Dell Inspiron 11 3000(3168) 2-in-1 レビュー Core m3-6Y30搭載11.6型ノートの性能チェック
デルが販売するノートPC、Inspiron 11 3000(3168) 2-in-1のレビューです。
Inspiron 11 3000(3168) 2-in-1は、2in1構造を採用する11.6型のモバイルノート。
少し前に、Pentium N3710や128GB SSDを搭載するレッドカラーの Inspiron 11 3000(3168)を掲載しましたが、今回はその色違い&構成違いとなる、Core m3-6Y30搭載のホワイトカラーのモデルをご紹介したいと思います。
本シリーズには Celeron N3060、Pentium N3710、Core m3-6Y30の3つのCPUを採用するモデルがラインアップされており、今回のモデルはシリーズ中では最上位の構成にあたります。
最上位といっても6万円台半ば(税抜・配送料込)とお手頃な価格であり、モバイル用途に利用できる気軽なノートPCが欲しいという方には魅力は大きいです。
今回は、そんなInspiron 11 3000(3168) 2-in-1の外観や特徴、実際の性能、Pentium N3710との性能比較などを主に掲載したいと思います。
【Inspiron 11 3000(3168)2-in-1 レビュー記事目次】
・Inspiron 11 3000 2-in-1についての解説
(Inspiron 11 3000 2-in-1というシリーズについて整理してみる)
・Inspiron 11 3000(3168)2-in-1 ホワイトカラーの筐体外観・操作性をチェック
(2in1構造を採用 / ホワイトの筐体をチェック / キーボードの操作性 / 液晶の見やすさ / 重量)
・掲載モデルの構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
(構成と特徴 / ベンチマークテストの結果 / 消費電力・温度 / 再起動時間 / バッテリ駆動時間)
・製品のまとめ
(Inspiron 11 3000(3168)2-in-1 まとめ)
※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。
Inspiron 11 3000 2-in-1というシリーズについて整理してみる
掲載製品について解説する前に、「Inspiron 11 3000 2-in-1」というシリーズについて簡単に解説しておきたいと思います。
2016年9月21日時点でラインアップされているInspironブランドの11インチのノートPCは、以下の3シリーズとなります。同じような名称でややこしいですが、語尾に記載している数字を見分ける目安にするとわかりやすいです。
・Inspiron 11 3000(3162)
・Inspiron 11 3000 2-in-1(3168/今回掲載のモデル)
・New Inspiron 11 3000 2-in-1(3179)
一番上のInspiron 11 3000(3162)は、2in1構造を持たない普通の11.6型ノートPCとなります。筐体は2-in-1のモデルと殆ど変わりませんが、ディスプレイは回転しません。
非光沢パネルを搭載しているため、2in1タイプの製品よりも Inspiron 11 3000(3162)の方が良い、という方もおられると思います。
ただし、構成はCeleronとPentiumのみで、Core mのモデルは提供されていません。
・Inspiron 11 3000(3162)シリーズレビュー(Pentium N3700、4GB、128GB SSD)
・Inspiron 11 3000(3162)エントリー・プラスモデルのレビュー(Celeron N3050、2GB、32GB eMMC)
次に Inspiron 11 3000 2-in-1(3168)ですが、こちらは今回の記事に掲載している2in1タイプの製品となります。
タッチパネルが搭載されているため、液晶は光沢タイプとなりますが、冒頭でも述べたとおり、Celeron N3060、Pentium N3710、Core m3-6Y30を搭載するモデルがラインアップされるなど、構成の選択肢の幅は広いです。
ただし、Core m3のモデルではストレージに500GB HDDを搭載した構成しか選択できません。構成のニーズには個人差があると思いますが、私自身については Core m3を選択するのならストレージにはSSDを選びたいです。
・Inspiron 11 3000(3168) 2-in-1 のレビュー(Pentium N3710、4GB、128GB SSD)
そしてNew Inspiron 11 3000 2-in-1(3179)ですが、このモデルはつい最近追加されたばかりのモデルです。
頭に「New」がついていることからもわかる通り、第7世代のCore mを搭載する、Inspiron 11 3000 2-in-1では最も新しい製品となります。
見る限り、筐体はInspiron 11 3000 2-in-1(3168)と同じだと思われますが、CeleronやPentiumの下位モデルは存在しません。
こんな事を述べてしまうのも何なのですが、性能重視で Core m3搭載のモデルを選択するのなら、この最新モデルが最もおすすめです。
価格は同様の構成なら新モデルが最も高くなりますが、Inspiron 11 3000 2-in-1(3168)のCore m3搭載モデルにはないSSDの構成が提供されており、性能重視だというのなら、第7世代 Core m3&SSDの構成がベストだと思われます。
CPUの性能を落としても良いというのなら、CeleronやPentiumを選べる Inspiron 11 3000 2-in-1(3168)を選択すると良いでしょう。
Celeron | Pentium | Core m3 | その他 | |
Inspiron 11 3000 (3162) |
Celeron N3050 2GBメモリ 32GB eMMC |
Pentium N3710 4GBメモリ 128GB SSD |
非光沢パネル USBが1基少ない |
|
Celeron N3060 4GBメモリ 32GB eMMC |
||||
Inspiron 11 3000 2-in-1(3168) |
Celeron N3060 2GB / 4GBメモリ 32GB eMMC |
Pentium N3710 4GBメモリ 500GB HDD / 128GB SSD |
Core m3-6Y30 4GBメモリ 500GB HDD |
2in1 タッチパネル |
・New Inspiron 11 3000 2-in-1(3179) | Core m3-7Y30 4GBメモリ 500GB HDD /128GB SSD |
2in1 タッチパネル |
※2016年9月21日確認の構成です。あとから新構成が追加される事がある為、タイミングによっては正確ではない可能性があります。正確な内容については、デルの製品ページにてご確認下さい。
次項より、Core m3-6Y30搭載の Inspiron 11 3000 2-in-1(3168)をご紹介していきます。
2in1の構造を採用
Inspiron 11 3000(3168)2-in-1には360度の回転が可能なディスプレイが採用されており、ノートPCをはじめ、テントやスタンド、タブレットなど様々なスタイルに変形させる事ができます。
キーボード入力作業はノートPCで、ブラウザや動画の閲覧はスタンドやテント、タブレットといった具合に、用途に合わせて最適なスタイルでPCを利用する事ができます。
特に場所を移動してPCを利用する事が多い方に、便利な筐体構造だと思います。
ノートPC
テントモード
スタンドモード
タブレットモード
キーボードに関しては、ディスプレイの回転角度がある一定以上になると、自動的にキーボードロックがかかる設定となっているため、誤入力が起こる心配はありません。
キーボードロックの設定 デフォルトではキーボードロックがかかる設定
キーボードのプロパティ内にあるキーボードロックの設定より、Never lock keyboard and touchpadを選択する事で、キーボードやタッチパッドがロックされない設定とする事もできますが、特に目的がない限り、デフォルトの設定のままで良いでしょう。
ホワイトカラーの筐体をチェック
Inspiron 11 3000(3168)2-in-1の筐体外観やインターフェースの内容について解説します。
以前掲載したInspiron 11 3000(3168)の筐体がレッドカラーであったのに対し、今回ご紹介するのはホワイトカラーの筐体です。
筐体の形状やサイズ、インターフェースの内容は共通となります。
真っ白なホワイトカラーの天板中央に、DELLのロゴが配置されるシンプルなデザインを採用しています。
適度に光沢感のある美しい質感の天板です。
光沢とはいっても指紋痕があまり目立たないため、扱いやすいと思います。
ヒンジにもホワイトカラーを採用。
一体感があってお洒落な雰囲気です。
天板側から見た筐体全体の様子
レッドカラーの筐体は以下のような感じとなります。
艶のある鮮やかなレッドカラー とても綺麗な赤です
ディスプレイには11.6型HDのタッチパネルが採用されています。
縁が薄く、見た目にお洒落な感じのディスプレイです。
光沢タイプのパネルであるため、利用場所によっては画面の内容がやや見難い場合があります。
液晶上にはHD(720p)対応のWebカメラ、下側にはDELLのロゴを配置
筐体側面のインターフェースをチェックします。
上が左側面、下が右側面
筐体左側面には電源コネクター、HDMI出力、USB3.0、microSDカードリーダーが並び、右側には電源ボタンや音量調整ボタン、オーディオジャック、USB2.0×2、セキュリティロックスロットが並びます。
前面背面側には何もありません。
底面の様子です。
バッテリは着脱不可、内部へのアクセスが容易に行えるようなパネルも用意されていません。(簡単に開きそうではありますが・・)
継ぎ目が少なく見た目にすっきりとしています。
底面中央にはinspironの文字を配置
PC本体と電源アダプター&ケーブル
電源アダプターは19.5V、2.31Aで45W。
どの構成を選択したとしても、この45Wアダプターが付属するようです。
キーボードの外観・操作性をチェック
キーボード周りの外観、操作性を簡単にチェックします。
以前掲載したレッドカラーのモデルと何ら変わりのない、キーボードとタッチパッドです。
アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用しています。
デルのノートではよく目にする、EnterやBackspaceキーの幅が狭いタイプのキーボードです。
このタイプのキーボードは、右側にテンキーを搭載するモデルだと使い難いのですが、本製品はテンキーを搭載していないため、特に使いにくいと感じるような事はありませんでした。
キーボード底面のたわみもそれ程気にならず、普通に使いやすいキーボードです。
なお、最上段のファンクションキーは、ツールで機能を入れ替える事が可能です。
Windows モビリティセンター
Windows モビリティセンターにデル独自の機能が追加されており、ファンクションキーの動作を変更したり、タッチパッドや音量ボタンの機能を変更する事が出来るようになっています。
ファンクションキーの動作を簡単に変更できるというのは、なかなか便利です。
Windows モビリティセンターは「コントロールパネル > ハードウェアとサウンド」の項目内から起動できる他、「Winボタン+X」というショートカットからも起動可能です。
キートップはフラットな形状 ややザラツキのある質感です
キーボード上にステレオスピーカーを内蔵
ボタン一体型のタッチパッドを搭載しています。
11.6型ノートのタッチパッドであるだけにやや面積が狭いとは感じるものの、クリックボタンは程よい固さで押しやすく、使っていてストレスが溜まるようなタイプのタッチパッドではありません。
タスクトレイ内のアイコンよりアクセス可能な「DELLポインティングデバイスより」、タッチパッドの細かな機能調整を行えます。
液晶の見やすさ
Inspiron 11 3000(3168)2-in-1に搭載されている液晶をチェックします。
11.6型HD(1366×768)のタッチパネルが搭載されています。
本製品で選べるのはこのパネルのみ。
光沢タイプのパネルであるため、明るい場所だとやや光沢感が目立ちやすいです。
視野角は狭いです。
多分ですがTN方式のパネルが採用されていると思います。
とはいえ、真正面から閲覧する分には問題のない表示です。
重量
Inspiron 11 3000(3168)2-in-1の重量を測定してみました。
PC本体の重さは1320g。
以前掲載した Pentium&SSDモデルの1247gという数値と比較すると、若干重さが増しています。
今回のようなHDDを搭載するモデルだと、少し重くなってしまうようですが、携帯は十分可能な重さです。
電源アダプターやケーブルの重さは269g。
小型のアダプターであるため、軽量です。
構成内容と特徴
掲載しているInspiron 11 3000(3168)2-in-1の構成内容と、その特徴について解説します。
【CPU-Z】
【Inspiron 11 3000(3168)2-in-1 スタンダード・タッチパネル の主な構成】
OS Windows 10 Home 64bit
プロセッサ Core m3-6Y30(900MHz~2.20GHz)
グラフィックス インテル HDグラフィックス515
メモリ 4GB(DDR3L-1600MHz)
ディスプレイ 11.6型ワイドHD(1366×768)、タッチパネル、光沢
ストレージ 500GB HDD(Seagate製)
無線機能 IEEE802.11b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ 2セル(32WHr)/ 駆動時間の実測値は後の項に掲載
電源アダプター 45W
サイズ 291.6×201.9×20.9(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.21kg~、1.31kg~
カラー ホワイト
保証 1年間引き取り修理サービス
※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年09月21日時点の情報に基付く内容となります。
Windows 10 Home、Core m3-6Y30、メモリ4GB、500GB HDDという構成内容のモデルです。
先にも述べたように、Inspiron 11 3000(3168)2-in-1には Celeron N3060、Pentium N3710、そして今回のCore m3-6Y30を搭載したモデルが提供されており、Core m3-6Y30搭載のモデルだと上記のような構成内容となります。
Celeronなどを搭載する下位モデルに比べると若干価格は高くなるものの、そこそこの性能を持ったモバイルノートとしては安価であり、普段ライトな作業しか行わないという方や、サブノートとして利用できるモバイルノートをお探しの方には手頃で魅力の大きい製品です。
ストレージはHDDですが、CPU性能は下位モデルと比較してかなり高いという印象であり、ゲームなどもライトなタイトルであればプレイできるなど、幅広い用途に利用する事ができます。
以下、搭載ストレージの詳細です。
HDDの詳細
ディスクの内訳
HDDには、Seagate製の「ST500LT012-1DG142」という500GB HDD(5400rpm)が搭載されていました。
性能はHDDとしては普通です。
SSDを利用されているような方には少し遅く感じられるかもしれませんが、今回のシリーズの中では最も容量に余裕があるため、ファイルの保存やアプリのインストールなども安心して行えます。
参考として、下位のCeleron N3060搭載モデルには32GB eMMCが、Pentium N3710搭載モデルには500GB HDD、もしくは128GB SSDを搭載したモデルがラインアップされています。
ベンチマークテストの結果
以下、掲載モデルで実施したベンチマークテストの結果です。
以前掲載した、Pentium N3710、4GBメモリ、128GB SSDを搭載する「エントリー・プラス・タッチパネル・SSD搭載」のスコアも比較として掲載していますので、構成選択の参考にご覧ください。
【CrystalDiskMark】
左がCore m3&500GB HDD、右がPentium&128GB SSD / Ver.5を使用
【3DMark】
各テストの結果
Pentium&128GB SSD | Core m3&500GB HDD | |
Sky Diver | 1108 | 2119 |
Fire Strike | 212 | 464 |
【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】
標準品質、ウィンドウモードで実行 640×480 / 1280×720
Pentium&128GB SSD | Core m3&500GB HDD | |
標準品質/640×480 | 3493 | 8262 |
標準品質/1280×720 | 1774 | 4989 |
【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】
標準品質(ノートPC)、DirectX 9、1280×720、1920×1080
Pentium&128GB SSD | Core m3&500GB HDD | |
標準品質(ノート) /1280×720 | 1050 | 2037 |
標準品質(ノート) /1920×1080 | – | 1215 |
【Minecraft】
デフォルトの画質設定で快適にプレイ可能 サクサク動きます
【CINEBENCH R15】
Pentium&128GB SSD | Core m3&500GB HDD | |
OpenGL | 14.72fps | 28.57fps |
CPU | 120cb | 174cb |
CPU(シングル) | 39cb | 75cb |
今回のCore m3-6Y30搭載モデルと、Pentium N3710&128GB SSDを搭載する下位モデルとでは、CPUやグラフィック性能に大きな差が見られるようです。
ストレージに関しては、SSDを搭載するPentiumのモデルの方が高速ですが、ゲームのベンチマークでは圧倒的にCore m3-6Y30モデルの方がスコアが高く、実際軽いゲームならプレイできるくらいの性能はあります。
どのモデルが良いかは、製品をどういった用途に利用したいのかにも左右されますが、単純作業しかしないのなら、Pentium&SSD搭載モデルの方がサクサクと作業がおこなえるため快適です。
しかしビジネス系のソフトでデータ処理をおこなったり、軽いゲームをプレイするなど、CPUやグラフィック性能を必要とする作業がメインであるのなら、パワーのあるCore m3-6Y30搭載モデルの方が使いやすいと言えるでしょう。
消費電力・温度
掲載モデルの消費電力を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク(3DMark)実行時の消費電力値です。
画面の輝度は50%に設定しています。
Pentium&128GB SSD | Core m3&500GB HDD | |
アイドル時 | 6W | 7W |
ベンチマーク実行時 | 13W | 16W |
※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載。
Pentium N3710や128GB SSDを搭載するモデルと比較すると、Core m3搭載のモデルでは性能が高い分消費電力が若干上がっていますが、そうではあっても十分に低消費電力です。
アイドル時、高負荷時(3DMarkを20分以上実行)のCPU温度を測定してみました。
高負荷な状態が続くと、CPU温度が高くなりやすいようです。
といっても、本製品で重いゲームを長時間プレイするような事はまずないと思います。
高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。
キーボード中央付近から左側にかけて、やや熱くなりやすいようです。
キーボード操作を行っていると指先がやや温かく感じられはするものの、パームレスト付近が低温であるためか、それ程気にはなりませんでした。
再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間
PassMark Rebooterを利用し、掲載モデルの再起動にかかる時間を測定してみました。
以下は8回の再起動時間と、その平均値です。
1回目 1:46
2回目 1:47
3回目 1:49
4回目 1:45
5回目 1:45
6回目 1:42
7回目 1:34
8回目 1:51
再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分44秒
掲載しているInspiron 11 3000(3168)の再起動にかかる時間は、およそ1分44秒。
ストレージがHDDであるためか、起動やシャットダウンには少々時間がかかるようです。
参考までに書いておくと、Pentium N3710や128GB SSDを搭載するモデルの再起動時間は、約51秒という結果でした。
バッテリ駆動時間
Inspiron 11 3000(3168)2-in-1のバッテリ駆動時間を測定。
利用ソフトはbbench、設定はストロークの実行が10秒毎に、ワイヤレスLAN利用によるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。
画面の輝度は50%前後に設定しています。
バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は26836秒。
約7.5(7.4544444…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。
Pentium N3710や128GB SSDを搭載するモデルのバッテリ駆動時間は約11(11.10138888…)時間であり、やはり性能が高い分、Core m3を搭載する今回のモデルの方がバッテリの持ちは短くなってしまうようです。
とはいえ、バッテリ駆動の状態でライトな作業が7時間も行えれば、モバイルノートとしては十分実用性があると思います。
Inspiron 11 3000(3168)2-in-1 まとめ
Core m3を搭載する Inspiron 11 3000(3168)2-in-1 のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・
・11.6型サイズで約1.2~1.3kgの軽量モバイルノート
・2in1の構造を採用しており、用途や環境に合わせて様々なモードで利用することができる
・今回のCore m3-6Y30の他、Celeron N3050やPentium N3710の構成をラインアップ
・ストレージには32GB eMMC、500GB HDD、128GB SSDの構成を提供
・最上位のCore m3-6Y30でも6万円台(税抜・配送料込/2016年9月21日時点)とリーズナブル
11.6型HDのタッチパネルを搭載するモバイルノートです。
2in1構造の採用により、ノートやテント、スタンド、タブレットなど用途にあわせて様々なモードで利用する事ができます。
約1.2~1.3kgと軽く、モバイルノートとしての利用に適している事はもちろん、ライトな作業しか行わない方であればメインPCとしても利用できる構成を提供するなど、幅広い用途に利用可能なノートPCです。
今回のモデルはCore m3-6Y30を搭載しており、CPUやグラフィック性能が他のモデルと比較してかなり高く、やや負荷のかかる作業を行う事があるというような方に適していますが、そこまでの性能は必要がないという方はPentiumやCeleronの構成も選ぶと良いでしょう。
いずれのモデルもリーズナブルですが、特にCeleronのモデルは3万円台(税抜・配送料込/2016年9月21日時点)と価格が安く、予算に余裕がない方であっても気軽に買えるのではないでしょうか。
安くてもデザインや使い勝手に優れたノートPCが欲しいという方には、とても魅力の大きい製品だと思います。