LAVIE Direct HZレビュー さらに軽く!最小約769gの13.3型ノート メテオグレーとプレシャスゴールドの外観をチェック
NECが販売するノートPC、LAVIE Direct HZ(2017年春モデル)のレビューです。
LAVIE Direct HZは、第7世代Core プロセッサを搭載する13.3型サイズのモバイルノート。
なんとタッチパネルを搭載しながらも、下位モデルで最小約769g、上位モデルでも約831gという軽さを実現したマシンです。
従来モデルではタッチなしやWQHDの解像度が提供されていましたが、今回はWQHDの選択肢はなく、タッチパネルを搭載する2in1モデルのみがラインアップされています。
軽いだけではなく、上位モデルでは約10時間ものバッテリ駆動時間を実現するなど、ノートをモバイルしたい人にとっては相変わらず魅力の大きい製品だといえるでしょう。
今回、メテオグレーとプレシャスゴールドのモデルを利用してみましたので、まずはそれらの外観からご紹介いたします。
【LAVIE Direct HZ[Hybrid ZERO] レビュー記事目次】
・LAVIE Direct HZ メテオグレーとプレシャスゴールドの筺体外観をチェック
(2in1構造を採用 / 外観・インターフェース / キーボードの操作性 / 液晶の見やすさ / 重量)
・オプションのケース
(ハンドメイドフェルトケースをチェック)
・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
(構成と特徴 / ベンチマークテストの結果 / 消費電力・温度 / 再起動時間 / バッテリ駆動時間)
・製品のまとめ
(LAVIE Direct HZ まとめ)
※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。
4つのモードで使える2in1構造を採用
LAVIE Direct HZは、2in1の構造を採用することにより、以下のように4モードでの利用が可能です。
ノートPCモード
スタンドモード
テントモード
タブレットモード
入力が多い作業時にはノートPC、ネットや動画を閲覧する場合にはスタンドやタブレット・・といった具合に、場面に合わせてモードを使い分けることができます。
なお、従来モデルではタッチなしのノングレアモデルと、タッチ対応の2in1モデルが提供されていましたが、春モデルではタッチ対応の2in1モデルのみとなりました。
WQHDの選択肢も消滅しています。
LAVIE Direct HZ メテオグレーとプレシャスゴールドの筺体外観
LAVIE Direct HZにはプレシャスゴールド、メテオグレー、ムーンシルバーの3色が提供されており、下位モデルではメテオグレーのみ、Core i5、Core i7や8GBメモリを搭載する上位モデルにおいては3色から選択できるようになっています。
今回、メテオグレーとプレシャスゴールドのモデルを利用してみましたので、まずはそれら2モデルの筐体外観をご紹介します。
左がメテオグレー、右がプレシャスゴールド
メテオグレーの天板
プレシャスゴールドの天板
それぞれのカラーは配色が異なるのみで、デザインは同じ。
サラッとした乾いた石のような質感を持つ、美しいシンプルデザインを採用しています。
手に持った時の軽さがとても印象的です。
薄いながらも、ボディは150kgfの面加圧試験をクリアしているそうで、安心して持ち運べます。
メテオグレー 筐体背面の様子
プレシャスゴールド 筐体背面の様子
昨年の秋冬モデル(2016年9月)と比較して、幅14mm、奥行き12mmほどコンパクト化されています。
目で見てはっきりとわかるほど小さくなったわけではありませんが、13.3型サイズのノートにしては見た目にコンパクトな印象です。
ディスプレイ部分の様子です。
見てのとおり、ディスプレイにはスリムベゼルを採用しているため、とてもスタイリッシュな外観。
液晶下部のベゼルに、Webカメラやマイクが内蔵されています。
筐体側面のインターフェースをチェックします。
いずれのモデルもインターフェースの内容・配置は同じです。
左側面の様子。
左から電源コネクター、電源ボタン、ボリュームコントロールボタンが並びます。
右側にはSDメモリーカード、マイク入力とヘッドフォン出力のコンボポート、USB 3.0、USB3.1、HDMI、セキュリティロックケーブル用のスロットが並んでいます。
正面の様子。
背面の様子。
正面側、背面側には何もありません。
USBの数がやや少なくはあるものの、一般的な作業に必要なものは一通り揃っており、利用するにあたって不便を感じるような事はあまりないと思います。
メテオグレーの底面の様子です。
写真は上が筐体背面側、手前が正面側となります。
一枚板の構造を採用しており、すっきりとした見た目です。
バッテリは着脱できません。
プレシャスゴールドの底面も、カラー以外は上写真と全く同じです。
正面寄りの位置に2基、スピーカーを内蔵しています。
PC本体と電源アダプター&ケーブル
角型コネクター用のプラグ
電源アダプターは20V、2.25Aで45W。
写真はCore i3を搭載するメテオグレーのモデルに付属していたアダプターですが、Core i5やCore i7を搭載する上位モデルにも同じアダプターが付属します。
キーボードの操作性
LAVIE Direct HZに搭載されているキーボードの操作性をチェックします。
アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用。
主なキーのピッチは18mmと、余裕のあるキーサイズです。
キーストロークは1.2mmと浅目ですが、特に操作感が悪いという事もなく、入力作業は概ね快適です。
右下の矢印キーが、他のキーとは独立した配置となっている所が特に使いやすいと感じます。
フラットなキートップ
メテオグレーのタッチパッド(NXパッドと呼ばれるよう)
プレシャスゴールドのタッチパッド
タッチパッドはボタン独立型。
ボタンは程よい硬さで押し込みやすいなど、操作がしやすいタッチパッドだと感じます。
従来モデルには、ボタン一体型のタッチパッドが採用されていた記憶がありますが、それらのタッチパッドよりも使いやすいです。
タッチパッド機能の微調整は、搭載されている Elan Smart-Padより行えます。
Elan Smart-Pad
液晶の見やすさ
LAVIE Direct HZに搭載されている、液晶の見やすさをチェックします。
タッチ操作に対応する、13.3型ワイドフルHD(1920×1080)の非光沢パネルです。タッチ操作に対応しているのに、非光沢というところが良いですね。
先でも述べた通り、従来モデルではタッチなしのノングレアモデルと、タッチ対応の2in1モデルが提供されていましたが、春モデルではタッチ対応の2in1モデルのみとなりました。
また従来のモデルで選べたWQHDの選択肢も消滅し、フルHDのみとなりました。
賛否両論ある所だと思いますが、個人的には普段利用するノートPCには実用性を求めるため、フルHDの選択肢のみで十分だと考えています。
ただ、WQHDの高精細さを楽しみたいという方には、WQHDの選択がないという点は残念かもしれません。解像度はともかく、いずれのモデルも非光沢かつIPSパネルであり、見やすいです。
視野角は広いです。
メテオグレー、プレシャスゴールドともに、液晶パネルは同じような見た目でした。
どの方向からみても画面の表示内容をはっきりと読み取れるなど、見やすいパネルだと思います。
重量
LAVIE Direct HZの重さをはかってみました。
メーカーが公表している仕様には、CeleronやCore i3を搭載する下位モデルが約769g、Core i5やCore i7を搭載する上位モデルが約831gとの記載があります。
Core i3を搭載する下位モデルの重さは、774g。
仕様とほぼ同じ重さです。
軽いというだけではなく、13.3型という大きなパネルが採用されているという点が驚きですね。
Core i7を搭載する上位モデルの重さは、832g。
こちらも、仕様とほぼ同じ。
上位モデルの方がやや重いのは、大容量バッテリを内蔵しているからでしょう。
LAVIE Direct HZの購入時、Core i5やCore i7の上位モデルを選択した場合、自動的に大容量バッテリが内蔵されます。
電源アダプターやケーブルの重さは、214g。
こちらもとても軽いです。
ハンドメイドフェルトケースをチェック
LAVIE Direct HZのオプション品として提供されている、ハンドメイドフェルトケースをご紹介します。
掲載しているのは、ブラックカラーのハンドメイドフェルトケースです。
ほか、オレンジカラーのハンドメイドフェルトケースや、ブラウンやブラックのレザーケースをカスタマイズで追加できます。
ブラックカラーのハンドメイドフェルトケース。
その名のとおり、フェルトで作られた柔らかく軽いPCケースです。
ケースの背面側。
ブラック・・というよりはグレーに近いブラックカラーのフェルトです。
ところどころに赤色のステッチが施されています。
木製のボタンにひもをかけて開閉します。
ナチュラルな雰囲気のケースです。
ケースの開閉部の内側には、buzzhouse design(バズハウスデザイン)のタグ。
ハンドメイドレザーケースやフェルトケースを販売するメーカーです。
LAVIE Direct HZを収めた図。
使われている素材がフェルトのみなので、本当に軽いです。
軽いけれど、PCをしっかりと保護してくれます。
ハンドメイドフェルトケースの重さは61g。
PCやタブレットを持ち歩く際、ケースが重くて重量が増してしまう・・というパターンがありますが、このケースなら重さは全く気になりません。
デザインもお洒落な感じで良いと思います。
次記事に続きます。
次は、LAVIE Direct HZ各モデルの構成内容と、ベンチマークテストの結果です。
次: LAVIE Direct HZ(2017年春)のベンチマーク結果 Core i3-7100Uの下位モデルとCore i7-7500Uの上位モデルの性能をチェック