ドスパラが販売するPC、Diginnos Stick DG-STK5Sのレビューです。

Diginnos Stick DG-STK5Sは、スティック型の超小型デスクトップPC。
PCとしての一通りの機能、性能を持ちあわせながらも、スマートフォンよりも軽い約75gという軽さを実現したPCです。

持ち運びやすいことはもちろんですが、どこで利用しても邪魔にならないため、デスクトップPCを置きにくい狭い机の上やリビングなど、さまざまな場所で気軽にPCを利用できます。

これだけ小さいと性能面が気になるところですが、本製品にはCeleron N4000や64GB eMMCが搭載されているため、小さいなりにも使い勝手は悪くありません。

例えばネット閲覧や写真・動画観賞をはじめ、Officeソフトの利用、2Dの軽いゲームタイトルのプレイなど、日常のさまざまな用途に快適に活用できます。

気軽に買いやすいリーズナブルな価格設定も、本製品の大きな魅力です。
今回は、そんなDiginnos Stick DG-STK5Sの特徴や使用感、性能面について詳しくご紹介いたします。

【Diginnos Stick DG-STK5S レビュー記事目次】

Diginnos Stick DG-STK5S 筺体外観や操作性をチェック
 ・製品に付属しているもの
 ・製品の外観・インターフェース
 ・重さ
 ・冷却ファンを搭載
 ・モバイルモニターとの併用が便利でおすすめ

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力

製品のまとめ
 ・Diginnos Stick DG-STK5S まとめ

おまけ
 ・さらにリーズナブルな「Diginnos Stick DG-STK4C」も要チェック

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


製品に付属しているもの

まずは、Diginnos Stick DG-STK5Sの内容物について簡単に解説します。

Diginnos Stick DG-STK5S本体をはじめ、HDMI延長ケーブル、電源アダプターが同梱されていました。全て標準付属品です。



説明書の「はじめにお読みください」には、同梱物の内容や、Diginnos Stick DG-STK5Sの接続の仕方についての説明が書かれています。

イラスト付きでわかりやすく書かれているため、使い方に迷うことはないでしょう。



製品の外観・インターフェース

Diginnos Stick DG-STK5Sの外観をチェックします。
見ての通り、非常にコンパクトなサイズを実現したデスクトップPCです。

公称の重さは約75g。
軽いスマートフォンが150~200gくらいの重さであることを考えると、Diginnos Stick DG-STK5Sがどれだけ軽量であるのかがわかると思います。

軽いだけではなく、持ち運びしやすい形状も便利ですね。
衣服のポケットにも余裕で入りますし、小さいショルダーバッグのポケットにもきれいに収まります。

ただ本製品はノートPCとは違い、本体のほかにディスプレイや電源アダプター、キーボードやマウスといった周辺機器が必要となるため、持ち運ぶとなるとそのあたりのデバイスをどうするのかを考えなくてはなりません。

なので、場所を問わず利用できるわけではないのですが、仕事先やイベント会場、実家への帰省時など、PCを使える環境が整っているとわかっている場所への持ち運びには便利なアイテムだといえるでしょう。




Diginnos Stick DG-STK5Sの筐体に搭載されている、インターフェースの内容をチェックします。


表面と裏面です。
片面にはややシルバーがかった塗装が施されています。

もう一方の面には電源ボタンと、2か所に通気口が設けられています。



電源ボタン。
電源オン時、青いLEDランプが点灯します。



こちらは通気口です。
日本古来から存在するデザインである、「毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)」をベースとした独自デザインが用いられています。

従来のモデル(DG-STK4D)に採用されている「丸型」の通気口と比較して、開口面積を155%拡大することで冷却効率を向上させているのだとか。

デザイン的にも凝っているように見えますね。
そういえば製品が入っていた箱にも、同様のデザインがプリントされていました。




製品の箱に施された「毘沙門亀甲」ベースのデザイン




側面にはmicroSDカードスロットと、電源コネクターが並びます。



反対側の側面には、USB3.0 Type-Cと USB3.0 Type-Aを1基ずつ搭載。
タイプの異なる2基のUSB端子を搭載するなど、小さい割には充実しているようです。



スティックの端にはHDMI端子を搭載。
このHDMI端子を、ディスプレイやテレビ側のHDMI入力端子に差し込んで接続します。

ディスプレイやテレビの設置の仕方により、Diginnos Stick DG-STK5SのHDMI端子を直接差し込むのが難しい場合は、付属のHDMI延長ケーブルを使用すると接続しやすいです。



ケーブルや周辺機器類を接続してみました。

電源アダプターをはじめ、HDMIやUSBハブ(キーボード、マウス)を接続しています。いろいろつけると雑然としやすいため、キーボードやマウスはワイヤレスタイプが便利です。

あと利用時は、通気口をふさがないよう本体の設置の仕方に気をつけましょう。



重さ

Diginnos Stick DG-STK5Sの重さをはかってみました。

本体の重さは約74g。
公称値(約75g)とほぼ同じです。

Windows搭載のPCとしては、このスティックタイプのPC以上に軽いものはないと思われます。



電源アダプターの重さは111g。
Diginnos Stick DG-STK5S本体と合わせても、200gを切ります。



HDMI延長ケーブルの重さは29g。



冷却ファンを搭載

スティック型PCの中には冷却機能を搭載しない製品も存在しますが、Diginnos Stick DG-STK5Sには冷却ファンが内蔵されています。

そのファン音が、人によっては気になることがあるかもしれません。

生活音のある場所での利用であったり、動画鑑賞時には全く気になりませんが、音のない夜間の利用は気になる可能性があります。

冷却機能を搭載しない製品は当然ながら静かであるため、人によってはそちらの方が良いように思えてしまうかもしれませんが、パーツの温度が上がりやすいために熱暴走をおこしやすいという大きなデメリットがあります。

いくら音が静かでも、性能低下で頻繁に動作が重くなったり、電源断が起こっていては安心して使えません。

その点、本製品は冷却ファンを搭載しているために、熱暴走による性能低下や電源断が起こりにくいというメリットがあり、ストレスのない使いごこちを実現しています。

無音でないとイヤだという人には向きませんが、日中に作業を行っていて音が気になることはあまりないはずです。



モバイルモニターとの併用が便利でおすすめ

スティック型のPCは持ち運びやすくて便利だけれど、ディスプレイがないと使えないところがちょっと…。なんて方におすすめなのが、ドスパラが販売する「モバイルモニター DG-NP09D」。

DG-NP09Dは、1900×1200ドット(WUXGA)の解像度を持つ8.9型サイズのモバイル向けモニターです。

約490gと持ち運びやすい軽さであるだけではなく、8,000mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵しているため、屋外での長時間利用にも向いています。

例えば新幹線など移動中にスティックPCを使う場合、スティックPCはともかくディスプレイの電源は確保する必要がないため、スマートに利用できます。

スティックPCだけではなく、モバイルノートのデュアルディスプレイ用にも便利ですし、13,500円(+税/送料無料/2019年3月5日時点)とお手頃価格なところも魅力が大きいです。

興味をお持ちの方はチェックしてみて下さい。



Diginnos Stick DG-STK5S 構成内容とその特徴について

掲載しているDiginnos Stick DG-STK5Sの構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】



【搭載されているストレージの内容】

「SanDisk DA4064」という64GB eMMCが搭載されていました

【Diginnos Stick DG-STK5S の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Celeron N4000(1.10GHz~2.60GHz/2コア)
グラフィックス   インテル UHD グラフィックス 600
メモリ   4GB(LPDDR4)
ストレージ   64GB eMMC(SanDisk製)
無線機能   Intel Wireless-AC 9560(IEEE802.11 a/b/g/n/ac 2×2 1.73Gbps)、Bluetooth 5.0
サイズ   118×45×14(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約75g
ソフトウェア   マカフィー リブセーフ (12か月版)
標準保証   持ち込み1年保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2019年03月05日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Celeron N4000、4GBメモリ、64GB eMMC、ワイヤレスLANという構成内容のモデルです。

本製品では、Windows 10 HomeのほかにProを搭載したモデルが提供されてはいるものの、主要な構成のカスタマイズは行えません。

選べるのは、上記の構成のみとなります。


Celeron N4000は、主に低価格帯のノートPCでよく利用される省電力性に優れたCPUであり、消費電力は抑えられているものの性能が高いとはいえません。

ですがWebブラウジングや動画閲覧、簡単な写真編集など、ライトな用途なら難なくこなせる性能は持ちあわせています。

メモリも4GBと不足はなく、ストレージも64GBと小容量ではあるものの、メインのPCとして使うのでなければ不足を感じることはあまりないはずです。

本製品のサイズと価格を考慮すれば、悪くない内容なのではないでしょうか。



念のため、ストレージの容量について触れておきます。

初期状態では、Cドライブには57.64GBの容量が割り当てられていました。

ただ、CドライブにはWindows OSを動かすのに必要なシステムファイルなども入っているため、上記の容量をすべてユーザーが利用できるわけではありません。



ストレージの残容量は、Windowsアップデートのタイミングなどでも変わってきますが、掲載製品を利用した時点での初期時の残容量(ユーザーが利用できる容量)は42.4GBでした。

ただし、掲載製品にはプリインストールされているはずのマカフィーリブセーフが入っていなかったため、販売製品よりもわずかにストレージの残容量が大きい可能性があります。

実際にユーザーが利用できる容量は、上記よりもわずかに少なくなると考えておくと良さそうです。

このように決して多いとはいえないストレージ容量ではあるものの、多少の写真や動画を保存したり、ソフトウェアをインストールする余地はあります。

メインPCのような使い方をするのでなければ、容量不足で困ることはないでしょう。

なお、製品を購入するタイミングによってストレージの残容量は上下する可能性があるため、上記数値は参考程度にお考えください。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているDiginnos Stick DG-STK5Sで実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


【3DMark】




上からIce Storm Extreme、Cloud Gate、Sky Diverの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720/標準品質、ウィンドウモードで実行


【CINEBENCH R15】


3Dゲームのベンチマークのスコアは全体的に低めに出ました。
マインクラフトで遊んでみましたが、単純なことをするのならばともかく、複雑な作業を行うのは難しいです。

ですが、2Dの軽いゲームであれば普通に遊べます。

またWebブラウジングや動画鑑賞、負荷のかからない簡単な写真編集、Oficeソフトの利用など、ライトな用途になら問題なく使えるでしょう。

性能は高いとはいえないものの、ストレージにeMMCを搭載しているため、比較的サクサクとした使い心地でストレスを感じにくいところが良いです。

PCを簡単な用途にしか使わないのなら、本製品くらいの性能でも十分ですね。



消費電力

Diginnos Stick DG-STK5Sのアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 3W
ベンチマーク実行時 ・・・ 14W

※実際の値は若干上下します

省電力性に優れたCPUを搭載しているため、消費電力はかなり抑えられています。

一般的なデスクトップPCだと、省電力なタイプでも本製品の数倍は消費電力が大きいことを考えると、頻繁にPCを使う人ほど省エネ効果が大きいといえます。



Diginnos Stick DG-STK5S まとめ

Diginnos Stick DG-STK5Sのレビューは以上となります。
製品についてまとめます。

・持ち運びが簡単に行える
・小型であるため場所を問わず使いやすい
・デスクトップPCとしては省エネ
・ライトな用途には十分な性能
・価格が安い

Diginnos Stick DG-STK5Sの最大の特徴は、なんといっても小型で持ち運びやすい点にあります。

筺体が小さいと性能や発熱の面が気になりますが、本製品にはCeleron N4000や4GBメモリ、64GB eMMCというライトな用途には十分な構成が採用されています。

重い用途には向きませんが、スティックPCとしては比較的高性能な内容を持ちあわせているため、長時間の動画観賞をはじめ、ブラウザゲームのプレイやイベントなど幅広い用途に活用できます。

また内部に冷却ファンを搭載しているため、熱によるトラブルが起きにくいという点も安心要素ですし、気軽に買いやすい、リーズナブルな価格設定も魅力が大きいといえるでしょう。

性能やストレージの容量的にメインPCとしては物足りなさがありますが、2Dゲームプレイや動画観賞用、緊急用としてのサブPCなど、簡単なことに使えるWindows搭載のPCをお探しの方にはうってつけの製品です。

興味をお持ちの方は、製品ページをチェックしてみてください。



さらにリーズナブルな「Diginnos Stick DG-STK4C」も要チェック

補足として書いておきます。
今回のDiginnos Stick DG-STK5Sは、スティックPCとしては高性能なモデルです。

高性能であるぶん幅広い用途に活用しやすいのですが、ネット閲覧や動画の再生など単一作業しか行わない方には、ややオーバースペックである可能性があります。

よりライトな用途向けのスティックPCをお探しの方には、Atom x7-Z8700を搭載する「Diginnos Stick DG-STK4C」もおすすめです。

ストレージが32GBと、今回ご紹介したモデルよりもさらに小容量であるために使い方には注意が必要ですが、Diginnos Stick DG-STK5Sよりもお値打ちであるため、気軽に購入できるのではないでしょうか。

あわせてご覧いただければと思います。