m-Book V シリーズ(MB-V800S-SH)のレビューまとめ 操作性も性能も優秀なノート
m-Book V シリーズ(MB-V800S-SH)のレビューをまとめたいと思います。
製品の外観や実際の性能などについては、前の記事をご参照下さい。
【m-Book V シリーズ(MB-V800S-SH)レビュー記事目次】
・m-Book V シリーズ 外観・内部構造など
(外観・インターフェース / キーボード / 筐体内部の構造 / 液晶)
・m-Book V シリーズ MB-V800S-SH ベンチマーク結果
(主な構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / バッテリ駆動時間)
この製品は展示機を触った時から良いと思っていましたが、実際に触れてみてやはり使いやすい製品だと再認識しました。以下では、具体的にどのような所が良かったのかについて述べています。
製品を購入する場合などの参考情報として、お読みいただけますと幸いです。
長所・短所など
【長所・短所など】
・キーボード回りの操作性が非常に良い
・フルHDの非光沢液晶を採用
・メンテナンス性が良い
・ゲームのプレイも余裕の高い性能
・短所は特になし
まず操作性の面についてですが、m-book Vに採用されているキーボードは非常に打ちやすいです。
前の記事でも触れましたが、キーの指への馴染みがよく、またキーボード面は撓みなどもなくスムーズなキータッチが可能。
私は入力作業がとても多い為、PCの利用ではどちらかというとキーボードの使い心地を重視する傾向にあるのですが、今回の製品はビジネス用途で利用しても大丈夫だろうと思える使い心地のキーボードでした。
次に液晶についてですが、m-book-Vはゲーム向けを謳ったシリーズではありませんが、ゲーム向けの製品のように高解像度な非光沢液晶を搭載しています。
液晶はIPS方式ほどの視野角の広いものではありませんが、画面は明るく発色が良く、また風景の映り込みなどがないためとても快適な使い心地です。
高解像度な液晶が苦手な方には向かないかもしれませんが、ゲームをする場合でも、また文書を閲覧したり作成したりする場合であっても、表示できる情報量が多い分作業が捗ると思います。
さらにメンテナンス性の面について。
このサイズのノートでは当然という気もしますが、m-book-Vは筺体底面から内部のパーツへアクセスできるようになっており、パーツの換装や追加が容易です。
自分でHDDやメモリの換装・追加をされる方は結構おられると思います。
マウスコンピューターでは、大手のメーカー製PCに比べるとパーツのカスタマイズ料金はそれ程高くはありませんが、自分で換装や追加を行った方が、若干ではありますがコストは安く上がります。
そして最後に性能面について。
何度も述べているとおり、今回の製品はCPUにCore i7-4700MQ、グラフィックスにGeForce GTX765Mを搭載しており、ゲーミングノート並みに高性能です。
左:ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0(1920×1080)/右:ドラゴンクエストX(1920×1080)
さらにHDDとSSDの2ドライブ構成で起動ドライブがSSDである為、マシン起動やアプリケーションの処理が非常に高速。
モデルによってはHDDのみの構成もあったりと、全てのラインアップでストレージが高速だというわけではありませんが、どのモデルも処理能力は高いです。
高性能なパーツを積んでいるために低価格帯の製品のような価格ではありませんが、構成内容を考えると安価だと言えます。
その他、短所については特にそのように感じる所はないと思います。
あえて言うと高負荷時のファンの音が少しうるさいかなと思いますが、常時気になってしまう程のものではありませんでした。
ただ、夜中に負荷のかかる作業をしょっちゅうされるような方だと、気になる場合もあるかもしれません。
まとめ
高性能で安価な製品は結構ありますが、加えてキーボードなどの操作性も良い製品となると、数は絞られてきます。
m-Book V シリーズはビジネスモデルではなく、またゲーム向けのモデルでもありませんが、ビジネスにもゲームのプレイにも向く操作性と性能を持ち合わせており、一台で複数の用途を兼ねる事ができます。
筺体もしっかりとした作りで高級感がありますので、安っぽい見た目が嫌だという方にも良いでしょう。
仕事などで入力作業が多い方、またゲームをするような方で、コストパフォーマンスの高い製品をお探しの場合にお勧めできるモデルです。
ただ、液晶はIPSのような広い視野角を持つものではなく、多分TNパネルだと思われます。それにしては明るく綺麗な方ではあると思いますが、クリエイター向けのような液晶搭載のノートをお考えの方には向かないと思います。