HP dv6-4000 Premiumの特徴と性能の詳細 (Sandy Bridge採用の15.6型ノート)
HPの2011年春モデル新製品「 HP Pavilion Notebook PC dv6-4000 Premium 」の詳細です。
このモデルは、先日掲載したHPの春モデル「dv7-5000」と同様、
インテルの最新プロセッサ(Sandy Bridge)を搭載する、dv6シリーズの最新製品。
dv6シリーズは、幾つかのモデルがラインアップされていて少々ややこしくはあるのですが、
今回のこの dv6-4000 Premium は dv6の上位モデルに当たる製品。
外観的にはdv7のコンパクト版といった感じで、デザインもdv7と全く同じものを採用しています。
ですが17.3型の液晶を搭載していたdv7に対し、今回の dv6-4000 Premium では15.6型の液晶を搭載、
またキーボードの内容もやや異なるなど、操作感などに関しては若干変わります。
ちなみにdv6-4000 Premiumでは、新CPUの内蔵グラフィックスを選択できるようになっており、
価格もパフォーマンスの割にはかなり安価。
dv6シリーズは秋冬でも人気との事でしたので、
今回の春モデルもかなり人気が出るのではないでしょうか?
というわけで以下、インテルの新CPUを搭載した dv6-4000 Premium の特徴と性能の詳細です。
左からVGA、LAN、HDMI、eSATA/USB2.0のコンボ、USB2.0、マイク入力、
ヘッドフォン出力、5in1メディアカードスロット。
dv7と全く同じインターフェースの内容です。
前面にはステレオスピーカーを配置。
dv6-4000 Premium には、Dolby Advanced Audio対応のALTEC LANSINGステレオスピーカーを搭載。
こちらもdv7と同じかと思いましたが、dv7のスピーカーはBeats Audioに対応しています。
dv6-4000 Premiumの右側面。
左からUSB2.0、光学ドライブ、USB2.0、電源コネクタ、セキュリティロックスロット。
端子の並びがdv7とはやや異なりますが、内容は同じ。
天板のデザインはnagisa。
ヘアライン加工とアルマイト処理を施したアルミニウム素材を使用しています。
自分的にデザインに関しては、今回春モデルとして同時にラインアップされている、
dv6aやdv6iの方が魅力的だと感じます。
新CPUなどどうでも良い方は、そちらのモデルの方を選択される方も多いのではないでしょうか。
dv6-4000 Premiumのデザインは綺麗なんですけど、
旧モデルからずっと同じデザイン(dv7などで)を見ているので飽きてしまいました。
ちなみに、dv6aやdv6iに関しては、また後の記事に掲載する予定です。
dv6-4000 Premiumのキーボード。
キーボード自体は以前からのdv6のものを採用しています。
dv6シリーズのキーボードは左一列に機能キー(クイックローンチキー)が並んでいます。
手早くブラウザやメーラー、電卓、HP MediaSmartなどを起動できる便利なキーという事です。
勿論、上段のファンクションキーにも本来のFキーの機能ではなく、
無線のオンオフや音量などの良く使用する機能が割り当てられており、素早く機能にアクセスする事が可能です。
自分的には、上段のFキーの機能に関しては、確かに使いやすいと思うこともあります。
(といっても、私は本来のFキーの機能も頻繁に使用するので、BIOSで本来の機能に戻して使います)
ですが左一列のキーに関しては、不要かなあと・・
キーボードが使い難くなります。
ただ、いちいちメニューから各機能へアクセスする必要がなくなるので、
慣れれば便利かもしれません。この辺は好みもあると思います。
右側のパームレストには、指紋センサーを搭載。
次に、今回掲載している dv6-4000 Premium の構成です。
【dv6-4000 Premium 春モデル】
OS Windows 7 Professional 64bit
プロセッサ Core i7-2720QM (2.2GHz、TB時最大3.30GHz/L3:6MB)
チップセット HM65 Express
ビデオカード Radeon HD 6570(1GB)
メモリ 4GB(最大8GB)
ストレージ 160GB SSD
ディスプレイ 15.6型HD(1,366×768)、光沢あり
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
バッテリー 6セル(駆動時間約6時間)
サイズ 382×250×30~37(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.45kg
dv6-4000 Premiumでは、インテルの最新CPU「Core i7-2630QM」と「Core i7-2720QM」が用意されており、
今回のモデルには上位のCore i7-2720QMが搭載されています。
グラフィックスには内蔵グラフィックス(HD グラフィックス3000)も選択可能ですが、
こちらにはRadeon HD 6570が搭載されています。
Radeon HD 6570は dv7に標準搭載されているものと同じです。
ちなみに、内蔵グラフィックスはdv7等では選択できないため、
HPの個人向けノートで新CPUの内蔵グラフィックスを選択できるのは、今の所 dv6-4000 Premium のみ。
HDグラフィックス 3000のパフォーマンスがどの程度のものであるのかを、自分で実際に確認したかったのですが、
残念ながら今回、内蔵グラフィックスのモデルは用意されていませんでした。
次に、dv6-4000 Premiumのパフォーマンスです。
プロセッサ ・・ 7.4
メモリ ・・ 7.4
グラフィックス ・・ 6.9
ゲーム用グラフィックス ・・ 6.9
プライマリ ハードディスク ・・ 7.7
全体的にかなりハイスコアです。
上記のスコアはカスタマイズを行った構成のものですが、
このdv6-4000 Premium、標準構成であってもかなり快適に使えると思います。
従来のものとは異なり、新CPUの内蔵グラフィックスはかなり性能が向上していますしCPU自体も高性能。
それ程負荷が高くないPCゲームであれば、内蔵グラフィックスでも十分だといわれている位なので、
日常的な作業に使う方であれば、標準構成でも十分過ぎるパフォーマンスです。
なお価格に関してですが、標準構成のモデルだとCore i7-2630QM、HD グラフィックス3000、
メモリ2GB、320GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、無線LAN・・等で¥66,780(税込)~。
今回掲載しているモデルに関しては、SSDやOS、プロセッサのアップグレード他・・
各アップグレードオプションの価格などを追加すると、大体13万円前後となります。
何よりも価格重視であるならば、通常のdv6aやdv6iの方が良いかもしれませんが、
価格と同じ位パフォーマンスも気にされる方には、この新CPU搭載のdv6-4000 Premiumが向いていると言えそうです。
→ HP dv7-5000 の特徴とパフォーマンスは? (HPのSandy Bridge搭載春ノート)
→ HP ENVY14 2011春モデルは秋冬のマイナーチェンジ 変わらず最上級モデル?
→ Sandy Bridge搭載 HPE 580jp の特徴とパフォーマンスは (HP2011春モデル)
【日本HP 2011年春モデル 新製品内覧会記事】
→ 日本HPの 2011年春モデル新製品内覧会に行ってきました(その1/ノート編)
→ 日本HPの 2011年春モデル新製品内覧会に行ってきました(その2/デスク編)