ドスパラが販売するデスクトップPC、Monarch GEのレビューです。

Monarch GEは、インテル第7世代Core i7を搭載するデスクトップPC。

Monarchシリーズにはグラフィックカードを搭載し、ゲーミングPCとしても利用できるモデルが多数存在しますが、今回のMonarch GEはCPU内蔵グラフィックスを利用するマシンです。

グラフィックカードは搭載しないものの、拡張性がゲーミングPC並に高いため、今後PCをアップグレードしたくなった場合にもスムーズに対応しやすいという利点があります。

また内容の割に価格が抑えられていること、さらに現在実施されているキャンペーン(2017年12月5日時点/期間は不明)にて、SSDとHDDの2ドライブ構成が標準採用されている点など、非常に買い得感の高いデスクトップPCです。

できるだけ高コスパなPCの購入を検討されている方や、長く使えるデスクトップPCをお探しの方に向いています。

今回は、そんな Monarch GEの外観や内部の構造、使用感、性能について詳しくご紹介いたします。

【Monarch GE レビュー記事目次】

・Monarch GE 筺体外観や操作性をチェック
筺体外観・インターフェース筺体内部の構造付属キーボード&マウス

・構成と特徴、ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
Monarch GE まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Monarch GE 筺体外観・インターフェース

Monarch GEの筐体外観をチェックします。
価格が抑えられたパソコン、というと拡張性が抑えられていたり、構成が柔軟に選べない製品も少なくはありません。

しかし本製品に使われている筐体はゲーミングPCとしても通用するものであり、高い拡張性と冷却性能を備えています。

拡張性が低いと、将来的にストレージのようなパーツを追加したくなった場合に対応できないこともありますが、本製品は全9基のドライブベイや、高性能グラフィックカードを搭載できる拡張スロットも備えるなど、パワーアップできる余地が大いにあります。

長く使えるデスクトップPCが欲しいという方には、利便性に優れたマシンだといえるでしょう。



フロントパネル全体の様子。
無駄な部分が一切ない、シンプルなデザインを採用しています。

外装が凸凹としていないため、設置しやすいです。



フロント上部には5インチベイが3基。
基本構成では、最上部にDVDスーパーマルチドライブが搭載されます。

もちろん、カスタマイズでブルーレイドライブなどへの変更も可能です。



フロント中央付近には、空の3.5インチオープンベイが2基と、その下部にはUSB3.0×2基や、オーディオ端子×2基、電源ボタンが並びます。



フロント下部には、通気性を意識したデザインのパネルが取りいれられています。
パネルの内側には、120mmの大型フロントケースファンを内蔵。ファンは種類のカスタマイズが可能です。



背面全体の様子です。

上から電源コネクターやボタン、PS/2端子×2基(キーボード、マウス)、DVI、D-sub15、HDMI、USB3.0×4、HDMI、USB2.0×2、LAN、オーディオ端子が3基並ぶという内容です。

掲載のモデルはCPU内蔵グラフィックスを利用する構成であるため、上記のような端子の内容ですが、構成が異なるモデルでは、背面端子の内容も異なります。




筺体左右のパネルの様子。
左側(正面から見て)のパネルに、格子状の通気口が設けられているのが見えます。



筐体天面には何もありません。



Monarch GE 筺体内部の構造

Monarch GEの筐体内部の構造をチェックします。

背面にあるサイドパネルのネジを取り外すことで、内部へアクセスできます。
ドライバーが必要です。



筺体内部の様子です。

右上から時計回りに5インチベイ×3、3.5インチオープンベイ×2、3.5インチシャドウベイ×4基が並び、CPUやメモリを搭載したマザーボード、電源が並びます。

グラフィックカードを搭載しない構成であるため、かなりスペースに余裕がありますね。

今回の構成はともかく、筐体自体には奥行きがあり拡張スロットも豊富に備わっているため、スキルがある方ならグラフィックカードの追加も可能だと思います。

とはいえ、途中から構成を変えるとなると電源の容量なども考慮する必要があること、また自己カスタマイズを行うと保証が使えなくなる可能性もあります。

グラフィックカードが必要なのであれば、最初から搭載モデルを選んだ方が手間がありませんが、後々にパワーアップしたくなった場合に対応できるというのは、ユーザーにとってメリットの大きい要素です。



マザーボードの様子です。



天面に沿うような形で電源が設置されています。
搭載されているのは、DELTA製の500W電源(80PLUS BRONZE)。

この500W電源は期間限定の無料アップグレード特典によるもので、通常は400Wの電源が搭載されます。もちろん、電源の容量や種類はカスタマイズが可能です。




搭載されていた電源の仕様




フロント寄りの位置に設置されている、5インチベイや3.5インチベイ。
計9基のベイが備わっています。

これだけあれば、大抵の用途に対応できるでしょう。

必要ないという方もおられると思いますが、例えばRAW形式の写真や動画のような大きいファイルを多数保存する場合だと、相当なストレージ容量が必要になるのですよね。

またRAIDを組むような場合だと、その構成によっては複数のベイが必要になりますから、拡張ベイの数は多いにこしたことがありません。



特殊な配置でベイが設置されているため、大型のグラフィックカードも設置できること、またフロント側から吸気した空気の流れを妨げません。



反対側のサイドパネルを外した図。
両サイドが開く筐体は、ケーブルの取り回しがしやすいです。



付属キーボード&マウス

Monarch GEに同梱されていた標準キーボードとマウスをご紹介します。

標準では、USBタイプの日本語キーボードとマウスが付属するようですが、他のキーボードやマウスも選べますし、キーボードやマウス無しの構成も選べます。

ただ、キーボードやマウスは無料で添付されているものであり、「無し」を選んだからといってその分が割引されるわけではありません。

自分のキーボードやマウスがあるという場合も、とりあえず予備としてもらっておくのが得策です。





標準的なキー配置、キーストロークのフルサイズ日本語キーボードです。



キー上部の形状がやや湾曲しており、押しやすいです。




底面にチルトスタンドが設けられており、キーボード面をよい具合に傾斜させられます。



光学式のホイールマウスです。
特に変わった機能はありません。



Monarch GE 構成内容とその特徴について

掲載しているMonarch GEの構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】






【Monarch GE の主な構成】

OS    Windows 10 Home 64bit
プロセッサ     Core i7-7700(3.60GHz/TB時最大4.20GHz)
チップセット   インテル H270 チップセット
グラフィックス   インテル HDグラフィックス630
メモリ   8GB(4GB×2/DDR4 SDRAM/4スロット/最大64GB)
ストレージ   250GB SSD(SATA/SK hynix製)+ 1TB HDD (7200rpm/TOSHIBA製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
ネットワーク   10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T LAN
拡張スロット   PCI Express x16×1、PCI Express x4×1、PCI Express x1×4
拡張ベイ   5インチ×3、3.5インチオープン×2、3.5インチシャドウ×4
電源   500W 静音電源(80PLUS BRONZE/DELTA GPS-500EB D)
ケース   EA041 ケース
サイズ   190×475×x415(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約12.6kg
ソフトウェア   マカフィー・リブセーフ 12ヶ月製品版
キーボード&マウス   USBキーボード&マウス
標準保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年12月05日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、H270チップセット、Core i7-7700、8GBメモリ、250GB SSD&1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、500W電源(80PLUS BRONZE)という構成内容のモデルです。

上記のうち、ストレージの250GB SSDと1TB HDD、500W電源はキャンペーンによって無料アップグレードされているものであり、通常だとストレージには500GB HDDが、電源には400Wのモデルが搭載されます。

何かの間違いではと思うくらい、お得なアップグレードだと思います。
この内容であれば、特に購入時にカスタマイズを加えなくても快適に利用できるのではないでしょうか。

それでいて、99,980円(税別/2017年12月5日時点)というリーズナブルな価格を実現しているのには、驚きです。

あくまでも現時点の構成・価格ではありますが、現在高性能なデスクトップPCが欲しいと考えている方には、かなり魅力的なモデルだといえそうです。

グラフィックカードを搭載したモデルも全体的に安いため、興味がある方はチェックしてみると良いでしょう。

Monarchシリーズ ラインアップ一覧をみる



以下、搭載ストレージの詳細です。



ストレージの仕様(販売製品に同じモデルが搭載されるとは限りません)


ストレージの内訳

SSDにはSK hynix製の「HFS250G32TND-N1A2A」という250GB SSD(SATA)が、HDDには東芝製の「DT01ACA100」という1TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

先にも書いた通り、これらのストレージの搭載は無料アップグレード特典によるものであり、通常は500GB HDDのみが搭載されます。

SSDを搭載しているのとそうでないのとでは、使い勝手が大きく異なってくることを考えると、理にかなった特典だといえますね。

もちろん、カスタマイズでは上記以外のストレージも選択できます。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているMonarch GEで実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】




上からCloud Gate、Sky Diver、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)、1920×1080(標準品質)/ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】


1280×720(DirectX 11/標準品質(デスクトップPC))


【CINEBENCH R15】


日常使いのデスクトップPCとしては、文句なしの性能です。

グラフィックカードなしの構成であるため、重い3Dゲームのプレイには向きませんが、そうではあっても軽いゲームタイトルなら遊べるくらいのパワーはあります。

本製品位の性能があれば、ネットやビジネスアプリの利用、写真・動画編集など様々な用途で活用できるはずです。

よりパワーが必要だというのなら、グラフィックカードを搭載するMonarchシリーズのモデルを選ぶと良いでしょう。全体的に価格がお手頃であるため、予算にあまり余裕がない方でも選びやすいと思います。



消費電力・温度

アイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)のMonarch GEの消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 26W
ベンチマーク実行時 ・・・ 73W

※実際の値は若干上下します

消費電力は低~普通です。
グラフィックカードを搭載するようなマシンではないため、ベンチマーク実行時の消費電力もそれほど高くはありません。




アイドル時、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のパーツ温度を測定してみました。

パーツ温度も標準的です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

Monarch GEの再起動時間を測定してみました。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:35
2回目 0:34
3回目 0:33
4回目 0:34
5回目 0:34
6回目 0:34
7回目 0:33
8回目 0:34
9回目 0:34
10回目 0:34

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 33秒

掲載モデルの再起動時間は およそ33秒。

通常、Monarch GEのストレージは500GB HDDですが、期間限定の無料アップグレード特典によりSSDを搭載しているため、起動もシャットダウンも高速です。



Monarch GE まとめ

Monarch GEのレビューは以上となります。
インテル第7世代のCore i7を搭載する、タワー型のデスクトップPCです。

Monarchシリーズには、グラフィックカードを搭載するモデルも多数存在しますが、今回のMonarch GEはCPU内蔵グラフィックスを利用するマシンであり、高い負荷がかかりにくい日常用途に向いています。

日常用途といっても内容は様々ですが、本モデルはCore i7を搭載しておりパワーがあるため、ライトな用途はもちろん、写真や動画編集のようなやや負荷のかかる用途にも対応可能。

加えて拡張性がゲーミングPC並に高いため、将来PCをアップグレードしたくなった場合にも、スムーズに対応しやすいという利点があります。

ある程度PCのスキルがある方には、利便性の高さで魅力が大きいですし、構成内容の割にリーズナブルであるため、コスパ重視の方にも外せないマシンだといえます。

特に、期間限定の無料アップグレード特典(2017年12月05日確認、終了日は不明)は旨みが大きいため、もし本製品の購入を検討しているというのなら、期間中が絶対にお得。

コスパに優れたデスクトップPCが欲しい、長く使えるPCをお探しの方は、早めにチェックしてみることをおすすめします。