LuvBook D のベンチ結果 GT540M & SSDで8万円台の17.3型ノートの性能は?
マウスコンピューターの17.3型ノート「 LuvBook D(LuvBook-D701E) 」のレビューの続きです。
(前→ マウスの17.3型ノート LuvBook Dレビュー 売れ筋モデルの外観をチェック)
今回の記事では、掲載している LuvBook D(LuvBook-D701E) のベンチマーク結果を掲載します。
掲載の LuvBook-D701E は、LuvBook Dシリーズのラインアップの中では下位のエントリー構成にあたるマシン。
エントリー構成の製品は、基本では Pentium B940 や GT540M、320GBのHDD を搭載した
5~6万円(2011年8月3日時点)の低価格ノートですが、17.3型液晶やそのサイズに見合う充実のインターフェース、
さらに光学ドライブや外部GPUが標準搭載されているという時点で、かなりコストパフォーマンスには優れていると思います。
今回のモデルでは、さらに上記のCPUやメモリなどをグレードアップ、
またHDDをSSDに換えるなどの様々なカスタマイズが行なわれており、結構性能は良く・・
それでいて8万円台(2011年8月3日時点)という価格を実現しており、
さすがに人気製品というだけの事はあると感じています。
というわけで以下、LuvBook-D701E の詳細な構成とベンチ結果です。
性能を重視するようなジャンルのノートPCではないのですが、
とりあえず性能の目安としてベンチマークの結果を掲載してみました。
まずは掲載している LuvBook D の構成です。
【LuvBook D シリーズ LuvBook-D701Eの主な構成】
OS Windows 7 Professional SP1 64bit
プロセッサ Core i3-2310M(2.10GHz)
チップセット HM65 Express
グラフィックス GeForce GT540M(1GB)/HD グラフィックス(Optimus対応)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-10600 DDR3 SODIMM/最大8GB)
ストレージ 120GB SSD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 17.3型フルHD(1,920×1,080)、光沢あり
無線機能 IEEE802.11b/g/n
バッテリー リチウムイオンバッテリー(駆動時間:約2.83時間)
サイズ 415×276×29~40(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約3.09kg
上記構成は、エントリー構成モデルのOS(Home Premium → Professional)、
プロセッサ(Pentium B940 → Core i3-2310M)、メモリ(2GB → 4GB)、
ストレージ(320GB HDD → 120GB SSD)をそれぞれグレードアップさせています。
このカスタマイズ構成で、製品価格は¥89,040(税込)。
※価格やカスタマイズ内容は現時点(2011年8月3日)での内容です。今後変わる可能性はあります。
色々と特徴のあるモデルですが、その中より幾つかのポイントとなる部分をあげると、
グラフィックスは標準で外部GPU搭載となっており、更にオプティマスにも対応しています。
また液晶は17.3型と大きく、フルHDに対応。
光沢なので場所によっては使い難いですが、画面がかなり明るく発色も良いので、
映画や動画などの鑑賞も快適に行なえると思います。
あとストレージですが、今回のモデルにはSSDが搭載されており、
その効果で体感速度など、パフォーマンスが大きく向上しています。
ちなみに同程度の価格で、Core i7を搭載したハイパフォーマンスモデルなども提供されており、
そちらはブルーレイディスクドライブを搭載するなど、充実した構成。
このLuvBookシリーズ、今回のモデルに限らず、
数あるメーカーの中でもコストパフォーマンスはかなり良いのではないかと思います。
続いて、上記構成の LuvBook D シリーズ のパフォーマンスを見てみます。
【Win エクスペリエンス・インデックス】
プロセッサ 6.4
メモリ 5.9
グラフィックス 4.7
ゲーム用グラフィックス 6.0
プライマリ ハードディスク 7.7
基本スコアはグラフィックスの4.7。
最も低いスコアはその数値ですが、プロセッサは6.4、
プライマリ ハードディスクは7.7と非常に高いスコアが出ています。
Core i3というと、Core iシリーズの中では下位なので、
性能も低めなイメージがありますが、上記表をみると分かるように結構スコアは高いです。
Core i3-2310MはTB機能こそありませんが、Core i5-2410Mなどと性能自体はそれ程変わらず、
価格を考えるとコストパフォーマンス高めなプロセッサ。
ですので、上記のようなスコアとなります。
プライマリ ハードディスクの7.7は、言うまでもなくSSDの効果です。
SSDはインテルの320シリーズを搭載しています。
【CrystalDiskMark】
SSDのパフォーマンス。
やはり高めです。
【CrystalMark 2004R3】
Mark ・・・ 122185
ALU ・・・ 29057
FPU ・・・ 31224
MEM ・・・ 20165
HDD ・・・ 28683
GDI ・・・ 10152
D2D ・・・ 1018
OGL ・・・ 1886
【3DMark06】
3DMark score ・・・ 7548
SM 2.0 Score ・・・ 3320
SM 3.0 Score ・・・ 2938
CPU Score ・・・ 2517
この LuvBook Dシリーズは標準で外部GPU(GT540M)を搭載していますが、
GT540MはミドルクラスのGPUで、複雑な3D系のゲームが出来るほどの性能は持ちません。
が、内蔵グラフィックスのみのノートよりは確実に高性能。
上で、このモデルは内蔵GPUと外部GPUの切替を行なうオプティマスに対応していると述べましたが、
GT540Mを搭載する場合としない場合のパフォーマンスについて、また後ほどの記事で触れたいと思います。
【大航海時代 Online】
平均 ・・・ 329~345
【モンスターハンターフロンティア 絆】
平均 ・・・ 1194~1244
【デビル メイ クライ 4】
平均fps ・・・ 17.38~30.54
RANK ・・・ D
【BIOHAZARD】
平均fps ・・・ 11.5
RANK ・・・ C
【FINAL FANTASY XIV】
LOW ・・・ 407
HIGH ・・・ 215
LuvBook D(LuvBook-D701E)のベンチマーク結果については以上となります。
LuvBook-D701Eはどちらかというと機能や操作性、プライスパフォーマンスを重視したマシンで、
性能面についてはさほど期待していなかったのですが、自分が想像していたよりもパフォーマンスは良いです。
冒頭にも記載しましたが、LuvBook Dシリーズには構成別に幾つかのモデルがラインアップされており、
ハイスペックな Core i7-2720QM やブルーレイディスクドライブ、
8GBメモリを搭載した最上位のモデルでも10万円台で購入可能。(価格は2011年8月3日時点でのものです)
内容的にかなりお買い得な製品ですので、高性能・高機能なノートPCをできるだけ安価に購入したい方にとって、
今回の LuvBook D シリーズは魅力的なモデルではないかと思います。
というわけで、まだLuvBook Dシリーズのレビューは続きます。
製品に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧下さい。
→ LuvBook D(D701E) レビュー 優れたコストパフォーマンスの17.3型フルHDノート
→ マウスの17.3型ノート LuvBook Dレビュー 売れ筋モデルの外観をチェック
→ LuvBook D のベンチ結果 GT540M & SSDで8万円台の17.3型ノートの性能は? (現在の記事)