ThinkPad T510のベンチマークの結果 【レビュー】
T510で各種ベンチマークテストを行ってみました。
前の記事(T510の構成と そのEインデックスのスコアは)にも書いた通り、
今回掲載しているT510は、少し前に掲載したT410と構成が殆ど変わりません。
ですのでベンチマークのスコアもT410と殆ど変わらなく、ちょっと自分的にはつまらないのですが、
せっかく計測したので、一応主要なものだけいくつか掲載してみました。
いつもと同様、他のモデルのスコアも同時に比較データとして掲載しています。
(T510以外の他のモデルとは、Thinkpad T410、Thinkpad X200s、Thinkpad Edge 13”)
【CrystalMark 2004R3】
T510で「CrystalMark 2004R3」を行ってみました。
Mark = 105553
ALU = 33041
FPU = 33382
MEM = 18671
HDD = 7495
GDI = 8917
D2D = 1765
OGL = 2282
T410ではこのベンチマークを最後まで進める事が出来なかったのですが、T510では出来ました。
T410と性能はほぼ同じ位だと思っていたのですが、ほんの少しだけT510の方がスコアが高いようです。
ちなみにMarkは全てのスコアの合計値です。
T410では全てのベンチマークテストを行えていないので、T510よりも低い値となっています。
ですのでMark以下のスコアを見比べてみてください。
なお、各項目の意味は以下の画像の通りです。
そして他のモデルとのスコア比較。
CrystalMark 2004R3 | ThinkPad T510 | ThinkPad T410 | Thinkpad X200s | ThinkPad Edge 13” |
Mark | 105553 | 90896 | 61402 | 53932 |
ALU | 33041 | 32825 | 15797 | 11945 |
FPU | 33382 | 32558 | 16866 | 11997 |
MEM | 18671 | 18729 | 10961 | 8928 |
HDD | 7495 | 6784 | 7879 | 8227 |
GDI | 8917 | – | 4736 | 4655 |
D2D | 1765 | – | 3364 | 1792 |
OGL | 2282 | – | 1439 | 6388 |
少し前にベンチマークを行った、X201のデータもここに掲載しようかどうか迷ったのですが、
そのX201も、今回のT510と構成が非常に似ているんです。
消費電力の違いなどはあるでしょうけれど、やはりスコアはT510と非常に似ており・・
同じものをいくつも掲載してもしょうがないという事で、ここには載せませんでした。
(Thinkpad X201の実機レビューはこちら)
で、T510のデータについてですが、やはりプロセッサの値は少し高めでしょうか。
特に気にかかるような部分はありません。
【3DMark06】
T510の3DMark06のベンチマーク結果。
T510のスコアは1576 3DMarks。
3DMark06は、主に3D性能を測るベンチマークです。
3DMark06 | ThinkPad T510 | ThinkPad T410 | Thinkpad X200s | ThinkPad Edge 13” |
3DMark score | 1576 | 1576 | N/A | 958 |
SM 2.0 Score | 466 | 465 | N/A | 307 |
SM 3.0 Score | 642 | 644 | N/A | 379 |
CPU Score | 2808 | 2767 | N/A | 1156 |
T510とT410のスコアはほぼ同じ。
【大航海時代 Online】
大航海時代 Online。
T510のスコアは314~319です。
一応目安としては、300以上のスコアがあれば十分快適にプレイできるとの事ですが、
このゲームは多少3D性能が低くても(300以下でも)それなりに動きます。
大航海時代 Online | ThinkPad T510 | ThinkPad T410 | Thinkpad X200s | ThinkPad Edge 13” |
平均 | 314~319 | 315 | 180 | 500 |
Edge 13”のスコアが他よりも高いなあと毎回思っていたのですが、
上に掲載した「CrystalMark 2004R3」でも、3D性能(OGL)のベンチマークのスコアをみると
「Edge 13”=6388」「T510=2282」という数値が出ていますので、相応のスコアだと納得。
【モンスターハンターフロンティア】
モンスターハンターフロンティアのベンチマークです。
そういえばかなり前の事になりますが、
「モンハン」と呼ばれているものが「モンスターハンターフロンティア」を指すものだとは思わず、
モンハンって一体何やねん(私は元関西人)って思ってた記憶が・・・
話し戻り、T510のスコアは1098~1114。
快適にゲームで遊べる、というレベルには満たないスコアです。
というか、スコア云々よりもデモ映像がたまにコマ落ちしているので、ストレスになるだろうなと・・
モンスターハンターフロンティア | ThinkPad T510 | ThinkPad T410 | Thinkpad X200s | ThinkPad Edge 13” |
平均 | 1098~1114 | 1093~1111 | 450~470 | 400 |
特にコメントはありません。
T410とT510が似すぎていて、ちょっと面白みに欠けます・・
【FF XI】
最後はFINAL FANTASY XI。
ThinkPad T510のスコアは、LOWが3804、HIGHが2426。
ちなみにこのLOWとかHIGHって言うのは、映像の質の事です。
HIGHだと表示は美しいですが、それだけマシンの処理性能を必要とします。
FINAL FANTASY XI | ThinkPad T510 | ThinkPad T410 | Thinkpad X200s | ThinkPad Edge 13” |
LOW | 3804 | 3760 | 3456 | 4000 |
HIGH | 2426 | 2392 | 2331 | 2114 |
非常に似たり寄ったりのスコアとなりました。
一応主要なベンチマークのスコアを掲載しましたが、性能自体はある程度まではカスタマイズでどうにでもなります。
掲載している各種ベンチマークの結果は、
このモデルにこのパーツだとこの位・・・と言う感じで、目安にしていただければと思います。
なお、上のベンチマークテスト上ではそれ程性能が良くなさそうに見えるモデルでも、
実際の作業では特にストレスを感じる事なく使えるものも多いです。
プロセッサの性能が良くても、グラフィックスが統合型のものだったりすると映像の処理能力がどうしても落ちるので、
普段の作業では快適に使えていても、行うベンチマークの種類によっては余り良い結果がでない事もあります。
ですので必ずしも、
ベンチマークの結果が悪い = PCの性能が悪い
というわけではないので、もしもベンチマークなどをされる場合は、
いろいろなタイプのテストを行ってみると、よりはっきりとした性能がわかりやすいかと思います。
で、最後にT510とT410について簡単に書こうと思っていたのですが、ちょっと疲れてきました。
そういうわけで、T510とT410については後日簡単にまとめてみたいと思います。
ちなみにですね、現在手元にThinkpad X201 TabletとThinkpad SL510、Thinkpad W510、Ideapad U450pがあるので、
これらのマシンについても後日、ベンチマークや写真の掲載などを行く予定にしています。
で、そんな感じの予定ですので、家の中がThinkpadだらけです。(一台はIdeapadです)
こんな風に↓
ちょっと写真を撮ってみたらいい感じだったので、調子乗って写真載せてみましたが、
以前、これよりももっとすごい状態のときがありました。
さすがに、その時は仕事部屋が箱だらけで、落ち着かなかったです。
なお、上に書いたモデルにもし興味がありましたら、また後日の記事を見ていただければと思います。
仕事の都合もありますが、出来るだけ早くアップする予定です。
・T510、T410と似てるけど違います
・T510のメモリやHDDの配置と、着脱式のDVDドライブ
・T510の構成と そのEインデックスのスコアは・・
・T510 ベンチマークの結果です(現在の記事)
・Thinkpad T510 使用感を簡単にまとめると
・Thinkpad T410 実機レビュー
・Thinkpad X201 実機レビュー
・Thinkpad Edge 14”と15”が日本でも発売開始です
・オーバースペック Thinkpad W701&W701ds
・Thinkpad T410 と T410sの違いを見てみた
・X201やX201sをまとめると
・X201じゃ無いけど・・X200sでベンチマーク その1
・Thinkpad Edge 13”ってどんな感じですか?