デルが販売する液晶一体型PC、Inspiron 23 5000(5348)シリーズのレビューです。

Inspiron 23 5000(5348)は、23型フルHDのタッチ液晶を搭載するGraphic Proシリーズの液晶一体型PC。

プロセッサには第4世代の Core i5や Core i7を、グラフィックスにはAMD Radeon R7 A265を搭載する比較的高性能なマシンで、写真や動画編集などやや負荷の高い作業を行われるような方に向いています。

Adobe製の「 Photoshop Elements」や「Premiere Elementsをはじめ、写真編集に特化した「Adobe Photoshop Lightroom 5」などのソフトも標準搭載されており、非常にコストパフォーマンスが高いです。

23型と画面サイズが大きく、編集ソフトなどの作業が行いやすいという点も本製品の魅力だと言えるでしょう。

今回は、そんなInspiron 23 5000(5348)の外観や使い勝手、性能面について詳しく見ていきたいと思います。写真等の編集が行えるPCをお探しの方は、是非記事に目を通してみてください。

【Inspiron 23 5000(5348)シリーズ レビュー記事目次】

・Inspiron 23 5000(5348)の外観・インターフェースについて解説
外観・インターフェースワイヤレスキーボードとマウスが付属液晶の表示品質

・構成と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容について
プリインストール・ソフトウェアAdobe製の編集ソフトを標準搭載

・製品のまとめ
Inspiron 23 5000(5348) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 23 5000(5348)の筐体外観・インターフェースの内容をチェック

まず、Inspiron 23 5000(5348)の筐体外観やインターフェースの内容・配置などを細かくチェックしていきます。

タッチ操作に対応した 23型ワイドフルHD(1920×1080)の光沢液晶を搭載しています。
縁のないフラットなデザインを採用しており、スタイリッシュな印象です。

仕様によると筺体のサイズは幅574mm、奥行き74.4mm、高さが385.8mmで、重量は10.34kg。

23型サイズともなるとかなり大きいですが、液晶サイズの割にはコンパクトにまとまっていると思います。比較的設置面積は小さく、デスクの上に設置してもそれ程圧迫感を感じません。

なお、2014年9月3日時点、製品ページの仕様欄には「非光沢」液晶との記載があるのですが、実際の製品は光沢。ページの記載が誤っているのかと思い調べて見た所、「タッチ機能のために光沢保護フィルターが貼り付けられている」のだそうで・・

実際は光沢パネルだと思われますので、ご注意ください。




液晶の上にはHD Webカメラを搭載 シャッター式でレンズの開閉が行えます


液晶の下側にはWaves MaxxAudioに対応したHDオーディオ パフォーマンススピーカを搭載


スピーカーのすぐ上にDELLのロゴ




筺体側面や背面に配置されたインターフェースの内容をチェックします。

筺体左側面。
上からメディアカードリーダー、USB3.0×2基、ヘッドフォン出力やマイク入力のコンボポートが並びます。



そして筐体右側面にはブルーレイドライブ、液晶の輝度などの調整を行うOSDキー、電源ボタンが並びます。




背面全体の様子 全体的にやや丸みを帯びたデザインで、上の方にはDELLのロゴを配置

背面側に置かれた端子の内容は、電源コネクター、USB2.0×5基、LAN、ライン出力、HDMI入力、HDMI出力。

映像端子はHDMIのみですが、出力だけでなく入力端子も搭載されており、本製品をPCとして利用するだけではなく、単なるモニターとして利用する事もできます。

例えばPSなどを繋げば、ゲームのプレイも可能です。



液晶の角度調整幅は小さく、チルトは前に約10度、後ろに約25度の角度調整が可能。
スイーベル等の機能はありません。



ワイヤレスキーボードとマウスが付属

本製品には、無線レシーバーを利用するワイヤレスマウスやキーボードが付属します。
本体と同じブラックカラーのシンプルなデザインで、特殊な機能などは持ちませんが、使い勝手はよいです。


ワイヤレスキーボード全体


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

右側にテンキーを搭載するアイソレーションタイプのワイヤレスキーボードです。
シンプルですがEnterキーは大きく、その他のキーも使いやすい配置。打鍵感等も良いです。

なお、このキーボードには、ノートPCのキーボードのようにキーコンビネーションを使用しなくてはならないようなキーはないため、左下のFnキーは省かれています。




キートップは中央がややくぼむ形状 指先を置きやすい


テンキー付近の各キーの配置

私自身はノートのキーボードに慣れているため、最初だけ、Deleteの位置が少し慣れない配置だと感じました。




Fnはなし

最近はデスクトップ向けのキーボードでもFnを搭載したものが多いので、違和感を感じる方もおられると思いますが、実際の操作には問題ありません。




キーボード底面 チルトスタンドなどはなし


キーボード面が背面側から前方にかけてやや傾斜する構造


キーボードはPCの下に収納する事ができます 収まりが良いです


付属のワイヤレスマウス 特に変わった機能はない


ワイヤレスレシーバー

上記のマウスやキーボードは、付属のワイヤレスレシーバーをPC本体に挿すだけで利用できます。



液晶の見やすさ・表示品質

Inspiron 23 5000(5348)に搭載されている液晶の見やすさや、表示品質をチェックします。
全ての製品に同じ液晶が搭載されるとは限りませんので、参考程度にご覧ください。


23型ワイドフルHD(1920×1080)のタッチ対応光沢液晶を搭載 画面表示サイズはデフォルトで100%

タッチ操作に対応した、23型フルHDの液晶が搭載されています。
23型と画面サイズが大きい為、アイコンや文字などのサイズはやや大きめ。表示される情報量が多いので、操作がしやすいです。

なお、製品ページには非光沢液晶との記載がありますが(2014年9月3日時点)、実際は光沢液晶となります。(調べて見た所では、タッチ機能のために光沢保護フィルターが貼り付けられているのだそう)




画面の視野角をチェックします。


正面から見た場合の画面の見え方


画面を上側から


画面を右側面から

視野角は狭いという程ではないですが、斜めから見ると色が変わってしまう部分があります。内容が見辛くなるほどの色変化はありません。

正面から少しでも角度をずらすと色が変わる・・というようなものではないので、写真等の編集には問題ないと思います。




次に、色域について。
以降、Spyder 4 Eliteを用い検証を行っています。

sRGBのカバー率は97%、AdobeRGBのカバー率は75%。
色域は比較的広い方です。




続いて、ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2のカーブ) / 右:ガンマ補正カーブ

ガンマ応答カーブはRGBのカーブそれぞれにややずれがあります。
初期状態(補正前)では、少し青や緑系の色が強いようです。




さらに、画面の均一性について。
色や輝度のムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラや輝度のムラは小さく、殆どわからない程度。
目で見ただけで気付く事はまずないと思います。


液晶はデフォルトではやや青系が強めの表示ですが、ムラも少なく比較的綺麗な液晶です。

ただ、やはり色が少し青いので、色再現性にこだわる場合は何らかの方法でキャリブレーションを行った方が良いと思います。写真などの編集を趣味で行うのなら、特に問題はないでしょう。





Inspiron 23 5000(5348)の外観や液晶、付属のキーボード&マウスについては以上となります。

次記事では、掲載製品の構成や特徴、実際の性能について詳しく触れたいと思います。
製品に興味をお持ちの方は、是非ご覧ください。

次: Inspiron 23 5000(5348)の性能は? Radeon R7 A265搭載で編集作業には手頃な性能