パナソニックが販売するノートPC、レッツノートAX2(CF-AX2)のレビューです。

レッツノートAX2は、2012年の秋に登場した11.6型のノートPC。
液晶が360度回転し、タブレットに変形する事ができるという機構を持ち合わせたコンバーチブルノートです。

こういったタイプのマシンは使い勝手は良くとも、重量の面でモバイルに適しているとは言えない製品が多いですが、今回のAX2はなんと約1.14kgという軽さを実現。

さらにバッテリ駆動時間も長く、堅牢性の面でもレッツノートならではの品質を持ち合わせており、モバイル性能を重視される方には非常に魅力的なコンバーチブルノートPCだと思います。

今回は、そんなレッツノートAX2の外観や使い勝手等の詳細について触れてみました。

掲載製品の公式ページはこちら: レッツノート AX2

【レッツノート AX2 レビュー記事目次】

・レッツノート AX2 外観・液晶チェック
外観・インターフェースの内容キーボードについて変形の様子重量液晶チェック

・レッツノート AX2 ベンチマーク結果
主な構成ベンチマーク結果温度

・レッツノート AX2 レビューまとめ
長所短所・気になる点


外観・インターフェースの内容チェック

まずは、外観の様子やインターフェースの内容をチェックします。

天板の様子。
マグネシウム合金で作られた天板に塗装が施されています。見ての通り、天板表面には強度を増すためのボンネット構造も取り入れられています。

カラーに関しては、掲載モデルはシルバーダイヤモンドですが、レッツノートの直販であるマイレッツ倶楽部では他にジェットブラック(標準)、さらに有料のオプションではエナジーレッドやフラッシュピンク、リラクシーブルーを選択する事ができます。(2013年4月15日現在、カラーオプションは5,250円となります)

シルバーダイヤモンドは光沢タイプのカラーですが指紋等はつきにくく、ついても殆ど目立ちません。





側面のインターフェースをチェックします。

左側面の様子。

左から電源コネクター、LAN、VGA、SDカードスロット、マイク入力、ヘッドフォン出力、無線LANのオンオフスイッチを搭載しています。




右側面の様子。
USB3.0×2、HDMI出力、セキュリティロックケーブル用のスロットを搭載。

USB3.0は写真左側のポートのみ、電源オフ時の充電に対応します。




前面の様子。
右側の方にボリューム調整ボタン、ローテーションロックボタン、バッテリやHDDのインジケーターランプ、電源ボタンを搭載します。

左下側にはバッテリを搭載。




背面は通気口のみ。端子類はありません。




レッツノート AX2の筐体サイズは幅288mm、奥行194mm、高さ18mmで、重量は約1.14kg(構成により重量は若干異なります)。

見た目から受ける印象よりもかなり軽いです。
片手でも楽々持てるくらいの軽さです。

レッツノートの軽さは今に始まったことではないですが、コンバーチブルタイプのノートでこの軽さを実現しているというのは、非常に大きな魅力だと思います。




ディスプレイには、静電容量方式に対応した11.6型ワイドHD(1366×768)非光沢液晶を搭載。

タッチパネルの使い心地は普通に良いです。今回掲載の製品はWindows 7搭載であるため、タッチパネル搭載による利便性はそれ程感じないのですが、Windows 8でも快適に操作できると思われます。




液晶上部には、HD 720p(1280×720)対応のウェブカメラと、Windowsボタンを搭載。




底面の様子。
左上の方に排熱口、右下にバッテリスロットが配置されています。





バッテリスロット

バッテリを取り外した様子。
AX2はバッテリのホットスワップ機能に対応しており、電源を入れた状態でバッテリを取り外すことができるようになっています。

例えば、マシン利用時にバッテリ切れになってしまったとしても、通常のバッテリとは別に本体内部にもバッテリが搭載されているため、マシンをシャットダウンする事なくバッテリの交換を行う事ができます。

作業を中断しなくて済む為、これはかなり便利です。




AX2本体と電源アダプター。




電源アダプターもかなりコンパクトです。
プラグの形状はメガネ型。



キーボードの特徴・操作性

キーボードやタッチパッドの特徴、使い勝手をチェックします。

キーボードの様子。
AX2のキーボードには、葉っぱのような形状をしたリーフ型キーボードが採用されています。

リーフ型キーボードは、キーの角に丸みが付けられているために爪や指などが引っかかりにくく、快適に操作ができると同社で謳われているキーボードです。

確かに、4隅が角ばったキーは指や爪が引っかかりやすかったりするので、そういったキーボードよりはリーフ型キーボードの方が打ちやすいと思います。


さらに配列ですが、目につくのはFnキーが左右両方にある部分、FnとCtrlの並びが一般的なPCのキーボードとは逆である部分、そして左上のEscや半角/全角キーが横並びになっている部分でしょうか。

Fnキーは通常左側のみにありますが、AX2には右側にも配置されています。右側への配置は、PrtScやPgupといったFnと組み合わせて利用するキーが片手でも行えるという点で、便利だと思います。

あと、FnとCtrlの並びに関しては、慣れるまでは使いにくく感じる事はあるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。私自身は、普段利用しているPCのFnやCtrlの並びがAX2と同じであるため、AX2のFnやCtrlはかえって使いやすいです。

そして、左上にEscや半角/全角キーが横並びに配置されている部分ですが、私自身はこの配置に慣れていないので使いにくく感じました。(一般的なPCでは、Escや半角/全角キーは横並びではなく、縦並びになっているものが多い)


実際の操作性に関してですが、縦方向のキーピッチが狭めである事、またキーの打鍵感が柔らかめでフワフワとした押し心地である為、あまり打ちやすいとは思えませんでした。一般的なPCに比べて操作性が悪いという事ではありませんが、手が大きかったり、指が太目の方には打ちにくく感じられるかもしれません。

柔らかいキーが好みの方には良いと思います。




タッチパッドはボタン分離型。
他のシリーズ(SXやNX、Bシリーズなど)が円形のホイールパッドを採用しているのに対し、AX2では角形のタッチパッドが採用されています。

個人的に、レッツノートの円形のホイールパッドはとても使いやすいので好きなのですが、AX2の角形タッチパッドも操作性は良いです。マウスを使わなくても、快適に作業ができます。

なお、ボタン中央に配置されているHOLDボタンは、キーボードやタッチパッドの入力を無効にするためのボタン。

例えば、ノートPCからタブレットスタイルに変形する際、タッチパッドやキーボードに触れて誤操作してしまう・・といった事が起こる可能性がありますが、そのような操作を防ぐためのものです。(タブレットスタイル時は、キーボードやタッチパッドは自動で無効になります)



AX2 の筐体変形の様子

レッツノート AX2の筐体が、ノートPCからタブレットスタイルへと変形する様子を掲載します。

ノートPCスタイル時。




通常とは逆方向に、液晶を回転させることができます。




回転する際のヒンジの様子。
しっかりとした作りのヒンジです。

ぐらぐらとしない為、好みの角度で液晶を固定する事ができ、タッチ操作などをしても液晶が固定した位置から動いてしまうような事がありません。




液晶を回転させると、写真のようなスタイル(スタンド)で利用できます。
このようなスタイルだと、タッチ操作時に液晶まで手を伸ばさなくて済む所が楽です。




テントのようなスタイルでも利用可能。




完全に360度回転させると、タブレットスタイルになります。



タブレットスタイル時は、以下のようにキーボードが底面になります。

私自身はキーボードが底面だと少し落ち着かないのですが(引っかけてしまわないかとか、キーの印字が剥げてくるのではないかとか)、レッツノート AX2では、タブレットスタイル時にキーボードが傷んでしまったりしないよう、ヒンジとタッチパッドの下部に突起(写真の赤丸の部分)が設けられています。




突起により、キーボード面がわずかに浮く形になるため、キーボードが直接机などに触れてしまうのを防ぐ事ができます。



重量

AX2の重量測定結果です。

本体重量の実測値は、1118g。(公称では約1.14kg)
構成によって重量は多少前後しますが、とても軽量です。



一方で電源アダプターの重量は・・

電源アダプターとケーブルを合わせた重量は、238g。
本体の重量と合わせると1356g。

レッツノートはバッテリ駆動時間が長いため、電源アダプターを持ち運ぶ必要はあまりないと思いますが、もし本体と電源アダプターを持ち歩いたとしても十分軽量だといえる重さです。



液晶チェック

最後に、液晶のチェックを行います。
正直、今回の製品に搭載されていた液晶はあまり綺麗なものではありませんでした。


正面からみた液晶画面


上から見た液晶画面


右側面から見た液晶画面

視野角は狭いです。
少し斜めになると、すぐに白っぽく見えるようになります。また、どちらかというと青味の目立つ液晶です。

「視野角が狭い=品質があまり良くない」という印象を受ける方が多いかと思いますが、レッツノートはビジネス利用が多い製品だと思いますので、電車等でPCを触っていた場合に、隣から覗かれにくいという点は利点だといえるかもしれません。

非光沢で反射等が目立たない点もよいです。

とはいえ、比較的高価な製品ですので、もう少し見やすく綺麗な液晶が搭載されていてもよいのではないかと思いました。AXの液晶の質が一般的なPCの液晶に比べて劣るという事ではありませんが、価格の高い製品には綺麗な液晶が搭載される事が多いです。




外観や液晶については以上となります。

色々と書きましたが、全体的な印象は良い製品です。特に軽さに関しては、このタイプの製品としては飛びぬけて優秀。片手で持って移動させたり、筐体の変形もとても楽に行う事ができました。

レッツノートは一般的な製品に比べ、価格が高めである所が導入時の難点ではありますが、AX2のモバイル性能(軽量・長時間駆動・頑丈)の高さはその価格だけの価値があると思います。また、長く使い続ける事を前提に設計された製品である事を考えると、一概に高いとは言えません。

携帯時の性能を重視される方には、おすすめできる製品だと思います。


次記事では、性能面について簡単に触れたいと思います。
AX2に興味をお持ちの方は、ぜひ次の記事もご覧ください。

※直販でレッツノートを購入される場合、直販で提供されているクーポンをご利用下さい。