前記事(NEXTGEAR-MICRO im550 レビュー GTX960搭載!コスパ抜群のゲーミングPCを使ってみる)に続き、今回は NEXTGEAR-MICRO im550シリーズの構成と性能面について。

今回掲載しているのはOSにWindows 8.1、CPUにCore i5-4460、グラフィックスにはGeForce GTX960(2GB)を搭載し、メモリ8GB、ストレージには500GB HDDを搭載する「NEXTGEAR-MICRO im550SA8」というモデル。

GTX960を搭載し、多くのゲームを高画質でプレイできる性能を持ちながらも、税別9万円台半ば(2015年4月9日時点)という安さを実現した、非常にコストパフォーマンスの高いマシンです。

値段だけを見るともっと安いモデルは存在しますが、本モデル程の性能を持ちながら、10万円を切る価格を実現しているというモデルはあまりなく、お値段と性能、どちらも妥協したくないという方には一押しのモデルだと言えるでしょう。光学ドライブは搭載せず、ストレージはHDD単体の構成ですが、カスタマイズができるので問題ないと思います。

というわけで以下、GTX960を搭載する NEXTGEAR-MICRO im550の構成と性能の詳細です。

【NEXTGEAR-MICRO im550(GTX960) シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-MICRO im550 シリーズ 筐体外観・インターフェース・内部構造をチェック
筺体外観 -光学ドライブはなし筺体内部の構造キーボード・マウス他の付属品

・構成内容と特徴・実際の性能について
構成と特徴 - GTX960を搭載ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容について
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品のまとめ
NEXTGEAR-MICRO im550(GTX960搭載) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-MICRO im550シリーズ GTX960搭載モデルの構成とその特徴について

まず、掲載している「NEXTGEAR-MICRO im550SA8」の構成内容とその特徴について解説します。
以下はCPU-Z、GPU-Zの実行結果と、掲載モデルの構成内容です。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【NEXTGEAR-MICRO im550SA8 主な構成】

OS   Windows 8.1 64bit
プロセッサ   Core i5-4460(3.20GHz/TB時最大3.40GHz)
チップセット   H81 Express
グラフィックス   NVIDIA Geforce GTX 960(2GB)
メモリ   8GB(8GB×1/PC3-12800 DDR3/2スロット/最大16GB)
ストレージ   500GB HDD(7200rpm/Western Digital製)
光学ドライブ   なし
無線機能   なし
拡張ベイ   2.5インチシャドウ×1、3.5インチオープン×1/シャドウ×3、5.25インチオープン×1
拡張スロット   PCI Express x16×1、PCI Express x1×2
電源   500W(80PLUS SILVER)
キーボード・マウス   USB日本語キーボード、USB光学式スクロールマウス
サイズ   196×430×417(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約9.4kg
保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年04月08日時点のものです。

OSにWindows 8.1、CPUにCore i5-4460、Geforce GTX 960(2GB)、メモリ8GB、500GB HDDを搭載する「NEXTGEAR-MICRO im550SA8」というモデルの構成です。

特徴はGeforce GTX 960(2GB)を搭載しているという部分で、CPUはCore i5、光学ドライブはなしでストレージは500GB HDDが1台のみと、ややコストを抑えた部分は見られるものの、多くのゲームを高画質設定で快適にプレイできる性能を持ちあわせています。

正直、4K液晶でゲームをプレイしたいなどというのでなければ、この製品の構成で十分です。フルHDの解像度なら、少々重いゲームでも高い描画設定で快適に遊ぶことができます。

ストレージがHDD単体の構成であるため、その辺をややカスタマイズした方が良いと思う事、またチップセットの仕様の関係上、メモリは最大16GBまでの搭載となりますが、そういった拡張性の制限が気にならなければ問題はないでしょう。

実際に使用してみて、この使用感・性能で10万円を切る価格を実現しているというところに、驚きさえ感じます。人気が高いというのも当然だと思います。



搭載されているストレージの内容を詳しくみてみます。


HDDの仕様


ディスクの内訳

Western Digital製の「WD5000AAKX-00ERMA0」という500GB HDDが搭載されていました。
回転数7200rpmの製品です。

速度はHDDなりだと思います。
普段HDDを搭載するPCをお使いの方なら、特に使い心地に不満を感じることはないと思いますが、SSDのようにサクサクとした使用感ではありませんので、予算に余裕があるのなら、ストレージのカスタマイズがおすすめです。

なお、今回と同じ構成のモデルを選択したとしても、全く同じHDDが搭載されるとは限りませんのでご注意下さい。



ベンチマークテストの結果

以下、NEXTGEAR-MICRO im550SA8で行ったベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.8
メモリ 7.8
グラフィックス 8.3
ゲーム用グラフィックス 8.3
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 129.4121.3
512K 42.7761.38
4K 0.6291.147
4K QD32 1.0761.231

数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


行ったテストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 138159
Cloud Gate・・・ 15301
Sky Diver・・・ 16672
Fire Strike・・・ 6125


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 26977~27066
1920×1080 ・・・ 14243~14296


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1280×720(描画設定3) ・・・ 72856
1920×1080(描画設定3) ・・・ 71048
1920×1080(描画設定5) ・・・ 37568

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:16557 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:10711 / RANK:S


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編】




1280×720(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:16088 / 評価:非常に快適
1920×1080(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:9665 / 評価:非常に快適
3840×2160(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:2893 / 評価:やや快適
3840×2160(最高品質) ・・・ SCORE:2860 / 評価:やや快適


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:16541 / 評価:すごく快適
1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:15890 / 評価:すごく快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:15699 / 評価:すごく快適


【Tomb Raider】

1920×1080(ULTRA) ・・・ MIN:60.0 / MAX:60.0 / AVERAGE:60.0
1920×1080(ULTIMATE) ・・・ MIN:42.0 / MAX:62.0 / AVERAGE:54.1


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 111.20fps
CPU ・・・ 481cb


見る限り、本モデルの性能面でのネックはストレージのパフォーマンスくらいのもので、グラフィック性能は非常に高いです。

一部、4K設定でベンチマークを実行した場合にはやはりスコアはガクンと下がりましたので、先にも書いた通り、4K液晶でゲームをしたいなどというのならより上のグラフィックスを搭載したモデルを検討された方が良いと思いますが、フルHDなど一般的な環境であれば、本モデルの構成でも高い描画設定で快適に多くのゲームプレイする事ができます。

前にも書いた通り、登場して間もない最新と言えるようなゲームはあまりしないのですが、TitanfallやTomb Raiderをはじめ、MHF-G High Grade Edition等も少しプレイしてみましたが、フルHDであれば高い描画設定でもサクサク動作しており、ゲームプレイに関しては全く問題ない性能だと思います。

HDDなので、場面によってロードに時間がかかる事があり、その辺りだけ改善の余地があるかなという感じです。



消費電力・温度

NEXTGEAR-MICRO im550SA8の消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、およびベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定結果です。

液晶の消費電力は含まれません。

アイドル時 ・・・ 37W
ベンチマーク実行時 ・・・ 168W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

低くはないですが、より上位のハイエンドGPUを搭載したデスクトップPCなどに比べると消費電力は低めです。




筐体内パーツの温度を測定してみました。
以下はアイドル時、およびベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

グラフィックカードの温度は普通に上がりますが、その他のパーツの温度は比較的低温です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、NEXTGEAR-MICRO im550SA8の再起動にかかる時間を測定してみました。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:52
2回目 0:49
3回目 0:50
4回目 0:49
5回目 0:50
6回目 1:29
7回目 1:28
8回目 1:27
9回目 1:32
10回目 1:36

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分10秒

NEXTGEAR-MICRO im550SA8の再起動にかかる時間はおよそ1分10秒。
HDDを搭載するPCとしては、標準的な速度だと思います。

サクサクとした使用感をお好みの場合は、起動ドライブにSSDをご選択ください。



プリインストール・ソフトウェアの内容

NEXTGEAR-MICRO im550シリーズにプリインストールされている、ソフトウェアの内容をご紹介します。

以下、初期時のデスクトップ画面やスタート画面、アプリ一覧画面のキャプチャです。
製品の購入時期や、選択オプションの内容によっては、以下とは異なる可能性がありますので一例としてご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)


アプリ一覧画面

初期時のソフトウェアの内容は Windows 8.1標準のソフトに加え、「NVIDIA GeForce Experience」などのNVIDIAのツールに、セキュリティソフトの「マカフィー インターネットセキュリティ」、サウンド設定の「Realtek HD オーディオマネージャ」、さらにWindowsのロックダウン機能の設定をGUIで操作できる「Embedded Lockdown Manager」というツールが搭載されていました。

「Embedded Lockdown Manager」は、業務向けのOSを搭載したPCなどに入っているセキュリティツールではないかと思うのですが、G-Tune製品では初めて目にしました。実際の販売製品に入っているかは不明です。

上記はデスクトップ向けのソフトウェアで、ストアアプリには「Yahoo!天気・災害」や「hulu」、「NAVITIME」、「ムビチケ」他、幾つかの標準ではないアプリが搭載されるという内容です。

その他、本製品にはオンラインバックアップサービスの「AOSBOX Cool」を90日間無料で体験できるという特典が付属しており、登録・設定を行う事で利用が可能です。

なお、特典は期間限定のキャンペーンによるものですので、製品の購入時期によっては付属しない可能性もあります。




AOSBOX for mouse AOSBOX Coolを90日間無料で体験できる



NEXTGEAR-MICRO im550シリーズ(GTX960) まとめ

GTX960を搭載する NEXTGEAR-MICRO im550シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・メンテナンスがしやすく、冷却性能に優れたケースを採用
・GeForce GTX960(2GB)を搭載
・光学ドライブやカードリーダーなしの構成を選べる
・高画質でゲームプレイできる性能を持ちながら、価格は税別9万円台半ばとリーズナブル

GTX960を搭載する事で、高い性能と低価格を実現したゲーミングデスクトップPCです。

光学ドライブやカードリーダーなしなど、その他の構成にもこだわる事で税別9万円台半ば(2015年4月9日時点)というリーズナブルな価格を実現しており、使用感なども含めて、非常にコストパフォーマンスの高い製品だと感じます。

価格だけを見た場合、さらに下位の構成には6~8万円台のモデルも存在しますが、本製品の製品ページに参考として書かれている3DMarkの数値を見るとわかるとおり、下位モデルと今回掲載のGTX960搭載モデルとでは、グラフィックカードの性能差は非常に大きく、誰が見てもお買い得なモデルであることははっきりとしています。

予算がない、けれどそれなりに高い性能を持つゲーミングPCが欲しいと考えるような方には、一押しのゲーミングPCだと言えるでしょう。非常におすすめのモデルです。