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デルが販売するノートPC、Inspiron 14 7000(7460)シリーズのレビューです。

Inspiron 14 7000(7460)は、14型フルHD液晶を搭載するノートPC。
Inspironブランドでは、最上位の7000シリーズに位置づけられる製品です。

わずか7mmという極細ベゼルのディスプレイを採用することで、14型サイズのノートでありながら、13.3型ノート並のコンパクトなボディを実現しています。高級感溢れるデザインに極細ベゼルの採用など、XPS 13を彷彿とさせるマシンです。

主な構成については、CPUには第7世代Coreプロセッサを提供、GeForce 940MXを搭載したモデルもラインアップしており、この手のノートとしては性能が高いです。

ストレージにはSSD、もしくはSSDとHDDの2ドライブ構成が提供されるなど、使い勝手にも期待できます。

性能高くデザインが優れたノートは高価な場合が多いですが、本製品はInspironブランドというところで、構成やデザインの割に価格が抑えられている点も魅力。

今回は、Core i5-7200Uを搭載する「Inspiron 14 7000(7460)プレミアム」というモデルを利用してみましたので、製品の特徴や外観、使い勝手、性能について詳しくご紹介いたします。


【Inspiron 14 7000(7460) レビュー記事目次】

・製品の特長
Inspiron 14 7000(7460)の主な特長

・Inspiron 14 7000(7460) 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
Inspiron 14 7000(7460) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 14 7000(7460)の主な特長

以下、Inspiron 14 7000(7460)シリーズの主な特長です。
構成は変わる可能性があるため、参考程度にご覧ください。

・極細ベゼルディスプレイの採用により、14型ノートながら13.3型ノート並のサイズ
・アルミ素材の高級感あるデザインとカラー
・14型フルHD IPSパネルを採用
・第7世代Core i5、i7を採用
・GeForce 940MX搭載モデルを提供
・SSDや、SSDとHDDの2ドライブ構成を採用したモデルも提供

極細ベゼルを採用するディスプレイによって、14型のパネルを搭載しながらも、13.3型ノートに近いサイズを実現したノートPCです。

冒頭でも述べた通り、XPSブランドのノートPCをイメージさせる製品で、アルミ素材の採用や、所々にダイヤモンド・カット加工を施すなど、デザインを重視するユーザーにも納得の仕上がりとなっています。

見た目だけではなく、構成も上級モデルだけあってハイスペックです。

第7世代Core i5、i7をはじめ、GeForce 940MX搭載モデルも提供するなど、ゲームPCのようなパワーはないものの、スタンダードなノートとしては高い性能を備えています。

SSDとHDDの2ドライブ構成が可能という点も魅力。
例えば、撮影した写真や動画をPCで編集するようなユーザーには使いやすいと思います。



Inspiron 14 7000(7460) 筺体外観・インターフェース

Inspiron 14 7000(7460)の筐体外観をチェックします。

本製品にはシルバーとゴールドカラーのモデルが提供されており、掲載しているのはシルバーカラーのモデルです。サイズは小型というほどではないのですが、14型ノートにしてはやや小ぶりであり、モバイルノートとしても利用できます。





天板の様子。

削り出しアルミ素材のクールな外装に、ダイヤモンドカット加工によるエッジの光沢感の組み合わせがとても美しいモデルです。

高級系のデザインを好まれる方には、たまらないノートPCだと思います。




ダイヤモンドカットが施されたデザインを採用




なお、この製品は先日の新製品発表会でも展示されていました。

暗い会場での撮影であったため、色や微妙な質感がわかりにくいのですが、左がゴールド、右がシルバーカラーの筐体です。

どちらも上品な印象のモデルですが、シルバーはクール、ゴールドはゴージャスという言葉が似合うデザインだと感じます。




筐体正面、背面側の様子。
すらっとしたシルエットが美しいです。



光にあたる角度によって、側面のカットがキラキラ光ります。
この加工は個人的に好みです。

素材をより上品に見せる効果があると思います。



ディスプレイには、14型フルHD光沢のIPSパネルを採用しています。

見ての通り、ディスプレイベゼルの幅がとても狭いです。
この極細ベゼルを採用することで、14型ノートでありながら13.3型ノートに近いサイズを実現しています。



ベゼル付近を拡大。
Inspiron 14 7000(7460)のディスプレイのベゼル幅は7mm、一方でXPS 13のベゼル幅は5.5mm、さらに XPS 13 2-in-1は3.5mm。

XPS 13や、13 2-in-1と比べると本製品のディスプレイベゼルはやや幅があるのですが、7mmでも十分にインパクトがあります。



ディスプレイの下部にウェブカメラが、そのやや左にマイクが内蔵されています。
カメラの上部にはデルのロゴを配置。



ディスプレイの最大開閉角度は約135度。
他のノートPCと同程度です。




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

筐体左側面の様子。
電源コネクター、LAN、HDMI、USB3.0×2基、ヘッドセットポートが並びます。



LAN端子は、下部ののカバーを押し下げて利用するタイプです。




右側面の様子です。
SDカードスロット、USB2.0、セキュリティーケーブル用のスロットが並んでいます。





筐体正面側、背面側には何もありません。


光学ドライブがないこと、また最近のPCによく見られるUSB Type-Cなどのポートなどは搭載していませんが、利用には不足のないインターフェースの内容です。

やや薄型のモデルですが、LAN端子が備わっているのは場合によっては便利ですね。




筐体底面全体の様子。
写真は上が筐体正面側、下が背面側です。

底面には1枚板の構造が採用されています。
バッテリは完全に内蔵されており、取り外しはできません。




底面中央部分には、型押しによるinspironロゴ



側面寄りの位置に、Waves MaxxAudio Pro対応のスピーカーを内蔵しています。
付属のサウンドユーティリティーを利用して、サウンドの詳細な調整が行えます。




Waves MaxxAudio Pro対応のサウンドユーティリティー


PC本体と、付属の電源アダプター&ケーブル


電源アダプターは19.5V、2.31Aで45W。
掲載モデルはCPU内蔵グラフィックスの構成であるため、45Wのアダプタが付属していますが、GeForce 940MXの構成を選択した場合には、65Wの電源アダプタが付属します。



キーボードの操作性

Inspiron 14 7000(7460)のキーボードの操作性をチェックします。





キーの角にやや丸味のある、アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用。
キーボードの右側には、デル製ノートならではともいえる、幅の狭いBackspaceやEnterキーが配置されています。

BackspaceやEnter、Shiftが隣りのキーと連なるようにして配置されているのは(実際には連なっていない)、幅の狭いキーの操作性を改善するための工夫だと思われます。

実際の使用感については、やはり幅の狭いキー付近にやや違和感はあるものの、特に使いづらくはないこと、またすぐに慣れます。

キーボード底面のたわみなどもなく、スムーズなタイピングが可能です。





特殊な形状のBackspaceやEnter、Shift、スペースキーなど


キートップの形状は完全に平ら さらっとした素材が用いられています


白色のバックライトを内蔵 明るさを調整できます


キーボード周りやパームレストには、ややしっとりとしたシリコンのような素材が用いられています

タッチパッドはボタン一体型。
しっかりとしたクリック感のクリックボタンが搭載されており、一体型のタッチパッドにしては使いやすいと感じます。

自宅で利用する場合は、マウスを利用したいですが、外出時の操作はタッチパッドで行った方が荷物が少なくて済みますから、使いやすいタッチパッドが搭載されているのは利便性に優れます。



液晶のみやすさ

Inspiron 14 7000(7460)に採用されている、液晶の見やすさをチェックします。




14型ワイドフルHD(1920×1080)の光沢液晶です。IPS方式を採用。
画面のスケーリングは、デフォルトでは150%に設定されている状態でした。アイコンや文字はやや大きめの表示です。

光沢パネルであるため、明るい場所で利用すると光の反射や映り込みが目立ちますが、輝度を上げて利用すれば不便はない程度の光沢感です。

視野角も広く、明るく見やすい液晶だと思います。





IPS方式のパネルを採用しているため、真正面はもちろん、画面左右や上から見ても色変化は小さく、画面に表示されている内容をはっきりと読み取ることができます。



重量

Inspiron 14 7000(7460)の重量を測定してみました。



PC本体の重さは1526g。
製品ページによると、重さは1.649kg(1TB HDDやメモリ4GBの構成/記事作成時点では存在しない)とのことですが、それよりもやや小さい数字が出ました。

もっとも、モバイルノートとして利用する場合、約1.5kgという数字は軽いとはいえないと思います。しかし、14型ノートにしては軽量です。

よくPCの利用場所を変える方にも扱いやすいですし、普段は屋内でメインPCとして使用し、たまに外出先へ持っていく、といったモバイルノート的な使い方にも向いていますね。



電源アダプターやケーブルをあわせた重さは263g。
これは45Wアダプターの場合で、65Wアダプターの場合は重さが変わります。



Inspiron 14 7000(7460) 構成内容とその特徴について

掲載しているInspiron 14 7000(7460)の構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】





【Inspiron 14 7000(7460)プレミアム の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i5-7200U(2.50GHz/TB時最大3.1GHz)
ディスプレイ   14.0型ワイドフルHD(1,920×1,080)、光沢、IPS
グラフィックス   インテル HD グラフィックス 620
メモリ   8GB(DDR4 2400MHz)
ストレージ   256GB SSD(M.2 SATA/ADATA 製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2、2.4&5GHz、1×1
バッテリ   42Wh、3セル バッテリ
サイズ   323.3×227.1×18.95(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.649kg(1TB HDD、メモリ4GBの場合)
カラー   シルバー
ソフトウェア   マカフィー リブセーフ (12ヶ月間更新サービス)
標準保証   1年間 引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年01月27日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、14.0型フルHD液晶、Core i5-7200U、メモリ8GB、256GB SSDを搭載する構成のモデルです。

Inspiron 14 7000(7460)シリーズでは「Inspiron 14 7000(7460)プレミアム 」モデルとして提供されているマシンで、OSはWindows Proの選択も可能、ボディカラーはゴールドも選べます。

第7世代のCore i5-7200Uに、標準で256GB SSDを搭載するなど使い勝手の良い構成を持つモデルです。

他にCore i7-7500Uや、ストレージにはSSDとHDDの2ドライブ構成を採用したモデル、グラフィックスにGeForce 940MX(2GB)を搭載したモデルなども提供。

最小構成を選択したとしても、程々に高いパフォーマンスを得られる構成のラインアップだと言えます。


以下、Inspiron 14 7000(7460)で提供されているパーツ等の内容です。
2017年01月27日時点の内容であり、内容が変更される可能性があるため、参考程度にご覧下さい。

あと、全てのモデルで以下のパーツを自由に組み合わせられるというものではないため、ご注意ください。

OS Windows 10 Home (64bit) 日本語
Windows 10 Pro (64bit) 日本語
液晶 14.0型ワイドフルHD(1,920×1,080)、光沢、IPS
CPU Core i5-7200U(2.50GHz~最大3.1GHz)
Core i7-7500U(2.70GHz~最大3.5GHz)
メモリ 4GB(DDR4 2400Mhz)
8GB(DDR4 2400MHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 620
NVIDIA GeForce 940MX(2GB GDDR5)
ストレージ 256GB SSD
128GB SSD、500GB HDD(5400rpm)
無線LAN IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2、2.4&5GHz、1×1
バッテリ 42Wh、3セル バッテリ
カラー シルバー
ゴールド
サイズ 323.3×227.1×18.95(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.649kg(1TB HDD、メモリ4GB)



以下、掲載モデルに搭載されているストレージの詳細です。


SSDの仕様


ストレージの内訳

ADATA製の「IM2S3138E-256GM-B」という256GB M.2 SSDが搭載されていました。SATA規格のSSDです。

読み込みに比べると書込み速度はやや劣るものの、高性能だといえるSSDです。OSはもちろんアプリケーションの起動なども速く、待たされることなく作業が行えます。

本製品では、他に128GB SSDや1TB HDDを搭載するモデルも選択できます。容量が必要な方はそちらを選ぶと良いでしょう。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているInspiron 14 7000(7460)で行ったベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【3DMark】



上からSky Diver、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)、1920×1080(標準品質)/ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】


上から1280×720(DirectX 9/標準品質(ノートPC))


【Minecraft】



画質を上げても快適に動作します


【CINEBENCH R15】


軽いゲームなら、解像度や画質を落とせば遊べるくらいのグラフィック性能は持ち合わせているようです。

掲載モデルはCPU内蔵グラフィックスを利用する構成ですが、省電力でありながらパワーがあると思います。GeForce 940MX搭載モデルを選べば、写真や動画編集なども快適に行えるでしょう。

記事作成時点では、どのモデルを選んでもSSDの構成であるなど、使い勝手の良いマシンです。



消費電力・温度

アイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)のInspiron 14 7000(7460)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定、バックライトキーボードはオフに設定しています。(以降、全てこの設定)

アイドル時 ・・・ 6W
ベンチマーク実行時 ・・・ 30W

※実際の値は若干上下します

特にアイドル時の消費電力が低いです。




Speccyを使用し、アイドル時、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のCPU温度を測定してみました。


アイドル時


ベンチマーク実行時

高負荷時、CPU温度は70度前後になるようです。
標準的な温度です。




高負荷な状態が続いた場合の、キーボード表面温度を測定してみました。

キーボード中央の温度がやや高めになるようです。
キーを打っていると指先がやや温かくなります。

常時手を置いているわけではないことと、現在は気温が低いためあまり気になりませんが、夏場に屋外での利用などだと熱く感じられるかもしれません。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

Inspiron 14 7000(7460)の再起動時間を測定してみました。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:38
2回目 0:37
3回目 0:38
4回目 0:38
5回目 0:37
6回目 0:37
7回目 0:38
8回目 0:38
9回目 0:36

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 37秒

Inspiron 14 7000(7460)の再起動時間は およそ37秒。
SSDを搭載する構成であるため、起動がとても速いです。



バッテリ駆動時間

bbenchというソフトウェアを利用し、Inspiron 14 7000(7460)のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から3%に減少するまでの時間は37225秒。
約10.3(10.3402777…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちはとても良いようです。
簡単な文字入力やインターネットの閲覧という、軽めの作業におけるバッテリ駆動時間ですが、多少重い作業を行ったとしても、消費電力などから考えると5時間6時間は余裕で利用できるのではと思います。

外出時の利用も安心です。



Inspiron 14 7000(7460) まとめ

7mmという極細ベゼルのディスプレイを採用することで、14型でありながら13.3型ノート並のサイズを実現したノートPCです。

極細ベゼルというと、XPSブランドのノートを思い浮かべる方が多いと思いますが、Inspiron 14 7000(7460)は、そのブランドイメージに近い洗練された雰囲気をまとう製品です。

上質な素材や加工、カラーバリーエーションなど、高級なデザインを好まれる方にも納得のマシンだと言えるでしょう。

性能面に関しては、第7世代のCore i5やi7に加え、GeForce 940MX搭載の構成も提供するなど、写真や動画編集などにも向く構成群をラインアップしています。

光学ドライブはありませんが、記事作成時点ではどの構成を選択してもSSDが採用されており、使い勝手の良さはお墨付き。

そのような内容でありながら、Inspironブランドならではのお求めやすい価格設定を実現しており、デザイン、性能、使用感など多くを求めつつも、コストはできるだけ抑えたいというユーザーに向いています。

14型ノートにしては軽いため、モバイルノートとしても使えるメインPCが欲しいという方にもおすすめです。