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズのレビューです。
NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズは、グラフィックスにGTX960M(2GB)を搭載する13.3型のゲーミングノート。
2,560×1,440ドットのEGZO液晶を標準搭載しており、高解像度な環境でゲームのプレイやその他の作業を行いたいという方に向く高性能な製品です。
ゲーム向けのノートにしては比較的小型であり、機器を携帯する事があるという方にも最適。例えば出張先や旅行先でもゲームをプレイしたいという場合に、この製品なら持っていくことができると思います。
今回は、そんなNEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズの外観や使い勝手、実際野性能について詳しく触れてみました。
【NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズ レビュー記事目次】
・NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズ 筺体外観や液晶・操作性などについて
(外観・インターフェース / キーボードの操作性 / 筺体底面と内部の構造 / 液晶の品質 / 主な付属品)
・構成特徴やベンチマークテストの結果
(構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / 再起動にかかる時間 / バッテリ駆動時間)
・搭載されてるソフトウェア
(プリインストール・ソフトウェア)
・製品レビューのまとめ
(NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズ まとめ)
※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。
NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズ 外観・インターフェースの内容をチェック
まず、NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズの外観をチェックします。
見る限り、GTX860Mを搭載する旧モデル「NEXTGEAR-NOTE i421」と筐体デザインは同じだと思います。
サイズは幅約330mm、奥行き227mm、高さ31.9mmで、重量は約2.1kg。
モバイルノートというには重いかもしれませんが、ゲーム向けのノートとしてはかなり軽い部類です。
普段持ち歩く事はないけれど、出張や旅行の際にゲームノートをも場るしたいというようなユーザーに便利な製品だと思います。また完全に屋内利用のみであっても、小型だと気軽にPCを持って部屋を移動できます。
天板はややグレーに近いブラックカラー 表面はサラッとしたスムースな質感
やや立体的な加工がなされたG-Tuneのロゴ
天板はブラックカラー一色のシンプルなデザイン。
シンプルですが側面のカッティングなど、直線的なラインがスタイリッシュな印象です。
指紋等が目立ち難いので扱いやすいと思います。
ディスプレイには13.3型WQHD(2,560×1,440ドット)のIGZO液晶を採用。
非光沢タイプのパネルであるため、明るい場所でも比較的見やすいです。
液晶についてはまた後に詳しく触れます。
液晶上に200万画素のWebカメラを内蔵
液晶下にはやや立体感のあるG-Tuneのロゴ
筺体側面をチェックします。
左側面の様子。
通気口、USB2.0、ヘッドフォン出力、マイク入力が並びます。
右側面にはUSB3.0 ×3基、HDMI、VGA、LAN、電源コネクター、セキュリティスロット。
前面には右寄りの位置にメディアカードスロットを搭載。
背面には何もなし。
全体として、筺体右側面に多くの端子が並ぶインターフェースの配置で、USBは計4基、映像出力は2基、LANポートも備えるなど十分な内容だと言えます。
光学ドライブはありません。
液晶の最大開閉角度は約130度。
液晶面の角度調整は普通にしやすいです。
PCと付属の電源アダプター&ケーブル
電源アダプターの仕様は19.5V、6.15Aで120W コネクターの形状はミッキータイプ
キーボードやタッチパッドの操作性
NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズ のキーボードやタッチパッドの使用感をチェックします。
キーボード面全体
キーボード左半分を拡大
キーボード右半分を拡大
アイソレーションタイプのキーボードを採用しています。
キーピッチは縦横約19mm、ストロークは約1.55mmとやや浅目のキーです。
個人的に背の低いキーはあまり好きではないのですが、本製品は特に使いにくいという事はありませんでした。
ただ、キーボード右側のキーがやや横長の形状となっており、この付近のキーのみ慣れるまでは少し使い辛いと感じました。慣れればどうってことはありません。
WASDキーに特に変わった装飾はなく、Windowsキーは左配置と、キーの配列や機能は一般的なノートPCと同じ。Windowsキーに関しては、本製品に搭載されている専用のソフトを利用して有効無効を設定する事が可能です。
右側のキーの一部がやや横長の形状となっている
キートップは平らな形状
白色のLEDバックライトを搭載
タッチパッドはボタン一体柄。
ボタンが若干固いように感じますが、使いやすい部類のタッチパッドです。
ドライバーはSynaptics Touchpad V7.1でした。
タスクトレイアイコンから開く事のできるマウスのプロパティより、細かい設定を行う事が可能です。
完全にマウスでしか操作を行わないのであれば、タッチパッドの機能をオフにしておくと良いかもしれません。
筺体底面と底面からアクセスできる内部の構造
NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズの筺体底面と、底面内部の構造をチェックします。
底面 写真は上が背面側、下が前方側
背面にバッテリスロット、その手前に開く事の出来るパネルのカバーが配置されているのが見えます。
搭載バッテリの仕様は11.1V、62.16Wh
底面パネルのカバーを開いた図。
多くのパーツにアクセスする事ができます。
HDDベイ
メモリスロットやmSATAスロット、無線LANや内蔵電池など
メモリやHDDベイなど、触れることの多いパーツに容易に触れることができる構造です。
パーツの換装や追加を行う場合に便利。
液晶の見やすさ・品質
NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズに搭載されている液晶の見やすさ、品質をチェックします。
販売製品に必ずしも同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、一例としてご覧ください。
13.3型 WQHD(2,560×1,440)のIGZO液晶を採用
画面の表示サイズ(スケーリング)は200%とかなり拡大された状態
画面の表示サイズが200%設定時(初期状態)のデスクトップ画面の様子
画面の表示サイズを100%に設定した場合のデスクトップ画面の表示サイズ 小さくて見辛い
13.3型ながら2,560×1,440ドットとかなり高解像度な液晶が搭載されていますが、200%に拡大表示される設定となっているため、アイコンや文字などは大きく見やすいです。
画面の視野角を確認します。
斜めから見た場合にやや色変化があるように思えるものの、視野角は比較的広め。
画面の内容をはっきりと読み取ることができます。
次に、色域を確認します。
以降、Spyder 4 Eliteで測定した結果を掲載。
sRGBカバー率は99%、AdobeRGBカバー率は76%。
色域は広いです。
見た目にも色が濃く鮮やかに見える液晶です。
ガンマカーブを確認します。
左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ)
ガンマ応答カーブは、RGBともに少しずつズレが見られます。
デフォルトの画面は、若干青や緑が強めとなっているようです。
画面の均一性をチェックします。
以下、色ムラや輝度ムラの測定結果です。
色ムラは輝度を低くした場合に少し目立つよう。
輝度のムラも大きいという程ではありませんが、やや画面下部の暗さが目立ちます。
とはいえ、どちらもムラがあるとはっきりわかるほどではないです。
総合的に考えて、綺麗だと言える部類の液晶です。
高精細であり発色も綺麗であるなど、ゲームの映像を楽しめる液晶だと思います。
色が不自然という程ではないにせよ、少しずれた表示あるため、写真編集(色の正確性を重視するような)を行う場合には補正を行った方が良いかもしれません。
主な付属品
NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズの主な付属品をチェックします。
実際の製品とは異なる可能性がありますので、付属品の一例としてご覧ください。
ファーストステップガイドや保証書、マニュアル、クーポンチケット等
マニュアル 基本的な設定や操作について解説
製品の特典として付属しているクーポン
特典は必ずしも付属するというものではありません。
内容は時期によって変化しますし、付属しない事もあります。
NEXTGEAR-NOTE i3501 シリーズの外観や操作性については以上となります。
引き続き、次の記事では構成や性能の詳細についてふれたいと思います。
次: NEXTGEAR-NOTE i3501(i3501SA1)のベンチマーク結果 GTX 960Mを搭載するモバイルゲーミングノートのパワーは?