HP TouchSmart 600PC 春モデルの特徴と性能 (23型タッチ機能付液晶一体型)
HPのオールインワンPCのフラッグシップ 「 HP TouchSmart 600PC 」の春モデルです。
現在、HPの液晶一体型PCは4モデルラインアップされており、
そのうちの2モデルがタッチ機能対応、そして残りの2モデルがタッチ機能非対応のモデルとなっています。
このTouchSmart 600PCはタッチ機能付きの23インチの液晶に、3波地デジチューナーやブルーレイ、
画質や音質、性能などにも拘った高性能PCで、特に今回の春モデルではBEATS Audioにも対応します。
高性能・多機能でありながらデザイン性も重視した筺体はリビングなどに置いても違和感無く、
またタッチ機能に特化したHP独自のソフトウェアの搭載により、
PCに操作に不慣れな年代の方々にも簡単に各種操作が行えるような工夫がなされています。
このモデル、かなり前に旧モデルの実機を借りた事があるのですが、
単なるAV機としても十分使えますし、高性能PCとしても使えます。
独自のソフトウェアなんかも、簡単に色々な事ができて面白いです。
タッチの操作感も良いですし、600PCは多機能なので価格は若干高めではありますが、
PCで色々な事がしたいという方や、一家に一台の家族用(※)としても良いモデルだと思います。
※このTouchSmartシリーズは、元々ファミリー向けのモデル
で、600PC春モデルの具体的な内容はどうなんだと言う話ですが、
このモデルに関しては前モデルと比較して特に変わった部分は見られません。
下位モデルの300PCなんかには変更点があるようですが、
訪問設置サービス付モデル等が存在する事などを省けば、600PCに関してはそれ程大きな変化はないと思います。
(勿論、新CPUを搭載したモデルなどもなし)
というわけで前置きが長いですが、以下 TouchSmart 600PC の特徴と性能の詳細です。
(かなり見づらい写真もありますが、大まかな概要という事で適当に見てください)
TouchSmart 600PC。
23インチなので大きめですが、省スペース性には優れています。
光沢液晶、解像度は1920×1080。
設置場所によっては反射して画面が見づらい事もあります。
このように、指で触れて操作が行えます。
このモデルにはHP TouchSmart ソフトウェアという、HP独自のタッチ機能に特化したソフトが搭載されており、
DVDや音楽、写真管理・編集、ブラウザ、メモ他、様々なアプリケーションをタッチ操作で簡単に使う事ができます。
一般的なアプリケーションだと、慣れていない方には使いにくいものもあったりしますが、
HP TouchSmart の機能はそういった方々にも簡単に利用できるように・・というコンセプトで用意されており、
様々な操作を直感的に行えるよう、視覚的なメニューを中心としたUIを採用しています。
TouchSmart 600PCの左側面。
省スペース性に優れており(奥行が5度傾斜時で19.96cm)、比較的狭い場所にも設置可能です。
左側面の下側には、ダウンライト(液晶下部よりキーボードを照らす)ボタン、
USB2.0×2、ライン入力、ヘッドフォン出力。
また写真では見えませんが、ボタン類のすぐ左側は開閉できるようになっています。
中には、USB2.0×3、LAN、オーディオポート、地デジ放送入力コネクター、BS・110度CSデジタル入力コネクター。
左側面の上部には、HDMIやビデオ入力、コンピュータ画面の切替が行える切替ボタン。
そしてHDMI、映像音声入力ポート類。
TouchSmart 600PC 右側面。
右側面の下部には、HDDのインジケーターランプ、
音量調節やミュート、6in1メディアカードスロットが並びます。
あと写真からは見えませんが、スロットイン方式のDVDスーパーマルチドライブや、
B-CASカードスロットなども配置されています。
右側面上側には電源ボタン。
次に掲載しているTouchSmart 600PC の主な構成です。
【HP TouchSmart 600PC (600-1370jp)春モデル】
OS Windows 7 Home Premium 64bit
プロセッサ Core i5-520M (2.4GHz、TB時最大2.93GHz/L3:3MB)
チップセット HM57 Express
ディスプレイ タッチ機能搭載 23型フルHD(1920×1080)、光沢液晶
ビデオカード GeForce GT210
メモリ 4GB
ストレージ 1.5TB HDD(7,200rpm)
光学ドライブ ブルーレイ再生、DVDスーパーマルチドライブ(スロットイン)
TVチューナー 地上・BS・110度CS対応テレビチューナー
サイズ 582.7×448.8×199.6(幅×奥行き×高さ/mm/スタンド5度傾斜時)
重量 約11.4kg
この製品の特徴としては、プロセッサにはCore i3~i7 820QMまでを用意、
グラフィックスに関しては下位3モデルはGT210、Core i7 820QM搭載モデルのみGT230を標準搭載。
フルHD液晶や3波対応の地デジチューナー、ブルーレイなどを搭載しています。
あと、オールインワンのラインアップの中ではこのTouchSmart 600PCのみとなりますが、
HDMI入力端子の搭載やBeats Audioなどにも対応しています。
(HDMI入力により、マシンを単なる液晶としても使用可能)
ちなみに上記のモデル(600-1370jp)は、現時点では「HPポケット・メディア・ドライブ 320GB」の付属や、
「Office Home and Buisness 2010」がプリインストールされているため、
価格は¥179,760 (税込) ~とやや高め。
他の構成では、¥109,830 (税込) ~のモデルなども用意されています。
では、上記構成のマシンのエクスペリンス・インデックスです。
プロセッサ ・・ 6.8
メモリ ・・ 5.9
グラフィックス ・・ 4.8
ゲーム用グラフィックス ・・ 5.8
プライマリ ハードディスク ・・ 5.9
基本スコアはグラフィックスの4.8。
ここ最近見ているマシンの性能から考えると高性能・・には見えないのですが、
普通にパフォーマンスは良いです。
マシンの用途的には(テレビ、各種アプリケーションの操作など)、十分過ぎるスペックだと思います。
ちなみに下位の300PCは、AMD製のプロセッサを搭載する20型のオールインワンで、
もちろんそちらのモデルもタッチ機能を搭載しています。
さらにこのTouchSmart シリーズとはまた異なるのですが、
タッチ機能を搭載しないオールインワンなどもラインアップされており、
タッチ機能のような余分なものはいらないというユーザーに最適です。
600PCは最上位モデルだけあって、最小構成価格がやや高めの設定になっていますが、
300PCやタッチ機能を搭載しないオールインワンPCに関しては、かなり安価なモデルも選択可能。
(※量販店モデルは内容を選べないのでそれなりの価格になりますが、直販ではかなり安価)
また他のオールインワンPCも後々掲載していきたいと思います。
ノートブックPC
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【日本HP 2011年春モデル 新製品内覧会記事】
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→ 日本HPの 2011年春モデル新製品内覧会に行ってきました(その2/デスク編)