前記事(NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズレビュー GTX980Mを搭載する15.6型4Kゲーミングノート)に続き、今回はNEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの構成特徴と性能面について。

今回掲載のモデルはOSにWindows 8.1、CPUにCore i7-4720H、メモリ32GB、GeForce GTX980M(4GB)、ストレージには 512GB SSDと 1TB HDDを搭載する構成内容のマシン。

提供される構成は時期によって変化するため、一概にどのモデルとは言い難いのですが、2015年3月25日時点で提供されている構成の中では、最上位のプラチナモデルにあたる構成です。

今回は、そんな構成を持つNEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの特徴や実際の性能について触れてみました。

【NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ 筺体外観・インターフェース・液晶のチェック
外観・インターフェースキーボードやタッチパッド液晶の見やすさ主な付属品

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストール・ソフトウェア
ソフトウェアの内容 ― ゲームプレイに便利なFLEXIKEY 他

・製品のまとめ
NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ 構成とその特徴について

まず、掲載しているNEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの構成とその特徴について解説します。
以下、CPU-ZやGPU-Zの実行結果と、掲載モデルの構成内容です。

【CPU-Z】





メモリは上記と同じ型番の製品を4枚搭載

【GPU-Z】

【NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ(NG-N-i5900PA1) の主な構成】

OS   Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ   Core i7-4720HQ(2.60GHz/TB時最大3.60GHz)
チップセット   インテル HM87 Express
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX980M(4GB)/HD グラフィックス 4600
メモリ   32GB(8GB×4/PC3-12800 DDR3L SODIMM/最大32GB/スロット数4)
ストレージ   512GB SSD(PLEXTOR製/M.2規格 PCI Express x2接続)+ 1TB HDD(Western Digital製/5400rpm)
ディスプレイ   15.6型クアッドフルHD(3,840×2,160)IGZO液晶、IPS、非光沢
無線機能   IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ   公称の駆動時間:約4.7時間
サイズ   385×275×29(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.5kg
保証 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート
 

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年03月24日時点のものです。

Windows 8.1、Core i7-4720HQ、メモリ32GB、GeForce GTX980M(4GB)、512GB SSD(M.2)と 1TB HDDという構成内容を持つモデルです。

NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの大きな特徴は、NVIDIA GeForce GTX980M(4GB)を採用し、かつ4Kの解像度を持つ液晶を搭載しているという部分で、どのモデルも液晶とグラフィックの構成は同じ。

今回掲載のモデルは、現在提供されている中では最上位のプラチナモデルに当たるマシンであり、4K液晶やGTX980Mという内容に加え、メモリやストレージなどがハイスペックな内容となっています。

4K液晶でのゲームプレイには高い処理能力が必要とされますが、そういった処理を快適に行えるパワーを持ち合わせたモデルです。

最近は4K表示対応のゲームも増えていますので、そういったゲームの映像を存分に、また手軽に楽しみたいという方に向く製品だと言えるでしょう。

価格は少々高めですが、それだけの内容を持ったマシンです。



搭載されているストレージの内容を詳しく確認します。


SSDの詳細


HDDの詳細


ディスクの内訳

SSDにはPLEXTOR製の「PX-G512M6e」という512GB M.2 SSDが、HDDにはWestern Digital製の「WD10JPVX-22JC3T0」という1TB HDD(9.5mm/5400rpm)が搭載されていました。

PCI Express x2接続のM.2 SSDを使用しているため、ストレージの性能は非常に高いです。容量も大きく、数多くのゲームをインストールするというのでなければ、メインドライブのみでも特に不足なく利用できると思います。

もう少しコストを抑えたいという場合には、容量の小さいSSDを選択したり、M.2規格ではないSSDも比較的安価ですので、そういったSSDを選択するとよいでしょう。

もちろん、メインドライブがHDDの構成も提供されています。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているNEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズで実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.3
メモリ 8.3
グラフィックス 5.9
ゲーム用グラフィックス 5.5
プライマリ ハードディスク 8.4

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 670.1596.8
512K 473.1572.0
4K 24.2861.88
4K QD32 284.1264.5

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


3DMark 各テストのスコア


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 71566
Cloud Gate・・・ 21860
Sky Diver・・・ 21069
Fire Strike・・・ 8237


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右:3840×2160

1360×768 ・・・ 36186~36322
1920×1080 ・・・ 20816~20893
3840×2160 ・・・ 5954~5966


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右:1920×1080(最高画質)

1360×768(描画設定3) ・・・ 53060
1920×1080(描画設定3) ・・・ 38419
1920×1080(描画設定5) ・・・ 25832

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右:3840×2160

1360×768 ・・・ SCORE:16770 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:13308 / RANK:S
3840×2160 ・・・ SCORE:4749 / RANK:A


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編】




【高品質/ノートPC】
1360×768 ・・・ SCORE:17082 / 評価:非常に快適
1920×1080 ・・・ SCORE:13601 / 評価:非常に快適

【最高品質】
1920×1080 ・・・ SCORE:10981 / 評価:非常に快適
3840×2160 ・・・ SCORE:3732 / 評価:快適


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

左:1920×1080(標準品質) / 右:1920×1080(最高品質)

1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:15395 / 評価:すごく快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:14990 / 評価:すごく快適


【Tomb Raider】

3840×2160(NORMAL) ・・・ MIN:56.0 / MAX:60.0 / AVERAGE:59.8
1920×1080(ULTIMATE) ・・・ MIN:56.0 / MAX:60.1 / AVERAGE:59.8
3840×2160(ULTIMATE) ・・・ MIN:19.4 / MAX:30.0 / AVERAGE:24.5


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 95.57fps
CPU ・・・ 662cb


ベンチマークテストの結果では、解像度を3840×2160まで上げるとスコアがガクンと下がりはするものの、快適という評価が殆どでした。

ただ実際のゲームプレイでは、タイトルにもよりますが、4Kかつ描画設定を最高に設定した上でのプレイは、快適とは言えないものもありました。

特に新しめのタイトルほどその傾向が強く・・といっても最新と言われるようなゲームはあまりしないのですが、例えばTitanfallなどだと、全てを最高設定にすると動きの速い画面などでは一瞬カクついたりする事がありました。

今存在するCG重視のタイトルはもちろん、これから出てくる4K対応のゲームを最高の設定で常時快適にプレイするとなると、NEXTGEAR-NOTE i71100 シリーズ(GTX980M×2基/SLI)位の構成を持つノートが必要なのかなと思います。

4Kでも若干描画設定を下げればかなり快適にプレイできますし、フルHDの解像度では、描画設定を最高にしたとしても余裕で動きますので、プレイするゲームによってある程度設定を調整すると良いでしょう。

気になった点ばかりについて触れましたが、正直、性能は非常に高くプレイしていて気分が良いです。液晶が綺麗であるため、CGが美しいゲームのプレイも面白く、満足感は高いです。



消費電力・温度

NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、ベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定結果です。

Optimusは「自動選択」に設定、画面の輝度は50%に設定しています。

アイドル時 ・・・ 30W
ベンチマーク実行時 ・・・ 170W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

消費電力は高いですが、高性能なデスクトップPCなどは液晶を含めなくても上記程度の消費電力となりますので、そう考えるとノートは高性能なものでも消費電力は低めだと思います。




次に、筐体内パーツの温度について。
アイドル時と、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度を測定してみました。

GPUもCPUも70度台という結果。
ゲームPCとしては標準範囲内です。




さらに、高負荷時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のキーボード表面の温度を測定してみました。

ややキーボード左上が温かくなりますが、指先が触れる程度の場所であるため、文字入力を行ってもそれ程は気にはなりません。

ただ、排気口付近(背面と、左側面の奥側)は結構熱くなります。特にゲームなどを長時間行う場合には、物で塞いだりしないよう注意が必要です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの再起動時間を測定。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:50
2回目 0:37
3回目 0:38
4回目 0:57
5回目 0:40
6回目 0:37
7回目 0:35
8回目 0:59
9回目 0:36
10回目 0:36

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 42秒

NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズの再起動にかかる時間は約42秒という結果。
SSDを搭載するPCとしては標準的で、起動もシャットダウンも非常に高速です。

今回スタートアップに色々登録された状態で測定を行ったため、上記のような結果となりましたが、初期状態ではもう少し数値的に速い結果になると思います。

なお、ストレージの構成によって再起動時間は大きく変化します。
上記はあくまでも、今回掲載しているモデルでの結果です。



バッテリ駆動時間

NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズのバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に利用したソフトはbbench、設定はストロークの実行が10秒毎、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎。

Optimusの設定は「自動選択」に、画面の輝度は50%に設定しています。




バッテリの残量が100%から5%になるまでの時間は7366秒。
約2(2.0461111..)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちは計測した環境によって大きく変わる為、公称の駆動時間(約 4.7時間)の半分程度の数値となっていますが、本製品をバッテリ駆動で利用する事は殆どないと思われますので、特に問題はないでしょう。



プリインストール・ソフトウェアの内容 ― ゲームプレイに便利なFLEXIKEY 他

NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズにプリインストールされているソフトウェアの内容をご紹介いたします。

以下はデスクトップ画面やスタート画面、アプリ一覧画面をキャプチャしたものです。
製品の購入時期や、購入時のオプション選択の内容によっては、以下の内容とは異なる可能性があります。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)


アプリ一覧画面

ソフトウェアの内容は Windows 8.1標準のソフトに加え、グラフィックスやゲームの管理を行う「NVIDIA GeForce Experience」や「NVIDIAコントロールパネル」、最近のOSで利用出来なくなった DirecrSound 3DおよびEAX対応ゲームの3Dサラウンドサウンドを有効にする「Creative ALchemy」、サウンドユーティリティの「Sound Blaster X-Fi MB」、プログラマブルキ―等の設定を行える「FLEXIKEY」、システム設定を総合的に管理できる「Control Center」、セキュリティソフトの「マカフィーインターネットセキュリティ」が搭載されるという内容です。

ストアアプリについては、「hulu」や「LINE」、「NAVITIME」、「ムビチケ」他、標準ではないアプリが幾つか搭載されていました。

上記のうち、「FLEXIKEY」と「Control Center」はマウス製品特有のソフトウェアとなっており、「FLEXIKEY」ではキーのマクロ設定を登録したり、特定のキーを無効にする事が可能。また「Control Center」では各種のシステム設定や、Webカメラといったデバイスの有効無効設定、Windowsキーの有効無効などを一括で設定する事ができるようになるなど、ゲームのプレイに最適な機能を提供しています。

あとソフトウェアとは少し意味合いが異なりますが、本製品の購入者向けに、容量無制限でPCのデータをバックアップできるオンラインサービス「AOSBOX Cool」を90日間無料で体験できるという特典が提供されており、登録後に利用する事が可能です。




Control Centerのゲーミング設定 Windowsキーの有効・無効を設定できる


FLEXIKEY キーのマクロ設定の登録などプログラマブルキーボードのような機能を提供


Sound Blaster X-Fi MB サウンドの設定を行える


AOSBOX for mouse AOSBOX Coolを90日間無料で体験できる(通常、無料体験は14日間)



NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズ まとめ

NEXTGEAR-NOTE i5900 シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・・

・15.6型クアッドフルHD(3,840×2,160/4K)の非光沢液晶を搭載
・NVIDIA GeForce GTX980M(4GB)を標準搭載
・15.6型のゲーミングノートにしては薄く軽量

4Kの解像度を持つ液晶パネルと、ハイエンドGPUであるGeForce GTX980M(4GB)を標準搭載する15.6型のノートです。

最近は4K対応のゲームが増えており、4Kでゲームをプレイしたいというユーザーも少なくはないと思いますが、4K環境で快適にゲームをプレイするためには高い処理性能が必要となります。

本製品は、そういったゲームに対応できる性能と4K液晶を提供しており、環境を手軽に導入可能。4Kでゲームをしたいというユーザーにとっては魅力の大きいゲーミングPCだと言えるでしょう。

15.6型のゲーミングノートにしては持ち運びがしやすい為、部屋を移動してゲームを楽しみたいというユーザーにも使いやすいです。

構成内容が内容なだけに 価格はやや高めとなりますが、それだけの満足感を得ることのできるゲーミングノートPCであり、高性能なノートをお探しの方にはかなりおすすめの製品です。