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マウスコンピューターが販売するデスクトップPC、NEXTGEAR-SLIM is100 シリーズのレビューです。

NEXTGEAR-SLIM is100は、GTX 1070(8GB)を搭載するゲーミングデスクトップPC。
デスクトップながら、なんと22mm幅という極薄サイズを実現したこれまでにないタイプのゲーミングPCです。

薄いながらもGTX 1070の搭載により、負荷の高いゲームタイトルのプレイやVRの利用にも対応。

驚くほど省スペースであるため、ゲーミングPCを設置したいけれど適当な場所がないというユーザーや、部屋のインテリアになじみやすい洗練されたPCが欲しいという方に向いています。

今回は、デュアルストレージを採用する「NEXTGEAR-SLIM is100SA1」というモデルを使用してみましたので、その外観や使い勝手、性能面について詳しくご紹介いたします。

【NEXTGEAR-SLIM is100 シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-SLIM is100 シリーズ 筺体外観をチェック
外観・インターフェース

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
NEXTGEAR-SLIM is100 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-SLIM is100 シリーズ 筺体外観・インターフェース

NEXTGEAR-SLIM is100 シリーズの筐体外観をチェックします。



見ての通り、とても薄い筐体を採用したデスクトップPCです。
写真はスタンドに立てた状態ですが、スタンドがなければノートPCと一瞬見間違えてしまうかもしれません。

実際、ノートのCPUやバッテリを内蔵するなど、どちらかというとノートPCに近い製品だと思います。



机の上や家具のすきまなど、狭い場所にも設置しやすいですし、インテリアの邪魔をしないところが良いですね。

言わなければ、PCが置いてあるとは気づかないと思います。



スタンドから外してみました。


側面のパネルの様子です。
黒をベースに、赤色のラインによるG-Tuneらしい配色が施されたデザインです。

パネルの中央には電源ボタンを配置。




筐体をスタンドに立てると、電源ボタンはスタンドの少し下に配置される





パネル上にはG-Tuneやmouseのロゴがプリントされている



反対側のパネルの様子です。
所々に通気口が設けられているのが見えます。

見れば見るほど、ノートPCのようです。
実際、ディスプレイがないだけでそれに近いものなのかなと思います。

サイズ感が写真ではわかりづらいですが、自宅にあるノートPCと比較してみたところ、15.6型ノートの本体部分とほぼ同じくらいの大きさでした。



こちらはスタンドです。
PC使用時は、このスタンドに立てかけて利用します。




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

筐体前後の様子。
写真左が背面、右が正面側です。

背面にはLAN、USB3.0、マルチカードリーダー、ヘッドフォン出力(S/PDIFと共用)、マイク入力、ライン出力が並び、正面側にはMini DisplayPort 1.3、USB3.1×2基、USB3.0×2基、セキュリティロックケーブル用のスロットが並びます。




筐体上部の様子。
電源コネクター、HDMI 2.0、Mini DisplayPort 1.3が並んでいます。

光学ドライブは備えていませんが、USB端子はType-Cも含めて全5基、映像出力は2系統で全3基を搭載するなど、端子の内容は十分。

映像出力は全てが4K解像度に対応しており、3画面の同時出力が可能です。

なお、本製品には3セルのバッテリが内蔵されているため、うっかり上部の電源ケーブルを外してしまったとしても、すぐに電源が落ちることはありません。




電源アダプターとケーブルです。
電源は19.5V、11.8Aで230W。



今のところ、いずれのモデルにもキーボードやマウスは付属していません。

ゲームをするユーザーは、既に自分のキーボードやマウスを持っていることも多いですから、あえてつけないようにしているのだと思います。

もちろん、オプションから様々なキーボードやマウスを追加可能です。



NEXTGEAR-SLIM is100  構成内容とその特徴について

掲載しているNEXTGEAR-SLIM is100SA1の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【NEXTGEAR-SLIM is100SA1 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700HQ(2.60GHz/TB時最大3.50GHz)
チップセット   HM170チップセット
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX 1070(8GB)
メモリ   16GB(8GB×2/PC4-17000 DDR4/4スロット/最大64GB)
ストレージ   256GB SSD(M.2 SATA3/SanDisk製)+ 1TB HDD(5400rpm/Western Digital製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n + Bluetooth V4.2 + LE
バッテリ   3セルバッテリー搭載
電源アダプター   230W
サイズ   スタンド無:22×385×274 / スタンド有:124×385×290(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.75kg(本体のみ)
標準保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年05月12日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Core i7-6700HQ、GeForce GTX 1070(8GB)、メモリ16GB、256GB SSD&1TB HDD、無線LAN搭載という内容のモデルです。

見ての通り、モバイル向けの構成を採用しています。

提供されているカスタマイズ内容に関しては、CPUやグラフィックスの内容は固定となりますが、メモリは最大64GBまで、ストレージにおいてはM.2が最大2基、加えて2.5インチのストレージも搭載できるなど、薄くても十分な拡張性を備えています。

その他、無線LANを標準搭載しているため、ケーブルを数多く接続せずに済むところが便利です。

バッテリの内蔵も面白いですね。
バッテリの採用は、バッテリのみでの利用を想定したものではないと思いますが、デスクトップPCは停電などで電源が断たれると即落ちてしまいますから、安心できるという点でメリットは大きいと思います。

電源オンのまま、利用場所を移動したい場合にも便利です。



搭載ストレージの詳細です。



SSD&HDDの仕様


ストレージの内訳

SSDにはSanDisk製の「SD8SNAT256G1122」という256GB M.2 SSDが、HDDにはWestern Digital製の「WDC WD10JPVX-22JC3T0」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

先にも述べた通り、M.2 SSDは最大2基搭載できるほか、NVMe規格のモデルも選べます。
またさらに容量の大きいHDDも選べるなど、ゲーミング用途には不足のないストレージ構成が提供されています。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているNEXTGEAR-SLIM is100SA1で実施した、ベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



Fire Strike Ultraの実行結果



Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(最高品質)、1920×1080(最高品質)/ウィンドウモードで実行



【ドラゴンズドグマ オンライン】


1920×1080 / 最高品質


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】




上から1280×720、1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】




上から1280×720、1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行。
標準画質と最高画質の2パターンで測定を行いました。解像度はフルHD。

【標準画質】
MSAA x4、リフレクションMSAA x4、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」

【最高画質】
グラフィック、高度なグラフィック設定ともに、出来うる限り上限の設定


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 12.111427 112.176025 91.942589
Pass 1 21.708479 129.847748 101.832138
Pass 2 70.555580 154.072189 105.261955
Pass 3 72.377319 159.932510 125.300995
Pass 4 26.577894 172.112061 106.200638


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 4.049588 76.930733 52.621006
Pass 1 21.547890 55.759361 39.538681
Pass 2 14.782760 90.405083 55.584965
Pass 3 38.378468 105.914551 64.859528
Pass 4 17.902370 97.633728 53.394299

フルHD、標準画質の設定なら快適にプレイできます。
一方で、最高画質での快適なプレイは難しいかもしれません。プレイ自体は可能ですが、場面によってカクつく可能性があります。

今回4K解像度では実施していませんが、本製品の構成なら、標準画質程度であれば難無くプレイできると思います。



【SteamVR Performance Test】


SteamVR Performance Testの結果はVRレディ。
平均忠実度は10.1(非常に高い)と、VRの利用も余裕です。

筐体がノート並に薄くても、性能に妥協はありません。



消費電力・温度

アイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)のNEXTGEAR-SLIM is100SA1の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 15W
ベンチマーク実行時 ・・・ 151W

※実際の値は若干上下します

ノートの構成の採用により、アイドル時の消費電力はデスクトップPCとは思えないくらい低いです。
ただし、上記数値には液晶の消費電力は含まれていません。




アイドル時、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを実行)のパーツ温度を測定してみました。

薄型筐体を採用しているためか、パーツの温度はデスクトップPCにしてはやや高め。
ゲーミングノートに近い数値ですね。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

NEXTGEAR-SLIM is100SA1の再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 00:49
2回目 00:43
3回目 00:42
4回目 00:41
5回目 00:43
6回目 00:43
7回目 00:43
8回目 00:42
9回目 00:42
10回目 00:43

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 43秒

NEXTGEAR-SLIM is100SA1の再起動にかかる時間は およそ43秒。
非常に高速です。



NEXTGEAR-SLIM is100シリーズ まとめ

NEXTGEAR-SLIM is100 シリーズのレビューは以上となります。
幅22mと、ゲーミングデスクトップPCとは思えないくらいスリムな筐体を採用した製品です。

薄くてもGTX 1070(8GB)の搭載によって重いゲームタイトルのプレイはもちろん、VRの利用も可能となるなど、ゲーム用のマシンとして十分なパワーを備えています。

拡張性は一般的なデスクトップPCに比べると劣りますが、そうではあってもメモリは最大64GB、ストレージにはM.2 SSDを最大2台、加えて2.5インチのストレージも追加できるなど、特に構成面で妥協しなくてはならないところはありません。

外部機器との接続性もよく、デスクトップPCと比較して遜色ない使い勝手の製品だといえるでしょう。


設置場所に余裕がないのなら、ゲーミングノートでもよいと思いますが、デスクトップPCの方が、外部液晶やキーボードを自由に組み合わせて利用しやすいという利点があります。

加えてバッテリーを内蔵するなど、デスクトップでありながらノートPCの利点を持ちあわせている所もとてもユニーク。

特にサイズは気にしないというのならばともかく、インテリアの邪魔にならず、取り回しがしやすいゲーミングデスクトップPCが欲しい方には、NEXTGEAR-SLIM is100シリーズは魅力の大きい製品です。