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日本HPが販売するノートPC、HP 15-g000のレビューです。

HP 15-g000は、15.6型液晶を搭載するノートPC。
AMD APUを搭載する事で、下は¥29,800~(税抜/2014年12月25日時点)というリーズナブルな価格を実現したマシンです。

価格の割に見た目も使い勝手も良く、また光学ドライブなど一通りの機能を搭載しているため、様々な作業に使える気軽な15.6型のノートをお探しの方に最適。サブノートとしても良いでしょう。

今回は、そんなHP 15-g000の外観や使い勝手、性能面について詳しく触れてみました。


当ページに掲載の製品は販売終了しています。
販売中の製品、およびキャンペーン&セール情報については以下でご確認ください。

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【HP 15-g000 レビュー記事目次】

・HP 15-g000 筐体外観や操作性など
外観・インターフェースキーボードの操作性「速効!HPパソコンナビ特別版」が付属液晶の品質

・構成内容やベンチマークテストの結果について
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストールされているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品のまとめ
HP 15-g000 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP 15-g000 の外観・インターフェース

まず、HP 15-g000 の外観やインターフェースの内容を確認します。



天板の様子


天板を拡大


中央にはhpのロゴ

本製品は天板を含め、筐体全体にスパークリングブラックと呼ばれるカラーを採用しています。

「スパークリングブラック」は細かいラメを散りばめたような光沢感のあるブラックカラーで、指紋痕は若干目立ちやすいですが、見た目に美しいです。

個人的に、光沢のブラック筺体・・はちょっとした質感や微妙な色の違いなどで、高級感があるようにも安っぽくも見えてしまう難しいカラーだと感じるのですが、本製品はどちらかというと綺麗に見えるタイプの製品だと思います。




筺体全体を背面側から

筐体サイズは幅378mm、奥行き259、高さ25.5~27.0mmで重量は約2.25kg。

このサイズのノートとしてはやや薄型です。
とはいえ、約2.25kgの重さのマシンを持ち歩くのは少し辛く、屋内で利用される方が殆どではないかと思います。

屋内で移動して利用する分には、そこそこ扱いやすいです。




ディスプレイには15.6型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載。
解像度は1366×768ドットのみで、カスタマイズオプション等は提供されていません。

光沢感が強く、やや映り込みや反射は目立ちやすいです。
とはいえ、低解像度である所が気にならなければ特別使い難い事はないですが、液晶の品質は価格なりと言ったところです。

詳しくは後の項で詳しく触れていますので、そちらをご覧ください。




液晶上のベゼルには約92万画素のWebカメラを内蔵


液晶下にはhpの小さなロゴ




筺体側面に搭載のインターフェースの内容を確認・解説します。


左側面

筺体左側にはセキュリティロックケーブル用のスロット、HDMI、LAN、USB3.0、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポートを搭載。





右側面

筺体右側にはUSB2.0×2基と、光学ドライブが並びます。






前面

筐体前面の中央付近にSDカードスロットが配置されています。





背面には何もなし

映像出力はHDMIのみ、USBは3基と端子の内容は少なくはないものの充実しているとまでは言えませんが、LAN端子や光学ドライブが搭載されている部分は人によっては便利だと感じるのではないかと思います。

ただし、LANはギガビットには非対応です。





ディスプレイは最大で約140度前後まで後方に開く事が可能。
液晶の角度調整はしやすいです。




筺体底面の様子を確認します。


底面全体 写真上側が筐体背面側

背面側にバッテリスロットが見えます。
また前面側に2基のスピーカーが搭載されています。

他、開閉可能なパネルなどは見当たらず、内部にアクセスするには底面カバー全体を取り外す必要がありそうです。




底面5カ所に配置されている丸型のゴム足


2基のスピーカー


バッテリは取り外しが可能


バッテリの仕様は14.8V、2620mAh


PC本体と付属の電源アダプター&ケーブル 電源アダプターは小型


電源アダプターの出力は19.5V、2.31Aで45W



キーボードの操作性

HP 15-g000に搭載されているキーボードやタッチパッドの操作性をチェックします。


キーボード面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

右側にテンキーを搭載する、アイソレーションタイプのキーボードです。

主要なキーのピッチは縦横約18.7mm、ストロークは約1.5mmと、ストロークはやや浅目。ファンクションキーは、単独押しでは輝度や音量などのメディア機能が動作する設定となっています。

HPのノートではよく見かけるタイプのキーボードで、BackSpaceキーやカーソルの上下キーがやや小さくはあるものの、特別変わった所はありません。

また、打鍵時にややキーボード中央が撓む感じはあるものの、特別使い難いという事もなく使用感は普通だと思います。




キートップは平らな形状



BackSpaceやカーソルキの上下キーが他のキーに比べてかなり小さい



タッチパッドはボタン分離型。
少しボタンが硬いかなと思いますが、そこそこ使いやすいタッチパッドです。

最近はボタン一体型のタッチパッドが多い中、安いノートに上記のようなタッチパッドが搭載されるのはポイントが高いです。



「速効!HPパソコンナビ特別版」が付属

本製品には「速効!HPパソコンナビ特別版」という、Windows 8以降のOSの基本・応用操作について解説した参考書が標準で付属しています。





イラストを交えて分かりやすく解説

Windows 8以降のOSを利用するのは初めてだという方や、良くわからないという方には便利な本です。コンパクトであるため、収納や持ち運びも楽々行えます。

不要な方もおられると思いますが、こういう類の参考書を書店などで購入する事を考えると、操作に不慣れな方にはお得な特典だと思います。



液晶の見やすさ・品質

HP 15-g000に搭載されている液晶の見やすさと品質をチェックします。
販売の製品に同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、内容は参考程度にご覧ください。



15.6型HD(1366×768)の光沢液晶を搭載。
初期時の画面表示サイズは100%に設定されていました。

15.6型で1366×768ドットの解像度なので、アイコンや文字のサイズは大き目。非常に見やすく、小さい文字を見るのが苦手だという方には使いやすいと思います。

ただ、内容の表示サイズが大きい分、一度に表示できる情報の内容は少なくなってしまうため、細かい作業をされる方には使い難いです。

本製品で提供されているのは上記の液晶のみとなります。




画面の視野角をチェックします。


画面を真正面から見た場合


画面を上から見た場合


画面を右側面から見た場合

視野角は狭いです。
上の写真を見るとわかるとおり、画面を斜めから見ると色が大きく変化します。

とはいえ、正面から見る分には特に問題はないです。




次に、色域について。
以降、Spyder 4 Elite利用による測定結果を掲載しています。

sRGBのカバー率は62%、AdobeRGBのカバー率は46%という結果。
色域は狭いです。




ガンマカーブの測定結果を確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

ガンマ応答カーブはRGB共にバラつきがみられます。
青味の強い画面だと最初に見て感じた通り、補正カーブでは特に青が大きく抑えられています。色再現性はあまりよくないようです。




さらに、画面の均一性について。
色ムラや輝度のムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラや輝度ムラは多少認められはするものの、目で見て分かるほどではありません。
ほぼ気にならないと言っても良いと思います。


総合すると、液晶の品質は価格なりですが、写真を補正する場合に正確な色表示を追求するなどというのでなければ、特に問題はないと思います。

見やすさという点については、光沢なので使用環境によっては映り込みや反射が目立ちますが、液晶の角度などに気を付ければある程度は防げます。

液晶に何らかのこだわりがある方にはおすすめできませんが(非光沢が良いなど)、気軽な用途に利用するノートの液晶としては、適当ではないかと思います。





HP 15-g000 の外観や操作性、液晶については以上となります。
次記事では、掲載製品の構成やその特徴、性能面について詳しく触れたいと思います。

製品に興味をお持ちの方は、是非次記事にも目を通してみてください。
次: HP 15-g000 のベンチマーク結果 A4-6210 APUを搭載する格安PCのパフォーマンス