HP Pavilion 15-ab000 レビュー　豊富なカラーが魅力の15.6型ノート（ブリザードホワイト）

HPが販売するノートPC、HP Pavilion 15-ab000 のレビューです。

HP Pavilion 15-ab000は、15.6型の液晶を搭載するノートPC。

HPの個人向けノートの中では比較的低価格なスタンダードノートに位置づけられる製品で、筺体には一体感のあるユニボディを採用し、4種類の個性的なカラーバリエーションを提供するなど、低価格ながらもデザインに力をいれたスタイリッシュなノートPCです。

構成によって選べるカラーは異なり、今回は第5世代の Core i3を搭載したブリザードホワイトカラーのモデルを掲載。

ブリザードホワイトは、真っ白で艶感ある美しいデザインが特徴的なカラーです。価格も下位モデルだけあって安く、簡単な用途向けのノートPCが欲しい方におすすめの製品だと言えるでしょう。

というわけで以下、外観や使い勝手、性能面などについて詳しく触れてみました。

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。

HP Pavilion 15-ab000（ブリザードホワイト）　外観・インターフェースの内容

まず、HP Pavilion 15-ab000の外観やインターフェースの内容について解説します。

今回の製品で提供されているカラーは、掲載のブリザードホワイト、コバルトブルー、ピーチピンク、ナチュラルシルバーの4色。いずれも一体感あるユニボディの筺体を採用するなど、見た目にスタイリッシュな雰囲気を持ち合わせた製品です。

無難に定番カラーのノートPCが欲しいというユーザーはもちろん、個性的かつお洒落なノートPCが欲しいという方など、幅広いユーザーに向いています。

ブリザードホワイト　やや光沢感のある美しいホワイトカラー

天板中央にはhpのロゴ

ブリザードホワイトと一口にいっても純粋なホワイトではなく、ややシルバー系の艶感を持った大人っぽいホワイトカラーです。

光沢感を持ちながらも、指紋汚れが目立ってしまうような光沢ではないため、扱いやすいと思います。
天板中央に配置された鏡面仕上げのhpロゴと相まって、洗練された印象を与える美しいデザインです。

背面から見たブリザードホワイトモデル

筐体サイズは、幅約384mm、奥行き261mm、高さは24～28mmで、重さは約2.29kg。

外出時に携帯できる程ではありませんが、15.6型のノートとしては比較的薄型で軽めの筺体です。PCをもってよく部屋を移動されるような方に使いやすいと思います。

ディスプレイには15.6型ワイドHD（1366×768）の光沢液晶を採用。

本モデルはHD解像度に光沢タイプのパネルを採用していますが、最上位のナチュラルシルバーカラーのモデルにはフルHDの非光沢パネルが採用されるなど、モデルによって搭載される液晶の種類が異なります。

高解像度液晶の方が良いという方は、最上位のナチュラルシルバーをご選択下さい。

液晶上には約92万画素のWebカメラを内蔵、液晶下にはhpのロゴをプリント

筺体側面のインターフェースの内容をチェックします。

左側面。
こちら側には電源コネクター、LAN、USB2.0、USB3.0、SDカードスロット、光学ドライブを搭載。

光学ドライブは側面の形状に合わせたスリムなデザインを採用しているのだとか

右側面にはヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポート、USB3.0、HDMI、セキュリティスロットが並びます。

前面・背面には何もなし。
全体として、15.6型のノートとしては非常に充実している・・という程ではありませんが、一通りの端子が揃った不足のない内容だと思います。

ディスプレイの最大開閉角度は約130度。
液晶の角度調整は普通にしやすいです。

筺体底面。
内部へはアクセスできない構造ですので（できたとしても難しい）、メモリなどは最初から必要量を搭載しておいた方が良いと思います。

バッテリは着脱可能。

搭載バッテリの仕様は14.8V、2700mAh

PC本体と標準付属の電源アダプター＆ケーブル　アダプターはかなり小さい

電源アダプターの仕様は19.5V、2.31Aで45W

キーボードやタッチパッドの操作性

次に、HP Pavilion 15-ab000のキーボードやタッチパッドについて。

キーボード全体の様子

キーボード左半分を拡大

キーボード右半分を拡大

テンキー搭載のアイソレーション型キーボードです。
キーピッチは縦横とも約18.7mm、ストロークは約1.5mmとやや浅目のキーですが、HPのノートPCとしては標準的だと言えます。

使用感は普通。
キーを打つとやや中央に撓みがでるものの、使い辛いという程ではなく、さほどストレスを感じる事なくキーボード操作を行えると思います。

ファンクションキーは、デフォルトでは輝度や音量調整などが動作する設定です。
キーボードの上にはスピーカーを内蔵。

キートップは平ら

キーボード左上には電源ボタン、右側には本製品が採用しているサウンドの「B ＆ O Play」のロゴが印字されています。

B ＆ O Playは、オーディオメーカーのBANG ＆ OLUFSENが展開するカジュアルブランドの名です。

パームレストからキーボード上部にかけて、シルバーとブラックのグラデーションデザインを採用。

一見するとヘアライン加工の金属デザインに見えるのですが、実は HP Imprintによってメタル調のデザインを施しているのだとか。

指紋汚れが目立ち難く、質感なども美しいです。

パームレスト左側にはPavilionのロゴ

タッチパッドはボタン一体型。
タッチパッドはボタンがやや固く、使いやすいとは言えないです。

とはいえ、このサイズの製品ではマウスを使われる方も多く、それ程問題ではないのではと思います。

液晶の見やすさ・品質をチェック

HP Pavilion 15-ab000 に搭載されている液晶の見やすさなどをチェックします。
同じモデルでも、異なるパネルが搭載される可能性がありますので、以下に掲載の内容は参考程度にご覧下さい。

15.6型ワイドHD（1366×768）の光沢液晶を採用

液晶は選択するモデルによって固定となっており、ブリザードホワイトカラーのモデルで選択できるのはHDの光沢パネルのみ。

やや、明るい場所では光沢感が目立つ液晶です。
解像度が低く、文字やアイコンなどのサイズが大きい為、細かい文字を読むのが苦手だというような方には使いやすいと思われます。

視野角をチェックします。

TNパネルだと思いますが、視野角は狭いです。

色域をチェックします。
以降、Spyder 4 Eliteによる測定結果です。

sRGBのカバー率は62％、AdobeRGBのカバー率は47％。
色域は狭いです。

見た目にも、やや色が浅い感じがします。

ガンマカーブを確認します。

左：ガンマ応答カーブとターゲット（ガンマ2.2） ／ 右：ガンマ補正カーブ

ガンマ応答カーブには若干のばらつき・ズレが見られます。
初期状態では青味がやや強めの液晶です。

画面の均一性について。
以下、色ムラや輝度ムラをチェックしてみました。

カラーの均一性（左：輝度100％ ／ 右：輝度50％）

輝度の均一性（左：輝度100％ ／ 右：輝度50％）

色ムラは一部若干目立つ場所がありますが、見て分かるほどではないです。
輝度ムラも同じく、輝度を下げると少し目立つ部分があるものの、殆どわからないと思います。

総合的にみて低価格帯の製品の液晶、といった感じの内容です。
全体的に青っぽい液晶ですが、単に閲覧するといった使い方では問題はないと思います。

明るい場所では光沢感が目立つので、出来るだけ画面に光が当たらないような場所での利用が望ましいです。

主な付属品

HP Pavilion 15-ab000の主な付属品をご紹介します。
あくまでも今回の製品に付属していたものであり、実際の製品とは異なる可能性がありますので、一例としてご覧ください。

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無償付属品です。

iPassのクーポンコードが書かれたカード

iPassのWiFiサービスを1年間無料で利用できるという、コードが書かれたカードが付属していました。
あくまでも特典によって付属しているものだと思われますので、製品の購入時期によっては付属しない可能性があります。

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HP Pavilion 15-ab000（ブリザードホワイト）の外観や液晶、操作性については以上となります。

次記事では、掲載モデルの構成特徴や性能面、ソフトウェア等について詳しく触れる予定です。
第5世代のCore i3を搭載した本製品の性能に興味をお持ちの方は、ぜひ次記事にも目を通してみてください。

次：　HP Pavilion 15-ab000 のベンチマーク結果　最小のCore i3-5010U搭載でも結構使える