LIFEBOOK SHシリーズ WS1/M 簡易レビュー 超ロングバッテリ搭載の高性能モバイルノート
富士通のモバイルノート、LIFEBOOK SHシリーズ WS1/M の簡易レビューです。
LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mは、富士通のショッピングサイト WEB MARTで販売されている13.3型のノートPC。
高性能でありながら長時間のバッテリ駆動を可能としたモバイル向けのノートで、公称ではなんと約21.1時間ものバッテリ駆動を実現しているのだとか。
タッチ操作に対応したIGZOディスプレイの搭載や、複数のデバイスを装着可能としたモバイル・マルチベイ構造の採用など、様々な利用シーンにあわせて柔軟に対応できる使い勝手の良さも持ちあわせており、個人的に、富士通のノートの中では最も魅力的だと考えている製品です。
今回、展示会にてLIFEBOOK SHシリーズ WS1/M に触れてきましたので、内容を簡単にご紹介したいと思います。
現在販売中のモデルについては、以下のページをご覧ください。
LIFEBOOK WS1/W(SH)レビュー 頑丈・高性能・長時間バッテリのビジネスにも向く13.3型モバイルノート
【LIFEBOOK SHシリーズ WS1/M 簡易レビュー記事目次】
LIFEBOOK SHシリーズ WS1/M 外観やインターフェース
まず、LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mの外観やインターフェースの詳細を解説します。
正面から見た図
筺体のサイズは幅319mm、奥行き215mm、高さ13.6~19.8mmで、重量は構成などによっても変化しますが、SSD搭載だと約1.45kg~。
14型のUHシリーズ程ではないですが、かなり薄いです。
ディスプレイにはタッチ操作に対応した13.3型ワイドQHDの液晶を搭載しています。UHと同じくIGZOディスプレイの採用で、解像度が2560×1440ドットと非常に高いです。
ディスプレイの解像度を確認 2560×1440とあります
掲載モデルのカラーはアーバンホワイト。
単なるホワイトではなく、全体に細かいラメをちりばめたようなデザインで、うっすらとした光沢感が上品な雰囲気を醸し出しています。
アーバンホワイトの他に、スパークリングブラックの選択が可能です。
筺体側面のインターフェースを確認します。
左側面の様子。
電源コネクター、LAN、VGA、HDMI出力、USB3.0を搭載。
右側面の様子。
マイク入力とヘッドフォン出力のコンボ、USB3.0、モバイルマルチベイ、USB3.0、セキュリティロックケーブル用のロックスロットを搭載。
モバイルマルチベイは、DVDドライブや増設用の内蔵HDDユニット、内蔵バッテリユニットなど様々なデバイスを装着する事が可能な構造を持つベイ。
標準ではDVDスーパーマルチドライブが搭載されていますが、オプションで販売されている増設用内蔵バッテリユニットやモバイルプロジェクターユニット、増設用内蔵ハードディスクユニット等に付け替える事が可能です。
SHシリーズはもともと約21.1時間(公称値)という長いバッテリ駆動が可能ですが、増設用の内蔵バッテリユニットを装着すれば、最大約で28.1時間(公称値)ものバッテリ駆動が可能となります。
また、マシンを軽量化したい時には、標準添付のモバイル・マルチベイ用カバーを利用すると良いでしょう。
キーボードの様子をチェックします。
キーボード面全体
キーボード左半分
キーボード右半分
キーボードはキーピッチが約19mm×18㎜、キーストロークは約1mmのアイソレーション型キーボードを採用しています。多分、UHと全く同じ型のキーボードです。
個人的にはもう少しキーストロークが深い方が好みなのですが、Enterキーなどのサイズやカーソルキーの配置など、細かい部分の設計が絶妙で使いやすいです。
ただ、普段キーストロークの深いキーボードを使用されている方には、慣れるまでは打ち難さを感じるかもしれません。
フラットな形状のキートップ。
タッチパッドはボタン一体型を採用。
使い心地は可もなく不可もなくといった感じですが、個人的にはボタンが独立したタッチパッドの方が好みです。ただパッドの面積が広いため、ジェスチャー操作などは行いやすいと感じます。
用途にあわせてカスタマイズ モバイル・マルチベイ構造
前の項で殆ど説明してしまったのですが、SHシリーズにはモバイル・マルチベイ構造が採用されており、筺体側面のベイに搭載されているDVDドライブやブルーレイディスクドライブなどを、オプションで提供されているユニットと付け替えることができるようになっています。
例えばバッテリ駆動時間を延ばしたいという場合には増設用内蔵バッテリユニットを、プレゼンなどを行う場合にはモバイルプロジェクターユニット、マシンに2nd HDDを導入したいという場合には増設用内蔵ハードディスクユニット、モバイル時に軽量化したいという場合にはモバイル・マルチベイ用カバーを装着・・といった具合に、用途に応じて様々なデバイスへと付け替えることが可能です。
※増設用内蔵バッテリユニット、モバイルプロジェクターユニット、増設用内蔵ハードディスクユニットは別売りです。
モバイルマルチベイで利用可能なユニット
SHに装着したモバイルプロジェクターユニット
モバイル・マルチベイ 装着はユニットを差し込むだけでOK
スーパーマルチドライブを装着。
外出時など、できるだけ軽量化したい場合にはモバイル・マルチベイ用カバーを装着。
SSDの構成を選択した LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mへモバイル・マルチベイ用カバーを装着した場合、約1.45kgの重さとなります。
LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mの構成 直販モデルがおすすめ
最後に構成を確認します。
以下は富士通の直販サイト WEB MART で購入できる、LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mの主な構成です。
【LIFEBOOK SHシリーズ WS1/Mの主な構成】
OS Windows 8.1 64bit / Windows 8.1 Pro 64bit
プロセッサ Core i5-4200U / Core i7-4500U
メモリ 4GB / 6GB / 10GB
ストレージ 500GB HDD / 1TB HDD / 500GB SSHD / 256GB SSD
ディスプレイ 13.3型ワイドQHD(2560×1440/IGZO)、タッチ対応
グラフィックス HD グラフィックス4400(CPU内蔵)
光学ドライブ スーパーマルチ / ブルーレイディスク
テレビ なし / ネットワークTVチューナー
Office なし / Office Home and Business
カラー スパークリングブラック / アーバンホワイト
※記載の仕様や解説等は、記事を作成した2013年11月15日時点のものです。
※選択するパーツの種類によっては組み合わせられないパーツもあります。
量販店で販売されているLIFEBOOK SHシリーズ(カタログモデル)とは構成が異なり、
カスタムメイドモデル(直販限定モデル)はカタログモデルでは選べない構成の選択が可能です。
具体的には
・Windows 8.1 Pro 64bit
・Core i7-4500U
・6GB or 10GBのメモリ
・500GB HDD、1TB HDD、256 SSD
・ブルーレイディスクドライブ
・Officeなし
等はカスタムメイドモデル(直販限定モデル)限定の構成。
カタログモデル(量販店モデル)はカスタマイズが行えず、構成も限定されます。
構成を細かくカスタマイズされたい方にはカスタムメイドモデルが適していると言えるでしょう。
カスタムメイドモデルでは3年の保証が無料で付属するなど、メリットも多いです。
今回掲載のLIFEBOOK SHシリーズと、前に記事を掲載したUHシリーズは薄型軽量、高解像度、高性能・・といった具合に似ている所が数多くありますが、UHシリーズには光学ドライブが搭載されないのに対し、SHシリーズには標準でDVDスーパーマルチドライブが搭載されています。
モバイル・マルチベイ構造の採用により、DVDスーパーマルチドライブを別売りの専用ユニットや、標準添付のモバイル・マルチベイ用カバーに付け替えて軽量化する事もSHシリーズでは可能です。
またUHシリーズのバッテリ駆動時間が公称で11~12時間であるのに対し、SHシリーズは20時間以上という非常に長いバッテリ駆動を可能にしています。
選ぶ目安としては、薄さや軽さを重視するのであればUHシリーズ(カスタムメイドモデルは約1.39kg)を、超ロングバッテリやモバイル・マルチベイ構造に必要性や魅力を感じるのであればSHシリーズを・・という感じでしょうか。
個人的にはSHシリーズの方により大きな魅力を感じます。
別売りの増設用内蔵HDDユニットを利用すれば、2ドライブ構成となるところも実用的でとても良いです。
詳しい製品の内容や価格、現在使用可能なクーポン等の情報については、公式の製品ページをご覧ください。