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マウスコンピューターが販売するゲーミングデスクトップPC、NEXTGEAR i660PA1-SP3のレビューです。

NEXTGEAR i660シリーズは、Z270チップセットを採用するG-TuneブランドのゲーミングPC。

今回掲載する「NEXTGEAR i660PA1-SP3」は2017年6月3日現在、NEXTGEAR i660シリーズで提供されているモデルの中では最上位にあたる構成を持つマシンで、CPUにはCore i7-7700Kを、グラフィックカードにはGTX 1080Ti(11GB)を標準搭載しています。

ライトなゲームタイトルしかプレイする予定がないのなら、下位のグラフィックカードを搭載したモデルで十分ですが、VRの利用や4Kでのゲームプレイなど重い環境で遊ぶことを考えているのなら、GTX 1080Tiを搭載する本モデルがおすすめ。

CPUやグラフィックカードだけではなく、メモリやストレージなどもハイスペックであるため、使い勝手は抜群に良いです。

価格はNEXTGEAR i660シリーズの中ではもっとも高額ですが、GTX 1080Tiの持つパワーを考えると、リーズナブルだとさえ言えるモデルだと思います。

今回は、そんな「NEXTGEAR i660PA1-SP3」の使用感や性能面について詳しくご紹介いたします。

【NEXTGEAR i660PA1-SP3 レビュー記事目次】

・製品の特長
NEXTGEAR i660PA1-SP3の主な特長

・NEXTGEAR i660PA1-SP3 筺体外観や操作性をチェック
筺体外観・インターフェース筐体内部の構造

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
NEXTGEAR i660PA1-SP3 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR i660PA1-SP3の特長

以下、NEXTGEAR i660PA1-SP3の特長です。
2017年6月3日時点の内容であり、時期によって提供される構成は変わる可能性があります。

・Z270チップセット採用
・NEXTGEARオリジナルの拡張性、冷却性能に優れたケースを採用
・Core i7-7700K(Kaby Lake)、GTX 1080Ti(11GB)を搭載
・メモリやストレージ、電源ほか、柔軟なカスタマイズが可能

今回掲載しているNEXTGEAR i660PA1-SP3は、Core i7-7700KとGTX 1080Ti(11GB)を採用するゲーミングデスクトップPC。

記事作成時点では、i660シリーズの中では最上位構成にあたるモデルです。

GTX 1080Ti(11GB)自体が非常にコストパフォーマンスに優れたグラフィックカードであるため、NEXTGEAR i660PA1-SP3もコスパは抜群。

といっても、NEXTGEAR i660シリーズのGTX 1080搭載モデルよりも価格は高いのですが、GTX 1080とGTX 1080Tiのグラフィック性能差を考えると、今回のモデルはリーズナブルだとさえ言えるかもしれません。

VRの利用をはじめ、解像度環境でのゲームプレイを考えるのなら是非選びたいモデルです。



NEXTGEAR i660シリーズ 筺体外観・インターフェース

まずはNEXTGEAR i660シリーズの筐体について。

本シリーズの筐体に用いられているのは、従来のシリーズから使われている「騎士の鎧の兜」風デザインを持つオリジナルケースです。

このケースについては、以前にも詳しくご紹介しているため(以前の記事:NEXTGEAR i660シリーズの筐体)、ここでは簡単な外観の写真と筐体背面の様子についてチェックしたいと思います。






フロントパネルは開閉が可能。
内側には光学ドライブと、メッシュ状の通気パネルが配置されています。

このフロントパネルは、取り外しが可能です。



フロントパネルのヒンジ部品の替えと、フロントパネルを外した場合の、ヒンジ部の窪みを埋める部品が同梱されています。



フロント部、下部のメッシュパネルは取り外しが可能です。



オールブラック塗装の背面の様子。

インターフェースは、左上からUSB3.0×2基、PS/2端子(キーボード、マウス)、USB3.0×2基、LAN、USB2.0×2基、オーディオ端子×6基(ラインイン、ラインアウト、マイク入力、リアスピーカー、センター・サブウーファー、サイドスピーカー)が並び、拡張スロット付近にはDisplayPort×3基、HDMIが並びます。




天面には、カードスロットやUSB3.0×2基、USB2.0×2基、マイク入力、ヘッドフォン出力、電源ボタンが並びます。




左右側面の様子。
いずれも開閉が可能です。



筺体内部の構造をチェック

次に、筐体内部の構造をチェックします。

左右パネルとも、背面のネジを取り外せば開閉が可能。
ネジを外す際にはドライバーが必要です。



筺体内部全体の様子。

フロントパネル寄りの位置に光学ドライブベイやHDDベイが、その後方にCPUやメモリ、グラフィックカードなどが搭載されたマザーボードが、下部に電源ユニットが配置されるというパーツの構造です。

フロントパネル側に取り付けられているファンの後方を遮るものが何もないため、筺体内部の風通しがとても良いです。



CPU周りの様子。
CPUの右側にメモリスロットが4基、下部にM.2スロットが配置されているのが見えます。



グラフィックカード下部の様子です。
最下部に、筐体と同じブラック塗装の電源ユニットが配置されています。



フロント側にある5.25インチベイ×2基と、3.5インチオープンベイ。
5.25インチベイは1基にDVDスーパーマルチドライブが搭載され、もう1基は空です。



フロントファン。

一般的なデスクトップPCの筐体だと、この部分をベイで塞いでしまっていることが多いのですが、本製品は見ての通り、ファンの後部にスペースが設けられており、吸気した冷たい空気をダイレクトに後部のパーツへ届けることができます。



フロント側、下部にある3.5インチシャドウベイ×4基。

各ベイにスクリューレス構造を採用しており、ドライバーを使わずに、SSDやHDDを装着したHDDマウンタを出し入れできます。



反対側のサイドパネルを開いた図。
ケーブルの整理がしやすいです。

パーツのメンテナンス等も行いやすく、ユーザーにとって扱いやすい筐体だと思います。



NEXTGEAR i660PA1-SP3  構成内容とその特徴について

掲載しているNEXTGEAR i660PA1-SP3の構成内容や、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【NEXTGEAR i660PA1-SP3 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7700K(4.20~4.50GHz)
チップセット   Z270 Express
グラフィックス   NVIDIA Geforce GTX 1080 Ti(11GB)
メモリ   16GB(8GB×2/PC4-19200 DDR4/最大64GB)
ストレージ   480GB SSD(M.2 SATA3/Kingston製)、3TB HDD(7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
拡張ベイ   5.25インチ×2、3.5インチオープン×1、3.5インチシャドウ×4
拡張スロット   PCI Express x16×2、PCI Express x1×4
電源   700W(80PLUS BRONZE)
サイズ   190×543×450(幅×奥行き×高さ/mm/フロントパネル装着時)
重量   約11kg
キーボード・マウス   付属なし
保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年06月03日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Z270チップセット、Core i7-7700K、GTX 1080 Ti(11GB)、16GBメモリ、480GB SSD&3TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、700W電源(80PLUS BRONZE)という構成内容のモデルです。

記事作成時点では、NEXTGEAR i660シリーズで提供されているモデルの中では最上位構成にあたるマシンで、CPUやグラフィックカードがハイスペックであるだけではなく、メモリは16GB、ストレージも十分な容量のSSDとHDDを標準搭載するなど、高画質でのゲームプレイや様々な用途に対応できる構成内容を採用しています。

カスタマイズに関しては、CPUやグラフィックカードは固定構成となりますが、メモリは最大64GBまで、また光学ドライブやストレージ、電源を選択できることに加え、CPUファンやCPUグリスといった細かい部分の変更も可能。

VRをはじめ、どんな用途にでも対応できるゲーミングPCが欲しい方に、相応しいモデルだといえるでしょう。



搭載ストレージの詳細です。



搭載されているSSD&HDDの仕様


ストレージの内訳

SSDにはkingston製の「SUV400S37480G」という480GB SSDが、HDDにはSeagate製の「ST3000DM008-2DM166」という3TB HDDが搭載されていました。

標準搭載されていたSSDは2.5インチのSATA規格のモデルですが、カスタマイズではより容量の大きいモデルや、NVMe規格のM.2 SSDを選択する事もできます。

HDDも最初から大容量のディスクが搭載されていましたが、さらに大容量のHDDや2台目のHDDを追加することもできるよう。

カスタマイズ内容は時期によって変化する可能性があるため、あまり詳しくはかけないのですが、ストレージ構成の選択の幅は広いです。



ベンチマークテストの結果

以下、NEXTGEAR i660PA1-SP3で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



Fire Strike Ultraの実行結果



Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1920×1080、3840×2160 / 最高品質、ウィンドウモードで実行


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



上から1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】



上から1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行。
標準画質および最高画質の2パターンで計測。解像度はフルHD(1920×1080)と4K(3840×2160)です。

【標準画質】
MSAA x4、リフレクションMSAA x4、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」

【最高画質】
グラフィック、高度なグラフィック設定ともに、出来うる限り上限の設定


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 14.638551 163.872360 127.992874
Pass 1 61.723091 176.441589 144.742554
Pass 2 96.314697 207.947723 147.554077
Pass 3 108.665016 215.135651 171.884979
Pass 4 5.851006 301.452393 148.058975


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 6.369328 105.243797 84.740883
Pass 1 22.271727 101.333168 65.679100
Pass 2 49.128143 147.969299 90.651863
Pass 3 57.783115 166.344696 106.171402
Pass 4 11.449615 155.350388 83.319801


【4K&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 26.232044 151.544937 106.524536
Pass 1 28.673243 160.814117 98.159904
Pass 2 27.545948 181.485138 96.362022
Pass 3 35.500004 187.243286 107.564697
Pass 4 12.113517 205.808807 106.045883


【4K&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 4.297162 68.953545 30.720919
Pass 1 12.855553 70.350311 25.633686
Pass 2 17.544846 117.935585 31.444851
Pass 3 17.231434 122.270493 35.211887
Pass 4 11.544303 116.001015 32.003490

フルHDの解像度であれば、最高画質でも快適にゲームがプレイできます。

一方で4K解像度では、最高画質でのプレイは難しいものの、標準画質設定なら十分に快適。やや画質高めに設定しても、問題なくゲームプレイが可能です。

GTX 1070や GTX 1080といったグラフィックカードでも、画質を調整すれば4Kでのゲームプレイは可能ですが、重いタイトルだと画質をかなり抑える必要があるなど、やや心許ない部分があります。

高解像度環境でのゲームプレイを考えているのなら、今回のGTX 1080Tiくらいのグラフィックカードを搭載するモデルを選びたい所ですね。


【SteamVR Performance Test】


SteamVR Performance Testの結果は、VRレディ。
平均忠実度の数値も高く、VRも余裕で利用できるパフォーマンスです。



消費電力・温度

NEXTGEAR i660PA1-SP3のアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 38W
ベンチマーク実行時 ・・・ 343W

※実際の値は若干上下します

アイドル時はともかく、ベンチマーク実行時の消費電力はかなり高いです。




次に、高負荷時のパーツ温度を測定。
以下は、ベンチマークテスト(3DMarkのFire Strike)を20分以上実行した後のパーツ温度です。

グラフィックカードの温度がやや高めになるものの、ゲーミングPCのパーツ温度としては標準的な数値です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

NEXTGEAR i660PA1-SP3の再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:36
2回目 0:35
3回目 0:35
4回目 0:35
5回目 0:34
6回目 0:35
7回目 0:35
8回目 0:35
9回目 0:35
10回目 0:34

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 34秒

再起動にかかる時間は およそ34秒。
SSD搭載であるため、非常に高速です。



NEXTGEAR i660PA1-SP3 まとめ

NEXTGEAR i660PA1-SP3のレビューは以上となります。

NEXTGEARオリジナルの冷却性に優れた筐体に、Core i7-7700KやGTX 1080Ti(11GB)を採用する非常にハイスペックなモデルです。

今回のマシンは、NEXTGEAR i660シリーズでは最上位構成にあたる(記事作成時点)モデルであり、重いゲームタイトルのプレイやVR利用はもちろん、4Kのような高解像度環境でのゲームプレイに向いています。

下位の GTX 1070やGTX 1080を搭載するようなモデルでも十分に高性能ですが、高解像度環境でのゲームプレイとなるとやや心許ないというのが本音であり、できればGTX 1080Tiくらいのグラフィックカードを搭載したモデルを選んでおきたいところ。

GTX 1070やGTX 1080を搭載するモデルと比較し、価格は当然GTX 1080Ti搭載モデルの方が少し高くはなるものの、性能差を考えればコストパフォーマンスは断然今回のモデルの方が上であり、価格以上の満足感を得られるはずです。

そこまで性能が必要でないのなら下位モデルでも十分ですが、性能やゲームの画質にこだわる方、また長く活躍させられる高性能なゲーミングPCをお探しの方には、今回のモデルがおすすめです。