HP ENVY 700-360jp/CT にプリインストールされているソフトウェアの内容について解説
前記事(HP ENVY 700-360jp/CTのベンチマーク結果 GeForce GTX 760搭載モデルの性能)に続き、今回はHP ENVY 700-360jp/CTにプリインストールされているソフトウェアの内容を一通りご紹介いたします。
ソフトウェアの内容について解説した後、製品についてまとめていますのでまとめをご覧になりたい方は記事の最後の項「HP ENVY 700-360jp/CT まとめ」をご覧ください。
【HP ENVY 700-360jp/CT レビュー記事目次】
・HP ENVY 700-360jp/CT 筺体外観やインターフェース・内部構造をチェック
(筐体外観・インターフェース / 筐体内部の構造 / 付属品(キーボード他))
・構成と特徴・ベンチマークテストの結果など
(構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / 再起動にかかる時間)
・標準で搭載されているアプリケーションについて
(プリインストールされているアプリケーションの内容)
・製品のまとめ
(HP ENVY 700-360jp/CT まとめ)
プリインストールされているアプリケーションの内容について
HP ENVY 700-360jp/CTに標準で搭載されているアプリケーションについて解説します。
まずは以下、初期状態でのENVY 700-360jp/CTのデスクトップ画面やスタート画面(モダンUI)、アプリ一覧画面の様子です。なお、購入時のカスタマイズで何らかのソフトウェア追加のオプションを選択した場合、以下とは内容が異なる可能性があります。
初期状態では主に、HPのPCではおなじみとなるHP製アプリが数点と、CyberLink製のマルチメディア系アプリ、セキュリティソフト等が搭載されていました。(Windows 8.1標準のアプリを除き)
HP製のアプリケーションについては、電源の各種設定を行う「HP AC Power Control」や、マシンのメンテナンスやサポート情報など総合的な管理を行う事ができる「HP Support Assistant」、指紋認証の登録や管理ツールである「HP SimplePass」、リカバリ機能やリカバリメディアの作成機能を提供する「HP Recovery Manager」、ユーザーガイドなどマニュアル系のドキュメントへアクセスできる「HP Documentation」、サウンドの詳細なチューニングを行う事ができる「HP BeatsAudio」等を搭載しています。
一方でサードパーティ製のアプリとしては、主にマルチメディア系の機能を提供するCyberLinkのソフトウェア群(※)や、セキュリティソフトには「マカフィー リブセーフ」、標準の圧縮・解凍ソフトとしてフリーソフトの「7-Zip」が搭載されていました。
※CyberLink製のソフトウェアに関しては、動画ファイル変換などを行うエンコーダー「MediaEspresso」、写真編集ソフトの「PhotoDirector」、動画編集ソフトの「PowerDirector」、動画再生ソフトウェアの「PowerDVD」、ディスクライティングソフトの「Power2Go」を搭載。
上記はデスクトップ上で動作するアプリケーションで、ストアアプリとしてはWindows 8.1標準のアプリの他、主なものとしてオンラインストレージの「Box」や、HPのフォトストレージサービスである「Snapfish」の各種機能を活用した「HP Connected Photo」などを搭載。
以上が標準で搭載されているアプリケーションの大体の内容となります。
なお、HP ENVY 700-360jp/CTでは購入時のカスタマイズでいくつかのアプリケーションを追加できるようになっており、例えばMicrosoft製のOfficeや KINGSOFT製のOffice、Adobe Premiere Elements&Photoshop Elements(バージョンは12)といった編集ソフトも追加可能です。
あと、標準では添付されないリカバリメディアキットの追加も行えますが、リカバリメディアは標準搭載されている「HP Recovery Manager」を使用して簡単に作成する事ができる為、個人的にはあまり必要ないのではと考えています。
リカバリメディアの作成が面倒な方、自分で作成したリカバリメディアだと不安だというような方のみ、製品購入時のカスタマイズで追加されると良いでしょう
HP Support Assistant PCのシステム管理を行う総合ツール
HP Recovery Manager リカバリ機能やリカバリメディア作成
CyberLink Media Suite 搭載されているCyberLink製の各種ソフトウェアの機能へアクセス
CyberLink PhotoDirector 写真編集ソフト
CyberLink PowerDirector 動画編集ソフト
PowerDVD 再生ソフト
マカフィー リブセーフ セキュリティソフト
HP Connected Photo HPのフォトストレージサービス「Snapfish」の機能を利用した写真共有アプリ
HP ENVY 700-360jp/CT まとめ
HP ENVY 700-360jp/CTのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・
・グラフィックスは最大GeForce GTX 770を搭載可能
・ストレージは最大3台(mSATA含めると4台)まで搭載可能
・電源が従来の460Wから500Wへと容量アップ
・優れたデザイン
・コストパフォーマンスが高い
プロセッサはHaswell Refreshと呼ばれるCore i5やCore i7、さらにOCにも対応するCore i7-4770Kを選択可能となっており、グラフィックスに関しては内蔵グラフィックスの選択はできないものの、下はGeForce GT 640から上はGTX 770まで、比較的幅広い構成から選択する事が可能。
ストレージについても、3.5インチのディスクを最大3台まで搭載する事ができるなど、用途に応じたカスタマイズが可能となっています。
内部の構造にも比較的余裕がありメンテナンス性が良い為、購入後のカスタマイズも容易に行えるなど、初心者にも扱いやすい製品です。
インテリア性が高く、デザインに拘りがあるような方にも適していますし、比較的低価格であるため、コストパフォーマンスを重視されるような方にもお勧めできます。
HPの個人向けデスクトップPCの中では、コストや内容の面で最もバランスの良い製品だと言えるでしょう。
なお、本製品はWindows 8.1の構成となりますが、同じENVY 700シリーズでラインアップされている「HP ENVY 700-270jp/CT」にはWindows 7が採用されています。
HP ENVY 700-360jp/CTとは選択できる構成に差がありますが、Windows 7搭載のENVY 700が欲しいという方は、「HP ENVY 700-270jp/CT」をご選択ください。筺体は今回掲載のモデルと同じです。