HPが販売するデスクトップPC、HP Pavilion Gaming Desktop 790のレビューです。

HP Pavilion Gaming Desktop 790は、第8世代のCore i7-8700を搭載するゲーミングデスクトップPC。

グラフィックスにはGTX 1060(6GB)、もしくはGTX 1070(8GB)を採用するなど、ゲームがプレイできるパワーを備えながらも落ち着いたデザイン、リーズナブルな価格を実現した製品で、より多くの人に手を出しやすい気軽さを持ちあわせています。

HPにはOMENと呼ばれるゲーミングブランドが存在しますが、OMENは外観・パフォーマンスともに本格的なゲーマーを対象とした製品であり、ゲーマーと呼ぶほどではないゲームユーザーにとって気軽に手を出しにくい印象がありました。

今回ご紹介する HP Pavilion Gaming Desktop 790は、そういったゲームだけがメインではないユーザーに向くマシンです。コスパに優れているため、高性能なゲーミングPCが欲しいけれどできるだけ価格を抑えたい方にも向いています。

記事では、GTX 1070を搭載する上位のパフォーマンスプラスモデルを使用し、製品の特徴や使用感、性能について詳しくご紹介していきます。

HP Pavilion Gaming Desktop 790 製品ページ
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【HP Pavilion Gaming Desktop 790 レビュー記事目次】

HP Pavilion Gaming Desktop 790 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・筺体内部の構造
 ・付属のキーボード・マウス

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度

製品のまとめ
・ HP Pavilion Gaming Desktop 790 まとめ

※掲載製品は Linkshare様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP Pavilion Gaming Desktop 790 筺体外観・インターフェースをチェック

HP Pavilion Gaming Desktop 790の筺体外観をチェックします。

シャドウブラックカラーをベースとするフロントパネルに、ブラッシュメタル加工を施したクールなデザインを採用しています。

ゲーミングPCながらそれらしい派手さはありませんが、フロントパネルの高い質感や微妙に凝った形状、ややグリーンがかったhpロゴなど、どことなく洗練された雰囲気を感じさせる筺体です。

いかにもゲーミングPCという感じのデザインだと人によっては手を出しづらい場合がありますが、本製品の外観はゲーミングにしては落ち着きがあり、多くの方に受け入れられやすいデザインだといえるでしょう。



フロントパネル前面の左右に、スリムタイプのDVDライターや端子類が配置されています。

端子の内容は上から電源ボタン、ヘッドフォン出力とマイク入力コンボポート、マイク入力、USB3.1×4基、USB3.1 Type-C×1基、メディアカードリーダーという内容です。

ユーザーからアクセスしやすい位置に、これだけの端子が揃っているのはなにかと便利だと思います。



フロントパネルはよくある平坦な形状ではなく、中心から端にかけて緩やかに傾斜する、平べったい三角柱のような形状を採用しています。

些細なことではありますが、デザインに凝っている印象を受けますね。



フロントパネル下部にはhpロゴを配置。
ややグリーンがかった鏡面加工が施されており、お洒落です。



フロントパネルはセンター部分にアシッドグリーンカラーのLEDが設けられており、電源オン時点灯します。

ゲーミングPCによくあるLEDのカラー変更や点灯パターンの変更機能などは用意されておらず、消灯もできませんが、それほど目立つLEDではないため、机の上に置いて利用したとしても気にならないと思います。




筐体背面の様子です。

上部からオーディオ端子×3基(マイク入力、ライン入力、ライン出力)、USB2.0×2、USB3.1×4、LANが並び、中央の拡張スロット付近にはグラフィックカードから提供されているDisplayPort×3基、HDMI、DVI-Dが並びます。

電源コネクターは最下部です。




筺体左右のサイドパネル。
左サイドパネル(正面側から見て左側面)の一部に、メッシュ状の通気口が設けられているのが見えます。

右サイドパネルには何もありません。



天面にも何もありません。
全体的にすっきりとした見た目の筐体です。



筺体内部の構造をチェック

HP Pavilion Gaming Desktop 790の筐体内部の構造を簡単にチェックします。

背面側にあるリリースラッチによってサイドパネルを開くことができるようになっているため、ドライバーは不要です。

これは便利ですね。




筺体背面にあるサイドパネルのリリースラッチ



サイドパネルを開いてみました。

左上から時計回りにCPU、メモリ、光学ドライブやストレージ用のベイ、電源ユニット、グラフィックカードとまずまず一般的なパーツの配置ではありますが、右側一面がパネルで覆われています。

この右側のパネルの内側には、光学ドライブやストレージを搭載するためのベイが取り付けられており、その奥側にSSDを搭載するM.2 スロットや無線LANカードが配置されているため、奥にアクセスする場合はやや手間がかかります。

といっても、PCの分解に慣れている方なら難なくできるはずです。



ストレージベイなどが取り付けられたパネル。



パネルの内側には、光学ドライブやHDDを搭載したベイが取り付けられています。
そのベイのさらに奥に、M.2スロットがあります。




奥の方にあるM.2スロット 今回の構成ではM.2 SSDが取り付けられている



下部にもベイがありますが、基本構成では空です。
カスタマイズでストレージを追加することはできませんが、拡張性があるのは心強いですね。



グラフィックカード。
右側のパネルに固定されているため、移動による揺れなどの影響を受けづらくなっています。

といっても、部屋に設置したあとはあまり動かすこともないと思いますが、配送時にグラフィックカードの脱落の恐れがないという点で安心です。

冒頭でも述べた通り、今回のマシンにはGTX 1070(8GB)が搭載されていますが、GTX 1060(6GB)の構成も選択できます。



CPUまわりの様子です。
CPUの右側に、メモリスロットが4基並んでいます。

右側にストレージベイがあるため、右端のメモリスロットにアクセスしづらいです。



グラフィックカード下部の様子。



電源ユニット。

500W(80PLUS GOLD)の電源が搭載されていました。
GTX 1060を搭載する下位モデルには、400W(80PLUS PLATINUM)電源が搭載されるようです。

電源のカスタマイズはできませんが、構成の割に価格が手頃であることを考えると、相応の内容だと思います。



標準付属のキーボード&マウスをチェック

HP Pavilion Gaming Desktop 790に標準付属されている、USBキーボードとUSBマウスをご紹介します。



こちら、標準付属しているUSB日本語キーボードです。
特にこれといった独自の機能はありませんが、ややコンパクトに作られているため狭い机にも設置しやすいです。






キーボード底面にチルトスタンドは備わっていませんが、スタンドがなくともキーボード面は傾斜するスタイルであるため、タイピングがしやすいです。




次に、標準付属のUSB光学スクロールマウスについて。



このマウスも特に変わった機能はないものの、スリムかつコンパクトな形状であるため、手の小さい方でも持ちやすいと思います。



補足として、これらのキーボード&マウスはあくまでも一般的な用途に向くものであり、ゲームプレイのための機能はありません。

製品購入時の有料オプションでは、本製品専用のPavilion Gaming キーボードやマウス、また同様にHPのゲーミングブランドであるOMEN専用のキーボードやマウスの追加が可能であるため、ゲーミングキーボードやマウスをお持ちでない方はチェックしてみると良いでしょう。



HP Pavilion Gaming Desktop 790 構成内容とその特徴について

掲載しているHP Pavilion Gaming Desktop 790の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】



【GPU-Z】

【HP Pavilion Gaming Desktop 790 の主な構成】

OS   Windows 10 Pro 64bit
チップセット   インテルH370チップセット
プロセッサ   Core i7-8700(3.20GHz~4.60GHz)
グラフィックス   GeForce GTX 1070(8GB GDDR5)
メモリ   16GB(8GB×2/DDR4-2666/最大64GB/4スロット)
ストレージ   512GB M.2 SSD(PCIe NVMe/インテル製)+ 2TB HDD(7200回転/TOSHIBA製)
光学ドライブ   DVDライター
拡張ベイ   ウルトラスリムベイ×1、3.5インチ×3
ネットワークコントローラー   10/100/1000 Mbps
無線機能   IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2
サイズ   155×390×369(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約7.9kg
電源   500W PSU電源(80PLUS GOLD)
カラー   シャドウブラック
キーボード&マウス   USB日本語(109A)キーボード & USB光学スクロールマウス
付属   速効!HPパソコンナビ特別版ほか
標準保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、使い方サポート)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2018年12月06日時点の情報に基づく内容となります。

Windows 10 Pro、Core i7-8700、GTX 1070(8GB)、16GBメモリ、512GB M.2 SSD&2TB HDD、光学ドライブ、500W電源という構成内容のモデルです。

本製品にはGTX 1060(6GB)、もしくはGTX 1070(8GB)を搭載する2種の構成が提供されていますが、各モデルの違いはグラフィックカードと電源ユニットの種類のみで、他の構成内容は同じ。

いずれのモデルも主要なパーツのカスタマイズは行えませんが、カスタマイズせずともCPUやメモリ、ストレージは十分すぎるほどハイスペックな内容にまとめられています。

無線LANも標準搭載しており、デフォルトの構成のままであっても不便はありません。



以下、HP Pavilion Gaming Desktop 790で提供されている構成のバリエーションです。

あくまでも提供されている構成を書き出しているだけであって、各モデルはほぼ固定の構成であるため、以下の構成を自由に組みあわせられるというわけではありません。

OS
・Windows 10 Pro (64bit)

CPU
・Core i7-8700(3.20GHz~4.60GHz)

グラフィックス
・GeForce GTX 1060(6GB GDDR5)
・GeForce GTX 1070(8GB GDDR5)

メモリ
・16GB(8GB×2/DDR4-2666/最大64GB/4スロット)

ストレージ
・512GB M.2 SSD(PCIe NVMe)+ 2TB HDD(7200回転)

光学ドライブ
・DVDライター

無線LAN
・IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2

電源
・400W PSU電源(80PLUS PLATINUM相当)
・500W PSU電源(80PLUS GOLD相当)

キーボード&マウス
・USB日本語(109A)キーボード & USB光学スクロールマウス



以下、掲載モデルに搭載されているストレージの詳細です。



ストレージの仕様(販売製品に同じモデルが搭載されるとは限りません)


ストレージの内訳

起動ドライブであるSSDには、インテル製の「SSDPEKKF512G7H」という512GB M.2 SSD(NVMe)が、HDDにはTOSHIBA製の「DT01ACA200」という2TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

非常に高速なSSDに加え、サイズの大きいデータの保存にも困らない大容量HDDを搭載するという、使い勝手のよい組み合わせが採用されています。

本製品で提供されているストレージ構成はこれのみとなりますが、不足を感じることはないでしょう。

ストレージベイに空きがあるため、使い続けているうちに残容量が心許なくなってきた場合は、新たなストレージを追加すればよいと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP Pavilion Gaming Desktop 790で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】




上からSky Diver、Fire Strike、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720、1920×1080/最高品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】



上から1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION】




上から軽量品質、標準品質、高品質(1920×1080/ウィンドウ)




上から軽量品質、標準品質、高品質(3840×2160/ウィンドウ)


GTX 1070(8GB)を採用する構成であるため、グラフィック性能はかなり高め。やや重めのゲームタイトルであっても、フルHD環境なら高画質設定で遊べます。

一方で、高い負荷のかかりやすい4K解像度ではゲームを選ぶ感じですが、画質を調整すれば十分快適にプレイできる性能です。

メモリ量も多くストレージも高速であるため、写真や動画編集などにもおすすめのマシンです。



消費電力・温度

HP Pavilion Gaming Desktop 790のアイドル時、およびベンチマーク実行時(FF XIV)の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 24W
ベンチマーク実行時 ・・・ 223W

※実際の値は若干上下します

アイドル時はやや低めの消費電力ですが、高性能グラフィックスを搭載しているため、ベンチマーク実行時は消費電力が高くなります。




以下アイドル時、高負荷時(FF XIVを20分以上実行)のパーツ温度です。


パーツ温度

通気口がそれほど多くはないこと、また冷却ファンも最低限の搭載ではあるものの、ゲーミングPCにしては温度は抑えられているようです。

使用している限りでは、音も静かでした。



HP Pavilion Gaming Desktop 790 まとめ

以上、HP Pavilion Gaming Desktop 790のレビューでした。
最後にまとめます。

・第8世代のCore i7-8700や、GTX 1060(6GB)、GTX 1070(8GB)を搭載
・十分な容量のメモリとストレージを搭載
・多数のストレージを搭載できる構造
・ゲーミングPCらしさを備えつつも、多くの人に使いやすい落ち着いたデザイン
・構成内容の割にリーズナブル

HPが販売するもう一つのゲーミングブランド、「OMEN」シリーズが本格的なゲーマー向けの製品であるのに対し、HP Pavilion Gaming Desktop 790は、より多くの人に使いやすい構成やデザイン、価格を実現した製品です。

手軽さを売りにした製品ながらもゲームプレイには十分な性能を備えていること、またメモリやストレージなどにも十分な容量を搭載しているため、幅広い用途に活用しやすいデスクトップPCだといえるでしょう。

主要な構成のカスタマイズはほぼ行えないものの、ストレージやメモリには拡張性があるため、必要に応じてスペックアップできるところが魅力です。

ゲーム目的の人はもちろん、写真や動画などクリエイティブな作業をメインとするユーザーにも向いていますし、単純にコスパに優れたゲーミングデスクトップPCが欲しい、なんて方にもおすすめできる製品です。