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マウスコンピューターが販売するデスクトップPC、NEXTGEAR-C ic100 シリーズのレビューです。

NEXTGEAR-C ic100 シリーズは、小型筺体を採用するG-TuneブランドのゲーミングデスクトップPC。

手のひらにも載せられるサイズとノート並に軽い筐体を採用しながらも、グラフィックスにはGTX 1060(3GB)を搭載しており、様々なゲームタイトルを快適なパフォーマンスでプレイすることができます。

小型のパソコンは珍しくありませんが、ゲームで遊べる構成を持ちながらもこのサイズを実現しているのは、中々面白いです。

単に、邪魔にならないゲーミングPCが欲しいという方はもちろん、LANパーティなどの会場に持ち運びやすいゲーミングPCが欲しい、なんて方にも向いています。

今回は、SSDとHDDの2ストレージ構成を採用した「NEXTGEAR-C ic100SA1」というモデルを使用してみましたので、製品の外観や使用感、実際の性能について詳しくご紹介いたします。

【NEXTGEAR-C ic100 シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-C ic100 シリーズ 筺体外観や操作性をチェック
筺体外観・インターフェース重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
NEXTGEAR-C ic100 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-C ic100 シリーズ 筺体外観・インターフェース

NEXTGEAR-C ic100 シリーズに採用されている筐体外観をチェックします。
冒頭でも述べましたが、ゲーミングデスクトップPCとしては非常にコンパクトなキューブ型の筐体を採用しています。

サイズだけを見れば、さらに小さいPCは他にもたくさん存在しますが、ゲーミングPCとしての構成を持ちながら、小型サイズを実現しているのは面白いです。

PCを持ち運びたい方に向いているのはもちろんですが、特に携帯を考えていなかったとしても、インテリア的な面から小型のPCを好む方はいます。

これだけ小さければ机の上に置いていても圧迫感がありませんし、ちょっと移動させたいなと思った場合にも、非常に扱いやすいです。



手のひらにも載せられるサイズ・重さです。



天面の様子。
小さくてもゲーミングPCらしい、近未来的な雰囲気のデザインを採用しています。




天面カバーの中央にはG-Tuneのロゴ。



正面側の様子です。
左側に電源ボタンが、右側にはカードスロットとUSB3.0×2基が並んでいます。




上から左側面、右側面の様子。
ところどころに通気口が設けられている以外には何もありません。



背面の様子です。

セキュリティスロット、オーディオ端子、DisplayPort、HDMI×2基、USB3.0×2基、USB2.0×4基、LAN(1000Base-T/100Base-TX/10BASE-T)、USB3.0 Type-C、電源コネクターが配置されるという内容です。

小さくても、利用には十分な種類・数の端子が備わっています。

光学ドライブはありませんが、必要であれば外付けのドライブを用意すればよいだけあるため、大きな問題ではないと思います。



筐体底面の様子です。
写真は上が背面側、下が正面側となります。

底面パネルの4隅には、底面と設置面に隙間を設けるためのゴム足が、中央付近にはファンのための通気口が配置されています。

内部のストレージやメモリへは天面パネル側から、グラフィックスなどへは底面パネル側からアクセスできます。



同梱されていた、電源アダプターとケーブルです。




電源アダプターは19.5V、9.23Aで180W。



筺体の重さ

NEXTGEAR-C ic100の筐体の重さをはかってみました。



筐体の重さは1577g。
選択する構成によって前後はしますが、ゲーミングデスクトップPCとしてはかなり軽いです。

とはいっても、持ち運ぶときには電源アダプターの重さなどもプラスされるのですが、コンパクトにまとまった形状である分、ゲーミングノートなどよりも運びやすいです。



NEXTGEAR-C ic100SA1 構成内容とその特徴について

掲載しているNEXTGEAR-C ic100SA1の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【NEXTGEAR-C ic100SA1 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7700HQ(2.80GHz/TB時最大3.80GHz)
チップセット   インテル HM175 チップセット
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX 1060(3GB)
メモリ   16GB(8GB×2/PC4-19200 DDR4 SODIMM/4スロット/最大32GB)
ストレージ   512GB SSD(M.2 NVMe/インテル製)+ 1TB HDD (5400rpm/Western Digital製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2 + LE
電源   180W 電源アダプター
サイズ   158×143×87(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.6kg
標準保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年11月02日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Core i7-7700HQ、GTX 1060(3GB)、16GBメモリ、512GB SSD&1TB HDD、無線LANという、モバイル向けの構成を採用したモデルです。

今回の製品にはNVMe規格の512GB SSDが搭載されていましたが、基本構成はSATA規格の512GB SSDが搭載されます。

構成の主な特徴としては、CPUとグラフィックスは固定構成であるため変更できませんが、メモリやストレージなどは変更可能、またキーボードやマウスは付属しませんが、カスタマイズで追加出来るようになっています。

あと筐体がコンパクトであるため光学ドライブは非搭載ですが、本モデルは小型でありながらもSSDやHDDの2ドライブを持つことができ、また標準で無線LANを搭載するなど、ゲーム向けのPCとしては十分な構成を選べる製品です。

PCを持ち運びたい、設置しやすいPCが欲しいという方にはちょうどよいマシンなのではないでしょうか。



以下、搭載ストレージの詳細です。



ストレージの仕様(販売製品に同じモデルが搭載されるとは限りません)


ストレージの内訳

SSDにはインテル製の「SSDPEKKW512G7」という512GB SSD(NVMe)が、HDDにはWestern Digital製の1TB HDDが搭載されていました。もちろん、SSDもHDDもカスタマイズ可能です。

なお先にも述べましたが、今回使用したモデルにはNVMe規格の512GB SSDが搭載されていたのですが、基本構成ではSATA規格の512GB SSDが搭載されます。

掲載マシンと同じモデルを購入される場合は、ご注意ください。



ベンチマークテストの結果

掲載しているNEXTGEAR-C ic100SA1で実施した、ベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



Fire Strike Ultraの実行結果



Time spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(最高品質)、1920×1080(最高品質)/ウィンドウモードで実行


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】




上から1280×720、1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行。
標準画質、およびやや高画質設定で実行しました。解像度はフルHD。

【標準画質】
MSAA オフ、リフレクションMSAA オフ、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」

【高画質】
MSAA x8、リフレクションMSAA オフ、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」。消費グラフィックメモリが3GB(GTX 1060のVRAM)を超えないように設定しています。


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 9.436246 124.526222 104.677513
Pass 1 65.522736 140.747940 108.082199
Pass 2 66.669716 144.090805 102.857445
Pass 3 59.157616 169.375671 121.163582
Pass 4 42.964230 185.370911 112.849548


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 4.038146 86.094383 46.610279
Pass 1 22.264740 117.509079 45.219986
Pass 2 19.107355 157.253815 46.229176
Pass 3 23.735348 158.499054 54.065453
Pass 4 21.549135 134.296097 52.735203

3GBのVRAMを持つGTX 1060を搭載しているため、GTA Vのようなグラフィックメモリの消費が大きいゲームタイトルで遊ぶ場合は、多少画質を落とす必要があります。

とはいえ、フルHD解像度で標準画質設定であれば、快適にプレイできるくらいの性能はあるようです。


【SteamVR Performance Test】

SteamVR Performance Testは、VRレディという実行結果です。


本製品の構成では、4Kのような超高解像度環境でのゲームプレイは難しいですが、フルHDであればほとんどのゲームを標準画質~高画質で遊べるパワーを持ちあわせています。

4Kでゲームをプレイしたい、最高画質で楽しみたいというのならばともかく、そこまでのこだわりがない方には十分に満足できる性能を持ったゲーミングPCだといえるでしょう。



消費電力・温度

NEXTGEAR-C ic100SA1の消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の測定結果です。

アイドル時 ・・・ 16W
ベンチマーク実行時 ・・・ 120W

※実際の値は若干上下します

アイドル時の消費電力は、ゲーミングデスクトップPCとしては低めですが、ベンチマーク実行時はやや消費電力があがります。

といっても、低い方です。




次に、アイドル時と高負荷時のパーツ温度を測定。
高負荷時のパーツ温度は、ベンチマークテスト(3DMarkのFire Strike)を20分以上実行した後の温度です。

本製品は、通常サイズのデスクトップPCに比べて小型であるため、パーツの温度は上がりやすいのではと思いましたが、多少高めにはなるものの温度が上がりやすいという程ではないようです。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

NEXTGEAR-C ic100SA1の再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:31
2回目 0:32
3回目 0:33
4回目 0:32
5回目 0:33
6回目 0:33
7回目 0:32
8回目 0:32
9回目 0:32
10回目 0:32

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 32秒

掲載モデルの再起動にかかる時間は およそ32秒。
SSDが起動ドライブであるため、非常に高速です。

今のところ(記事作成時点)、本製品はどのモデルを選んでも標準でSSDが搭載されます。


NEXTGEAR-C ic100 シリーズ まとめ

NEXTGEAR-C ic100 シリーズのレビューは以上となります。
キューブ型のコンパクト・軽量な筐体を採用した、G-TuneブランドのゲーミングデスクトップPCです。

小型ながらもグラフィックスにはGTX 1060(3GB)を搭載しており、様々なゲームタイトルを快適なパフォーマンスでプレイすることができます。

メモリやストレージなどのカスタマイズ性も高く、小さくても自由度の高い製品です。

その絶妙な形状とサイズは、LANパーティなどに持ち込んで使いやすいことはもちろん、設置面積をとらないため、自宅で利用するにも扱いやすく重宝するはずです。

とにかく性能や拡張性重視という方には、通常のゲーミングデスクトップPCの方が向いていますが、携帯しやすいPCが欲しい方、またゲームに必要な性能があれば過剰な拡張性は必要ない、なんて方には、NEXTGEAR-C ic100 シリーズはぴったりのマシンです。

あてはまる方は、是非製品をチェックしてみてください。