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NEXTGEAR-MICRO シリーズのレビューの続きです。(前:NEXTGEAR-MICRO シリーズレビュー 下は5万円台からの人気ゲーミングデスクトップPC

今回は、各種のベンチマークテストを実施してみました。

掲載の NEXTGEAR-MICROは、グラフィックスにGeForce GTX760(2GB)を搭載する「NEXTGEAR-MICRO im540SA4」というモデル。

NEXTGEAR-MICRO シリーズでは下はGTX 650から、上はGeForce GTX780Tiや GTX Titanなども選択できるようになっており、大まかに言うと掲載のモデルは大体中間くらいの構成を持つモデルだと言えます。

標準でプロセッサにはCore i7-4770、8GBのメモリやGeForce GTX760(2GB)を搭載しており、ゲームをするには十分過ぎる内容です。高負荷なゲームは行わないという場合、より下位のモデルを選択しても良いと思います。

というわけで以下、NEXTGEAR-MICRO im540SA4の構成解説とベンチマークテストの結果です。


【NEXTGEAR-MICRO シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-MICRO シリーズ ケース外観と内部の構造について
放熱性重視のケースを採用インターフェースの内容ケース内部の構造をチェック付属品

・NEXTGEAR-MICRO im540SA4 のベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度

・搭載ソフトウェアの内容(参考までに)
ソフトウェアの内容リカバリ方法は?

・NEXTGEAR-MICRO シリーズのレビューまとめ
長所・短所など製品のまとめ


NEXTGEAR-MICRO im540SA4の構成とその特徴

まず、掲載している NEXTGEAR-MICRO im540SA4の構成とその特徴について解説します。
以下、CPU-ZとGPU-Zの実行結果です。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【NEXTGEAR-MICRO im540SA4 の主な構成】

OS Windows 8 64bit
プロセッサ Core i7-4770 (3.40GHz/TB時最大3.90GHz)
チップセット H87 Express
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 760(2GB)
メモリ 8GB(8GB×1/PC3-12800/最大32GB/4スロット)
ストレージ 1TB HDD(7200rpm / Western Digital製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
カードリーダー マルチカードリーダー
無線機能 なし
拡張ベイ 2.5インチシャドウ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×3(1基は2.5型と共用)、5.25インチオープン×1
拡張スロット PCI Express x16×2、PCI Express x1×2
電源 700W(80PLUS GOLD)
サイズ 196×430×417(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約10.7kg
付属 G-Tuneオリジナル オプティカル6ボタンマウス、G-Tuneオリジナル「Accurate Keyboard」

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2014年01月08日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記のとおり。

OSのみ、実際に販売されているモデルとは若干異なりますが、他はほぼ現在(2014年1月8日時点)販売されているim540SA4(シルバーモデル)の内容と同じだと思います。OSは、掲載モデルにはWindows 8が搭載されていますが、実際の製品にはWindows 8.1が搭載されます。

構成内容的に想像できる通り、ゲームのプレイには余裕のパフォーマンスを発揮できる内容です。当然、グラフィックカードにはOEM版ではない、よりパフォーマンスの高いGTX 760(2GB)が搭載されています。

掲載モデル位の構成を選択しておけば、大抵のゲームのプレイには困らないと思いますが、それ程高負荷なゲームを行わない、また行う予定がないという場合は、GTX660やGTX650を搭載した下位モデルを選択されると良いでしょう。

GTX650搭載のモデルでは、プロセッサをCore i3から選択できるようになっており、よりコストを抑えることができます。ゲームのプレイにはプロセッサよりもグラフィックスの性能が重要であり、性能の高いグラフィックカードを搭載していれば、プロセッサがCore i3やCore i5でも十分快適にゲームのプレイが可能。

最小では59,850円~(2014年1月8日時点/税込)からの構成も用意されていますので、プレイしたいゲームタイトルと予算に応じて、より最適な構成をご選択いただく事ができると思います。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


HDDの仕様

Western Digital製の「WD10EZEX-00RKKA0」という型番の1TB HDDが搭載されていました。いわゆるWD Blueと呼ばれる、省電力向けではない性能の高いHDDです。回転数は7200rpm。

HDDにしては高速で評判の良いモデルです。標準で搭載されるものとしては良いのではないでしょうか。

ただ、高速と言っても所詮はHDDですので、速度を求める方はHDDに加えてSSDを追加される事をお勧めいたします。カスタマイズより追加が可能です。

なお、上記のHDDが実際に販売されている製品に搭載されるとは限らないので、参考程度にお願いいたします。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載している NEXTGEAR-MICRO im540SA4 のベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.1
メモリ 8.1
グラフィックス 8.0
ゲーム用グラフィックス 8.0
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 176.6172.2
512K 59.52112.0
4K 0.6922.039
4K QD32 2.2262.017

数値は左がRead、右がWrite


【3DMark】

Ice Storm・・・ 146983
Ice Storm Extreme・・・ 20045
Ice Storm Unlimited・・・ 5439


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 25066~25127
1920×1080 ・・・ 14732~14785


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 77802
1920×1080 ・・・ 44884

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

【1360×768】
SCORE ・・・ 13810
RANK ・・・ S

【1920×1080】
SCORE ・・・ 9345
RANK ・・・ S


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

キャラクター編 左:1360×768 / 右:1920×1080

【キャラクター編】
1360×768 ・・・ SCORE:15758 / 評価:非常に快適
1920×1080 ・・・ SCORE:9964 / 評価:非常に快適


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

左:1280×720 / 右:1920×1080

1280×720 ・・・ スコア:14062 / 評価:すごく快適
1920×1080 ・・・ スコア:14497 / 評価:すごく快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 77.25fps
CPU ・・・ 8.09pts


ベンチマーク結果を見ての通り、快適なゲームのプレイには十分すぎるパフォーマンスです。高負荷なPCゲームを高画質な設定で遊ぶことができると思います。

ここまでの性能は必要ではないという場合は、GTX660 や GTX650を搭載した下位モデルをご検討される事をお勧めいたします。



消費電力・温度

掲載している NEXTGEAR-MICRO im540SA4 の消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 39W
ベンチマーク実行時 ・・・ 210W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

高性能なグラフィックカードを搭載しているため、消費電力は高め。
ベンチマーク実行時の消費電力はは200W前後のものが多かったですが、構成から考えるとこの位の数値が妥当です。




次に、アイドル時とベンチマーク実行時の筐体内のパーツ温度測定結果について。
ベンチマーク実行時の温度は、BIOHAZARD 6を20~30分以上連続で実行した後に測定しています。


グラフィックカードの温度が80度を超えていますが、一般的な範囲内の温度だと思います。その他のパーツに関してはそれ程大きな変化はありません。

このモデルは冷却ファンが4基搭載されており、冷却性能はかなり高いです。ファンが多い割に音も静か。

CPU等のオプションとしてより性能の高いファンや水冷クーラーなどが用意されていますが、今回の結果を見る限りそういったオプションはまず必要ないのではと思います。

ただ、気温の高い場所で長時間ゲームなどをする場合は、多少通気などに気を配った方が良いでしょう。筺体の通気口をふさぐようなPCの配置だと、せっかくの冷却性能が失われてしまいます。



掲載モデルの構成詳細や性能面については以上となります。
冷却性能の高いケースの採用に加え、性能の高いパーツの搭載など、内容の割に安価な製品です。

色々なPCゲームをされるという方は、今回位の構成か、より上位のモデルを選択された方が将来の後悔がないかと思いますが、それ程高負荷なゲームをしないという場合は下位モデルがおすすめ。下は5万円台後半という価格で、ゲームの出来るPCが手に入ります。送料込でも6万円弱です。

構成や価格の詳細に関しては、公式の製品ページにてご確認下さい。

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