HP Pavilion Desktop h8-1080jpのベンチ結果 i7-2600&GTX550Ti搭載PCの性能とその価格は?
HPの個人向けデスクトップPC、HP Pavilion Desktop h8-1080jpのレビューの続きです。
(前記事→ HP Pavilion h8-1080jpレビュー インターフェース詳細と外観&筐体内部の写真)
今回の記事では、h8-1080jpで行なった幾つかのベンチ結果を掲載してみました。
前記事にも記載しましたが、この h8-1080jp は、
インテルの第2世代Core iプロセッサを搭載する最新のプラットフォームを採用したモデル。
中でも今回掲載のマシンは、プロセッサにCore i7-2600、グラフィックスにはGTX550Tiを搭載するなど、
高性能な内容で販売されている「Tower of AION」推奨認定のデスクトップPCで、
その構成を更にカスタマイズする事で、非常に快適なパフォーマンスを実現しています。
少し前に掲載したCore i7-990X搭載の「 h8-1090jp 」も非常にハイスペックな構成でしたが、
掲載モデルほどの内容になると非常に高価になってしまうのがネックでした。
しかし今回のモデルは高性能であるにも関わらず、かなり抑えめな価格となっており、
コストパフォーマンスはこちらの方が抜群に良いです。
というわけで、今回はその h8-1080jp の構成や価格、
実際のパフォーマンス等について触れてみました。
まず最初は、記事に掲載している h8-1080jp の構成と価格です。
【HP Pavilion Desktop h8-1080jp「Tower of AION」推奨認定モデルの主な構成】
OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i7-2600(3.40GHz/TB時最大3.80GHz/L3:8MB)
チップセット H67 Express
グラフィックス GeForce GTX550Ti(1GB)
メモリ 12GB(4GB×3/PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大16GB)
ストレージ 160GB SSD + 1TB HDD(7200rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
拡張スロット PCI Express x16×1、PCI Express x1×3、PCI Express x1 Mini Card×1
拡張ベイ 5.25インチ×2、3.5インチオープン×2
ケース プレミアム・ミニタワー
電源 最大600W ATX電源(Active PFC搭載)
サイズ 175×415×412(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約10.98kg
他 Beats Audio対応
上記構成の h8-1080jp の価格は、約15万円。
※2011年8月8日時点の価格です。
またワイヤレスキーボードやマウスなどの値段は含んでいません。
このモデルは多少カスタマイズしてあるので上記のような価格となりますが、
通常のh8-1080jp「Tower of AION」推奨PCであれば¥99,960(税込/8月8時点)。
元々内容の割にかなり安価な価格設定でしたが、数日前よりも1万円程値下がりしたようです。
構成に関しては、プロセッサはこの h8-1080jp では最上位のCore i7-2600、
グラフィックスはGTC550Tiを搭載。
この組み合わせは h8-1080jp「Tower of AION」推奨モデルでは固定となっており、
この部分のカスタマイズは行なえません。(h8-1080jpの通常モデルはカスタマイズ可能)
その代わり、h8-1080jpの通常モデルで同じ構成にするよりも割安です。
その他ストレージは、「Tower of AION」推奨の標準構成であれば1TBのHDD(7200rpm)のみ搭載の所、
160GBのSSDにカスタマイズ、さらに1TBのHDDが増設されています。
また、メモリは4GBが標準(Tower of AION推奨では)の所を、
12GBへカスタマイズしてあります。
TVチューナーやブルーレイディスクドライブ等は搭載されていない、性能に関わる部分のみを重視した構成で、
元の価格(¥99,960)が安価ですから当然ですが、
この内容で約15万円の価格は、かなりコストパフォーマンスが良いです。
なお、グラフィックスに関しては、先日GTX580のカスタマイズオプションが追加された為、
そちらのグラフィックスにカスタマイズする事も可能です。
その場合、3万円弱のオプション料金が追加されてしまいますが、
よりハイパフォーマンスなグラフィック性能を求める方には、そういった選択肢もあります。
続いて、上記構成の h8-1080jp のベンチ結果です。
【Win エクスペリエンス・インデックス】
プロセッサ 7.6
メモリ 7.6
グラフィックス 7.3
ゲーム用グラフィックス 7.3
プライマリ ハードディスク 7.8
基本スコアは7.3。
最も低いスコアでも7を越えています。
ちなみに、先日掲載したCore i7-990X、GTX460(2GB)、
メモリ12GB、160GB SSD×2(RAID 0)搭載の「 h8-1090jp 」は・・
Core i7-990X エクストリームエディション搭載「 h8-1090jp 」のエクスペリエンス・インデックス
プロセッサ 7.8
メモリ 7.8
グラフィックス 7.5
ゲーム用グラフィックス 7.5
プライマリ ハードディスク 7.9
このような結果となっており、今回掲載の h8-1080jp よりも若干スコアが上です。
ですが、今回の h8-1080jp が15万程度であるのに対し、
上記スコアの h8-1090jp は約28~30万前後。
構成なりの価格なので、この30万前後という価格設定は妥当なのですが、
今回の h8-1080jp の倍ほどの価格です。
もちろん、990X搭載の h8-1090jp には上記のスコアだけでは計れない部分もあると思うのですが、
自分が高性能なデスクトップPCを購入したいと思った時、選択するのは今回のモデルの方です。
【CrystalDiskMark】
Seq 257.7 / 110.6
512K 192.0 / 111.2
4K 22.39 / 60.06
4K QD32 165.4 / 99.20
左がRead、右がWrite
CrystalDiskMarkの内容です。
今回のモデルはSSDにカスタマイズしてあるので、全体的にスコアが高いです。
標準構成では1TBのHDDが搭載されており、
そちらでも7200回転なので遅くはないと思いますが、SSD搭載時よりは確実に速度は落ちます。
それ程パフォーマンス重視でないというのであればともかく、
予算に多少の余裕がある場合は、SSDへのカスタマイズがお勧めです。
【CrystalMark 2004R3】
Mark ・・・ 287271
ALU ・・・ 73495
FPU ・・・ 64632
MEM ・・・ 43477
HDD ・・・ 29061
GDI ・・・ 19525
D2D ・・・ 17749
OGL ・・・ 39332
【3DMark06】
3DMark score ・・・ 18944
SM 2.0 Score ・・・ 7866
SM 3.0 Score ・・・ 7636
CPU Score ・・・ 6725
【大航海時代 Online】
平均 ・・・ 3448~3494
【モンスターハンターフロンティア 絆】
1280×720 ・・・ 9342~9355
1920×1080 ・・・ 4763~4775
【BIOHAZARD】
平均fps ・・・ 121.6
RANK ・・・ S
【FINAL FANTASY XIV】
LOW ・・・ 4447
HIGH ・・・ 2332
h8-1080jp のベンチ結果については以上となります。
今回の h8-1080jp はゲーム(Tower of AION)推奨モデルですので、
パフォーマンスの高さに関しては申しぶんないと思います。
また、掲載モデルは最上位の構成ではないので、
さらに上位のスペックを望む場合でもカスタマイズの余地はあります。
マシンの用途や性能・価格を考えると、
パフォーマンス重視の方にはかなりバランスの良い構成のモデルではないでしょうか。
というわけで、もう少し h8-1080jp のレビューは続きます。
製品に興味をお持ちの方、購入を検討されているという方は是非次記事もご覧下さい。
→ h8-1080jp「Tower of AION」推奨PCレビュー h8シリーズのSandy Bridgeマシン
→ HP Pavilion h8-1080jpレビュー インターフェース詳細と外観&筐体内部の写真
→ h8-1080jpのベンチ結果 i7-2600&GTX550Ti搭載PCの性能とその価格は? (現在の記事)
→ h8-1080jp に採用の Beats AudioとノートPC(ENVYなど)のBeats Audioについて
→ h8-1080jp レビューまとめ 製品の特徴まとめと個人的な感想など