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前記事(Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1 レビュー タブレットにも変形可能な13.3型ノートPC)に続き、今回はInspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1の構成内容と実際の性能面について。

掲載のInspiron 13 7000 シリーズ 2 in 1は、OSにWindows 8.1、プロセッサにCore i3-4010U、メモリ4GB、500GB HDDを搭載する最小構成のモデル。

掲載製品にはOfficeが付属しているため、8万円台(税抜・配送料込/2014年11月27日時点)とややお値段が上がりますが、Office無しの同構成であれば6万円台~(税抜・配送料込/2014年11月27日時点)と、2 in 1タイプのハイブリッドノートとしては非常にリーズナブルな価格で販売されています。

今回は、そんなInspiron 13 7000 シリーズ 2 in 1の構成内容と特徴、性能面について詳しく触れてみました。


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【Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1 レビュー記事目次】

・Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1 筺体の構造や外観・液晶をチェック
2 in 1の構造ペンが標準付属外観・インターフェースキーボードの操作性重量液晶の見やすさ

・構成特徴やベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストールされているソフトウェアの内容を解説

・製品のまとめ
Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1 の構成内容とその特徴

まず、掲載しているInspiron 13 7000 シリーズ 2 in 1の構成とその特徴について解説します。
以下、CPU-Zの実行結果と掲載モデルの主な構成です。

【CPU-Z】





【Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1 ベーシック・タッチパネル・Office付 の主な構成】

OS   Windows 8.1 64bit
プロセッサ   Core i3-4010U (1.7GHz)
グラフィックス   インテル HD グラフィックス 4400
メモリ   4GB(4GB×1/DDR3L 1600MHz)
ディスプレイ   13.3型ワイドHD(1366×768)、IPS、10点タッチ、光沢
ストレージ   500GB HDD(TOSHIBA製/5400rpm)
光学ドライブ   なし
無線機能   デルワイヤレス N1708(802.11bgn)、Bluetooth v4.0
バッテリ   駆動時間:不明(3セル/43WHr/実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   65W
サイズ   330.12×222×19.41(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.66kg
カラー   シルバー
付属品   パッシブスタイラスペン、Microsoft Office

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2014年11月27日時点のものです。

今回掲載しているのは、OSにWindows 8.1、プロセッサにCore i3-4010U、メモリ4GB、500GB HDDを搭載するベーシック・タッチパネル・Office付というモデルです。

掲載製品はOfficeが付属するモデルですが、同構成でOfficeを搭載しないモデルであれば6万円台(税抜・配送料込/2014年11月27日時点)と価格は安く、2 in 1タイプのノートの購入を検討されている方には魅力の大きい製品だと言えるでしょう。

他、Core i5や8GBのメモリ、ハイブリッドタイプのHDDを搭載するより性能の高いモデルもラインアップされており、ある程度の性能が欲しいというユーザーにも対応可能。バッテリ駆動時間もとても長く、モバイル用のマシンとしては扱いやすい製品です。

ストレージの構成にSSDが提供されていない点が少し残念ですが、どのモデルもコストパフォーマンスは非常に高いです。



搭載されているストレージの内容を詳しくみてみます。


HDDの仕様


ディスクの内訳

今回のモデルには、TOSHIBA製の「MQ01ABF050」という500GB HDDが搭載されていました。回転数は5400rpm、厚みは7mm。

性能はHDDなりといった感じで、昔のHDDのように極端に遅くはありませんが、最近のHDDとしてはそれ程早くはないです。

本製品には8GBのキャッシュを持つハイブリッドタイプのHDDも提供されていますので、少しでも快適に利用したいというのであれば、そちらをご選択ください。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているInspiron 13 7000シリーズ 2 in 1で実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.5
メモリ 5.9
グラフィックス 4.7
ゲーム用グラフィックス 5
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 108.5112.0
512K 37.2347.59
4K 0.4841.050
4K QD32 1.0831.088

いずれも数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


3DMark 各テストの実行結果


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 32138
Cloud Gate・・・ 3469
Sky Diver・・・ 2230
Fire Strike・・・ 479


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 1717~1728


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1360×768

1360×768 ・・・ 842

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1360×768 ・・・ SCORE:1072 / RANK:D


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編】

左:1360×768 / 右:1920×1080(高品質(ノートPC))

【キャラクター編】
1360×768(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:1380 / 評価:設定変更が必要
1920×1080(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:777 / 評価:設定変更が必要


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 14.61fps
CPU ・・・ 1.85pts


パフォーマンスは決して高くはありませんが、とりあえず、大抵のベンチマークを動作させる事ができる程度の性能は持ち合わせているようです。

実際の作業では、起動や処理に少し待たされるような間が所々で見受けられますが、不快に感じるほどではありません。ネットやメール等の軽い作業であれば、そこそこ快適に利用できます。

SSDの構成が提供されていないのが残念ですが、軽い用途向けのマシンとしては悪くはないと思います。
より快適に利用したいのであれば、Core i5や大容量メモリ、ハイブリッドHDD等を搭載する上位モデルをご選択ください。



消費電力・温度

Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1の消費電力を測定してみました。

以下、アイドル時及びベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力値です。
液晶の輝度は60%程度に設定しています。

アイドル時 ・・・ 5W
ベンチマーク実行時 ・・・ 26W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時、ベンチマーク実行時共に、かなり消費電力は低いです。

特にアイドル時は、タブレット並みではと思われる低消費電力を実現。液晶の輝度が、一般的なノート等に比べると全体的低めであるという点も関係しているのではと思います。




次に、筐体内パーツの温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定結果です。

画面の輝度は60%程度に設定しています。

発熱の大きいパーツを搭載していないためか、高負荷な状態が続いても温度上昇の幅は小さいです。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

キーボード左上付近の温度が他の部分に比べて少し高いものの、全体的に低温です。

排気口付近の温度もそれ程高くはなく、膝の上に置いて作業などを行う場合にも、熱を気にしなくてはならないというような場面はそれ程ないのではと思います。

なお、測定環境によっては必ずしも上記と同じ結果になるとは限りませんので、ご注意ください。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを使用し、Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1の再起動にかかる時間を測定してみました。以下は10回の再起動測定時間と、その平均値です。

1回目 1:37
2回目 1:26
3回目 1:25
4回目 1:27
5回目 1:24
6回目 1:26
7回目 1:25
8回目 1:27
9回目 1:27

再起動の平均時間 ・・・ 1分27秒

Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1の再起動にかかる平均時間は1分27秒。

HDDを搭載するPCの再起動時間がおよそ1分弱~1分半程度ですので、本製品の起動やシャットダウンにかかる時間は少し長いようです。

速度を重視される方は、ハイブリッドタイプのHDDを搭載したモデルをご選択ください。SSD程の速度は望めないと思いますが、通常のHDDを搭載している状態よりは高速化されるはずです。



バッテリ駆動時間

bbenchを利用し、Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1のバッテリ駆動時間を測定してみました。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、無線LANを使用したWebへのアクセス(ブラウザのページ切替)が60秒毎。画面の輝度は50%程度に設定したうえで測定を行いました。


バッテリの電力残量が100%から3%になるまでの時間は37417秒。
約10.4時間もの間バッテリ駆動が可能という結果です。

13.3型とやや大きめの液晶を搭載するハイブリッドPCである事を考えると、バッテリ駆動時間は非常に長いです。モバイルノートとしては十分なバッテリの持ちを実現していると言えます。

Core i5やフルHD液晶を搭載するモデルではまた結果は違ってくると思いますが、極端にバッテリの持ちが悪くなってしまうような事はないでしょう。



プリインストールされているソフトウェアの内容を解説

Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1にプリインストールされている、ソフトウェアの内容を確認します。

以下、初期状態でのデスクトップ画面やスタート画面(モダンUI)、アプリ一覧画面の内容です。選択するモデルやオプションの内容によって、以下とは内容が異なる可能性がありますので、参考程度にご覧下さい。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

本製品にプリインストールされている主なソフトウェアは、Windows 8.1標準のソフトをはじめ、Dell製の各種ツール、セキュリティソフトのマカフィーリブセーフ、ストアアプリのAdobe revel(写真共有・管理)、Flip、マカフィーセントラルなどといった内容。

Dell製のツールはこれまでの製品でもおなじみの「My Dell」や「Dell Backup and Recovery」、「Dell Digital Delivery」「Dell Audio」といった基本的なもののみで、特に変わったツールはないようです。

今回のモデルはOffice付きのモデルであるため、Microsoft Officeが搭載されていますが、それを含めても非常にシンプルなソフトウェアの内容だと思います。

なお、購入時のオプションでは各種のOfficeソフトをはじめ、マカフィーリブセーフの長期版やAdobe製のPDFソフトや写真・動画編集ソフト等を有料で追加可能となっています。

中には通常よりも安くなっているソフトもありますので、必要に応じて追加しておくと良いでしょう。




My Dell PCの総合的な管理やメンテナンスを行うためのツール


Dell Backup and Recovery バックアップやリカバリに関連する作業を行うためのツール


Dell Audio オーディオ設定


Adobe revel 写真の保存や管理、共有を行うためのストアアプリ



Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1 まとめ

Inspiron 13 7000(7347)シリーズ 2 in 1については以上となります。
最後にまとめると・・

・ノートPCとしてはもちろんタブレットとしても利用可能な2 in 1の構造を採用
・下は6万円台から(2014年11月27日確認)とリーズナブル
・高級感のあるデザイン
・HD液晶、フルHDの解像度を選択できる
・バッテリ駆動時間が非常に長い
・専用のスタイラスペンが標準付属

・ストレージの構成にSSDが提供されていない

ノートPCとタブレットという2 in 1のスタイルが可能な構造を持ち、専用のスタイラスペンが標準で付属しながら、下は6万円台からとリーズナブルなマシンです。

お値段が安い割に、デザインや質感などに高級感があり、外観を気にするようなユーザーにもお使いいただける製品だと言えるでしょう。

HDやフルHDなど複数の解像度が提供されているため、高解像度液晶が好みのユーザーはもちろん、細かい文字をよむのが苦手だというようなユーザーにも対応可能。

バッテリ駆動時間が長く、外出時にPCを携帯される方や、屋内で頻繁に移動してPCを利用されるような方にも使い勝手が良いです。

ストレージの構成にSSDが提供されていない部分は少し残念ですが、軽い用途向けの製品としてはパフォーマンスは悪くはなく、購入者の満足度は高いのではと思われます。

2 in 1タイプのモバイルノートPCが欲しいけれど、ある程度の画面サイズは欲しいという方、また予算にあまり余裕がないというユーザーにお勧めできる製品だと言えるでしょう。

画面サイズが小さくても良いという方、より軽い2 in 1ノートをお求めの方には、11.6型の Inspiron 11 3000シリーズ 2 in 1をお勧めいたします。