m-Book W シリーズのレビュー ゲームも写真・動画編集にも使いやすい17.3型フルHDの大画面高性能ノート
マウスコンピューターが販売するノートPC、m-Book W シリーズのレビューです。
m-Book W シリーズは、17.3型フルHDの非光沢液晶を搭載するノートPC。
CPUには第6世代のCoreプロセッサを、GPUにはGTX 960M(2GB)を搭載するなど、ゲームや写真・動画編集などにも向く高い性能を備えた製品です。
このサイズの液晶を搭載するノートは余り数が多くはなく、価格も比較高めの製品が多いように思いますが、本製品はスペックの高い内容ながら10万円台前半の価格を実現していますので、デスクトップ代わりに使える高性能なノートPCが欲しいという方の選択肢としては、上位の候補になり得る製品ではないかと思います。
自己カスタマイズが行いやすい点等も魅力です。
今回は、そんなm-Book W シリーズの外観や使用感、性能面について詳しくレビューしてみました。
現在販売中のm-Book W シリーズについては、以下のページをご覧ください。
・m-Book W シリーズ 製品ページ
・マウスコンピューター 実施中のキャンペーン・セール特集はこちら
【m-Book W シリーズ レビュー記事目次】
・m-Book W シリーズ 筺体外観や内部構造、使い勝手をチェック
(外観・インターフェース / キーボード / 筐体内部の構造 / 液晶の見やすさ / 主な付属品)
・MB-W830X-SHの構成特徴とベンチマークテストの結果
(構成と特徴 / ベンチマークテストの結果 / 消費電力・温度 / 再起動時間 / バッテリ駆動時間)
・プリインストール・ソフトウェア
(インストールされているソフトウェア)
・製品レビューのまとめ
(m-Book W シリーズ まとめ)
※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。
m-Book W シリーズの外観・インターターフェースの内容
まず、m-Book W シリーズの外観をチェックします。
17.3型サイズの液晶を搭載し、かつ高性能なCPUやGPUを搭載していますので、筺体のサイズは大きいです。完全に据え置き利用のモデルだと言えます。
マットなブラックカラーのシンプルなデザインを採用。
天板の角にはおなじみとなるmouse computerのロゴが配置されています。
とても質感高く、高級感あるきれいな筐体です。
筐体背面
筐体前面
ディズプレイには17.3型フルHD(1,920×1,080)の非光沢液晶を搭載。
サイズが大きいだけに、光沢パネルだと映り込みや反射などが気になりやすいですが、本製品は非光沢タイプのパネルであるため、反射などが気にならず作業に集中できます。
これは大画面の液晶を利用する際に、個人的に重要視している点です。
液晶上には200万画素のWebカメラ
液晶下にはmouse computerのロゴ
筐体側面のインターフェースの内容をチェックします。
筺体左側面にはUEB3.0×2、SPDIF、マイク入力、ヘッドフォン出力、光学ドライブが並びます。
右側面にはマルチカードリーダー、USB3.0、VGA、LANを搭載。
前面にはインジケーターランプ以外何もなし
背面にはUSB3.0、HDMI、mini DisplayPort、電源コネクターを配置。
左右側面の他、背面側にもいくつかの端子を搭載しています。
特に、差しっぱなしにする事が多いと思われる端子が背面側に配置されており、とても使いやすいです。
画面の最大開閉角度は約130度
PC本体や付属の電源アダプター類
電源アダプターのプラグの形状はミッキー型、仕様は19.5V、6.15Aで120W
m-Book W シリーズのキーボードをチェック
次に、m-Book W シリーズに搭載されているキーボードやタッチパッドなど、操作系のデバイス周辺をチェックします。
まずはキーボードから。
アイソレーションタイプのキーボードを採用、右側にはテンキーが配置されています。
ファンクションキーの動作に変わった点はなく、キーの配列も普通・・と、特に変わった所はない普通のキーボードです。打ち心地も普通。
Enterキーと右側のテンキーの境界が詰まった配置であるため、慣れるまで少し使いにくいかなとは思いますが、気になるという程ではありません。
WASDキーに赤い矢印マークが印字されており、ゲームをプレイする際のキャラクターの操作がしやすいです。
ややキートップの中央が窪んでいるように見える
WASDキーには赤い矢印のマークが印字されている
白色のLEDバックライトを内蔵 暗い場所でも操作がしやすい
キーボードの上部には電源ボタンとスピーカーを内蔵
タッチパッドはボタン分離型。
パッド面の面積は比較的広く、ボタンも柔らかく、使いやすいタッチパッドです。
マウスで操作される方が殆どだと思いますが、タッチパッドでもストレスなく操作できると思います。
筺体底面内部の構造をチェック
m-Book W シリーズの筺体底面と、その内部の構造をチェックします。
写真は上側が筐体背面、下側が筐体正面
底面は容易に開く事の出来る構造です。
ちなみに背面側にバッテリはなく、筺体底面の前方付近にバッテリが内蔵されています。
搭載バッテリの仕様は11.1V、62Wh
底面を開いてみます。
奥側にCPUやGPU、メモリ、M.2 SSD等が、手前側にHDDベイが搭載されています。
パーツを交換したいと思った場合に、自分で容易に交換できる構造です。
マウスコンピューターはパーツのカスタマイズがかなり安価に行えますので、購入時に必要なパーツを搭載してしまったほうが手間はないのですが、例えばHDDの構成を購入し、手持ちのSSDに乗せ換えたいとか、後々メモリを追加したいと思った場合などにも、簡単にパーツの交換を行う事ができます。(推奨するものではありません)
液晶の見やすさをチェック
m-Book W シリーズに搭載されている液晶を簡単にチェックします。
先に書いた事の繰り返しとなりますが、本製品には17.3型フルHDの非光沢液晶が搭載されています。
例えば15.6型サイズ以下のノートだと、用途によっては外部ディスプレイに出力しなければ使いにくいと感じる場面があるのですが、本製品のように17.3型サイズにフルHDの解像度があれば、写真編集ソフトのようなサイドメニューの多いソフトウェアを利用する場合にも、特に不便を感じずに作業が行えます。
ゲームプレイ時の映像も大きく迫力があります。
視野角はやや狭いです。
上から見た場合の色変化が大きいようですが、内容が見辛くなるほどではありません。
発色なども美しく、正面から見る場合には問題ない液晶画面です。
主な付属品
主な付属品をチェックします。
掲載モデルの内容であり、実際の製品の内容とは異なる可能性があります。
保証書、ファーストステップガイド、構成表、サポートマニュアルの冊子
マニュアルには主に初期時のセットアップやリカバリーの手順などが掲載されています。
OSや主なソフトウェアの操作方法などについては、初期時のデスクトップ画面に設置されているマニュアル(PDF)に詳しく掲載されていますので、そちらを参照すると良いでしょう。
m-Book W シリーズの外観や内部構造、使い勝手などについては以上となります。
引き続き、次記事では掲載製品の構成や性能面について詳しく見ていきたいと思います。
次: m-Book W シリーズのベンチマーク結果(第6世代Core i7&GTX960M) M.2 SSDが爆速すぎる