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ドスパラが販売するゲーミングPC、GALLERIA XKのレビューです。

GALLERIA XKは、第7世代のCore i7-7700Kや、Pascal採用のTITAN X(12GB)を標準搭載するゲーム向けのデスクトップPC。

ゲーミングデスクトップPCの定番モデルである GALLERIA Xシリーズの中でも、最上位に位置づけられるマシンです。(2017年3月27日現在)

GTX 1070やGTX 1080といった下位のグラフィックカードでも、ゲームプレイには十分な性能を持ちあわせているだけに、それらの上位となるTITAN X(12GB)を搭載する本製品の性能は半端なものではありません。

特にマシンに大きな負荷のかかる、4Kのような高解像度環境でのゲームプレイをお考えのユーザーに、おすすめしたいモデルです。

今回は、そんな GALLERIA XKを使用してみましたので、その使用感や実際の性能面について詳しくご紹介いたします。


【GALLERIA XK レビュー記事目次】

・製品の特長
GALLERIA XKの主な特長

・GALLERIA XK 筺体外観や操作性をチェック
KTケースの外観ケース内部の構造オリジナルのゲーミングキーボード&マウスが付属

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
GALLERIA XK まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


GALLERIA XKの特長

以下、GALLERIA XKの主な特長です。
2017年3月27日確認の内容であり、構成は変更となる可能性があります。

・拡張性、冷却性に優れたミドルタワーのKTケースを採用
・第7世代のCore i7-7700K、NVIDIA TITAN X(12GB)を標準搭載
・最大64GBメモリに加え、複数のSSDやHDDを選択できる
・GALLERIAオリジナルのゲーミングキーボードとマウスが付属

標準で第7世代のCore i7-7700Kや、Pascal採用のTITAN X(12GB)を搭載するゲーミングデスクトップPCです。

TITAN X(12GB)は、Pascal採用のゲーミング向けグラフィックカードでは最上位に位置づけられるモデルであり、それだけに製品価格も他に比べるとやや高くなってはしまうのですが、その価格にふさわしい性能を持ちあわせたグラフィックカードです。

下位のGTX 1070(8GB)やGTX 1080(8GB)でもゲームプレイには十分なパワーを持ちあわせており、そういったGPUを搭載するPCでも十分快適に利用できますが、さすがに4Kなどの高解像度環境になると、ゲームによっては画質を抑える必要が出てきます。

しかし、TITAN X(12GB)搭載のゲーミングPCなら、4K環境で少々重いゲームであっても高めの画質でプレイできるなど、高解像度環境でゲームをプレイしたいというユーザーには、利用価値のあるモデルだといえるでしょう。

拡張性、冷却性能ともに優れたKTケースを採用しており、製品を長く利用したい方にも扱いやすい製品です。


なお、すでにドスパラでは 最新グラフィックカード「GTX 1080 Ti」を搭載するゲーミングPCを販売しており、TITAN X(12GB)搭載モデルの購入を検討されている方には、そちらのモデルも是非チェックしていただきたいところ。

本ページのGALLERIA XK まとめでも述べていますので、最後まで記事をご覧いただければと思います。



KTケースの外観・インターフェースをチェック

GALLERIA XKに採用されている、KTケースの外観をチェックします。

これまでに掲載したKTケースと全く同じ、フロントパネルのサイドに日本刀をモチーフとする流線型のデザインを採用したケースです。

ゲーミングPCのケースは、LEDイルミネーションなど派手さを前面に押し出したケースがある一方で、KTケースのようなシンプルなケースもよく見かけます。

ケースデザインの良し悪しは、個人の好みによるところが大きいですが、あるメーカーの方に聞いた話では、LEDが点灯しているとゲーム中に気が散るなどという理由で、できるだけシンプルデザインの方が良いという声は少なくないのだとか。

KTケースはまさにそのようなケースであり、特に機能性にはこだわりつつも、無駄を嫌う本格的なゲーマーの方には利用しやすいのではないでしょうか。

直線的なデザインで設置しやすいというところも、本ケースの魅力です。



フロントパネルの様子です。

上から光学ドライブ用の5インチベイが5基並び、中央付近には特に利用頻度が高いと思われるUSB3.0端子やカードリーダー、ヘッドフォン出力&マイク入力端子などに加えて、電源ボタンが並びます。

下部のメッシュパネルの内部には、12㎝のフロントケースファンが標準で内蔵されています。



ケース背面の様子です。

上からPS/2端子が2基(キーボードとマウス)、USB 3.0端子が4基、USB 2.0端子が2基、LANやオーディオ端子×3基(マイク入力、ライン入力、ライン出力)が並び、中央の拡張スロット付近にはTITAN Xに搭載されているDVI端子やHDMI、DisplayPort×3基を配置。

最下部に、電源のスイッチやコネクターが搭載されるという端子類の配置です。



サイドパネルの様子です。
写真は左がケース背面、右がフロント側となります。

内部にCPUやグラフィックカードが配置されているあたりに、メッシュ状の通気口が設けられているのが見えます。

通常だと、この通気口には上下に1基ずつサイドケースファンを追加することができるのですが、本製品のCPUには「静音パックまんぞくコース」と呼ばれる高性能CPUファンが標準で装着されているため、サイドケースファンを追加できるのは下部のみとなります。



反対側のサイドパネル。
マザーボード(CPU)の裏側付近にも、冷却のための通気口が設けられています。




天面にも、背面寄りの位置にメッシュ状のパネルが設けられており、内側に12㎝のトップケースファンが内蔵されているのが見えます。

カスタマイズではもう1基、トップケースファンを追加可能です。



ケース内部の構造をチェック

GALLERIA XKのケース内部の構造をチェックします。



ケース背面にある2か所のネジを緩め、サイドパネルを開きます。
ネジを緩めるのにドライバーが必要です。



内部全体の様子です。
写真は左がケース背面、右が正面側です。

フロント下部から吸気し、背面や天面から排気されるという空気の流れとなっています。

主なパーツの配置は、右上から時計まわりに5インチベイが5基、3.5インチシャドウベイが5基、電源ユニット、TITAN X、CPUやメモリという内容です。

標準的な配置であり、誰が見てもわかりやすいです。
特に、ベイの数が多いところが魅力ですね。

ちなみに、TITAN X(Pascal)は他のグラフィックカードとは異なり、名称に「Geforce」が入らないのですが、グラフィックカードのロゴにはしっかりとGEFORCEの文字が入っています。



CPUには、標準で「静音パックまんぞくコース」と呼ばれる、高性能CPUファンを使用した冷却システムが標準装備されています。

カスタマイズにて、水冷ユニットへと変更することも可能です。



CPUまわりの様子。
CPUの右隣にはメモリスロットが、すぐ下にはM.2スロットが搭載されているのが見えます。




M.2スロット



グラフィックカード下部の様子です。




フロントパネルのすぐ後部には5インチベイが5基と、3.5インチシャドウベイが5基。



3.5インチベイに備わっているHDDマウンタ。
3.5インチ、2.5インチのストレージを装着できます。

スクリューレス構造を採用しているため、ストレージの抜き差しが簡単です。



反対側のサイドパネルを開いた時の様子。
ストレージとケーブルの接続をこちら側から行えるなど、ケーブルの整理がしやすい構造です。



GALLERIAオリジナルのゲーミングキーボードやマウスが標準付属

GALLERIA XKには、様々なゲーム向けの機能を持つGALLERIA Gaming Keyboardと、GALLERIAレーザーマウスが標準付属しています。

例えば、GALLERIA Gaming Keyboardにおいては複数のキー同時入力であったり、PS2接続ではキーリピート(連射)も設定できるなど、本格的な機能を多数搭載。

ゲーム専用のキーボードやマウスをお持ちでないというユーザーには、重宝するデバイスだと言えるでしょう。

これらGALLERIA Gaming Keyboardや GALLERIAレーザーマウスの詳しい内容については、以前に掲載の記事「GALLERIAゲーミングキーボードやマウス」をご覧ください。




GALLERIA Gaming Keyboard 安定感のある打ち心地のキーボード

ゲームに利用しやすいだけではなく、打鍵感が良いため、一般的な作業にも利用しやすいキーボードです。




GALLERIAレーザーマウス 3段階の解像度変更が可能



GALLERIA XK 構成内容とその特徴について

以下、掲載している GALLERIA XKの構成内容とその特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【GALLERIA XK の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7700K(4.20GHz~4.50GHz)
チップセット   インテル H270 チップセット
グラフィックス   NVIDIA TITAN X(12GB/PCI Express3.0)
メモリ   16GB(8GB×2/PC4-19200 DDR4 SDRAM/スロット数4/最大64GB)
ストレージ   500GB SSD(SATA/Crucial製)& 2TB HDD(Seagate製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
有線LAN   1000BASE-T LAN
拡張スロット   PCI Express x16×1、PCI Express x4×1、PCI Express x1×4
拡張ベイ   5インチ×5、3.5インチシャドウ×5
電源   AcBel 700W 静音電源(80PLUS BRONZE/PCA015)
ケース   ガレリア専用KTケース(ATX)
サイズ   207×520.7×450.2(mm/幅×奥行×高さ)
重量   約13.9kg
キーボード&マウス   GALLERIA Gaming Keyboard、GALLERIAレーザーマウス
ソフトウェア   マカフィー・リブセーフ 12ヶ月製品版他
標準保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年03月27日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、H270チップセット、Core i7-7700K、16GBメモリ、TITAN X(12GB)、500GB SSD&2TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、700W電源という構成内容のモデルです。

本来ならばストレージは2TB HDDのみとなるところ、無料アップグレードキャンペーンの実施により、無償で500GB SSDが追加されています。いつまで実施されるものなのかは不明ですが、購入を検討されている方にはとてもお得なキャンペーンですね。

この基本構成そのままの内容でも、ゲームプレイには十分な内容ですが、ユーザーの用途や予算にあわせ、きめ細やかなカスタマイズを行うことが出来るようになっています。


具体的には、本モデルはCPUとグラフィックカードは変更できませんが、メモリは最大64GBまで、ストレージは搭載されているSSDやHDDをカスタマイズできることに加え、新たにSSDやHDDを追加することも可能。

CPUクーラーには「静音パックまんぞくコース」と呼ばれる、大型ヒートシンクと大口径ファンを組みあわせたクーラーが標準装備されていますが、水冷クーラーへの変更も行えます。

また電源は、標準ではAcBel製の700W 電源(80PLUS BRONZE)が搭載されているようですが、もちろんメーカー違いや容量違いのモデルも選べます。

内蔵の冷却ファンは全て、高速大風量ファンや山洋製のファン、ブルーLED搭載のファンなどへカスタマイズが行えますし、CPUグリスをより熱伝導率の高いグリスへと変更するようなこともできるなど、非常に細かい部分までカスタマイズが行えるようになっています。

提供されているカスタマイズオプションの内容については、製品購入時のカスタマイズページをご覧ください。



以下、搭載ストレージの詳細です。



上がSSD、下がHDDの仕様


ストレージの内訳

SSDにはCrucial製の「CT525MX300SSD1」という500GB SSD(SATA)が、HDDにはSeagate製の「ST2000DM006-2DM164」という2TB HDDが搭載されていました。

SSDは読み書き共に高速な、性能の高いモデルです。
500GBと容量も大きく、複数のゲームをインストールするようなユーザーには特に扱いやすいと思います。

HDDの容量も大きく、写真や動画といったサイズの大きなファイルを多数保存される方や、ゲーム実況動画の録画ファイルの保存などにも便利ですね。


なお先にも述べた通り、本製品のストレージはもともとは2TB HDDのみのはずですが、無料アップグレードキャンペーンにより、なんと標準で500GB SSDが無償追加された状態となっています。

キャンペーンであるため、常にこの構成のモデルが手に入るというわけではありませんが、購入を検討されている方にはとてもお得感の大きいキャンペーンです。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているGALLERIA XKで実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



Fire Strike Ultraの実行結果



Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1920×1080(最高品質)、3840×2160(最高品質)/ウィンドウモードで実行



【ドラゴンズドグマ オンライン】


1920×1080 / 最高品質


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】




上から1280×720、1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行。

【標準画質】
MSAA x4、リフレクションMSAA x4、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」

【最高画質】
グラフィック、高度なグラフィック設定ともに、出来うる限り上限の設定


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 19.842861 150.146759 130.411057
Pass 1 84.569977 179.971878 149.707077
Pass 2 107.932930 197.722687 151.577026
Pass 3 100.849747 215.814743 172.453033
Pass 4 13.241558 283.237305 151.557465


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 5.235721 101.752930 81.207611
Pass 1 35.714489 87.589622 63.802475
Pass 2 48.010197 140.075790 90.051743
Pass 3 59.753780 156.237961 105.360069
Pass 4 42.896160 147.660263 81.638992


【4K&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 8.292968 148.985443 107.027016
Pass 1 51.728058 152.231354 99.367050
Pass 2 52.465168 165.479279 95.746635
Pass 3 74.107780 216.876556 109.830086
Pass 4 53.236023 173.854233 106.366928


【4K&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 4.054220 62.065056 31.438623
Pass 1 13.692893 63.742413 26.002592
Pass 2 10.437891 134.645432 32.152813
Pass 3 21.763952 143.707962 35.447029
Pass 4 17.164179 116.837173 31.499748


フルHDの解像度では、標準画質設定時、最高画質設定時ともに十分なパフォーマンスを発揮できており、プレイは余裕でしょう。

4K解像度では、標準画質設定時は快適にプレイが可能ですが、最高画質設定でのプレイは厳しい様子。最高画質から、やや画質を落とすくらいの設定が適当です。

ただ、4Kでこれだけサクサク動くというのは、TITAN X(Pascal)を搭載する本製品ならではだと感じます。



【SteamVR Performance Test】


SteamVR Performance Testは「VRレディ」という結果。
平均忠実度も11と非常に高く、VRの利用にも適していることがわかります。

本製品位のパワーがあれば、ゲームに関しては大抵のことができると考えて良いでしょう。



消費電力・温度

GALLERIA XKのアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 37W
ベンチマーク実行時 ・・・ 353W

※実際の値は若干上下します

アイドル時の消費電力は低めですが、ベンチマーク実行時の消費電力は性能相応に高くなります。
GTX 1080などと比べても、常時かなり高めの数字が出ていました。




アイドル時、ベンチマーク実行時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のパーツ温度を測定しました。

高負荷時のCPU温度は70度強、グラフィックカードの温度は80度強という結果。
本製品のようなゲーミングPCでは、標準的な範囲内の温度です。


動作音に関しては、静かという程ではありませんが考えていたよりは静かです。
少なくとも、ファンの音が煩くてゲームプレイに集中しにくいなんて事はありませんでした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

GALLERIA XKの再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:36
2回目 0:31
3回目 0:31
4回目 0:30
5回目 0:30
6回目 0:31
7回目 0:31
8回目 0:31
9回目 0:31
10回目 0:31

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 31秒

GALLERIA XKの再起動にかかる時間は およそ31秒。
SSDを搭載しているため、非常に高速です。



GALLERIA XK まとめ

GALLERIA XKのレビューは以上となります。

第7世代のCore i7-7700Kや NVIDIA TITAN X(12GB/Pascal)を標準搭載する、非常にハイエンドなゲーミングデスクトップPCです。

大抵のゲームを高画質でプレイできるパワーを持ちあわせていることはもちろんですが、特にグラフィックカードのVRAMが12GBと大きく、4Kなどの高解像度環境でのゲームプレイに適しています。

最大64GBのメモリに加え、ストレージや冷却ファン他、非常に柔軟なカスタマイズが行えるところなど、自作ユーザーにも納得の製品だといえるでしょう。


このように今回のマシンは、ハイエンド志向のゲーマーにとって、とても魅力の大きい製品だといっても過言ではありません。価格相応に、大きな満足感を得られることと思います。

ただここまで書いておいてなんですが、現在 GTX 1080 Tiという、より魅力的なグラフィックカードが登場しており、個人的にはGTX 1080 Tiを搭載するモデルの方がおすすめだったりします。

VRAMは11GBと、TITAN Xの12GBに比べるとやや抑えられてはいますが、性能はTITAN Xを超えると言われるくらい高く、それでいて価格がTITAN Xよりも大幅に安いのですよね。コストパフォーマンスは、圧倒的にGTX 1080 Tiの方が高いです。

ドスパラでは現在(2017年3月27日時点)、Z270チップセットを採用する GALLERIA Zシリーズにて、「GALLERIA ZZ」というGTX1080 Ti 搭載のゲーミングPCを販売しています。

現在、TITAN X搭載のPC購入を検討されているという方は、あわせてGALLERIA ZZもチェックされることをおすすめいたします。