m-Book V シリーズのベンチマーク結果です。

掲載のモデルはCore i7-4700MQやGTX765M、8GBメモリ、120GB SSD&1TB HDDを搭載するm-Book V シリーズの「MB-V800S-SH」というモデル。内容が内容なので低価格ではありませんが、内容の割には安く、コストパフォーマンスは高めの製品です。

今回は上記構成のマシンで幾つかのベンチマークテストや消費電力、温度、バッテリ駆動時間等を測定してみました。構成選択の際の参考情報として、目を通していただければと思います。

掲載製品の公式ページはこちら: m-Book V シリーズ

【m-Book V シリーズ(MB-V800S-SH)レビュー記事目次】

・m-Book V シリーズ 外観・内部構造など
外観・インターフェースキーボード筐体内部の構造液晶

・m-Book V シリーズ MB-V800S-SH ベンチマーク結果
主な構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

・m-Book V シリーズ レビューまとめ
長所・短所まとめ


主な構成・特徴

まず最初に、MB-V800S-SHの主な構成と特徴について触れてみます。

CPU-Zの実行結果

GPU-Zの実行結果

【m-Book V シリーズ(MB-V800S-SH) の主な構成】

OS Windows 8 (64bit)
プロセッサ Core i7-4700MQ(2.4GHz/TB時最大3.4GHz)
チップセット HM87 Express
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX765M(2GB) + HD グラフィックス4600(CPU内蔵)
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-12800 DDR3L SO-DIMM/3スロット/最大24GB)
ストレージ 120GB SSD(6Gbps/SATA3/Samsung 840シリーズ)+1TB HDD(5400rpm/TOSHIBA製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 15.6型ワイドフルHD(1920×1080)、光沢なし
無線機能 IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0 + LE
バッテリ リチウムイオンバッテリ(駆動時間:約4.6時間/公称値)
サイズ 374×250×16.3~42.7(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.8kg

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2013年7月26日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。
Windows 8にCore i7-4700MQ、GeForce GTX765M(2GB)、8GBメモリ、120GB SSDと1TB HDDの2ドライブ構成に加え、非光沢の15.6型フルHD液晶を搭載している点など、ゲーム向けのPCといっても違和感がない位の内容を持つモデルです。

Windows 7の選択肢が用意されている所も、大きなポイントです。

現在(2013年7月26日)、m-Book V シリーズには3種のモデルが用意されていますが、MB-V800S-SHの構成はその中ではちょうど中間に位置づけられるモデル。

下位モデルは4GBメモリにHDDのみの構成で、今回のモデルは8GBメモリにSSD&HDDの構成、さらに最上位モデルは24GBの大容量メモリにSSD&HDD、加えてブルーレイドライブを搭載した構成・・と、性能的な面で大きな違いがあるわけではないのですが、個人的には今回のMB-V800S-SHがコストパフォーマンス的な面から言って、最もバランスの良いマシンではないかと思います。



より構成を細かく見てみます。
今回のMB-V800S-SHにはSamsung製のSSDとTOSHIBA製のHDDが搭載されていました。


SSDの詳細


HDDの詳細

HDDはそれ程でもありませんが、SSDは6GB対応の高速なモデルを利用しており、SATA3接続。当然、プライマリディスクはSSDに設定されており、OSの起動やアプリの起動・処理が非常に高速です。

SSDの容量は小さいものの、データの保存はHDDでカバーする事ができる為、非常に合理的な構成だといえるでしょう。

HDDのみの下位モデルは若干安価ではありますが、その価格差と性能差(速度差)を天秤にかけた場合、SSD&HDDを搭載した上位モデルの方がコストパフォーマンスは高いと思います。


なお、現在(2013年7月26日)は、通常よりもより容量の大きいメモリやHDDなどに無償アップグレードできるという期間限定のキャンペーンが開催されているため、実際に販売されている製品の構成と、当ページに記載の内容とで異なる箇所がある可能性があります。

また時期によって製品の内容が変更になる可能性もあるため、正確な構成や価格に関しては、公式サイトの製品ページでご確認いただければと思います。

期間限定のキャンペーンは時期などが記載されていないため、いつまで適用されるのかはわかりませんが、買うのであればキャンペーン中がお得です。



ベンチマーク結果

以下、MB-V800S-SHで実行したベンチマークテストの結果です。

なお、今回のモデルはNVIDIA Optimusテクノロジーに対応しており、マシンにかかる負荷の状況によって自動で外部グラフィックスのオンオフが切り替わるようになっています。

その状態だと正確なスコアが測定できないため、NVIDIAコントロールパネルにて、外部グラフィックス(GTX765M)が常にオンになるように設定した上で、各種のベンチマークテストを実施しています。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.8
メモリ 7.8
グラフィックス 5.9
ゲーム用グラフィックス 6.7
プライマリ ハードディスク 7.9


【CrystalDiskMark】

Seq 498.9131.5
512K 421.7130.9
4K 25.3974.42
4K QD32 347.1129.7

数値は左がRead、右がWrite


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 19463
SM 2.0 Score ・・・ 7937
SM 3.0 Score ・・・ 8347
CPU Score ・・・ 6237


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P4277
Graphics Score ・・・ 4141 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 6773 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 3275 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 10598~10701
1920×1080 ・・・ 6103~6138


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 36329
1920×1080 ・・・ 10017

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1920×1080

【1360×768】
SCORE ・・・ 6991
RANK ・・・ S

【1920×1080】
SCORE ・・・ 4522
RANK ・・・ A


【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 4294
HIGH ・・・ 2569


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

左:1360×768 / 右:1920×1200

1360×768 ・・・ SCORE:10642 / 平均フレームレート:93.166
1920×1200 ・・・ SCORE:7036 / 平均フレームレート:57.787


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

左:1280×720 / 右:1920×1080

1280×720 ・・・ スコア:8351 / 評価:とても快適
1920×1080 ・・・ スコア:7488 / 評価:とても快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 56.37fps
CPU ・・・ 6.16pts


どのベンチマークも非常に高いスコアが出ています。
高負荷なゲームであっても、高解像度で快適に楽しむ事の出来るパフォーマンスを持っています。

本格的なゲーム向けを謳ったノートが欲しいのなら、ゲーム向けのG-Tuneが適していますが、ゲームをこなす以上の性能を追求したり、ゲーム向けというカテゴリに拘るのでなければ、今回のような製品でも十分だといえるでしょう。



消費電力・パーツの温度

m-Book V シリーズ(MB-V800S-SH)のアイドル時の消費電力、およびベンチマーク実行時の消費電力測定結果です。ベンチマークはBIOHAZARD 6を使用。

Optimusの設定は、NVIDIAコントロールパネルにて「自動選択」に設定しています。

アイドル時 ・・・ 21W
ベンチマーク実行時 ・・・ 79W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

薄型などと呼ばれるノートに比べると、アイドル時の消費電力はほんの少しだけ高いですが、外部グラフィックスを搭載している事を考えると、全体的にそれ程電力の消費は大きくないようです。




次に、アイドル時と高負荷時の筐体内パーツの温度を測定してみました。
高負荷時の温度測定は、BIOHAZARD 6を20分以上実行した後に行っています。


高負荷時、CPUやGPUの温度は70度前後まで上昇しました。
高性能なCPU及びGPUを利用していますが、温度はそれ程高くはないです。




さらに、高負荷な状態が長時間続いた場合の、キーボード表面の温度について。
BIOHAZARD 6を20分以上実行した後に測定してみました。

総じて温度は低めです。

排気口が背面側にあるため、スピーカ付近を触ると熱を感じますが、タッチパッドやパームレスト、キーボードの操作時に手が熱いと感じる事は殆どありませんでした。

冷却性能については全く問題がないと言えるでしょう。



バッテリ駆動時間

最後に、バッテリ駆動時間の測定結果を掲載します。
使用したソフトウェアはbbench、設定はストロークが10秒毎、ブラウザからのネットアクセスが60秒毎で、接続は無線LANを利用。

画面の輝度を半分程度まで下げた状態で、測定しています。


バッテリの電力残量が100%から5%に減少するまでの時間は12089秒。
計算すると、約3.3(3.358055555555..)時間ものバッテリ駆動が可能だという結果です。

構成内容から考えると、こんなものだと思います。
電力は長くは持ちませんが、短すぎる事もないです。

特に携帯を想定した製品ではないため、バッテリ駆動時間はそれ程気にする必要はないと思いますが、例えば停電などにあった際(計画停電のようなものも含め)、ある程度バッテリの駆動時間が確保できるような状態だと安心です。



m-Book V シリーズ(MB-V800S-SH)の性能面については以上となります。

ビジネス向けのモデルのような操作性に加え、ゲームも可能な性能を持ち合わせるなど、オールマイティな製品だと言えます。購入側からしてみると、様々な用途に使えるというのはとても便利。

価格は低価格帯の製品に比べると高めではありますが、内容から考えると高いどころか安価な部類に入ると思います。

途中にも書いた通り、パーツの無償アップグレードなどのキャンペーンが開催されている事があるため、購入を検討されている方はそのようなキャンペーン開催時の購入がお得です。