レノボ・ジャパンが販売するノートPC、ThinkPad Edge E430のレビューです。

ThinkPad Edgeシリーズは、コンシューマー向けの要素を持ち合わせた低価格帯のビジネスノート。

今回掲載する ThinkPad Edge E430は、Edge E420の後継となるモデルで、インテルの最新プロセッサーCore i7-3612QM(2.1GHz)を搭載します。

筐体のカラーはミッドナイト・ブラック。
ベース構成はE430のハイエンドパッケージで、その構成に若干カスタマイズを加えたものとなります。

やや長めの文章となりますが、興味をお持ちの方は記事をご覧下さい。

当ページに掲載の製品には後継モデルが出ています。
あわせてご覧ください。

ThinkPad E470 製品ページ


ThinkPad Edge E430 デザインや外観、筐体内部の構造について

上にも記載したとおり、今回掲載しているE430のカラーはミッドナイト・ブラックです。

ミッドナイト・ブラックとヒートウェーブ・レッドが従来から存在するカラーで、
今回の新製品ではアークティック・ブルーやアルミ・ブラックといった新色も追加されています。

特にアルミ・ブラックはこれまでのEdgeにはないタイプのデザインで、
Edgeのイメージとはかなり違うように感じます。




天板にはThinkPadのロゴ。
マシン起動時にはThinkPadの「i」の部分が赤く光ります。

E420と同様、E430にはHDDなどのインジケーターランプ類が搭載されていないため、
スリープや休止状態などになると一見しただけでは起動しているかそうでないのかがわからない事があります。

なのでこの部分のランプは、そういったランプの代わりです。
ですが、個人的にはHDD等のインジケーターランプはついていた方が良いのでは?としつこく思っています。





ThinkPad Edge E430の筐体側面のインターフェースの内容をみていきます。

E430の左側面。
左からロックケーブル用のセキュリティスロット、VGA、USB2.0、HDMI、USB3.0×2を搭載。




前面には右側に4in1カードスロットを搭載しています。




前面下部にはスピーカー。




E430の右側面。

左からヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポート、Powered USB(充電式USB)、
DVDスーパーマルチドライブ、LAN、電源コネクターを搭載。




背面には何もありません。




ThinkPad Edge E430を正面から。




正面斜めから。




背面斜め側から。




何度も繰り返しますが、ディスプレイには14.0型のワイドHD(1366 x 768 )非光沢液晶を搭載。




液晶の上にはHD 720p対応のウェブカメラを搭載しています。
これはオプションで、標準構成では搭載されていません。




液晶右下のベゼル上にE430のロゴ。




Edge E430の液晶は、写真の位置まで後部に倒す事ができます。

特にそれが何ってわけでもないのですが、
他のThinkPadシリーズでは180度の位置まで液晶を倒す事ができるので書いてみました。
(一部そうでないものもあり)




ThinkPad Edge E430のキーボード。
この部分は以前のモデル(E420)と変わらないと思います。(若干違うところもありますが後ほど説明)

他のThinkPadシリーズと同様、FnとCtrlの位置が一般的なPCのキーボードとは逆になっている為、
その配置に慣れていないと使いにくいと思いますが、これらFnとCtrlのキーの機能はBIOSより入れ替える事が可能です。

ちなみに私はThinkPadのキーの配置に慣れてしまっているため、Fn左、Ctrl右でないと違和感があります。




F1~F12のキーには、音量調整やウェブカメラのオンオフ、輝度の調整といった機能が割り当てられており、
Fキー単独押しではそれらの機能が動作します。
従来のFキーの機能は、FnとFキーとの同時押しで動作させる事ができます。

もちろんこれらのキーの機能も「FnとCtrl」同様、BIOSで従来からのFキーの動作に戻す事が可能です。




E420のキーボードでは、カーソルキーが左隣のキーと同列に並んでいたのですが、
E430ではカーソルキーがやや下に飛び出す配置となりました。

そのようにする事で、カーソルキーやPgUp・PgDnといったキーの縦幅が若干ですが広くなりました。
前のキーボードのカーソルキーは小さくてやや押し難かったので、良い変化です。

また、他のキーと若干違った配置にする事でカーソルキー使用時の打鍵ミス等も防げると思います。


あと、Edgeのキーボードは一部キーの配置が一般的なキーボードとは異なります。
上写真を見るとわかるように、通常だとキーボードの上段にあることが多いPrtScが手前に配置されています。

これは慣れるまでは戸惑うのですが、慣れると非常に使いやすいです。
PrtScと組み合わせて使うCtrlの位置を隣にする事で、より簡単にPrtScの機能を使う事ができます。

私はPrtScを使用することが多いため、この機能はかなり重宝しています。




キーボードを斜めから見た図。
みての通り、やや中央にかけて窪んだ形状のキートップを採用しています。

キートップがフラットな形状だと、キーを押した際に指の腹の一部に強い力がかかってしまうため、
長時間の使用だと指先が痛く感じたり疲れやすくなったりするのですが(私は)、指にフィットする形状のキートップを採用したキーボードだとキーを押した際、指先に満遍なく力がかかるため、指に変な力が入ったり疲れたりしにくいです。

これは大した事がないようで、結構重要。

アイソレーションタイプのキーボードは余り好きではないのですが、それでもThinkPadのキーボードはその辺りの細かい部分まで考えられているので、アイソレーションタイプの中では使いやすいです。

私が勝手に思うに、指の力が弱い&指の皮膚の柔らかい方・・例えば女性などだと、特にキーボードの種類によって打鍵感の違いを感じやすいのではないかと思います。(キーの硬いキーボードを使い続けると、指先の皮膚が硬くなりそうだと自分自身が思う)

といっても、そのような話題をあげたり考えたり、ブログにかいたりする女性は稀でしょうから、余り一般的に考えられる事もないかもと思うのですが・・




タッチパッド。
ボタン一体型のクリックパッドを採用しています。

何度も述べているように私はトラックポイントが苦手でタッチパッド派なのですが、クリックパッドは好きではありません。
以前(E420)のボタン分離型タッチパッドが使いやすかっただけに、一体型になってしまったのは残念。

ただ、写真上にも記載の通り、パッド上側にクリックボタンの代わりとなるボタンがあるので
個人的にはその辺りの操作に問題はないです。(本音を言うと前の方が良いのですが)

先日注文したX230もクリックパッド搭載ですが、上記のような理由で操作に問題は無いと思います。




天板と同じく、右側のパームレストにもThinkPadロゴが配置されています。
この部分もマシン起動時にはThinkPadの「i」が赤く光ります。




左側のパームレスト上には各種のロゴシール。
見ると分かりますが、Edge E430も最新の「Lenovo EE3」に対応しています。





最後に筐体内部の構造です。

底面。
開く事のできるパネルは2つあります。




マシンの電源を落としてバッテリーを外した後、左側の小さいパネルと右側の大きいパネルを開けます。
両方ともドライバーが必要です。




左側の小さいパネル内部には、内蔵電池とキャッシュ用の16GB SSDが配置されています。




そして右側の大きいパネルの内部には、無線LANモジュール、HDD、
メモリ、CPUや冷却ファン等が配置されています。

従来通り、ユーザーによるメンテナンスが行ないやすい構造です。





ちなみに底面のパネルですが・・

E430底面に配置されているスロットのパネルは、幾つかの小さな爪を本体側に引っ掛けるタイプで、
小さいほうは開けやすいのですが右側の大きいパネルは少々開き難いです。

といっても別に今に始まったものではないのですが、開くときは爪を割らないように注意してください。
(たまに爪を割ってしまう人がいるので)

スライドして開くタイプのパネルや、ネジを外せばパカッと簡単に開けるタイプのパネルだと
もっとメンテナンスがしやすくて良いのにと思います。



ThinkPad Edge E430のベンチマーク結果

記事に掲載しているThinkPad Edge E430は、
現在提供されているE430のハイエンドパッケージに若干のカスタマイズを加えた構成のモデル

Ivy BridgeのCore i7-3612QMや8GBメモリを標準搭載しながらも、
ベース価格が¥77,910(税込/2012年6月14日確認)と かなりコストパフォーマンスに優れる内容です。

というわけで掲載モデルの主な構成とカスタマイズ内容、特徴をはじめ、ベンチマークソフトを利用してE430の実際のパフォーマンスやバッテリー持続時間などを測ってみました。

E430の性能面について興味をお持ちの方は、以下をご覧下さい。

なお、今回のE430ではSSDをキャッシュとして利用するにあたり、インテルのISRTを使用しているものと思っていたのですが、マシンを見ているとどうも違うようで・・その事についても触れています。




まず最初は、掲載しているThinkPad Edge E430の主な構成から。
以下はCPU-Zの実行結果です。

【ThinkPad Edge E430 (3254CTO)の主な構成】

※構成や価格は2012年6月14日確認のものとなります。

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i7-3612QM(2.1GHz/TB時最大3.1GHz)
チップセット HM77 Express
グラフィックス HD グラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-12800 DDR3 SDRAM/最大8GB)
ストレージ 500GB HDD(7200rpm)
マイクロHDD 16GB mSATAキャッシュ・ドライブ
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 14.0型HD(1,366×768)、光沢なし
無線機能 802.11b/g/n
バッテリー 6セル(駆動時間:不明)
サイズ 339×234×28.53~33.88(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.15kg(6セルバッテリー搭載)
カラー ミッドナイトブラック

冒頭にも記載したとおり、ベースとなるモデルはE430のハイエンドパッケージ。
型番は「3254CTO」で、ベース価格¥77,910(税込)の構成に若干のカスタマイズを加えてあります。

具体的なカスタマイズ内容は、500GB HDD(5400rpm)と7200回転のものに、
16GB のキャッシュ用SSDを搭載し、上には記載していませんが指紋センサーも搭載。

カスタマイズ後の価格は、2012年6月14日時点で¥84,210(税込/クーポンを利用せず)となります。

さすがEdgeシリーズだけあって、この構成でこの価格は安いです。
同じような構成のXやTシリーズだと、軽く10万円は越えるでしょう。
(勿論XやTシリーズにはTPMが搭載されているなど、わかりにくい所で違いはあるのですが)



ちなみに今回からEdgeで搭載可能となったマイクロHDD(16GBのSSD)は、
普通のドライブとして利用するものではなく、HDDのキャッシュとして利用するもの。

そうする事で、コストを抑えながらも高速なSSDの利点とHDDの利点とを両立させる事ができます。




500GBのHDDと16GBのSSDが搭載されている

ここ最近の新製品ではHDDとSSDを組み合わせた構成の製品が多いですが、
それらの多くは今回のE430のようにSSDをキャッシュとして利用し、データ保存にHDDを利用する事でパフォーマンスを向上させています。

それら多くの製品ではシステムの高速化を実現するにあたり、
ISRT(インテル・スマート・レスポンス・テクノロジー)という機能を利用しているため、
今回のEdge E430でもISRTを利用しているものと思い込んでいたのですが、ISRTの設定が見当たらず・・

あれ?と思って色々調べた結果、ISRTではなく、同様の機能を持つExpressCacheという
Diskeeper社の技術を使用したノートが他メーカーに存在する事がわかり、
E430を調べて見るとそのソフトウェアが入っていました。



ですがソフトウェアは入っているものの、ISRTのように各種の設定などは出来ないよう。
見ている限りではそのようなツールは見当たりません。

一応ネット上の情報によると、ExpressCacheではOSの起動時間やアプリの起動が大体2倍早くなる・・
といわれているようで、確かに早い気もするのですが(特にスリープなど)、
ストレージはHDDのみで、その他は同構成・同条件のマシンと比較してみない事にはその差ははっきりとはわかりません。

ただ、少なくともSSDのような速度ではないと書いておきます。

もう少しExpressCacheについての情報があれば詳しく書けるのですが、
そちらについては何か分かり次第、また記事にしたいと思います。


なお、今回行なったベンチではSSDをキャッシュとして利用する事による効果がスコアに現れず・・
SSDにデータをキャッシュ・・といっても、書き込み時の方式によって速度は大きく異なる為、
その辺の関係もあるのかもしれません。

今回掲載しているベンチスコアは性能の目安にはなりますが、
ベンチのスコア=実際に体感できるパフォーマンスだとは限りませんので、
その事を頭に留めた上で参考にしてもらえればと思います。



【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.5
メモリ 7.8
グラフィックス 6.5
ゲーム用グラフィックス 6.5
プライマリ ハードディスク 5.9



【CrystalDiskMark】

Seq 101.496.49
512K 35.0940.42
4K 0.4531.012
4K QD32 0.8781.007

左がRead、右がWrite

ディスクのスコアはもう少し高速になるかと思いましたが、普通でした。
スコアはともかく、実際の体感速度はスコアから想像できる速度よりももう少し速いと思います。

※この結果にはExpressCacheの効果は出ていません。効果については当ページの後の方に掲載しています。



【CrystalMark 2004R3】

Mark ・・・ 212202
ALU ・・・ 64268
FPU ・・・ 52273
MEM ・・・ 58317
HDD ・・・ 11901
GDI ・・・ 16199
D2D ・・・ 2475
OGL ・・・ 6769



【3DMark06】

3DMark score ・・・ 7140
SM 2.0 Score ・・・ 2270
SM 3.0 Score ・・・ 2298
CPU Score ・・・ 5467



【3DMark11】

3DMark score ・・・ P713
Graphics Score ・・・ 607 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 6142 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 709 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)



【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 3096~3105



【デビル メイ クライ 4】

【1280×720】
平均fps ・・・ 41.02~87.41
RANK ・・・ B



【ファンタシースターオンライン2 】

ゲームの設定はほぼデフォルトです。



Score ・・・ 01056

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作



【FINAL FANTASY XIV】

LOW

HIGH

LOW ・・・ 1408
HIGH ・・・ 708

情報通り、HDグラフィックス4000のグラフィック性能は旧世代のものよりも高いようで、
ベンチの種類によっても差があるものの、HDグラフィックス3000と比べると大体2~3倍位のスコアが出ています。

勿論その他の構成の違いもスコアに影響しているとは思いますが、
最新の構成を持つ製品では内蔵グラフィックスでも軽いゲーム、
また中程度の負荷のゲームでも設定を軽くすればプレイできるのではと思いました。

なお、E430では外部グラフィックスを選択する事もできます。
それ程性能の高いグラフィックスではないですが、多少パフォーマンスは向上するはずです。

グラフィックス専用のメモリを持っている部分も大きいです。




次に消費電力。

左がアイドル時、右がベンチマーク(デビル メイ クライ 4)実行時

アイドル時 ・・・ 25W
ベンチマーク実行時 ・・・ 51W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

E430の消費電力はそれ程高くはありません。




次に各パーツの温度。

なお、いつもパーツ温度測定にはCPUIDのHardware Monitorを利用しているのですが、
プロセッサーの温度のみ表示されなかったため、プロセッサーの温度はSpeccyで測定したものを掲載しています。

大体の温度の目安として参考にしていただければと思います。

アイドル時

ベンチマーク実行時

ベンチ実行時は多少温度が上昇するものの、それ程高くはなりません。

負荷をかけるとキーボードの左側(排気口がある為)に若干熱を持ちますが、
パームレスト周辺はそれ程熱くならない為、操作時に不快になる事はあまりないと思います。




最後にバッテリーのベンチマークです。

今回bbenchを利用し、バッテリーの電力残量が98%から5%まで(休止モードに入るまで)の時間を測定しました。
測定環境はキーストローク出力が10秒間隔、Web巡回が60秒間隔、ThinkPadの電源プランはEnergy Saverを選択(デフォルト)。

バッテリー駆動状態に自動的に設定されるディスプレイの輝度だとやや暗く感じた為、
実際に利用する場合を考えて画面の輝度をやや上げて測定しました。(輝度は12に設定/最大は15)

バッテリーの電力残量が5%の時点で13487秒が経過。
という事は約3.8時間(3.746388…)のバッテリー駆動時間という事になります。

レノボが公開しているE430の仕様では、バッテリー駆動時間は今の所分からないのですが、
Core i5-3210Mや6セルバッテリー搭載のE530で約5.7時間とあったので、妥当な数値かと思います。

今回輝度を結構上げて使用しているため、このような結果となりましたが、
省電力プラン(電源プランで設定できる)などで利用すれば、もう少し電力を長持ちさせる事が出来ると思います。

といってもEdge E430は14型サイズで約2.15kgとさほど軽くは無く、
携帯利用を考えられる方は多くないと思うので、駆動時間は余り気にする必要はないかもしれません。



16GB SSDのキャッシュ効果はあるのか?

E430での16GB SSD有無によるベンチスコアの比較を簡単に掲載してみました。



下は、16GBのキャッシュ用ドライブを取り外す前と取り外した後のデバイスマネージャ。


取り外す前


取り外した後

SanDiskの小型SSD、U100が搭載されていました。
UltraBookのような薄型ノートやタブレット向けとして販売されているSSDです。





以下、キャッシュドライブ有りと無しの状態でそれぞれベンチを測定してみました。

【CrystalDiskMark】

16GB キャッシュドライブ有

16GB キャッシュドライブ無

CrystalDiskMark 16GB キャッシュドライブ有 16GB キャッシュドライブ無
Seq 101.4 / 96.49 77.86 / 83.61
512K 35.09 / 40.42 25.34 / 30.52
4K 0.453 / 1.012 0.302 / 0.741
4K QD32 0.878 / 1.007 0.604 / 0.787

数値は左がRead、右がWrite

明らかにキャッシュドライブ有の状態の方が速いです。
念のため、それぞれ2回ずつ測定してみましたが、速度差はどちらも上のような感じになりました。



【CrystalMark 2004R3】

16GB キャッシュドライブ有

16GB キャッシュドライブ無

CrystalMark 2004R3 16GB キャッシュドライブ有 16GB キャッシュドライブ無
Mark 212202 209707
ALU 64268 64275
FPU 52273 52165
MEM 58317 56529
HDD 11901 11131
GDI 16199 16347
D2D 2475 2476
OGL 6769 6784

こちらも若干ですが、キャッシュドライブ有の状態の方がスコアは良いです。
勿論、複数回測定しています。



【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

16GB キャッシュドライブ有

16GB キャッシュドライブ無

モンスターハンターフロンティア 大討伐 16GB キャッシュドライブ有 16GB キャッシュドライブ無
1280×720 3096~3105 3063~3108

一方で3Dゲームのベンチはスコアが殆ど変わりませんでした。

3Dゲームといっても色々種類があるので、
プログラムの内容によっては多少パフォーマンスが変わるものもあるかもしれません。

ただ、体感できるような速度の差はないです。




という具合に、やはりディスクの速度に若干のスコア差が出ました。

実際の利用においては、頻繁にアクセスするファイルをSSDにキャッシュする傾向にある為、
作業内容によってはパフォーマンスの向上を感じられないもの、またその逆もあると思います。

Edge E430ではSSDをキャッシュとして使うにあたり、ISRTではなくExpressCacheというソフトウェアを利用しているのですが、
今の所、ExpressCacheについての利用マニュアルのようなものが見つからず(情報は出ているのですが)、ちょっと不明な部分が多いです。

※ExpressCacheを使うメリットとしてはハードウェアの構成を問わない事、
また容量の大きいSSDほど高速な傾向にありますが、ExpressCache利用においての速度はSSDの容量に比例しないそうです。
なのでコストを抑える事ができます。

細かい設定が行なえない点がやや不安(もしかすると設定はあるのかもしれませんが)なのですが、
ISRTが使えない構成のマシンなどでも使えるという部分は手軽で良さそうです。


結論として、16GB SSDの効果は確実にあると思いますので、
Edge購入時、予算に余裕があれば16GBのキャッシュドライブを追加してみると良いでしょう。



ExpressCacheをちゃんと設定したら16GBのキャッシュドライブでSSD並の速度が・・

上の方で、16GB SSDをキャッシュとして利用する効果は利用しない場合よりも若干ディスクの速度が向上する程度だと記載したのですが、色々触っているうちに、SSD並の速度が出るようになりました。


これはありえないですが・・

といっても単に放っておいてこのような状態になったわけではなく、私が利用しているE430では、
前述のExpressCacheがインストールされていなく、自分でインストールする必要がありました。

なぜこんな事を自分でしなくてはならないのか本当に意味不明なのですが(私の使っているE430だけ?)、
ExpressCacheをインストール後、再起動してExpressCacheを実行したらSSD並みの速度が出るようになったのです。

ちなみに、じゃあ前記事に載せたベンチの結果は何?って話になりますが、
SSD並みの速度が出るようになった今では、誤差としか言いようがありません。


なお、ExpressCacheのセットアップファイルはわかり難い場所に在ります。
ので、ExpressCacheがインストールされていないのがデフォルトだとすると、
それに気付かずそのまま使い続ける方も居るのではないかと・・

そういうわけで、今回の記事では行なったExpressCacheのセットアップ(といっても超簡単)と、
ExpressCache実行後のEdge E430のベンチ結果を掲載したいと思います。

本当にExpressCacheの効果でSSD並の速度が出ているのか、という事に念を押すために、
ExpressCacheを一度アンインストールした後、再度インストールするといった事もやってみました。

意見が二転三転してしまって読んでくださっている方には本当に申し訳ないのですが、
先に言ってしまうと、16GB SSDは載せる価値が大いにあると思います。




まずExpressCacheのインストールから。

ExpressCacheのセットアップファイルは、以下の場所にあります。

Windows7_OS(C:) > SWTOOLS > apps > ExpressCache

カスタマイズでキャッシュ用のSSDを選択される方は、キャッシュで使う事を目的にそうするのですから、
もう少し分かりやすい場所にセットアップファイルのショートカット等があっても良いと思うのですが、
今回本当に意味不明です。




ExpressCacheフォルダを開いたら、その中のSetupファイルを実行。
そのまま表示されるウィザードに沿って、インストールを進めます。




インストールを終えると再起動を促されるので、そのまま再起動。



起動後、Program Files > Diskeeper Corporationフォルダの中を確認すると・・

ExpressCacheのフォルダがありました。
特に設定などをするようなファイルはありません。





少なくともベンチスコア計測した限りでは、
ExpressCacheをインストールしてすぐに速度が早くなるわけではありません。

頻繁にアクセスするファイルをキャッシュし、そのファイルへのアクセスを高速化する・・
というものなので、使い続けるうちに早くなるようです。

というわけでベンチスコアを見ていきます。

ExpressCacheインストール前

ExpressCacheインストール後(暫くマシンを使ってから計測)

ExpressCacheインストール前

ExpressCacheインストール後

HDDのスコアが恐ろしく向上しています。
といってもこれはスコア上の事で、実際の使用でこのスコアほどのパフォーマンスを発揮できるわけではないです。

ただ、使い続けるほどに早くなるというのは確実に実感出来ます。
ブラウザやファイル等、起動がかなり早くなっています。





ここで一旦、ExpressCacheをアンインストールしてみます。
(スコアが向上したのは、ExpressCacheをインストールした効果だという事を確認したいから)

プログラムのアンインストールを行なうと、再起動を促されるのでそのまま再起動します。



その後、再度ベンチを測定してみると・・・

ExpressCacheの効果がなくなりました。
やはり、ExpressCacheは自分でインストールしなくてはならないよう。

というわけで、再度ExpressCacheをインストールして再起動。





しかし上にも記載したとおり、ExpressCacheをインストールしてすぐに速度が早くなるわけではありません。

ExpressCacheインストール直後のスコア

数回ベンチを繰り返した後のスコア

最終的にこんなことになりました

Readだけ恐ろしい数値になっています。
もちろん、実際の速度がこうだというわけではなく、あくまでもスコアのみです。




なお、OS起動の速度は早くなるのか?という事ですが・・

一応マシンのボタンを入れてからデスクトップ画面が表示されるまでの時間を計測してみました。
若干の誤差はあると思います。

左がExpressCacheインストール前、右がExpressCacheインストール後

僅かにExpressCacheインストール後の方が速いです。

起動時間などはExpressCache以外の要素も関係してくると思うので(Lenovo EEなど)、
確かな事はわかりません。ただ、HDDのみよりは若干速いのではないかと思われます。

一応参考までに・・





色々書きましたが、ExpressCacheについてはなぜ予めインストールされていないのかなど、
良くわからない部分がまだあります。

ですが、ExpressCacheを使用することで確実に速度は向上すると思います。
自分が色々やってみた上で書いていることなので、その辺は間違い無いです

そういうわけで、もしキャッシュ用のSSDを載せる予算があるのであれば是非載せられる事をお勧めします。

なお、E430のExpressCacheのインストールについては、
もしもCドライブのProgram Filesの中に「Diskeeper Corporation」の「ExpressCache」フォルダが無ければ、
インストールされていない状態だと思いますので、上に記載の手順でインストールを行なってください。

あと、もしかすると間違った事を書いているかもしれませんので、あくまでも参考までにお願い致します。
かなりしつこいですが、このExpressCacheについてまたわかった事があれば記事にしたいと思います。



レノボのアプリ「Simple Tap」でUIがタブレットOS風に

掲載しているThinkPad Edge E430に限った事ではないのですが、
ThinkPadシリーズにはレノボが独自に提供している複数のソフトウェアが搭載されています。

その中の1つに、SimpleTapというアプリケーションが存在しますが、
今回、UI(ユーザーインターフェース)が大幅に変更されたようで少し驚きました。

元々SimpleTapは、タッチ機能を持つPCの操作性を向上させるために作られたソフトウェアです。

音量や輝度の調整など、PCの基本的な機能調整が指でも簡単に行なえるよう設計されたもので、
当初はタッチ機能を持つPCにしか搭載されていませんでした。
SimpleTapについて解説した記事はこちら

それが、いつのまにかタッチ機能非搭載のPCにも搭載されるようになり、更に今回、タブレット風のUIに変更となり・・
変わったのは見た目だけでなく、機能も大幅に追加&向上しています。


タッチ機能を持たないPCでのSimpleTapの利用が便利かどうかはともかく、
指で画面を操作可能なPCだと結構便利に使えるのではないかと思います。

今回は、そんなSimpleTapの内容を簡単にご紹介します。




Windows 7の通常のデスクトップ画面。
画面の右上に赤い円形のアイコンのようなものが見えます。




この赤い円形のアイコンをクリックする事で、SimpleTapを起動する事ができます。





ちなみに以前のSimpleTapはというと・・

赤い円形のアイコンをクリックすると、上写真のような画面が起動しました。

中央に配置された四角形のアイコンは、それぞれ音量や無線LANのオンオフ、
明るさ等の調整を行う事が出来るようになっています。




音量を調整中。

このように、指による操作性を考慮したインターフェースが採用されています。
マウスでも使えますが、マウスではそれ程使いやすいとは思えません。

というか、タッチ機能を持たないPCで使う意味はあまりないと思います。



一方で、今回のEdge E430に搭載されているSimpleTapはというと・・

まるでタブレットやスマートフォンで利用されているOSのUIのようです。
もちろんタブレットなどと同じように、複数の画面を左右に切り替える事が出来るようになっています。




新しい画面に新しいタイルを作成して配置する事も可能です。
タイルの追加や各種の設定は、画面上部に設置されたSimpleTapツールバーの機能を利用して行ないます。




SimpleTapツールバーでは新しいタイルを作成する他、背景のイメージ変更やタイルの配置変更、
またレノボのタブレット製品でおなじみのLenovo App Shopよりアプリケーションをダウンロードする事も可。

タブレット風にUIを変えたというよりも、タブレットと同様の使い方ができると思います。
Edge E430での利用はともかく、タッチ機能を搭載したモデルだとそこそこ使えるのかもしれません。




各メニューの日本語はやはりレノボ風。
(「作業場の管理する」とは、各画面のタイルを移動させて整理する機能の事)





とりあえず何かやってみる・・という事で、新しいタイルを作成してみます。
新規タイルの作成は、画面上のSimpleTapツールバー上にある+マークをクリックします。

タイルには、ウェブページやファイルを開いたり
プログラムを起動させるといった機能を関連付けることが出来ます。

「プログラムを起動」を選択し、次ページへ。




このページでは関連付けたいプログラムや、タイルのイメージを選択します。
プログラムは上に表示されているものの他、PC内を参照して自由に選択する事が可能です。

同じくタイルのイメージも自分好みのものを設定する事が出来ますし、
デフォルトで用意されているものを設定することもできます。




適当に・・コマンドプロンプトを起動させるタイルを作成してみました。




作成したタイルが画面に表示されました。
これをクリックすると・・




自動的にWindowsのデスクトップに移動し、
関連付けたプログラム「cmd.exe(コマンドプロンプト)」が起動しました。

なんだか、使いやすいのかそうでないのか良くわからないのですが・・
選んだプログラムが悪かったかもしれません。

タブレット OS用に作られたアプリであれば、画面がWindowsデスクトップに切り替わる事が無い為、操作性は良いです。




暫く触ってみた感じでは、タッチ機能を搭載するPCであれば完全にタブレットOSとして利用できると思います。

この機能が必要かどうかはともかくとして、制作関係の作業はWindows、
動画を観たり天気を調べたりといった単純作業はSimpleTap・・といった具合に使い分けをすると便利かも?

といってもEdge E430のマウス利用による操作環境では使い難いので、
機会があればタッチ機能を搭載したPCでこの機能を使ってみたいです。



クラウドサービス「SugarSync」とは?

ThinkPad Edge E430に限った事ではないのですが、新しいEdge E430では
Lenovo Cloud Storage by SugarSync」というサービスが無償で使えるようになっています。

「Lenovo Cloud Storage by SugarSync(レノボ クラウド ストレージ バイ シュガーシンク)」とは、
世界的に利用されているストレージサービス「SugarSync」とレノボとが提携して提供するクラウドサービスで、
ThinkPad Edge E430ではそのサービスを5GBまで無償で使う事ができるようになっています。

ネット上のサーバーに保管した動画や写真、オフィス等のファイルを
PCやタブレット、スマートフォンなどで同期・閲覧・編集する事が出来るなど、
使い方によってはとても便利な機能です。

というわけで、どのようなサービスなのかについて簡単に見てみました。




スタートメニュー内にあるSugarSyncを起動すると、このような画面が表示されます。
初めて利用する場合はサインイン、既にアカウントを持っている場合はログインをクリック。

5GBの無料プランであっても同期できるコンピューターの台数は無制限となっており、
データは最新版~5世代前までの世代管理が可能となっているようです。

ただ無料プランは若干の制限があり、25MBの容量を越えるパブリックリンクメールが送付できないとの事。

※パブリックリンクメールとは、サーバーにあげたファイルへのリンクを記載したメールの事で、
自分以外の人にファイルを見せたい場合などに利用するもの。受信者はSugarSyncのアカウントを持つ必要はありません。
共有とはまた違うようです。(もちろん、ファイルの共有も出来る。共有する場合はアカウントが必要)




とりあえず自分はアカウントを持っていないため、サインインをクリック。

するとこのようなページが開きました。

上にも記載したとおり、Lenovo Cloud Storage by SugarSyncはレノボ製品(PCやタブレット)を利用の際、
無償で最大5GBまでデータをクラウド上で保管、同期、共有する事ができるサービスです。

ただ、SugarSyncのウェブサイトを見ていると誰でも5GBまでは無償で利用できるようになっており・・

レノボの提供するLenovo Cloud Storage by SugarSyncと、
一般に提供されているSugarSyncとの違いがいまいち分かりません。
もしかすると、一部機能に異なる部分があるかもしれませんが・・




特徴は上のような感じです。

PCやタブレット、スマートフォン等、各種OSで利用する事が出来る為、
特に複数の端末を利用されている方などの利用が便利だと思われます。

ただ無償なのは5GBまでとなっており、それ以上の利用となると月々の料金がかかってしまいます。




その料金ですが・・

最低30GBで月額525円、年額5250円。

頻繁に利用するのであれば安いかもしれませんが、
利用している間、ずっと課金され続けるサービスは余り好きではないかも・・
今でも携帯サーバードメインその他、仕事のものを含めて固定で払うものが結構あると思うので、
仕事で必要があるのならばともかく、あまり無駄に固定の支出を増やしたくないという現実的な理由

こういうサービスは本格的に使い始めると、中々止められないと思うんですよね。



という感じで、使う方にはこういったクラウドのストレージサービスは便利だと思います。

ただ上にも書いたとおり、レノボが提供するSugarSyncと一般に提供されているSugarSyncとの違いが分からず、
あまり特典のようなものには思えなかったり・・
(サービスとして製品に同梱する事でSugarSyncに申し込む人はいるでしょうから、広告っぽいものでしょうか)

とは言っても、本格的に利用されている方の記事などを読んでいると、結構便利なもののようです。

Edgeだけではなく、その他のレノボ製品にもサービスとして搭載されているようなので、
X230を本格的に使い始めたらどんなものなのか、のぞいてみようと思います。

利用はあくまで無償版ですけど・・