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パソコン工房が販売するiiyama PCブランドのノートPC、STYLE-17FX088-i7-LXSのレビューです。

STYLE-17FX088-i7-LXSは、17.3型フルHD液晶を搭載するノートPC。

高画質動画の視聴やライトなゲームプレイに向くSTYLE∞(スタイルインフィニティ)Nシリーズにてラインアップされている製品で、CPUには第7世代Core i7を、グラフィックスにはGTX 1050 Ti(4GB)を標準搭載しながらも、129,980 円(税別/2017年6月19日時点)~とリーズナブルな価格を実現しています。

この構成なら、フルHD&標準画質であれば多くのゲームを快適にプレイできることに加え、写真や動画編集にも十分なパワーを発揮できます。

画面サイズが大きく、動画視聴や編集作業が行いやすい点も○。
コスパに優れた高性能大画面ノートです。

今回、STYLE-17FX088-i7-LXSの基本構成モデルを使用してみましたので、その使い勝手や性能面について詳しくご紹介いたします。

【STYLE-17FX088-i7-LXS レビュー記事目次】

・STYLE-17FX088-i7-LXS 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
STYLE-17FX088-i7-LXS まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


STYLE-17FX088-i7-LXS 筺体外観・インターフェース

STYLE-17FX088-i7-LXSの筐体外観をチェックします。
17.3型液晶を搭載しているため筐体サイズ自体は大きいものの、薄くスタイリッシュな外観のモデルです。

大画面を搭載する割には軽く(約2.8kg)、持ち運びも容易。自宅でも使いやすいです。





サラッとしたマットな質感の天板を採用。
STYLE∞(スタイルインフィニティ)のロゴが入るシンプルなデザインを採用しています。

日常用途に利用しやすい外観のノートです。




背面、正面側から見た筐体全体の様子。
スラッとしたスリムなシルエットが印象的です。

ゲームができるPCには見えません。



ディスプレイには17.3型フルHDの非光沢パネルを採用。
この画面サイズでフルHDの解像度であれば、ゲームの迫力ある映像を楽しめることはもちろん、メニュー表示が多い写真・画像編集ソフトの利用にも便利です。

非光沢パネルを採用しており、明るめの場所でも作業がしやすいという点も○。




液晶上部には200万画素のWebカメラ



液晶ベゼルの各所にiiyamaやSTYLE∞のロゴを配置


ディスプレイの最大開閉角度は約130度 標準的な角度です




筐体側面に配置されている、インターフェースの内容をチェックします。

左側面。
セキュリティスロット、電源コネクター、LAN、miniDisplayPort 1.2×2、HDMI、USB 3.0(Type-C)、USB 3.0、カードリーダーが並びます。




右側面にはヘッドフォン入力やスピーカ出力のコンボポート、マイク入力、USB 2.0、USB 3.0が配置されています。





正面側、背面側にはインジケーターランプや排気口以外、特に何もありません。


薄型であるためか光学ドライブはありませんが、映像出力は2系統で計3基を備え、USBもType A、Type C共に備えるなど、充実した内容のインターフェースです。

LAN端子が備わっている所は、ゲーム関連の作業に便利ですね。
私自身、ゲームのダウンロードやプレイは有線LAN接続で行うことが多いです。




筐体底面側の様子です。
写真は上が筺体背面、下が正面側となります。

筺体内部へのアクセスは、底面カバー全体を取り外す必要があるようです。

やや背面側が高くなるような設計が採用されており、その部分にバッテリスロットが備わっています。バッテリは着脱が可能です。

背面側に高さがあると、机の上などにノートを設置した場合にキーボード面が傾斜するため、タイピングがしやすいというメリットがあります。




47Whのバッテリが装着されていました


底面、正面寄りの位置にスピーカーを2基内蔵

本製品にはSound Blaster Cinema 3が標準でプリインストールされており、ソフトウェアよりサウンドの細かなカスタマイズが行えるようになっています。



ノートPC本体と、付属の電源アダプター&ケーブルです。




電源アダプターは19.5V、6.15Aで120W。



キーボードの操作性

STYLE-17FX088-i7-LXSに搭載されているキーボードの外観、操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードを搭載。
右側にテンキーを搭載しています。

矢印キーとテンキー付近がやや詰まったキー配置である所が、慣れないうちはやや使いづらいですが、操作がしづらいという程ではありません。

キー配置や機能なども標準的であり、可もなく不可もない使用感だと思います。


なお、本製品はゲーミングPCという位置づけのPCではありませんが、プリインストールされているControl Center(ソフトウェア)より、ウィンドウズキーの有効無効設定が行えるようになっています。

またFLEXIKEYと呼ばれるソフトを利用すれば、キーのマクロ機能を利用することも可能。ゲームプレイ時に役立つはずです。




Control Center ウィンドウズキーの有効無効設定を行えます


複雑なキー操作を単一のキーにまとめることができるFLEXIKEY




キートップの様子 フラットなキー形状です

明るさ調整が可能な、白色のキーボードバックライトを内蔵。
暗い場所でもキーボード操作がしやすいです。



タッチパッドはボタン独立タイプ。
適度な硬さのボタンで、操作がしやすいです。

17.3型サイズのノートではマウスを利用される方が大半ではないかと思いますが、タッチパッドでの操作もそこそこ快適です。



液晶の見やすさ

STYLE-17FX088-i7-LXSに搭載されている液晶の見やすさをチェックします。




17.3型フルHD(1920×1080)の非光沢液晶を搭載。
多くの方に使いやすい画面サイズと解像度を持つ液晶です。

映像やゲームを迫力の画面で楽しめることはもちろん、細かなメニューが多い写真・動画編集ソフトなども扱いやすく、そういった作業を行われる方には便利なノートPCです。

PCを持ち運ばなくても良いのなら、本製品のような大画面ノートを選びたいですね。





視野角は広いです。
やや斜めから画面を見ても色変化が殆どなく、複数人でも閲覧しやすい液晶だと思います。



重量

STYLE-17FX088-i7-LXSはモバイルタイプのノートではありませんが、念のため重さを測定してみました。

バッテリを含むPC本体の重さは、2824g。
サイズの小さいノートPCに比べると重さはあるものの、17.3型サイズのノートにしては軽量です。

モバイルするには重すぎますが、ちょっとした部屋の移動などには便利な重さです。



STYLE-17FX088-i7-LXS 構成内容とその特徴について

掲載しているSTYLE-17FX088-i7-LXSの構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【STYLE-17FX088-i7-LXS [Windows 10 Home] の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit(DSP版)
プロセッサ   Core i7-7700HQ(2.80GHz~3.80GHz)
ディスプレイ   17.3型ワイドフルHD(1,920×1,080)、非光沢
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX 1050Ti(4GB)、HD グラフィックス 630
メモリ   8GB(8GB×1/DDR4-2400(PC4-19200)/2スロット)
ストレージ   500GB HDD(SATA/Seagate製)
有線   1000BASE-T LANポート
無線   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n 2×2、Bluetooth 4.2
バッテリ   公称の駆動時間:約4.2時間
サイズ   418.5×289×36(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.8kg
標準保証   1年保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年06月19日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、17.3型ワイドフルHD非光沢液晶、Core i7-7700HQ、GTX 1050Ti(4GB)、メモリ8GB、500GB HDDという構成内容のモデルです。

上記は、STYLE-17FX088-i7-LXSで提供されている基本構成の内容で、幾つのパーツについては購入時にカスタマイズが行えるようになっています。

用途や利用者の好みにもよりますが、使い勝手を考えるとHDD単体でのPC利用はあまりお勧めできません。

記事作成時点で提供されているカスタマイズオプションでは、HDDをSSD(2.5インチ)へと変更できるほか、M.2 SSDの追加で2ドライブ構成とすることもできるようですので、用途に応じた好みのストレージ構成へと変更すると良いでしょう。

爆速が期待できる NVMe規格のM.2 SSDも選べるなど、選択肢の幅は広いです。



以下、搭載ストレージの詳細です。


SSDの仕様


ストレージの内訳

Seagate製の500GB HDDが搭載されていました。

可も不可もない、普通のHDDです。
性能はHDDなりで当然ながらSSDのような速度は出ませんが、では使いづらいかというとそこまでではありません。

とはいえ、スピード感にはやや欠けるストレージです。

先にも述べたように、本製品では搭載ストレージをSSDへと変更できるほか、さらにM.2 SSDを追加することで2ストレージ構成へのアップグレードも可能です。

使い勝手を重視するのなら、SSDへの変更、もしくはM.2 SSDの追加を検討しましょう。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているSTYLE-17FX088-i7-LXSで実施したベンチマークテストの結果です。
NVIDIAコントロールパネルより、外部GPUが常にオンになるように設定した上で測定を行っています。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【3DMark】




上からFire Strike、Fire Strike Ultra、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(最高品質)、1920×1080(最高品質)/ウィンドウモードで実行


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】



上から1280×720、1920×1080(DirectX 11/最高品質)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行してみました。
解像度はフルHD、画質設定は以下の2パターンです。

【標準画質】
MSAA x4、リフレクションMSAA x4、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」

【最高画質】
グラフィック、高度なグラフィック設定ともに、GTX 1050 Tiのグラフィックメモリ4GBを超えない程度に上限の設定


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 3.178151 89.092827 66.539520
Pass 1 14.395443 100.405991 73.420609
Pass 2 23.334990 123.616646 71.843002
Pass 3 39.593239 109.081024 78.407234
Pass 4 33.262024 133.459290 73.355782


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 3.950198 46.567741 25.226852
Pass 1 10.863979 48.002449 21.190380
Pass 2 17.286148 77.238205 26.331181
Pass 3 19.461391 62.642784 29.365107
Pass 4 13.270556 67.332611 26.567780


最高画質(よりやや下げた状態)でのプレイは難しいですが、フルHDの解像度、標準画質設定であればフレームレートは平均60~70代後半と、快適なプレイが可能です。



【SteamVR Performance Test】


SteamVR Performance Testの実行結果は「VR可能」。

平均忠実度は3.6(中程度)と、全く利用できないというわけではないようですが、快適な利用は難しいと考えた方が良いでしょう。

とはいえ、VRの利用を考えて本製品を選ぶ人はいないでしょうから、特に問題はないと思います。



消費電力・温度

アイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)のSTYLE-17FX088-i7-LXSの消費電力を測定。

画面の輝度は50%に設定、バックライトキーボードはオフに設定し、GPUが切り替わる設定(Optimusが有効の状態)にした上で測定しています。(以降、全てこの設定を適用)

アイドル時 ・・・ 13W
ベンチマーク実行時 ・・・ 119W

※実際の値は若干上下します

大画面かつ外部GPUを搭載するノートでありながら、アイドル時の消費電力はとても低いです。
一方で、ベンチマーク実行時には消費電力はやや高くなります。




次に、高負荷時のパーツ温度を測定。
以下は、ベンチマークテスト(3DMarkのFire Strike)を20分以上実行した後のパーツ温度です。

高負荷な状態が続くと、CPUや外部GPUの温度がやや高めとなるようですが、ゲーミングノートPCとして考えた場合、標準的なパーツ温度です。




さらに、高負荷時のキーボード表面温度を測定。

キーボード中央付近の温度が高くなりやすいようです。

タイピング時、指先がやや温かく感じられます。
夏場などに温度の高い場所で利用する場合、少し不快に感じられるかもしれません。

ただ実際には、暑い時期にはエアコンをかける方が殆どでしょうから、あまり気にはならないと思います。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

STYLE-17FX088-i7-LXSの再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 1:48
2回目 1:42
3回目 1:39
4回目 1:41
5回目 1:43
6回目 1:38
7回目 1:38
8回目 1:41

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分41秒

再起動にかかる時間は およそ1分41秒。
起動ドライブがHDDであるため、やや再起動には時間がかかる印象です。



バッテリ駆動時間

bbenchを使用し、STYLE-17FX088-i7-LXSのバッテリ駆動時間を測定してみました。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は13165秒。
約3.7(3.65694444444…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

電源のない場所で、簡単な作業を行える程度のバッテリ駆動時間です。

バッテリの持ちはあまり長くはないようですが、本製品はモバイルノートではないこと、また電源を接続しっぱなしで利用する方が大半だと思われますから、このバッテリ駆動時間でも問題はないでしょう。



STYLE-17FX088-i7-LXS まとめ

日常用途向けのノートPCにしては、ややハイスペックな構成を持つ17.3型フルHDノートです。

ネットやストリーミングサービスの視聴など、ライトな作業しか行わない方にはややオーバースペックですが、軽めのゲームタイトルをプレイできるノートが欲しい、また写真や動画編集、高画質動画の視聴に向くPCを探している方に最適な性能を持つノートPCです。

大画面液晶に加えて、第7世代のCore i7やGTX 1050(4GB)を搭載するなど、使いやすさと性能を備えながらも比較的リーズナブルであるという点は、多くのユーザーに魅力が大きいです。

基本構成がHDD単体という点に心許なさを感じはするものの、ストレージに関しては柔軟なカスタマイズが行えるようになっているため、問題はないでしょう。

使用感がよくパワーのある大画面ノートが欲しいという方に、おすすめのノートPCです。