ドスパラが販売するノートPC、Altair VH-AD3Lのレビューです。

Altair VH-AD3Lは、CPUにCeleron N3450を採用する14型サイズのノートPC。

2017年6月8日現在 29,980 円(税別)という価格を実現する非常にリーズナブルなマシンで、ストレージには旧モデル(VH-AD3)の倍となる 64GB eMMCを搭載し、公称のバッテリー駆動時間も7.5時間から7.9時間と若干長くなりました。

加えて、2.5インチのストレージを追加可能な構造を備えるなど、安価な割に気の利いた特徴を持ったノートPCです。

旧モデルの32GBストレージに心許なさを感じるユーザーは少なくなかったと思われるだけに、64GBストレージの搭載はメリットが大きいです。購入後には、ユーザーによって2ドライブ構成へのアップグレードも可能となるなど、ライトな作業しか行わない方には実用性の高いノートPCだと思います。

今回は、そんなAltair VH-AD3Lの外観や使い勝手、性能面などについて詳しくご紹介いたします。

【Altair VH-AD3L レビュー記事目次】

・Altair VH-AD3L 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースストレージが追加できるキーボードの操作性液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
Altair VH-AD3L まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Altair VH-AD3L 筺体外観・インターフェース

Altair VH-AD3Lの筺体外観をチェックします。

14型液晶を搭載するノートなので小さくはありませんが、筺体の厚みはゴム足含めても25.5mmと薄く、見た目にスリムな印象を受ける外観です。

安っぽさを感じさせず、価格の割に洗練されていると感じます。





天板一面には清潔感のあるホワイトカラーを採用。
明るい色であること、また天板表面はサラサラとしたマットな質感で、指紋汚れが目立ちにくいです。




正面・背面側から見たところ。
よくみると、筐体側面にも天板と同じホワイトカラーが施されているのがわかります。

統一感があってすっきりとした印象です。



ディスプレイには14型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を採用。
光沢であるため、明るい場所だと光の反射や映り込みがやや気になります。



液晶上部にはWebカメラを内蔵。



ディスプレイの最大開閉角度は約135~140度。
一般的なノートと同じ~やや広いくらいの可動域です。





筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面には電源コネクター、HDMI、USB3.0×2基、カードリーダー、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポートが並びます。



右側面です。
右寄りの位置に、2.5インチのストレージベイのカバーが配置されています。




前面・背面側には何もありません。


LAN端子や光学ドライブはありませんが、最近はサイズの大きいノートPCでもそれらがない製品は多いです。特になくても困らないのですよね。

必要な方は別途、変換アダプターや外付けの光学ドライブを用意しましょう。




付属の電源アダプターです。



電源アダプターの仕様は12V、2Aで24W。



ストレージが追加できる

Altair VH-AD3Lには、7mm厚のHDDやSSDを増設可能な2.5インチベイが備わっており、ユーザー自身がHDDやSSDを追加できるようになっています。

もともとストレージ容量が小さい製品なだけに、増設が行えるというのは便利な仕様です。




本体底面。
底面端の方に、ネジ留めされたHDDベイのカバーが見えます。

底面カバー全体を開かなくても良いところが便利ですね。




ストレージの増設は、HDDマウンタにHDDやSSDを装着して挿入するだけと簡単

ストレージの取り付けに必要な、HDDマウンタやネジなどの部品は標準で同梱されています。

元からある64GBのストレージのみでも不便はありませんが、ストレージの増設をおこなうだけで一気に使い勝手が良くなりますね。



キーボードの操作性

Altair VH-AD3Lに搭載されているキーボードの操作性をチェックします。





右側にHomeやPgUp等のキーが並ぶ、少し変わった配列の日本語キーボードです。
テンキーはなし。

打鍵感は可もなく不可もなくというところですが、特有の配列が慣れるまでは少し使い辛いと感じます。とはいえ、慣れればあまり気にはならないでしょう。



キートップはフラットな形状。
マットかつ、ややザラつきのある素材を用いており、指紋痕などが目立ち難いです。



パームレストにはヘアライン加工が施されており、見た目に高級感があります。



タッチパッドはボタン一体型。
こちらもキーボードと同様、可もなく不可もなくといった使用感です。

作業量が多いのならマウスを利用したい所ですが、ネットや動画閲覧などあまり複雑な操作を行わない用途には十分な使い心地です。




タッチパッドドライバーはElan Smart-Pad デスクトップ右下のタスクトレイからアクセスできます



液晶のみやすさ

Altair VH-AD3Lに搭載されている液晶をチェックします。




14型ワイドHD(1366×768)の光沢パネルです。
やや低解像度でアイコンや文字が見やすく、小さい文字を読むのが苦手な方にも使いやすいと思います。

一度に表示される情報量が少ないため、作業内容によってはやや使い辛く感じてしまうのですが、そもそも本製品で複雑な作業を行われる方は少数でしょうから、特に問題はないでしょう。





視野角は狭いです。
閲覧する角度によっては全体が白っぽく、また色の変移も大きいですが、正面からの閲覧は問題ありません。



重量

Altair VH-AD3Lの重さを測ってみました。

PC本体の重量は1595g。
14型のノートPCにしては軽いです。

屋内での移動に便利なことはもちろん、ちょっとした外出時にも持っていけそうな軽さだと思います。



電源アダプターの重量は126g。
こちらも軽量です。



Altair VH-AD3L 構成内容とその特徴について

掲載しているAltair VH-AD3Lの構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】





【Altair VH-AD3L の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Celeron N3450(1.10GHz~2.20GHz)
ディスプレイ   14.0型ワイドHD(1366×768)、光沢
グラフィックス   インテル HD グラフィックス 500
メモリ   4GB(DDR3L)
ストレージ   64GB eMMC(SanDisk製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2
バッテリ   リチウムイオンバッテリー、駆動時間:約7.9時間(公称値)
サイズ   340.6×237×25.5(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.6kg
ソフトウェア   マカフィー・リブセーフ 12ヶ月 製品版
標準保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年06月08日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、14.0型ワイドHDの光沢液晶、Celeron N3450、メモリ4GB、64GB eMMCという構成内容のモデルです。

価格は2017年6月08日現在、29,980 円(税抜)。
4GBのメモリや64GBのストレージを搭載していることを考慮すると、14型のノートとしては破格だと思います。

単純に低価格な大画面ノートが欲しいというユーザ―に向いているのはもちろん、最初からHDDやSSDを追加する目的で購入しても損はないと思える価格帯です。

実際、2ストレージで利用するつもりで購入するユーザーは少なくないでしょう。



以下、搭載されているストレージの詳細です。


搭載されているストレージ


ストレージの内訳


初期時のストレージの残容量

ストレージには「SanDisk DF4064」という64GB eMMCを搭載。
Cドライブの容量は57.69GBであり、初期状態では35GB程度をユーザーが利用できるような状態でした。

ストレージが32GBの旧モデルの場合、Windowsアップデートでシステムファイルの容量が増えていくことを考えると、やや心許ないところがありましたが、64GBの容量があれば安心です。

加えて2.5インチのストレージを追加できるため、ファイルの保存にも困りません。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているAltair VH-AD3Lで実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【3DMark】



上からSky Diver、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から640×480(標準品質)、1280×720(標準品質)/ウィンドウモードで実行


【CINEBENCH R15】


ゲームはかなり軽めのタイトルを、画質設定を落としてプレイできる程度のグラフィック性能であるため、基本的にゲームプレイには向かないと考えた方が良いですが、軽いブラウザゲームやネット・動画の閲覧などには問題のないパフォーマンスです。

すでにメインPCをお持ちの方のサブノートとしてはもちろん、普段から軽い作業しか行わないライトなPCユーザーなら、メインPCとしても利用できると思います。



消費電力・温度

Altair VH-AD3Lのアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力を測定。
画面の輝度を50%に設定した上で、測定を行っています。(以降、全てこの設定を適用)

アイドル時 ・・・ 4W
ベンチマーク実行時 ・・・ 13W

※実際の値は若干上下します

非常に低消費電力です。




高負荷な状態が続いた場合の、キーボード表面温度を測定してみました。

高負荷時、キーボード左上がやや温かくなりはするものの発熱の大きいパーツを搭載していないため、キーボード面の温度は全体的に低温です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

Altair VH-AD3Lの再起動時間を測定してみました。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:46
2回目 0:45
3回目 0:44
4回目 0:45
5回目 0:44
6回目 0:43
7回目 0:44
8回目 0:44
9回目 0:43
10回目 0:44

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 44秒

Altair VH-AD3Lの再起動時間は およそ44秒。
ストレージにはeMMCを搭載していますが、再起動時間はSSDを搭載するノートPC並に高速です。



バッテリ駆動時間

bbenchを利用し、Altair VH-AD3Lのバッテリ駆動時間を測定。

設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は49085秒。
約13.6(13.634722222…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

この結果はかなり軽めの作業を行った場合の数字ですが、例えばアプリを沢山起動して利用したとしても、消費電力等を考慮すると6~8時間は持つのではと思われます。

これだけ持てば頻繁に充電を行う必要がないため、コンセントの有無を気にせず作業が行えます。



Altair VH-AD3L まとめ

Altair VH-AD3Lのレビューは以上となります。

Celeron N3450や4GBメモリ、64GB eMMCなどライトな用途には困らないスペックを備えながらも、税別では3万円を切る価格、税込でも3万円台前半という非常にリーズナブルな価格を実現した14型ノートです。

薄く軽く、また大画面液晶の搭載や長時間のバッテリ駆動が可能な点など、低価格帯のノートとしては実用性が高く魅力が大きいです。

特に旧モデルと比較して、32GBのストレージが64GBへとグレードアップされた点は、多くのユーザーにとって嬉しい仕様変更ではないでしょうか。

2.5インチのストレージを容易に増設できるユニークな構造も、ユーザーにとっては利便性が高いと思います。

構成的に重い作業には向きませんが、例えばメインPCをお持ちの方のサブノートとして、また軽い作業しかしないという方のメインPCとしても十分に活用可能なモデルです。

低価格なノートPCをお探しの方は、是非チェックしてみてください。