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HPが販売するデスクトップPC、「HP Pavilion Desktop 590」のレビューです。

「HP Pavilion Desktop 590」は、ミニタワー型の筐体を採用するやや小型のデスクトップPC。

コンパクトサイズで設置しやすいだけではなく、モダンかつ上品な雰囲気のデザインを採用しており、普段使いにもビジネスにも使いやすいマシンに仕上げられています。

構成面については、第8世代のCore i3もしくはCore i5を搭載するモデルが提供されており、そのいずれにも Optaneメモリをキャッシュとして利用する大容量HDDが搭載されています。

HDDの構成でありながらも、Optaneメモリのキャッシュ効果によってサクサクとした高速環境を実現しており、低価格と大容量、さらにスピードを両立させたい人には好都合なモデルだといえます。

使用感が良い割に、低価格なところも魅力が大きいです。

今回は、 Core i5+8400を搭載する上位モデルを使用してみましたので、その特徴や使い勝手、性能について詳しくご紹介いたします。

【HP Pavilion Desktop 590 レビュー記事目次】

HP Pavilion Desktop 590 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・筺体の内部構造
 ・キーボードやマウス

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度

製品のまとめ
 ・HP Pavilion Desktop 590 まとめ

※掲載製品は Linkshare様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP Pavilion Desktop 590 筺体外観

HP Pavilion Desktop 590の筐体外観をチェックします。

ミニタワー型のケースを採用しているため、サイズの大きなデスクトップPCに比べると高さや奥行きが短く、置き場所を選びません。

またモダンでありながらも上品さも備えた幾何学デザインが採用されているため、日常使いや趣味、ビジネスほか、用途を選ばないという使い勝手の良さもあります。

マイルームはもちろんですが、リビングにおいても違和感がなくお洒落な雰囲気を演出できるところが良いですね。




フロントパネル全体の様子

内側に向けて緩やかにカーブを描く、やや変わった形状のフロントパネルを採用しています。

パネルには単なるヘアライン調のデザインを持ってくるだけではなく、全体に幾何学模様が施されているところがお洒落です。



フロントパネル上部の様子。

写真左側にはスリムタイプの光学ドライブが、その右側には電源ボタン、ヘッドフォン出力やマイク入力のコンボポート、メディアカードリーダー、USB 3.1×2基、USB 3.1 Type-C端子が並びます。

頻繁に利用する端子類がフロント側に配置されているため、使い勝手が良いです。



フロントパネルの下半分には、鏡面仕上げのHPロゴとPAVILIONの文字が配置されています。
高級感があってきれいですね。




背面の様子です。

インターフェースは、上からオーディオ端子×3基(ライン出力、ライン入力、マイク入力)、HDMI、アナログRGB(ミニD-sub15pin)、USB2.0×4基、USB3.1×2基、LAN、最下部に電源コネクターが配置されるという内容です。



そして筐体左右の様子です。


筺体正面から見て左側のパネルに、メッシュ状の通気口が設けられています。



天面には何もありません。



筺体の内部構造

HP Pavilion Desktop 590の筐体内部の構造をチェックします。

背面にあるサイドパネルを固定しているネジを外すことで、内部へアクセスできます。ネジを外すためにドライバーが必要です。



内部全体の様子です。
ケース入り口の右半分を覆い隠すように、大きなマウンタが取り付けられているのが見えます。



内側には、ストレージや光学ドライブを搭載するベイが固定されています。
内部パーツを触る場合、まず手前のストレージ類を取り外す必要があるためにやや手間がかかりますが、難しくはありません。



ストレージの奥の方に、Optaneメモリが配置されているのが見えます。
このOptaneメモリは、HDDのデータキャッシュ用に搭載されているもので、HDDを通常よりも高速化することができます。

このようなキャッシュによるストレージの高速化技術は、かなり以前から使われていましたが、最近はこのOptaneメモリを使用したものが多いですね。



電源は310W(80PLUS GOLD)。
本製品で提供されている電源ユニットは、これのみです。



キーボードやマウス

HP Pavilion Desktop 590に付属しているキーボードやマウスをご紹介します。

デスクトップPCに標準で付属するキーボードやマウスというと、有線タイプであることが多いですが、本製品にはワイヤレスタイプのキーボードやマウスが付属しています。

いずれのデバイスも、付属のワイヤレスアダプターを使用してPCに接続します。





アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
右側にはテンキーのほか、簡単なショートカットキーが搭載されています。

デスクトップのキーボードにしてはややキーが浅目ですが、普通に使いやすいと感じます。



キートップは平坦な形状です。



高さを調整できるチルトスタンドなどはありませんが、デフォルトでキーボード面が傾斜しているため、タイピングがしやすいです。



そしてマウス。


特にこれといった機能はありませんが、やや平べったい形をしているため、長く操作をしていても手が疲れにくいです。



上部のカバーを外すことで、電池を入れるスロットにアクセスできます。


ワイヤレスタイプのデバイスは、有線キーボードやマウスのようにケーブルがないため、狭い場所でもすっきりとした環境で作業が行えるところが便利ですね。

標準付属しているのは嬉しいです。



HP Pavilion Desktop 590 構成内容とその特徴について

掲載しているHP Pavilion Desktop 590の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】



【搭載されているストレージ】

「ST2000DM001-1ER164」というSeagate製のHDDが搭載されていました


インテル OptaneメモリをHDDのキャッシュとして利用しています

【HP Pavilion Desktop 590-p0050jp の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i5+8400(2.80GHz~4.00GHz/6コア6スレッド)
グラフィックス   インテル UHD グラフィックス 630
メモリ   8GB(8GB×1/DDR-2666/最大16GB/2スロット)
ストレージ   2TB HDD(SATA 7200rpm/Seagate製)+ インテル Optaneメモリ(16GB/NVMe M.2)
光学ドライブ   DVDライター(ウルトラスリム)
拡張スロット   PCI Express x16×1、PCI Express×1、M.2×2スロット
拡張ベイ   ウルトラスリムベイ×1、3.5インチ/2.5インチ兼用×1
ネットワークコントローラー   10/100/1000 Mbps
無線機能   IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
電源   310W(80PLUS GOLD相当)
サイズ   172×295×342(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約5.7kg
カラー   アッシュシルバー
キーボード&マウス   ワイヤレス日本語(109A)キーボード & ワイヤレス光学スクロールマウス
付属   速効!HPパソコンナビ特別版ほか
標準保証   1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2019年03月08日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Core i5+8400、8GBメモリ、2TB HDD&Optaneメモリ、DVDライター、無線LAN、310W電源を搭載する構成内容のモデルです。

本製品では、主にCore i3-8100と Core i3-8100を搭載する2つの構成が提供されており、掲載モデルは上位構成にあたります。

これら2モデルの違いは CPUとメモリの種類のみで、他の構成は同じ。単純にCPUの性能差が、2モデルの違いだと考えても差し支えないでしょう。


このHP Pavilion Desktop 590の構成の特徴としては、OptaneメモリをHDDのキャッシュとして利用している点があげられます。

HDDは価格の低さから大容量にしやすいというメリットがありますが、データの読み書きに時間がかかるため、PCのパフォーマンスの足を引張ってしまいがちです。

ですが、HDDよりも高速な Optaneメモリをデータのキャッシュに利用することで、HDD単体の構成時よりもスピードアップが期待できます。

あくまでもキャッシュに入ったデータに対しての速度向上が期待できるものであるため、速度にムラがあること、またSSD並みの速度が出せるわけではありません。

ですが、実際にHDDとOptaneメモリの組み合わせを試してみた感触としては、スピードアップの効果は十分に体感できると感じており、大容量と低価格を優先させながらも速度に妥協したくない人には魅力が大きいといえるでしょう。



以下、本製品で提供されている一部構成のバリエーションです。
これらのパーツを自由に組みあわせられるわけではないため、ご注意ください。

OS
・Windows 10 Home 64bit

CPU
・Core i3-8100(3.60GHz/4コア4スレッド
・Core i5+8400(2.80GHz~4.00GHz/6コア6スレッド)

メモリ
・8GB(8GB×1/DDR-2400/最大16GB/2スロット)
・8GB(8GB×1/DDR-2666/最大16GB/2スロット)

グラフィックス
・インテル UHD グラフィックス 630

ストレージ
・2TB HDD(SATA 7200rpm)+ インテル Optaneメモリ(16GB/NVMe M.2)

光学ドライブ
・DVDライター(ウルトラスリム)

キーボード&マウス
・ワイヤレスキーボード&ワイヤレス光学スクロールマウス



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP Pavilion Desktop 590で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


【3DMark】



上からSky Diver、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720、1920×1080/標準品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】


1280×720(DirectX 11/標準品質(デスクトップPC))


【CINEBENCH R15】


性能は、スタンダードPCとしては十分です。

CPUだけではなくCPU内蔵グラフィックスの性能が高いため、ドラクエX程度のライトなゲームタイトルを、やや軽めの画質でプレイできるくらいのパワーはあります。

またストレージがHDDとは思えないくらい高速です。

といっても、先にも述べたようにSSDのようにハイスピードなわけではありませんし速度にムラはありますが、おおむね快適な使用感です。

ネットや動画視聴をはじめ、複雑でない画像・動画編集、Officeアプリによる文書の制作など、さまざまな用途に活用できるでしょう。

保存容量が2TBと多いところが良いと思います。



消費電力・温度

HP Pavilion Desktop 590のアイドル時、およびベンチマーク実行時(FF XIV)の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 13W
ベンチマーク実行時 ・・・ 74W

※実際の値は若干上下します

高負荷時はやや消費電力が上がりますが、スタンダードデスクトップPCとしてはやや低いか、標準的な消費電力です。




以下、アイドル時、高負荷時(FF XIVを20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度

発熱の大きいパーツを搭載していないため、高負荷時でも温度は低めです。



HP Pavilion Desktop 590 まとめ

HP Pavilion Desktop 590のレビューは以上となります。
最後にまとめます。

・省スペースで設置しやすいミニタワー筐体を採用
・第8世代のCore i3やCore i5を搭載
・HDDのキャッシュにOptaneメモリを用いることで大容量とスピードを両立
・ワイヤレスキーボードとマウスが標準付属
・モダンなデザインで置き場所を選ばない
・お手頃な価格

コンパクトで設置しやすいミニタワー型筐体を採用する、スタンダードデスクトップPCです。

第8世代のCore i3や Core i5、8GBメモリの搭載でスタンダードPCとしては十分な性能を備えていること、またストレージはHDDのみですが、Optaneメモリをキャッシュとして使用することでサクサクとした使い心地を実現しています。

SSDほど安定したスピードではないものの、比較的低価格な製品ながら速さと大容量を両立しているのは魅力が大きいです。

HP製品らしいモダンでおしゃれなデザインも、きれいなものだけを持ちたい方、外観を気にする方には受けが良いのではないでしょうか。

動画編集がメインであるとか、ゲームで遊ぶことが多い人には向きませんが、日常使いできるデスクトップPCをお探しの方には、お手頃でコストパフォーマンスに優れた製品だといえるでしょう。


なお現在(2019年3月8日時点)、HP Pavilion Desktop 590では製品を割引価格で購入できるキャンペーンを実施中です。

キャンペーンは予告なく終了することがあるため、現在デスクトップPCの購入を検討されている方は早めにチェックしましょう。

キャンペーンモデルは、下記リンク先の製品一覧に表示されています。