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マウスコンピューターが販売するノートPC、NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズのレビューです。

NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズは、G-tuneブランドとして販売されている15.6型のゲーミングノート。

3,840×2,160ドットという高い解像度を持つ非光沢液晶を搭載する製品で、グラフィックスにはハイエンドGPUである NVIDIA GeForce GTX980M(4GB)を搭載しています。

4K動画の閲覧や編集、4K対応のゲームタイトルを高い画質設定でプレイするとなるとPC側に高い処理能力が必要となりますが、そういった用途でも快適に遊びたいという方に向くハイパフォーマンスな製品です。

今回は、そんなNEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの外観や使い勝手、実際の性能について詳しく触れてみたいと思います。


【NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ 筺体外観・インターフェース・液晶のチェック
外観・インターフェースキーボードやタッチパッド液晶の見やすさ主な付属品

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストール・ソフトウェア
ソフトウェアの内容 ― ゲームプレイに便利なFLEXIKEY 他

・製品のまとめ
NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ 外観・インターフェースの内容をチェック

まず、NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの筺体外観やインターフェースの内容をチェックします。

筐体サイズは幅385mm、奥行き275mm、折り畳み時の高さが29mmで、重量は約2.5kg。
15.6型サイズの液晶を搭載しており、そこそこのサイズではありますが、ハイエンドなゲーミングノートとしてはややコンパクトであり、比較的軽いです。据え置き利用される方が多いと思いますが、屋内の移動であれば楽に行えます。

なお、本製品の筺体は、見る限りでは以前掲載した m-Book P シリーズの筺体と外観が同じです。





天板全体の様子



やや立体感のあるG-tuneロゴを配置

ヘアライン加工を施したブラックカラーのシンプルな天板を採用しています。
縁をそぎ落とした直線的なデザインを採用しており、垢抜けた雰囲気で中々格好良いです。

全体的にマットな質感ですが、指紋は少し目立ちやすいかなと思います。




背面側から見た筐体の様子



前面から見た筐体全体の様子

ディスプレイには15.6型クアッドフルHD(3,840×2,160)の非光沢液晶を採用。シャープのIGZO液晶です。

先ほど、NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの筺体は m-Book P シリーズの筺体と同じようだと述べましたが、m-Book P シリーズで4Kの液晶を選択した場合、光沢タイプのパネルが搭載されます。

ですがNEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズには非光沢パネルが採用されるなど、ゲームに適した内容となっています。




液晶上のベゼルには200万画素のWebカメラを搭載



ディスプレイの最大開閉角度はおよそ135~140度。
可動域が広く、ディスプレイの角度調整がしやすいです。




なお、これまでのNEXTGEAR-NOTEシリーズではディスプレイを開く際、本体が浮き上がってしまうのを防ぐために、もう一方の手で本体側を抑えながらディスプレイを開く必要がありました。

ですが今回の製品は、ヒンジ部分の構造を見直し、片手でもディスプレイを開く事ができるような構造としたのだとか。


ディスプレイは片手で開く事ができる


ヒンジは柔らかいが、使っていてグラグラとしてしまうような事はない

確かに、片手でもスムーズにディスプレイを開く事ができるようになっています。
ちょっとした事ではありますが、ディスプレイの開閉は割と良く行う動作であるため、その際のストレスが軽減されたというのは大きなポイントです。




筺体側面のインターフェースの内容をチェックします。

左側面にはHDMI、USB3.0、mini DisplayPort×2基。
mini DisplayPortが2基搭載されているというのは、珍しいように思います。




右側面にはSPDIF、マイク入力、ヘッドフォン出力、マルチカードリーダー、SIMカードスロット(利用不可)、USB3.0×2基、LAN、セキュリティロックケーブル用のスロットが並びます。






前面には端子類は何もなし 左側に多数のインジケーターランプが並ぶ




背面中央付近には電源コネクターや、eSATAとUSB3.0のコンボポートが並びます。


全体としてみると、映像出力は計3基を搭載。
あとUSB3.0の数が多く、しかも左右背面など様々な位置に搭載されているため、接続するデバイスによって使い分けることが可能です。

例えば、挿しっぱなしにするものやケーブルなどが邪魔になるUSBデバイスは背面に、頻繁に抜き差しするようなUSBデバイスは筺体左右にあるUSB端子を利用する・・といった具合に使い分けができます。




筐体底面の様子を確認します。


筐体底面全体の様子 写真は上が背面側、下が前面側

簡単に開く事の出来るパネルなどは見当たりません。
内部のパーツを触る場合は、底面カバー全体を取り外す必要があります。




底面4角に配置されている3角形のゴム足


PC本体と、付属の電源アダプターやケーブル



電源アダプターはかなり大きい 仕様は19V、9.5Aで180W



キーボードやタッチパッドの操作性

NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズに採用されている、キーボードやタッチパッドの操作性をチェックします。




キーボード面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

右側にテンキーを備えたアイソレーションタイプのキーボードです。
主なキーのピッチは約19mm、ストロークは約2mmと深さがあり、キーの打鍵感は良いです。

特に変わったキー配列等もなく、使いやすいキーボードだと思います。




キートップは僅かにではありますが、中央が窪む形状を採用


WASDキーに赤矢印の印字 Windowsキーは左配置だがソフトウェアで有効無効を設定できる



キーボードには2段階の明るさ調整が可能な、白色のバックライトが搭載されています。


バックライト消灯時


バックライト点灯時(弱)


バックライト点灯時(強)




キーボードの上部には2基のスピーカー サウンドユーティリティにはSound Blaster X-Fi MB3を搭載

音はノートの割にはそこそこ良いです。
ゲームをプレイしたり、音楽鑑賞や映画などを楽しめる程度の音質は備えています。

と言ってもノートのスピーカーですので限界があります。
拘りがある方は外付けのスピーカーやヘッドフォン等を利用して下さい。




スピーカーの左にはG-Tuneのロゴ、右側には電源ボタン

タッチパッドはボタン分離型。
マウスを利用される方が大半ではと思いますが、仮にタッチパッドを使用するような場合でも、そこそこ快適に利用できるのではと思います。

聞くところによると、クリックボタンの構造を改修したのだそうで、これまでのNEXTGEAR-NOTEに採用されていたタッチパッドのボタンに比べ、かなり柔らかく、またカチカチとした音が出ない構造となりました。

キーボードもタッチパッドも使いやすいです。



液晶の見やすさ・品質をチェック

NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズに採用されている、液晶の見やすさや品質をチェックします。
全ての製品に同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、参考程度にご覧ください。




15.6型クアッドフルHDの非光沢液晶を搭載


デフォルトの画面表示サイズは「超特大」の250%

15.6型サイズで3,840×2,160ドットの非光沢液晶を搭載しています。
先にも書きましたが、シャープのIGZO液晶です。

非常に高解像度ですが、デフォルトの状態では画面の表示サイズは250%に設定されており、アイコンや文字などの表示はかなり大きいです。

この状態であれば、デスクトップ画面での作業も難なくこなせると思います。

逆に、表示サイズが大き過ぎると感じる場合は、「コントロールパネル > デスクトップのカスタマイズ > ディスプレイ」を開き、適当なサイズへと変更を行うと良いでしょう。適用する際、一旦サインアウトする必要がありますので、作業中の場合はご注意ください。




初期状態(250%表示)でのデスクトップ画面の様子


100%表示に設定時のデスクトップ画面の様子 表示が小さすぎてデスクトップでの操作は困難




画面の視野角を確認します。


画面を正面から見たところ


上から見たところ


右側面から見たところ

仕様にIPS方式とある通り、視野角は広いです。
上や左右側面側から画面を見た場合でも、内容をはっきりと読み取ることができます。




次に、色域について。
以降、Spyder 4 Eliteの測定結果を掲載、検証を行っています。

sRGBのカバー率は99%、AdobeRGBのカバー率は77%。
色域は広いです。見た目にも表示が鮮やかなパネルです。




ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

ガンマ応答カーブは比較的綺麗なカーブを描いており、補正幅も小さいです。
若干の色のずれはあるものの、デフォルトの状態でも比較的正確な色の表示が可能なようです。




さらに、画面の均一性について。
色ムラや輝度のムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

画面右下の色ムラが目立つようですが、はっきりとわかるほどではありません。
輝度のムラに関しては、画面下がやや暗いようですが、こちらも見ただけで分かるというようなものではないです。


以上のように、多少のムラがあるとはいえ、非光沢パネルにして発色はよく鮮やかであり、綺麗だと言える部類の液晶パネルだと思います。

写真や動画等の編集などにも向いています。



主な付属品

NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ の主な付属品をご紹介します。
実際に販売されている製品とは内容が異なる可能性がありますので、一例としてご覧ください。




付属品一式

保証書やファーストステップガイド、サポートマニュアル、付属品一覧表、特典チケットが数枚・・という内容です。




製品の設定や操作方法など、初心者には結構便利なマニュアル


特典関連のチケット

今回の製品には、U-NEXTのキャンペーンカードやKINGSOFT Officeのプレミアム特典チケット、AOSBOX COOLの案内用紙等が付属していました。

ただ、キャンペーン等の特典付属は時期によって内容が変化したり、ない場合もあります。

購入した製品の付属品や詳細な構成内容は、添付の付属品一覧表という用紙にすべて書かれていますので、製品到着後、念の為に内容を確認しておくと良いでしょう。





NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの外観や液晶、操作性については以上となります。
引き続き、次記事では製品の構成上の特徴や、実際の性能について詳しく触れたいと思います。

製品に興味をお持ちの方は、是非次の記事にも目を通してみて下さい。
次: NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズのベンチマーク結果 GeForce GTX980M(4GB)で4Kゲームも快適