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デルが販売するデスクトップPC、Inspiron 24 5000(5475)フレームレスデスクトップのレビューです。

Inspiron 24 5000(5475)は、23.8型フルHD液晶を採用する液晶一体型のデスクトップPC。

極細フレームのディスプレイを採用することで、ゲームやストリーミング視聴時の没入感を高めた製品で、プロセッサーには第7世代のAMD APUを、また一部モデルには、Radeon RX 500シリーズのグラフィックスを搭載したモデルをラインアップしています。

液晶の解像度はフルHDのみですが、タッチなしとタッチ対応の選択肢を提供。
タッチ対応のモデルには、液晶面を上方向に向けられるスタンドを標準搭載しており、タッチ操作をメインにした使い方にも対応できます。

性能については重いゲームのプレイには向きませんが、上位モデルは比較的パワーがあるため、軽めのゲームをはじめ写真・動画編集などにも利用できるなど、家庭で日常的に使うPCとしては使い勝手の良い製品です。

価格が比較的お手頃なところも魅力だと思います。

今回は、AMD A10-9700Eを採用する下位構成の「New Inspiron 24 5000プレミアム」を使用してみましたので、その使い勝手や性能についてくわしくご紹介いたします。

【Inspiron 24 5000(5475)フレームレスデスクトップ レビュー記事目次】

・Inspiron 24 5000(5475) 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェース液晶の見やすさ付属のキーボードとマウス

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力再起動時間

・製品のまとめ
Inspiron 24 5000(5475) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 24 5000(5475) 筺体外観・インターフェース

Inspiron 24 5000(5475)の筐体外観をチェックします。
フレームレスデスクトップというその言葉通り、ほぼフレームレスのディスプレイを採用する液晶一体型PCです。

私自身も普段、デルのフレームレスの液晶モニターを利用しているのですが、フレームレスのディスプレイは画面サイズの割にボディサイズをコンパクトに抑えられること、また映像への没入感が得られやすく、作業に集中しやすいというメリットがあります。

見た目にもスタイリッシュであるなど、デザイン的にも魅力が大きいです。

加えて本製品には、他のネットワークよりもストリーミングのトラフィックを優先させることができる「SmartByte」テクノロジーが採用されており、まさにストリーミングサービスをよく利用する方向けの製品だといえます。





極細フレームを採用

極細フレームのディスプレイは、置いているだけでお洒落な感じに見えるため、リビングに設置するPCには最適な製品だと思います。



液晶下部にはWaves MaxxAudio Pro対応のスピーカーと、スピーカー部分の中央にはWebカメラを内蔵。

フレームレスである関係よりWebカメラが下部に搭載されているのですが、ディスプレイの中央に配置されているため、特に使いづらさはありません。

なお、本製品には標準で赤外線カメラが内蔵されているため、Windows Helloによる顔認証機能を利用できます。




Windows Helloによる顔認証機能を利用するには、まず設定を行う必要があります

プリインストールされているWaves MaxxAudio Proのサウンドユーティリティを利用し、サウンドの細かな調整を行うことが可能。

音質はそこそこ良いです。
音楽や映画鑑賞など、別途スピーカーを用いなくても違和感を感じない程度のサウンドクオリティです。



ディスプレイの左側面。(正面から見て)
下の方にSDカードスロットやUSB3.1(Type A/充電機能付)、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポートが並びます。

光学ドライブは搭載されません。



ディスプレイ右寄り(正面から見て)の下部には、電源ボタンと入力ソースの選択ボタン。

入力ソースの選択ボタンとは何?と思われた方もおられるかもしれませんが、本製品にはHDMI出力のほか、入力端子も搭載されており、その切り替えを行うためのボタンです。




背面全体の様子です。
微妙に光沢感のあるホワイトカラーを採用しています。

正面側からは見えない部分ですが、清潔感があって見た目に美しいカラーリングです。



スタンドの中央部分には、PCに接続したケーブルをまとめるためのホールが設けられています。些細なことですが、これって結構便利なのですよね。

ディスプレイの下部にキーボードを収納しやすい構造も、何気に便利です。




背面のインターフェースは・・・



背面には、HDMI入力やUSB3.1 Type A×2基(うち1基は充電機能付)、USB2.0、オーディオライン出力、LAN、電源コネクター、HDMI出力、USB3.1 Type A、USB3.1 Type C、USB2.0といった端子類が並びます。

HDMI入力が搭載されているのは、とても便利。

製品を単なるディスプレイとしても利用できます。
例えばゲーム機を繋げたり、他のPCを接続して作業をすることも可能です。



ディスプレイは「前5度、後30度」の範囲でチルトが可能。

これは今回掲載しているモデルの場合で、製品ページによるとタッチパネルを搭載するモデルの場合、ディスプレイを上方向に向けられるスタンドが標準搭載されるのだとか。

タッチによる操作が多い方や、画面に文字や絵を描きこんだりするような場合に便利な機構です。



付属の電源アダプターとケーブル。



19.5V、6.7Aで130Wの電源アダプターです。

これは内蔵グラフィックスを利用するモデルの電源で、外部グラフィックスを搭載するモデルには、180Wの電源アダプターが付属するようです。



液晶のみやすさ

Inspiron 24 5000(5475)に搭載されている、液晶見やすさをチェックします。




23.8型フルHDの非光沢液晶です。

さすがに画面サイズが大きく細かい作業が行いやすいこと、また非光沢パネルであるため、光沢感が目立たず見やすいです。






IPS方式のパネルが採用されているようで、視野角は広いです。
斜めから画面を閲覧した場合でも、色変化は小さく見づらくなったりしません。

リビングで、複数人で映画鑑賞を行うような用途にも利用しやすいと思います。



付属のキーボードとマウス

Inspiron 24 5000(5475)には、Dell KM636 ワイヤレスキーボードと ワイヤレスマウスが標準付属します。

ワイヤレスというところが良いですね。
ケーブルが邪魔になりません。




Dell KM636 ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウス

レシーバーをPCに装着し、接続するタイプのワイヤレスキーボードとマウスです。



Dell KM636 ワイヤレスキーボード。
PC本体のカラーと同じ、ホワイトカラーの日本語キーボードです。

打鍵感は普通。



キートップがやや湾曲しており、指を置きやすいです。



キーボード底面側。



チルト機能などはありませんが、デフォルトでキーボード面が傾斜するデザインを採用しており、タイピングしやすいです。



3ボタンのワイヤレスマウスです。

こちらも本体と同じホワイトカラー。
一体感があってよいですね。



Inspiron 24 5000(5475) 構成内容とその特徴について

掲載しているInspiron 24 5000(5475)の構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【Inspiron 24 5000(5475)プレミアム の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   AMD A10-9700E(3.0GHz/TB時最大3.5GHz/4CPU+6GPU)
ディスプレイ   23.8型フルHD(1,920×1,080)、非光沢
グラフィックス   AMD Radeon R7 グラフィックス(CPU内蔵)
メモリ   8GB(4GB×2/DDR4 2400MHz)
ストレージ   1TB HDD(7200rpm/HGST製)
無線機能   Qualcomm DW1820 2×2 802.11ac Wi-Fi、Bluetooth 4.1
サイズ   539.8×53×412.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約7.35kg(最小重量/スタンド含む)
カラー   ホワイト
ソフトウェア   マカフィー リブセーフ (12ヶ月間更新サービス)
標準保証   1年間 引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年09月04日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、23.8型フルHDの非光沢液晶、AMD A10-9700E、8GBメモリ、1TB HDD、Qualcommの無線LANという構成内容のモデルです。

Inspiron 24 5000(5475)で提供されている中では下位構成にあたるモデルで、ほか、現時点ではタッチパネルやAMD A12-9800Eを搭載するモデル、Radeon RX560(4GB)、最大16GBメモリ、128GB SSD&1TB HDDを搭載するモデルなどが存在します。

いずれの構成もゲームにはあまり向いていませんが、ストリーミングサービスの利用といった用途には十分な性能を持ちあわせていること、また上位モデルであれば軽いゲームをプレイするくらいのパワーはあります。

今回の下位モデルであってもそこそこパワーは出せる印象ですが、ストレージがHDDのみであるために待たされる場面があり、その点が少しもったいないように思います。個人的にはSSDとHDDの2ドライブ構成を採用する上位モデルを選びたいです。



以下、搭載ストレージの詳細です。


HDDの仕様(実際の製品とは異なる可能性があります)


ストレージの内訳

HDDには、HGST製の「HTS721010A9E630」という1TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

速度はHDD相応という感じで、遅いという程ではないのですが、あまり速くもありません。
1TBと容量が多くファイルの保存には困りませんが、サクサクとした使用感がお好みの方には、上位モデルのSSD&HDDの構成がおすすめです。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているInspiron 24 5000(5475)プレミアムで実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【3DMark】




上からSky Diver、Fire Strike、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)、1920×1080(標準品質)/ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】


上から1280×720(DirectX 11/標準品質(デスクトップPC))


【CINEBENCH R15】


今回のモデルはA10-9700Eに内蔵のグラフィックスを採用する構成であるため、性能はあまり高くはありませんが、例えばドラクエXではフルHD&標準画質程度の設定なら普通に遊べるなど、内蔵グラフィックスの構成にしてはグラフィック性能は高め。

といっても、ゲームには適しているとはいえませんが、ストリーミング鑑賞やビジネスアプリの利用などには十分な性能を持ちあわせています。

日常使いするPCとしては、申し分ありません。

ゲームをすることもあるというのなら、Radeon RX560搭載のモデルを選ぶと良いでしょう。
Radeon RX560もゲームに向くといえるほどのグラフィックスではありませんが、グラフィック性能は確実に向上します。それ程画質の高くないゲームであれば、十分な性能です。

なお今回のモデルは、ストレージが全体のパフォーマンスを引っ張っている感じがあるため、出来ればSSD&HDDの構成を選択した方が使い勝手はよくなると思います。



消費電力・温度

Inspiron 24 5000(5475)の消費電力を測定。
アイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度を50%に設定した上で測定しています。(以降、全てこの設定を適用)

アイドル時 ・・・ 25W
ベンチマーク実行時 ・・・ 70W

※実際の値は若干上下します

上記は液晶の消費電力を含む数値であるため、やや消費電力は高く見えますが、デスクトップPCにしてはやや低めの消費電力です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

Inspiron 24 5000(5475)の再起動時間を測定してみました。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 1:34
2回目 1:24
3回目 1:27
4回目 1:22
5回目 1:30
6回目 2:11

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分34秒

再起動時間は およそ1分34秒。
遅いというほどではありませんが、HDDであるため少し時間がかかる印象です。



Inspiron 24 5000(5475) まとめ

極細ベゼルのフレームレスディスプレイを採用する、とてもスタイリッシュな外観の液晶一体型PCです。

フレームレスディスプレイの採用によってあか抜けて見えるだけではなく、ゲームやストリーミング視聴時の没入感を高めたり、作業に集中しやすくなるなど、外観以外にも様々なメリットを持ちあわせています。

HDMI入力端子の搭載も利便性が高いです。
本製品をPCとして利用するだけでなく、単なる液晶モニターとしても活用できます。

特にPSなどのゲーム機をお持ちの方には、液晶モニターとしても利用できる本製品は便利なはずです。

性能はゲームプレイにはあまり向いていませんが、下位モデルであってもストリーミングや軽いゲームのプレイ、簡単な写真や動画編集をこなすくらいの性能はあります。パワーが必要な作業を行う事があるのなら、外部グラフィックスを搭載する上位モデルを選択すると良いでしょう。

これから液晶モニターとデスクトップPCを買おうとお考えの方は、液晶一体型PCを検討してみてはいかがでしょうか?

場所を取らないため設置しやすいですし、性能も一般的な用途のデスクトップPCに劣りません。
価格も、クーポンを使えばかなりお手頃です。