IdeaPad S100 のQSに搭載のSoftMaker(Office suite)について
IdeaPad S100のレビューの続きです。
(前→ PCが即起動 IdeaPad S100に搭載の「クイックスタート」機能詳細と使用感)
S100のレビューの続きといっても、S100からは少し脱線してしまうのですが、
今回の記事では S100に搭載のQS(クイックスタート)で使用する事のできる、
SoftMakerというOffice suiteについて簡単に触れてみたいと思います。
ちなみに、最近の自分が普段使用するオフィスといえば表計算ソフト位。
昔はマイクロソフトのオフィスを使ったりもしていましたが、
今はオフィス自体の使用頻度が高くない為、専らOpenOfficeを使用しています。
このS100のQSに搭載されているSoftMakerは、フリーでオープンソースのOpenOfficeとは異なり、
フリーなのはトライアル版のみで、通常版は約80ドルかかります。
(Windows、Windows CE、Linux、Windows Mobile版がリリースされています)
ですので、OpenOfficeで十分だという方には魅力はないと思います。
ですが動作が軽く、スペックのそれ程高くないS100でもそれなりに動くという事と、
機能面でもMSオフィスと高い互換性を持つなど、中身はかなり充実しています。
というわけで、興味を持ったので取り上げてみました。
とりあえず、表計算ソフトをつかってみます。
「PlanMaker」という表計算ソフトです。
バー上のメニューなど、普段使っているものと余り変わらない感じ。
一応、メニュー等は日本語で表示されていますが、
日本語のフォントは入っていないようで、日本語入力は出来ません。
ですが機能は非常に充実しており、
普段オフィスをつかっているのなら普通に使える感じです。
関数
関数の挿入
フィル機能
ソート機能
セルの初期設定
表とグラフ
などなど・・
OpenOfficeとどちらが使いやすいかは、簡単に触っただけなのでわかりませんが、
スクリプトなどある程度機能を使うのであれば、また使用感も違うのだと思います。
上にも記載しましたが、このSoftMakerは非常に軽く起動も高速。
ネットブックのスペックでもまあ何とか使えるレベルです。
OpenOfficeはフリーですが、重いのでS100で使うのは厳しいと思うのですが、
このSoftMakerは古いプラットフォームでもそれなりに動くのだそうで、UIを変えたモバイル版なども出ています。
まあ、通常のバージョンは有料ですので、
何か目を惹くような長所がないと買う人もいないでしょうけれど・・
とりあえず、S100でこのSoftMakerを使用する場合、
どのような使い方をするだろうかと考えてみた所・・
S100のクイックスタート機能は、ちょっとした合間にウェブやメール、
ファイルの確認を素早く行えるというのが一番の特徴。
ですので、例えば外出先などでクイックスタートを使用し、
簡単に書類を確認したり、編集したりする事もあるかもしれません。
ですが、書類の確認や文書の作成などを行ったりする場合、
QSとWindows 7の間でファイルのやり取りをする必要があります。
というわけで、クイックスタートのPlanMakerで作成したファイルをWin 7側に保存してみます。
PlanMakerで作成したファイルの保存画面。
hd2以下が、Cドライブ(Win 7)のディレクトリです。
というわけで、S100のWin 7上のデスクトップディレクトリに「aiueo.xlt」ファイルを保存。
Win 7のデスクトップ画面。
PlanMakerで作成、保存した「aiueo.xlt」が保存されています。
というか、S100にはオフィス機能は搭載されていないので、ソフトを入れないと見れないのだった・・
まあとにかく、ちょっとした合間にオフィス文書の閲覧や簡単な編集位は行えるという点で、
何も無いよりは便利です。
次は・・
IdeaPad S100の仕様書(pdf)です。
これをクイックスタートのpdfビューワーで確認してみます。
今度は、SoftMakerのPDF Readerというソフトを使用します。
クイックスタート側のPDF Readerでファイルを開きます。
ファイル選択画面で、Win 7上のデスクトップディレクトリまでおりていき、
先程のS100の仕様書を選択。
当たり前ですけど、普通に開きました。
思ったよりも動作が軽いです。
という感じで色々触ってみたのですが、このSoftMaker、結構便利なソフトウェアだと思います。
オフィスでありながら動作が軽いという所も大きなポイントです。
ただ、幾ら軽いといっても、S100上での動作は高速ではありません。
上のようにpdfを見る位であれば、特に動作にストレスを感じるような事はないのですが、
PlanMaker(表計算)、TextMaker(ワード)、SoftMaker Presentations(プレゼンテーション)に関しては、
ややイライラする事もあったり・・(落ちる事もあったり)
ですので、少しファイルを確認するくらいの用途ならばともかく、
文書を大幅に編集・または作成するなどの作業は IdeaPad S100 のスペックでは難しいと思います。
といっても、S100にそのような機能を期待する方はあまりいないと思います。
(クイックスタートの機能自体を知らない方もいるかもしれません)
何にせよ、あると便利なソフトウェアです。
というわけで、、QSの機能については以上となります。
あともう少し IdeaPad S100 の記事は続きます。
→ IdeaPad S100 レビュー 10.1型の軽量・3万円台前半の低価格ネットブック
→ 10.1型ノート「 IdeaPad S100 」の外観写真とインターフェース詳細 (レビュー)
→ IdeaPad S100 のベンチ結果 3万円台のネットブックのパフォーマンスは?
→ PCが即起動 IdeaPad S100に搭載の「クイックスタート」機能詳細と使用感
→ IdeaPad S100 のQSに搭載のSoftMaker(Office suite)について (現在の記事)
→ OneKey Rescue System 7.0 でIdeaPad S100を工場出荷状態に復元
→ IdeaPad S100 と S10-3 そっくりですがその違いは?
→ IdeaPad S100 のレビューまとめ&感想