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デルが販売するノートPC、Inspiron 13 7000(7380)のレビューです。

Inspiron 13 7000(7380)は、13.3型フルHD液晶を搭載するモバイル向けのノートPC。

以前ご紹介した13.3型ノート「Inspiron 13 7000(7370)」の筐体はそのままに、CPUに第8世代のCore i5-8265Uや Core i7-8565Uを搭載した後継モデルです。

本製品の特徴は、なんといってもアルミボディの採用で高級感があること、また指紋認証やIPSパネル、バックライト付きのキーボードなどさまざまな機能を搭載している点で、充実した内容ながらもInspironブランドならではのリーズナブルな価格を実現しています。

省電力構成であるため、バッテリの持ちが良いところもモバイルノートとしては大きな魅力です。

今回は、ピンクシャンパンカラーを採用する「プラチナ ハイエンド」モデルを使用してみましたので、その特徴や使用感、性能について詳しくご紹介いたします。

New Inspiron 13 7000(7380) 2018年10月5日発売
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【Inspiron 13 7000(7380) レビュー記事目次】

Inspiron 13 7000(7380) 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・キーボードの操作性
 ・重さ

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
・ Inspiron 13 7000(7380) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 13 7000(7380) 筺体外観・インターフェース

Inspiron 13 7000(7380)の筐体外観をチェックします。



先にも述べたとおり、Inspiron 13 7000(7380)には旧モデル(Inspiron 13 7000(7370))と同じ、アルミ素材を用いた薄型筐体が採用されています。

写真は「ピンクシャンパン」と呼ばれるカラーを持つ筐体で、中央には淡いゴールドっぽいカラーのDELLロゴを配置。微妙な色の組み合わせが美しいモデルです。

ピンクシャンパンのほか、定番のプラチナシルバーモデルも選択できます。
いずれも上質さを感じさせる美しい筺体であるため、デザインにこだわりがあるような方にも魅力は大きいはずです。




最薄部15.19mmと薄いため、扱いやすい





背面側、正面側から見た筐体全体の様子です。
アルミ素材による質感の高さが遠目でもわかります。

外観がきれいなだけではなく、プラスチックを多用した低価格帯のノートPCに比べると耐久性も高いと思われます。



ディスプレイには、13.3型フルHD(1920×1080)サイズのIPS光沢液晶を採用。

光沢タイプの液晶であるため、ディスプレイの角度や利用場所によっては光の反射が目立つ場合がありますが、明るく見やすい液晶です。

製品ページによると、300nitの高輝度を実現しているのだとか。発色も鮮やかで美しいです。



フレームレスとまではいかないものの、スリムタイプの液晶ベゼルを採用しているため、画面の表示領域が広く集中して作業が行えます。

作業がしやすいだけではなく、スタイリッシュに見えるところが良いですね。






IPS方式の液晶であるため、視野角は広いです。
画面を斜めから見ても色が変化せず、表示内容をはっきりと読み取ることができます。

このような液晶は、複数人で画面を閲覧する場合に便利です。



なお、本製品には「Dell CinemaColor」という色補正のためのユーティリティがプリインストールされていました。

「映画」「夜間」「スポーツ」「アニメーション」といった具合に、場面にあわせてディスプレイカラーの補正が行えるユーティリティです。

といっても予め用意されたプリセットを設定できるのみで、複雑な補正が行えるわけではありませんが、むしろ機能が限定されているところが多くの方にとってはわかりやすく、メリットは大きいように思います。





ディスプレイの上部ベゼルにはWebカメラを内蔵、その左右にマイクが1基ずつ内蔵されています。液晶下部には、鏡面仕上げを施したDELLロゴを配置。



ディスプレイは180度の位置まで完全に開ききることができます。

この構造は、膝の上にPCを置いて作業を行う場合や、画面の内容を外部ディスプレイのみに出力して作業を行う場合などに便利です。




筐体側面に搭載されている、端子の内容をチェックします。

左側面の様子です。
左から電源アダプター、USB3.1 Type-C(ディスプレイ出力/給電対応)、HDMI 2.0、 USB3.0(給電対応)、マイク入力やスピーカー出力のコンボポートが並びます。



右側面にはメディアカードリーダー、USB3.0、セキュリティロックケーブル用のスロットが搭載されています。




正面側、背面側には端子はありません。


薄型筐体であるため若干端子の数は少なめではあるものの、Type-C端子を備えていること、また家庭で利用することの多いHDMIを搭載するなど、利用するにあたって極端な不足はありません。

光学ドライブも搭載していませんが、13.3型サイズのノートでは珍しくはないと思います。




筺体底面の様子です。
写真は上が筺体正面、下が背面側となります。

最近のノートでは主流となっている、一枚板の構造を採用した底面デザインです。

中央には型押し加工によるinspironのロゴを配置。
やや凝った印象を受けますね。




型押しによるinspironのロゴ

底面端の方に、Waves MaxxAudio Pro対応のスピーカーを内蔵。
Waves MaxxAudio Pro専用のサウンドユーティリティを利用することで、サウンドのチューニングが行えます。




プリインストールされている、Waves MaxxAudio Proのサウンドユーティリティ



Inspiron 13 7000(7380)と、同梱されていた電源アダプター&ケーブル。




電源アダプターは19.5V、2.31Aで45W。
本製品で提供されている電源アダプターはこれのみのようです。



キーボードの操作性

Inspiron 13 7000(7380)に搭載されている、キーボードまわりの外観や操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードです。
製品ページを見る限りでは英語版のキーボードは提供されていませんが、バックライト付き、さらに防滴加工など仕様の充実したキーボードを採用しています。

特に変則的なキー配列ではなく、キーサイズにも余裕があって操作はしやすいですが、BackspaceやEnter付近のキーの幅が極端に狭くなっているため、デル製ノートのキーボードに慣れていないと使いづらく感じてしまうかもしれません。

例えば右側にテンキーを搭載するキーボードの場合、本製品のような幅の狭いBackspaceやEnterキーがあると、Backspaceを押そうとして誤ってテンキー側のキーを押してしまう…なんてことが起こり得るのですが、本製品はテンキーを搭載しないため、そういった打鍵ミスの心配はありません。

使いはじめは違和感があるかもしれませんが、打ち慣れれば気にならなくなると思います。



平坦な形状のキートップです。



白色のバックライトを内蔵しています。
手元が暗くなる場所で作業を行う場合に便利です。



deleteキーの右横あたりに、指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンが配置されています。
あらかじめ Windows Helloのセットアップを行っておくことで、指紋認証によるログインが可能になります。

ログインのたびにパスワードを入力する手間が省けるため、とても便利です。



ボタン一体型のタッチパッドを搭載。
特別使いやすいわけではありませんが、パッドの面積はそこそこ広く、またクリックボタンも適度な硬さで操作がしやすいです。

操作性とは関係がありませんが、タッチパッドの縁のカット加工がきれいです。目立たない加工ではありますが、高級感があるように見えますね。



重さ

Inspiron 13 7000(7380)の重さをはかってみました。



PC本体の重さは1305g。
公称の最小重量である1.33kgという数字よりも、わずかに軽いです。

モバイルノートとしては「とても軽い」といえるほどの重さではないのですが、13.3型サイズのノートにしては軽量です。

なにがなんでも軽いノートでないとダメ、なんて方にはおすすめできませんが、画面やキーボードの操作性を重視する方には、本製品のようなモバイルノートは好都合ではないでしょうか。



電源アダプターとケーブルをあわせた重さは272g。
軽いですが、Inspiron 13 7000(7380)はバッテリの持ちが良いため、日常的に持ち歩くことはないと思います。



Inspiron 13 7000(7380) 構成内容とその特徴について

掲載しているInspiron 13 7000(7380)の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】



【Inspiron 13 7000(7380) の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7 8565U(1.80GHz/TB時最大4.60GHz)
ディスプレイ   13.3型ワイドフルHD(1,920×1,080)、光沢、IPS
グラフィックス   インテル UHD グラフィックス 620
メモリ   16GB(DDR4 2400MHz/オンボード)
ストレージ   512GB SSD(PCIe NVMe/TOSHIBA製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth、2×2
指紋センサー   あり
バッテリ   38Wh、3セル バッテリ
サイズ   309.7×215.7×15.19(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約1.33kg(最小重量)
カラー   ピンクシャンパン
ソフトウェア   マカフィー リブセーフ (12ヶ月間更新サービス)
標準保証   1年間 引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2018年12月6日時点の情報に基づく内容となります。

Windows 10 Home、13.3型フルHD IPS液晶、Core i7 8565U、16GBメモリ、512GB SSD(NVMe)という構成内容のモデルです。

本製品には大きくわけて、第8世代のCore i5-8265Uと Core i7 8565Uを搭載したモデルが提供されており、掲載モデルはCore i7を搭載する上位構成となります。

CPUが高性能なだけではなくメモリやストレージの容量も大きく、モバイルノートとしては非常にハイスペックです。

もっとも下位モデルであっても、ストレージにはNVMe規格のSSDを搭載していますから(記事作成時点)、どのモデルを選んでも快適に作業が行えるはずです。

唯一メモリがオンボードであるため、あとからメモリを増設することができません。構成選択時はそういった点も考慮しましょう。



以下、本製品で提供されている主な構成のバリエーションです。

提供されている構成を書き出しているだけであり、以下のパーツを自由に組みあわせられるわけではないため、ご注意ください。

OS
・Windows 10 Home 64bit
・Windows 10 Pro 64bit

液晶
・13.3型ワイドフルHD(1,920×1,080)、光沢、IPS

CPU
・Core i5-8265U(1.60GHz/TB時最大3.90GHz)
・Core i7 8565U(1.80GHz/TB時最大4.60GHz)

メモリ
・8GB(DDR4 2400MHz/オンボード)
・16GB(DDR4 2400MHz/オンボード)

ストレージ
・256GB SSD(PCIe NVMe)
・512GB SSD(PCIe NVMe)

無線LAN
・IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth、2×2

ボディカラー
・プラチナシルバー
・ピンクシャンパン



掲載モデルに搭載されているストレージをチェックします。


搭載されているストレージ(販売製品に同じモデルが搭載されるとは限りません)


ストレージの内訳

SSDには、TOSHIBA製の「KBG30ZMS512G」という 512GB SSDが搭載されていました。

NVMe規格の非常に高速なモデルです。
容量も大きく、数多くのアプリケーションを使用したり、サイズの大きなファイルを扱う用途に向いています。

本製品ではほかに、256GBのNVMe SSDを搭載した構成の選択も可能です。



ベンチマークテストの結果

以下は、掲載しているInspiron 13 7000(7380)で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


【3DMark】




上からSky Diver、Fire Strike、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720、1920×1080/標準品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】


1280×720(DirectX 11/標準品質(ノートPC))


【CINEBENCH R15】


外部グラフィックスを搭載しない構成ながら、グラフィック性能は高め。

ドラクエXなど軽めのゲームタイトルであれば、画質と解像度を調整すれば快適にプレイできるくらいの性能を持ちあわせています。写真や動画編集も、複雑な処理をするのでなければ普通に行えるはずです。

ストレージも非常に高速であり、多くの用途に快適に使えるモバイルノートだといえるでしょう。
高負荷な作業を行わないのであれば、Core i5を搭載する下位モデルでも十分だと思います。



消費電力・温度

Inspiron 13 7000(7380)のアイドル時、およびベンチマーク実行時(FF XIV)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に、バックライトキーボードはオフに設定した上で測定しています。(以降、この設定を使用)

アイドル時 ・・・ 5W
ベンチマーク実行時 ・・・ 41W

※実際の値は若干上下します

全体的に低消費電力です。
CPUが省電力であるためか、特にアイドル時の消費電力が低くなっています。




以下、アイドル時、高負荷時(FF XIVを20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度


キーボードの表面温度

高負荷時のCPU温度は、ノートPCとしては標準範囲内です。

一方でキーボードの表面温度は、負荷をかけ続けるとキーボードの左半分がやや高温になりやすいため、タイピング時に指先が熱く感じられるかもしれません。

とはいえ、日常的な用途でここまで温度が上がることはあまりないと思います。



バッテリ駆動時間

バッテリベンチマークソフト「bbench」を利用し、Inspiron 13 7000(7380)のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から3%に減少するまでの時間は42289秒。
約11.7(11.746944444…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

予想通り、バッテリの持ちはかなり良いようです。
負荷をかけ続けた場合、当然ながら上記よりもバッテリ駆動時間は短くなりますが、それでもまとまった作業を行うだけの余裕はあるでしょう。

特に外出先でのPC利用が多い方にとっては、使いやすい製品だと思います。



Inspiron 13 7000(7380) まとめ

Inspiron 13 7000(7380)のレビューは以上です。
最後にまとめます。

・第8世代のCore i5やCore i7を搭載しており、高性能かつ省電力
・見やすく作業がしやすい13.3型フルHDのIPS液晶を採用
・メモリは最大16GB、ストレージには最大512GB SSDを提供
・バッテリの持ちが良い
・高級感あるアルミボディを採用
・Inspironブランドならではのリーズナブルさを持ちあわせている

高級感あるアルミ素材を用い、スリムベゼルを採用することでスタイリッシュな外観を実現しているだけではなく、高性能をも持ちあわせた13.3型のノートPCです。

第8世代のCore i5やCore i7をはじめ、全てのモデルにSSDを搭載するなど、モバイルノートとして性能に妥協はありません。

Inspironブランドは低価格向けのシリーズですが、今回のInspiron 13 7000(7380)はどちらかというと、上位ブランドである「XPS」のようなプレミアム系の製品に近いノートPCであるように感じます。そうでありながらも、Inspironブランドならではのコストパフォーマンスを実現しているところが大きな魅力です。

高級感があって高性能、かつできるだけリーズナブルなノートPCが欲しいと考えた時に、候補に加えるべき製品だといえるでしょう。もちろん単純に、高性能でバッテリが持ちやすいモバイルノートが欲しい方にもおすすめです。

時期にもよりますが、Inspiron 13 7000(7380)の製品ページにて取得できるクーポンを利用すれば、割引価格で本製品を手に入れられます。

購入時は、必ず製品ページに記載されているクーポンをチェックしましょう。