HPが販売するノートPC、HP 17-by0000のレビューです。

HP 17-by0000は、17.3型フルHDの非光沢液晶を搭載するノートPC。

エントリーPCの「HPシリーズ」にてラインアップされている製品で、エントリーながら比較的ハイスペックな構成と、ひととおりの基本機能を提供しています。

主な構成には第8世代の Core i5、Core i7をはじめ、メモリは最大16GB、上位モデルには SSD&HDDの2ドライブ構成やRadeon 530 グラフィックスを搭載。

ネットやオフィスソフトなどのライトな用途から、写真や動画編集のようなやや負荷のかかる用途にまで幅広く活用できるマシンです。

高性能な17.3型ノートの割に、リーズナブルなところが大きな魅力だといえるでしょう。

今回は、Core i7-8550Uを搭載する上位のパフォーマンスモデルを使用してみましたので、製品の特徴や使用感、性能について詳しくご紹介いたします。

HP 17-by0000 製品ページ
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【HP 17-by0000 レビュー記事目次】

HP 17-by0000 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・キーボードの操作性
 ・重さ

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
・ HP 17-by0000 まとめ

※掲載製品は Linkshare様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP 17-by0000 筺体外観・インターフェース

HP 17-by0000の筐体外観をチェックします。

エントリーシリーズの製品であるため、上位シリーズのノートの筐体にみられるような高級感はないものの、シンプルかつ上品な雰囲気できれいな筐体です。

ややスリムであるため、机の上に置いていても圧迫感がありません。





筺体にはメタリックシルバーと呼ばれる、やや濃いめのシルバーカラーを採用。中央にはおなじみhpのロゴを配置しています。

サラッとした質感で指紋汚れなどが付きにくく、扱いやすいところが良いです。



薄型とまではいえないもの、ややスリムな筐体です。
全体に丸味のあるフォルムを採用しており、優しい印象をうけます。



背面からみた筐体の様子。




正面からみた筐体。
電源オン時、オフ時の様子です。



ディスプレイには、17.3型フルHD(1920×1080)の非光沢液晶を搭載。
IPS方式の液晶です。

光沢液晶とは異なり、非光沢液晶は光の反射や映りこみが起こりづらいため、目が疲れにくいという特徴があります。

特に長時間、PC作業を行うような方にはこのタイプの液晶が使いやすいです。






IPS液晶だけあって、視野角は広いです。
左右上下から画面を閲覧した場合でも、色の変化がほとんどなく不自然な見え方にはなりません。




液晶上部には、HP TrueVision HD Webcam(約92万画素のWebカメラ)とマイクが内蔵され、下部にはhpの小さなロゴがプリントされています。



ディスプレイの最大開閉角度は約140度。
ノートPCとしてはやや広めの可動域であり、画面の角度調整がしやすいです。




筐体側面のインターフェースの内容をチェックします。

左側面です。
電源コネクターやLAN、HDMI出力、USB 3.1×2基、ヘッドフォン出力やマイク入力のコンボポートが並びます。



右側面にはSDカードスロット、USB2.0、DVDライター、セキュリティロックケーブル用のスロットを配置。




筐体正面、背面には何もありません。


Type-C端子のような新しいインターフェースはないものの、USB端子は全部で3基、また家庭で利用されることの多いHDMI端子や、カードリーダー、あると便利なLAN端子や光学ドライブも備わるなど充実しています。

メインPCとして、十分な内容だと思います。



筐体底面の様子です。
写真は上が筐体背面側、下が正面側です。

最近のノートPCに多い、一枚板のすっきりとした構造を採用しています。

バッテリの脱着はできませんが、本製品のようなノートは電源に接続した状態で利用することが多いと思われ、特に問題はないでしょう。



PC本体と、付属の電源アダプター&ケーブル、ウォールマウントプラグです。




電源アダプターは19.5V、3.33Aで65W。
これは上位モデルに付属するアダプターで、下位モデルには45Wの電源アダプターが付属します。




ウォールマウントプラグは、電源ケーブルの代わりに利用するプラグです。

ケーブルを利用するよりも電源アダプターまわりがすっきりとするため、作業場所からコンセントの位置が近い場合は利用してみるとよいかもしれません。



キーボードの操作性

HP 17-by0000に搭載されている、キーボードの外観と操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用。
右側にはテンキーを搭載しています。

主なキーのサイズは縦横ともに約18.7mm、キーストロークは約1.5mmとそれなりに深さがあって打ちやすいです。

配列や機能も、一般的なキーボードと大きく変わりません。

ものすごく使いやすいというわけではありませんが、長時間のタイピングでもストレスを感じにくいキーボードだと思います。



キートップの様子。
フラットな形のキーで、表面にはややざらつきのある素材が使われています。

マットな質感で、指紋汚れが目立ちにくいです。



キーボードの上側にはスピーカーを内蔵。
音質は普通です。



パームレストやキーボードのまわりには、ヘアライン風のデザインが施されています。



最近のノートにしては珍しく、ボタン独立型のタッチパッドを採用しています。
ボタンがやや硬めな押しごこちではあるものの、タッチパッドによる様々な操作がしやすいです。

といっても、マウスを使った方が操作はスムーズだと思います。



重さ

HP 17-by0000の重さをはかってみました。



PC本体の重さは、2487g。
17.3型ノートにしてはやや軽いです。

といっても、モバイル利用にはちょっと厳しい重さですね。



電源アダプター&ケーブルの重さは、339g。



電源アダプター&ウォールマウントプラグの重さは、261g。



HP 17-by0000 構成内容とその特徴について

掲載しているHP 17-by0000の構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】


【GPU-Z】

【HP 17-by0000 の主な構成】

OS Windows 10 Home 64bit
プロセッサ Core i7-8550U(1.80GHz~4.00GHz)
ディスプレイ 17.3型ワイドフルHD(1920×1080)非光沢・IPSディスプレイ
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620、AMD Radeon 530(4GB)
メモリ 8GB(8GB×1/DDR4-2400MHz)
ストレージ 128GB SSD(SATA M.2接続/Samsung製)+ 1TB HDD(5400rpm/TOSHIBA製)
光学ドライブ DVDライター
有線 Gigabit LAN (10/100/1000)
無線 IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2
バッテリ 3セルバッテリ(公称の駆動時間:約10時間/上位のパフォーマンスモデル)
サイズ 415×272×23.5~27(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.47kg
カラー メタリックシルバー
付属品 速効!HPパソコンナビ特別版ほか
標準保証 1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート1年間

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2018年09月09日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、17.3型フルHDのIPS液晶、Core i7-8550U、Radeon 530(4GB)、8GBメモリ、128GB SSD&1TB HDD、DVDライターという構成内容のモデルです。

本製品には、Core i5-8250UとCore i7-8550Uを搭載する2種のモデルが提供されており、掲載モデルは上位のパフォーマンスモデルにあたります。

下位のスタンダードモデル、上位のパフォーマンスモデルともにCPUやストレージ、グラフィックスは固定の内容でありカスタマイズは行えません。

一方でメモリに関しては、スタンダードモデルでは4GBと8GBを、パフォーマンスモデルでは8GBと16GBが提供されるなど、用途にあった構成を選びやすくなっています。


下位モデルであっても第8世代のCore i5を搭載していますから、性能はそれなりに高いはずですが、ストレージがHDD単体であるため、SSDを搭載する上位モデルとは使用感で大きな差があると思われ、予算に余裕があるのなら上位のパフォーマンスモデルを選びたいところ。

上位モデルでも、内容の割に価格が抑えられているところは本製品の大きな魅力だと思います。

あと、パフォーマンスモデルに搭載されているグラフィックス Radeon 530(4GB)に関しては、性能面にはあまり期待できません。

しかし4GBのVRAM(グラフィックス専用のRAM)が内蔵されているため、メインメモリ(RAM)を節約してパソコンの動作を軽くする効果が期待できます。



以下、HP 17-by0000で提供されている構成のバリエーションです。
提供されている構成を書き出しているだけであり、以下のパーツを好きに組みあわせられるわけではないため、ご注意下さい。

OS
・Windows 10 Home 64bit

液晶
・17.3型ワイドフルHD(1920×1080)非光沢・IPSディスプレイ

CPU
・Core i5-8250U(1.60GHz~3.40GHz)
・Core i7-8550U(1.80GHz~4.00GHz)

メモリ
・4GB(4GB×1/DDR4-2400MHz)
・8GB(8GB×1/DDR4-2400MHz)
・16GB(8GB×2/DDR4-2400MHz)

グラフィックス
・インテル UHD グラフィックス 620(CPU内蔵)
・AMD Radeon 530 グラフィックス

ストレージ
・1TB HDD(5400rpm)
・128GB SSD(SATA M.2接続)+ 1TB HDD(5400rpm)

光学ドライブ
・DVDライター

無線LAN
・IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth4.2

電源アダプター
・45W スマートACアダプター
・65W スマートACアダプター



以下、掲載モデルに搭載されているストレージの詳細です。


ストレージの仕様(販売製品に同じモデルが搭載されるとは限りません)


ストレージの内訳

SSDには、Samsung製の「MZNLN128HAHQ-000H1(PM871b)」という128GB M.2 SSD(SATA)が、またHDDには、TOSHIBA製の「MQ04ABF100」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

SSDは爆速といえるほどではないものの、読み書きともに高速なモデルです。

加えて、1TBもの大容量HDDが搭載されており、サイズの大きいファイルを扱われるような方にも使いやすいと思います。

SSDとHDDの2ドライブ構成は上位のパフォーマンスモデルのみで、下位のスタンダードモデルはHDD単体の構成となるため、速度にこだわる方はパフォーマンスモデルがおすすめです。



ベンチマークテストの結果

以下、HP 17-by0000で実施したベンチマークテストの結果です。
Radeon設定の「切り替え可能なグラフィックス」にて、ハイパフォーマンスに設定したうえで実行しています。


【CrystalDiskMark】


左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】




上からSky Diver、Fire Strike、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720、1920×1080/標準品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】



上から1280×720、1920×1080(DirectX 11/標準品質(ノートPC))


今回のモデル、グラフィックスにRadeon 530(4GB)を搭載していますが、Radeon 530はそれほどグラフィック性能が高いモデルではありません。

なのでその効果は、Radeon 530を搭載しない構成の性能と比較してベンチマークスコアを微増させる程度。

一部のベンチマークテストでは、逆にスコアが低くなるといった現象も起きていますが、それ以外のテスト結果から考えると、若干グラフィック性能をアップさせる程度のパワーだと考えてよいでしょう。

せいぜい、ドラクエXのような軽いゲームタイトルを標準画質でプレイできるくらいの性能です。グラフィック性能のアップには、Radeon 530搭載はあまり意味がないといえそうです。

ただ先にも述べたように、Radeon 530の搭載はグラフィック性能をアップさせるためというよりは、グラフィックス専用のVRAMが追加されることによって、メインメモリの消費を節約できるところにあります。

CPU内蔵グラフィックスを利用する構成の場合、専用のVRAMを持たないため、メインメモリの一部をVRAMとして利用しますが、メインメモリの容量によってはメモリが不足しやすくなるため、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。

逆に専用のVRAMがあればメインメモリを無駄遣いせずに済むため、用途によってはパフォーマンスアップを体感できる、というのがRadeon 530を搭載する目的だといえるでしょう。

ネットやストリーミング視聴をはじめ、オフィスソフトを利用したり、簡単な写真や動画編集なら下位モデルでも十分ですが、写真や動画編集、軽いゲームタイトルのプレイや、負荷がかかる作業を行うことが多い方は上位モデルを選びましょう。



消費電力・温度

HP 17-by0000のアイドル時、およびベンチマーク実行時(FF XIV)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定した上で測定しています。
(以降、この設定を使用)

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 48W

※実際の値は若干上下します

アイドル時の消費電力は低いです。
ベンチマーク実行時の消費電力も低めではありますが、外部グラフィックスを搭載しない構成に比べると若干上昇しているようです。




以下、アイドル時、高負荷時(FF XIVを20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度


キーボードの表面温度

高負荷な状態が長く続いた場合のCPUやグラフィックス温度は、やや低い~標準的です。

一方でキーボードまわりの温度に関しては、キーボードの左側のみ温度がやや高くなりやすいようですが、それ以外の箇所は低温でありキーボード操作がしやすいです。



バッテリ駆動時間

バッテリベンチマークソフト「bbench」を利用し、HP 17-by0000のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から9%に減少するまでの時間は33810秒。
約9.4(9.39166666…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

モバイルするようなノートPCではありませんが、モバイルノート並みにバッテリの持ちは良いようです。

高負荷な作業を行った場合、上記よりも大幅にバッテリ駆動時間が短くなる可能性はあるものの、電源のない場所でもある程度のボリュームの作業が行えるはずです。

モバイルノートではありませんが、バッテリの持ちは短いよりは長いほうが便利には違いなく、良いことだと思います。



HP 17-by0000 まとめ

以上、HP 17-by0000のレビューでした。
最後にまとめます。

・17.3型フルHD 非光沢液晶の採用で見やすく作業がしやすい
・第8世代のCore i5、Core i7を提供しており、性能が高い
・最大16GBのメモリや SSD&HDDの2ストレージ構成、Radeon 530(4GB)搭載の構成を提供
・インテリアにマッチしやすいスタイリッシュなデザイン
・内容の割にリーズナブル

エントリーノートというと、価格が抑えられている代わりに性能もそれなりなイメージがありますが、本製品は第8世代の Core i5、Core i7をはじめ、メモリは最大16GB、ストレージには128GB SSD&1TB HDDの2ドライブ構成を提供するなど、比較的ハイスペックな17.3型ノートです。

ネットやオフィスソフトの利用などライトな用途はもちろん、写真や動画編集のような負荷がかかりやすい用途にまで幅広く活用できます。

一般的なインターフェースに加えて光学ドライブを搭載するなど、普段使いしやすい仕様であるため、使う人を選ばないところが大きな魅力。高性能な割に、価格がリーズナブルなところもお得感が大きいです。

ゲームプレイ目的の方には向きませんが、作業がしやすい高性能ノートをお探しの方、またコスパに優れた大画面ノートが欲しい方にはおすすめのノートPCだといえるでしょう。