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ドスパラが販売するノートPC、Critea VF-AGKR SSDのレビューです。

Critea VF-AGKR SSDは、17.3型フルHDの非光沢液晶を採用するノートPC。

CPUには第8世代のCore i5-8250U、メモリは8GB、ストレージには250GB SSDを搭載するハイパフォーマンスな構成ながらも、税別10万円を切る価格を実現するリーズナブルなマシンです(2018年7月11日時点)。

大画面であらゆる操作が行いやすいこと、またメンテナンス性にも優れており、価格だけではなく実用性を重視する方に向いています。

今回、基本構成の「Critea VF-AGKR SSD」を利用してみましたので、その特徴や使用感、性能面について詳しくご紹介いたします。


【Critea VF-AGKR SSD レビュー記事目次】

Critea VF-AGKR SSD 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・筺体底面内部の構造
 ・キーボードの操作性
 ・重さ

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・「Critea VF-AGKR SSD」と「Critea VF-AGKR」との違い
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
・ Critea VF-AGKR SSD まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Critea VF-AGKR SSD 筺体外観・インターフェース

Critea VF-AGKR SSDの筺体外観をチェックします。

17.3型液晶を採用するサイズの大きなノートですが、その割にスリムな筐体を採用しているため、机の上に設置していても圧迫感がありません。

比較的軽いため、部屋の移動も楽々。
扱いやすい製品です。





天板の様子です。
やや濃い目のトーンを持つシルバーカラーをベースに、うっすらとヘアライン調のデザインが入るシンプルデザインを採用しています。

天板の端には、Diginnosのロゴを配置。

凝ったデザインが好きな方には物足りなさがあると思われるものの、落ち着いた雰囲気でどのような用途にも使いやすいです。

指紋汚れが付きにくく、目立ちにくいところも○。



背面から見た筐体全体の様子。
薄いとまではいえませんが、サイズの割にはスリムなシルエットです。

丸味のあるフォルムを採用しているためか、柔らかい印象をうけます。




正面から見た筐体の様子。
上が電源オフ時、下が電源オン時です。



ディスプレイには、17.3型ワイドフルHD(1920×1080)の非光沢液晶を採用しています。

大画面のディスプレイは、特に風景の映りこみや光の反射が目立ちやすいのですが、本製品は非光沢タイプのパネルを採用しているため、反射等が目立ちにくく作業がしやすいです。

発色も鮮やかできれいだと感じます。






視野角は広いです。
製品仕様にIPSの記載はありませんが、IPS方式の液晶だと思われます。

斜めからみても明るくクッキリとした鮮やかな表示であるため、複数人で並んで画面を閲覧するような利用の仕方にも向いています。

視野角が狭くても、正面から画面を閲覧しながら作業を行うぶんには特に問題はないのですが、TN液晶よりIPS液晶の方が色の出方が鮮やかであることが多いんですよね。

きれいな液晶の方が、気分よく作業が行えるのは私だけではないと思います。



液晶上部のベゼルには、HD画質のWebカメラが内蔵されています。



ディスプレイの最大開閉角度は、約135度。
可動域の広さは標準的です。

ノートPCを設置する環境や、自分自身とノートとの位置関係によって最適なディスプレイの角度は変わりますが、ディスプレイの可動域が広いとその調整が行いやすいというメリットがあります。




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面の様子。
電源コネクター、VGA、LAN、HDMI、USB3.0が搭載されています。



右側面にはマイク入力とヘッドフォン出力のコンボポート、USB2.0×2基、光学ドライブ、セキュリティケーブル用のスロットが並びます。

光学ドライブは、基本構成ではDVDスーパーマルチドライブが搭載されますが、カスタマイズ時にブルーレイドライブへの変更が可能です。




正面側。
端の方に、SDカードスロットが備わっています。



背面には何もありません。


最近の製品でよくみかける Type-C端子などはないものの、USBは全3基と十分な数があること、また2系統の映像出力端子や LAN端子の搭載、光学ドライブの標準搭載など、あると便利なものはすべて備わっています。

日常的な用途での利用には十分な内容です。




PC本体と、付属の電源アダプター&電源ケーブルです。




電源アダプターは19V、4.74Aで90W。
本製品で提供されている電源アダプターは、この90Wのみです。



筺体底面内部の構造

Critea VF-AGKR SSDの筺体底面の様子と、その内部の構造をチェックします。



筺体底面全体。
写真は上が背面側、下が正面側です。

ネジ留めされてはいるもののバッテリは取り外せる構造であること、また開閉可能なスロットカバーが設けられており、内部のパーツにアクセスしやすくなっています。

最近多い、底面カバーに一枚板の構造を採用したものよりも、小さいパネルが設けられている構造の方が内部のメンテナンスが行いやすいのですよね。(※)

このような構造を好む方は一定数いるのではないでしょうか。

※内部パーツの自己カスタマイズを行うと、トラブルが起きた場合に保証が利用できなくなる可能性があるためご注意ください。



バッテリは2か所ネジ留めされています。
取り外すにはドライバーが必要です。



44Whのバッテリが装着されていました。



底面に設けられているカバーをひらいてみました。
ほぼすべての主要なパーツに、容易にアクセスできるようです。

一定以上のPCスキルがある方にとっては、メンテナンス性に優れた構造は重宝すると思います。



CPUやファン、ヒートシンク。



無線LANカード。



M.2スロットに、メモリスロットが2基。



HDDベイ。
今回掲載している「Critea VF-AGKR SSD」では、このベイは利用しません。

記事作成時点では、カスタマイズでもHDDやSSDを搭載するオプションは提供されていません。ストレージで利用するのはM.2スロットのみとなります。



キーボードの操作性

Critea VF-AGKR SSDに搭載されている、キーボードの外観や操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用しています。
右側にはテンキーを搭載。

強めにタイピングを行うとわずかにたわみが感じられはするものの、使い心地は悪くありません。やや丸みを帯びた形状のキーを採用しており、爪先もひっかかりにくいです。

右下のカーソルキーがテンキー側にはみ出しており、その付近が少し使いづらいとは感じるものの、慣れればどうってことはないでしょう。

ものすごく使いやすいわけではありませんが、普通に使いやすいキーボードです。



キートップは完全に平らな形状。
マットな質感で指紋汚れが目立ちません。



キーボードの左上に電源ボタン、上部にスピーカーを内蔵しています。
音質は普通です。



ボタン一体型のタッチパッドを採用しています。
パッドの面積は大きく、またクリックボタンも適度な硬さで、ボタン一体型のタッチパッドとしては普通に使いやすいです。

キーボードとの配置のバランスも悪くなく、タイピング時に手のひらがパッドに頻繁に触れてしまう…なんてことも起こりにくいです。

マウスの方が操作はしやすいですが、タッチパッドで操作を行う場合であっても、ストレスが溜まるような使い心地ではないと思います。



重さ

Critea VF-AGKR SSDの重さをはかってみました。

PC本体の重さは2663g。
製品ページに記載されている「約2.8kg」という数字よりも若干軽いようです。

本製品では提供されていませんが、2.5インチのHDDやSSDを搭載した構成だとそのくらいの重さになるのかもしれません。

いずれにせよ、17.3型サイズのノートでこの重量は軽いです。
といっても持ち運びに向いているわけではありませんが、作業部屋を変えるなど近距離の移動は容易に行えます。



Critea VF-AGKR SSD 構成内容とその特徴について

掲載しているCritea VF-AGKR SSDの構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】



メモリは上記モデルを2枚搭載

【Critea VF-AGKR SSD の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i5-8250U(1.60GHz/TB時最大3.40GHz)
ディスプレイ   17.3型ワイドフルHD(1,920×1,080)、非光沢
グラフィックス   インテル UHD グラフィックス 620
メモリ   8GB(4GB×2/PC4-19200)
ストレージ   250GB SSD(M.2 AHCI接続/SK hynix製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
ネットワーク   ギガビットLAN
無線機能   Intel Wireless-AC 8265(IEEE802.11 ac/a/b/g/n)、Bluetooth 4.2
バッテリ   リチウムイオンバッテリ
サイズ   420×279×33(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.8kg
標準保証   持ち込み1年保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2018年07月11日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Core i5-8250U、8GBメモリ、250GB M.2 SSD(SATA)、DVDスーパーマルチドライブという構成内容のモデルです。

これは基本構成で、カスタマイズでは主にOSやメモリ、ストレージ、光学ドライブのアップグレードができるようになっています。

CPUは固定、グラフィックスはCPU内蔵グラフィックスのみで、外部グラフィックスの選択肢はありません。

あくまでもスタンダードな構成内容に留められてはいるものの、第8世代のCPU搭載で省電力かつパワーがあること、またSSDの標準搭載によって高速である点など、日常用途の大画面ノートとしては高性能で使い勝手が良いです。



以下、本製品で提供されている主な構成(カスタマイズ)のバリエーションです。

2018年07月11日時点の情報であること、また今後内容が変更される可能性もあるため、正確な構成については公式サイトの製品ページにてご確認ください。

OS
・Windows 10 Home 64bit
・Windows 10 Pro 64bit

CPU
・Core i5-8250U

メモリ
・4GB (PC4-19200/4GBx1)
・8GB (PC4-19200/4GBx2/デュアルチャネル)
・16GB (PC4-19200/8GBx2/2チャネル)
・32GB (PC4-19200/16GBx2/2チャネル)

グラフィックス
・インテル UHD グラフィックス 620

ストレージ
・250GB SSD (M.2スロット / AHCI接続)
・500GB SSD (M.2スロット / AHCI接続)

光学ドライブ
・DVDスーパーマルチドライブ
・ブルーレイドライブ
・Pioneer BDR-UD03/WS



以下、掲載モデルに搭載されているストレージの詳細です。


ストレージの仕様(販売製品に同じモデルが搭載されるとは限りません)


ストレージの内訳

SK hynix製の「HFS256G39TND-N210A」という250GB M.2 SSD(SATA)が搭載されていました。

基本構成でそこそこの容量のSSDが搭載されているのは嬉しいところ。SSDとしてはものすごく高速なモデルだというわけではありませんが、十分に速いです。

あくまでも記事作成時点の情報ですが、本製品ではカスタマイズにて、500GB SSDへのアップグレードが可能です。

あと今回のモデルではないのですが、今回のモデルと同じ筐体でストレージにHDDを搭載した「Critea VF-AGKR」というモデルも販売されています。

「Critea VF-AGKR」ではHDDの構成のほか、2ドライブの構成も選択することが可能。詳しくは次項をご覧ください。



「Critea VF-AGKR SSD」と「Critea VF-AGKR」との違い

ドスパラでは、「Critea VF-AGKR SSD」のほかに「Critea VF-AGKR」というモデルも販売しています。

これら2種のモデルの大きな違いは、基本構成のストレージがSSDかHDDであるかという点のみ(※)なのですが、カスタマイズで選べるストレージ構成にも違いがあります。

※ストレージだけではなく、光学ドライブのカスタマイズの有無といった違いもあります。Critea VF-AGKR SSDはブルーレイドライブへのアップグレードが可能ですが、Critea VF-AGKRはブルーレイドライブは選択不可となっています。

以下、各モデルで選べるストレージの構成です。

【Critea VF-AGKR SSD】※今回掲載しているモデル
・SSDのみ(容量変更可能)

【Critea VF-AGKR】
・HDDのみ or SSDのみ
・SSD&HDDの2ドライブ

掲載している「Critea VF-AGKR SSD」のストレージはSSDのみ。
SSDの容量変更は行えますが、HDDを選んだり、2ストレージ構成は選べません。

一方で、「Critea VF-AGKR」は基本構成のストレージはHDDですが、カスタマイズでHDDをSSDへと変更したり、さらにM.2 SSDを追加して2ドライブ構成とすることもできます。

一見すると、2ドライブが可能な「Critea VF-AGKR」の方がカスタマイズ性が高く良いように思えるのですが、仮に両モデルで同じようなストレージ構成(SSDのみの構成)を選んだ場合、今回の「Critea VF-AGKR SSD」の方が若干価格が安くなるんですよね。

なので、SSDのみのストレージ構成を希望する場合は「Critea VF-AGKR SSD」を選んだ方がお得。「Critea VF-AGKR」は HDDのみの構成か、2ドライブ構成を希望する場合におすすめです。

なお、上記の情報はあくまでも2018年07月11日時点の内容であり、変更となる可能性があります。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているCritea VF-AGKR SSDで実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


【3DMark】




上からSky Diver、Fire Strike、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720、1920×1080/標準品質、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】


1280×720(DirectX 11/標準品質(ノートPC))


【CINEBENCH R15】


外部グラフィックスを搭載していませんが、軽めのゲームであれば、解像度や画質を落とせばプレイできるくらいのパフォーマンスを持ちあわせています。

例えばネットやストリーミング視聴をはじめ、ビジネスソフトで作業をおこなったり、簡単な写真や動画の編集など、日常的な用途には十分すぎる性能です。

SSD搭載のおかげでサクサクとした操作感であり、常に快適に作業が行えるところも良いです。



消費電力・温度

Critea VF-AGKR SSDのアイドル時、およびベンチマーク実行時(FF XIV)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定した上で測定しています。
(以降、全てこの設定)

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 42W

※実際の値は若干上下します

17.3型の大画面ノートですが、アイドル時、ベンチマーク実行時ともに消費電力は低いです。




以下、アイドル時、高負荷時(FF XIVを20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度


キーボードの表面温度

高負荷時、CPU温度はやや高めになりますが、熱の影響が心配になるほどの温度ではありません。

キーボードの表面温度に関しては、高負荷な状態が長く続いても低く保たれており、常にタイピングが快適に行えます。




バッテリ駆動時間

バッテリのベンチマークソフト「bbench」を利用し、Critea VF-AGKR SSDのバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は23737秒。
約6.6(6.59361111…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

ものすごくバッテリが長く持つわけではありませんが、仮に電源が確保できない環境で利用したとしても、しばらく作業が行えるくらいの余裕はあるようです。

基本、電源接続で利用される方がほとんどだと思われ、6時間強も持てば十分でしょう。



Critea VF-AGKR SSD まとめ

以上、Critea VF-AGKR SSDのレビューでした。
最後にまとめます。

・使いやすい 17.3型フルHDの非光沢液晶を搭載
・第8世代のCore i5-8250Uを搭載
・SSDを標準搭載しており、使用感が良い
・メンテナンスがしやすい構造を採用
・内容の割にリーズナブル

17.3型フルHDの大画面を搭載しており、資料の作成や写真編集のような細かい作業がスムーズに行えること、またSSDを標準搭載しているため、常に快適な使用感であるところが魅力の製品です。

構成はCore i5-8250U、外部グラフィックスなしと、ゲームができるほど性能が高いわけではありませんが、
ネットやストリーミング視聴、オフィスソフトの利用、写真・動画編集など日常で行うことが多い用途には
十分すぎるパワーを持ちあわせています。

光学ドライブの標準搭載もなにかと便利ですし、パーツのメンテナンス性にも優れており、特に実用性重視の方には使い勝手のよい製品だといえるでしょう。

価格も税別10万を切るなど(2018年7月11日時点)17.3型サイズの高性能ノートとしてはリーズナブル。

あくまでも筐体デザインはシンプルであるため、お洒落なPCを持ちたい方には向きませんが、コストパフォーマンスに優れた大画面ノートが欲しい、デスクトップ代替となるようなノートが欲しい方には間違いなくおすすめできる製品です。