★本ページはプロモーションが含まれています★

マウスコンピューターが販売するゲーミングPC、NEXTGEAR i660PA1-SP4のレビューです。

NEXTGEAR i660シリーズは、G-TuneにてラインアップされているZ270採用のゲーミングデスクトップPC。

そんなNEXTGEAR i660シリーズの1モデルである「NEXTGEAR i660PA1-SP4」は、 GTX 1080 Ti(11GB)を搭載しながらも20万円切り(税別)という非常にリーズナブルな価格を実現したモデルです。

GTX 1080 Tiモデルがそんなに安いなんて、他のパーツでコストダウンしているのでは?と思われる方もおられるかもしれませんが、CPUにはCore i7-7700Kを、またメモリは16GBを搭載するなど普通にハイスペック。

ストレージがHDDのみであるため、SSDの追加は必要だと思いますが、そういった点を含めてもコストパフォーマンスの高い構成のモデルです。ハイエンドゲーミングPCの購入を検討されている方には、かなり魅力あるマシンなのではないでしょうか?

今回は、そんな「NEXTGEAR i660PA1-SP4」の構成特徴や性能面について詳しくご紹介いたします。

【NEXTGEAR i660PA1-SP4 レビュー記事目次】

・NEXTGEAR i660PA1-SP4 筺体外観や操作性をチェック
筺体外観・内観の様子をチェック

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
NEXTGEAR i660PA1-SP4 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR i660PA1-SP4 筺体外観・インターフェース

NEXTGEAR i660シリーズには、G-Tuneオリジナルのミドルタワー型の筐体が採用されています。
まるで映画にでてくるような、騎士の兜をイメージさせるインパクトのある筐体です。

この筐体についてはこれまでにも何度もご紹介しているため、今回は背面や内部の構造など、本モデルならではだと思われる部分のみ、簡単に写真でご紹介いたします。

詳しい説明については、以前の記事をご覧ください。
NEXTGEAR i660シリーズの筐体




前面のフロントパネルの内側にある、ドライブベイ。
基本構成では光学ドライブは搭載されていませんが、オプションで追加できます。



背面の様子です。

NEXTGEAR i660シリーズの他のモデルと大きくは違わないのですが、搭載するグラフィックカードによって映像出力端子の内容が変わります。

掲載モデルの背面のインターフェースは、左上からUSB3.0×2基、PS/2端子(キーボード、マウス)、USB3.0×2基、LAN、USB2.0×2基、オーディオ端子×6基、DisplayPort×3基、HDMI、最下部に電源コネクターが配置されるという内容です。




筺体内部の様子です。

写真右上から時計回りに、5.25インチオープンベイが2基、3.5インチオープンベイが1基、3.5インチシャドウベイが4基並び、その左側に電源ユニット、グラフィックカード、CPUやメモリなどが並びます。

先でも述べた通り、今回のモデルにはCore i7-7700Kや GTX 1080 Ti(11GB)が搭載されています。通常だと20万円は軽く超えていてもおかしくはない、非常にハイパフォーマンスな構成です。




CPU回りの様子


グラフィックカード下部の様子


ストレージベイ ドライバーなしでストレージの抜き差しが行える構造



NEXTGEAR i660PA1-SP4  構成内容とその特徴について

掲載しているNEXTGEAR i660PA1-SP4の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【NEXTGEAR i660PA1-SP4 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7700K(4.20GHz~最大4.50GHz)
チップセット   Z270 Express
グラフィックス   NVIDIA Geforce GTX 1080 Ti(11GB)
メモリ   16GB(8GB×2/PC4-19200 DDR4/最大64GB)
ストレージ   2TB HDD(7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ   なし
拡張ベイ   5.25インチ×2、3.5インチオープン×1、3.5インチシャドウ×4
拡張スロット   PCI Express x16×2、PCI Express x1×4
電源   700W(80PLUS BRONZE)
サイズ   190×543×450(幅×奥行き×高さ/mm/フロントパネル装着時)
重量   約10.3kg
キーボード・マウス   付属なし
保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年08月27日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Core i7-7700K、GTX 1080 Ti(11GB)、16GBメモリ、2TB HDD、700W電源という構成内容を持つモデルです。

Core i7-7700Kや GTX 1080 Ti(11GB)を搭載しながら、2017年8月27日時点では 199,800円(税別)~で販売されるなど、GTX 1080 Ti搭載モデルにしてはかなりリーズナブルな価格を実現しています。

ストレージが2TB HDDのみであるため、場合によってはSSDの追加は必要となるかもしれませんが、そういった部分を考慮しても20万円以下という価格は、構成内容を考えると安いです。

VRの利用や高解像度環境でのゲームプレイを考えたとき、少なくともGTX 1070以上のグラフィックカードの搭載を検討するのではと思いますが、そんな方にこのGTX 1080 Tiモデルはおすすめだといえるでしょう。



以下、搭載ストレージの詳細です。


HDDの仕様(販売製品とは異なる可能性があります)


ストレージの内訳

Seagate製の「ST2000DM006-2DM164」という、2TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

容量は十分ですし、HDDにしては高速なモデルではありますが、ゲームのロードなどでやや待たされることがあります。

サクサクとした使用感を好まれる方は、カスタマイズでSSDをご選択ください。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているNEXTGEAR i660PA1-SP4で実施した、ベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



Fire Strike Ultraの実行結果



Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1920×1080、3840×2160 / 最高品質、ウィンドウモードで実行


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】




上から1280×720、1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを、標準画質および最高画質の2パターンで実行しました。解像度はフルHD(1920×1080)と4K(3840×2160)。

【標準画質】
MSAA x4、リフレクションMSAA x4、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」

【最高画質】
グラフィック、高度なグラフィック設定ともに、出来うる限り上限の設定


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 9.402151 166.128906 128.146057
Pass 1 37.791222 280.736267 141.751114
Pass 2 90.344650 273.710815 148.936493
Pass 3 12.293176 220.668030 170.334778
Pass 4 13.729520 295.012360 147.739243


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 4.488801 118.944313 84.289986
Pass 1 22.561316 107.424026 64.506271
Pass 2 37.099358 140.411377 88.491089
Pass 3 59.569759 153.685425 102.980751
Pass 4 10.975151 159.036713 82.544937


【4K&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 9.545582 156.381149 108.821297
Pass 1 27.154770 149.746796 100.177147
Pass 2 27.188429 202.987473 98.074852
Pass 3 40.084095 171.126709 110.713646
Pass 4 15.107108 195.648010 106.869331


【4K&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 4.501249 79.876236 32.417042
Pass 1 6.732253 67.595589 26.673670
Pass 2 15.619475 122.779289 34.754906
Pass 3 16.095173 136.065720 37.137978
Pass 4 5.013856 90.281189 32.969566


フルHDであれば、最高画質でも余裕のパフォーマンスでゲームがプレイできます。
4Kだと最高画質は難しいものの、標準画質設定ではゲームプレイは余裕。

GTX 1080 Ti未満のグラフィックカードでは、4Kでのゲームプレイはかなり画質を抑えなくては難しいという点を考慮すると、高解像度環境でのゲームプレイを考えているのであれば、やはり本モデルくらいの構成を持つマシンを用意したいところです。



【SteamVR Performance Test】


SteamVR Performance Testの結果は、VRレディ。
VRの利用にも十分なパワーを持ちあわせていることがわかります。

VRが利用できるゲームPCが欲しい方にも、本モデルは最適だといえます。



消費電力・温度

NEXTGEAR i660PA1-SP4の消費電力を測定。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(3DMark)の測定結果です。

アイドル時 ・・・ 35W
ベンチマーク実行時 ・・・ 346W

※実際の値は若干上下します

アイドル時の消費電力は、一般的なデスクトップPCのそれと変わりませんが、さすがにベンチマーク実行時の消費電力は高いです。




次に、高負荷時のパーツ温度を測定。
以下は、ベンチマークテスト(3DMarkのFire Strike)を20分以上実行した後のパーツ温度です。

高負荷な状態が続いた場合のCPU温度は70度弱、グラフィックカードの温度は80度半ばと、一般的なゲーミングデスクトップPCと同程度の温度です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

NEXTGEAR i660PA1-SP4の再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 1:46
2回目 1:35
3回目 1:31
4回目 1:24
5回目 1:25
6回目 1:23
7回目 1:15
8回目 1:16
9回目 1:17
10回目 1:17

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分24秒

再起動にかかる時間は およそ1分24秒。
HDDを搭載するPCとしては標準的な速度ですが、SSDと比較するとやはり少し遅く感じられます。



NEXTGEAR i660PA1-SP4 まとめ

NEXTGEAR i660PA1-SP4のレビューは以上となります。

画質にこだわらないのならGTX 1060以下のグラフィックカードでも十分ですが、VRヘッドセットを用いてゲームをプレイしたり、4Kなどの高解像度環境でPCを利用するのなら、少なくともGTX 1070、できればGTX 1080以上、予算に余裕があるのならGTX 1080 Tiを選びたいところ。

ただ、GTX 1080 Tiは、もともとコストパフォーマンスに優れたグラフィックカードではありますが、決して安価なものではありません。

予算の都合でGTX 1070やGTX 1080を選ぶ方もおられると思いますが、今回のNEXTGEAR i660PA1-SP4は、そんなGTX 1080 Tiや Core i7-7700Kを搭載しながらも、20万円以下(税別)という手の届きやすい価格で販売されています。

本当はGTX 1080 Tiを選びたいけれどちょっと難しい・・という方にとって、とても魅力ある価格設定のモデルだといえるでしょう。

本モデルくらいのパワーがあれば、当分の間は多くのゲームを高画質~最高画質で快適にプレイできるはずだという点を考えると、このリーズナブルなGTX 1080 Ti搭載モデルを選ばない手はありません。

高性能なゲーミングデスクトップPCの購入を検討されている方には、要チェックのモデルです。