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前記事(Dell Inspiron 15 3000(3542)シリーズレビュー 15.6型の低価格ノート)に続き、今回はInspiron 15 3000(3542)シリーズの構成と性能面について。

今回掲載のモデルはWindows 8.1、Pentium 3558U、メモリ4GB、500GB HDDという非常にシンプルな構成内容のマシン。

現在、Pentium 3558Uを搭載するモデルは直販では提供されていないのですが、Pentium 3805Uを搭載したモデルが販売されており、そちらに近い内容の製品だと言えます。他にCeleronやCore iプロセッサを搭載するモデルもラインアップされるなど、やや性能高めの構成も選択可能です。

というわけで以下、Inspiron 15 3000(3542)シリーズの構成特徴とベンチマークテストの結果です。


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【Inspiron 15 3000(3542)シリーズ レビュー記事目次】

・Inspiron 15 3000(3542)シリーズ 筐体外観や使用感・液晶をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性筺体底面内部の構造液晶の品質

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストール・ソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェア

・製品のまとめ
Inspiron 15 3000(3542)シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 15 3000(3542)シリーズ 構成とその特徴について

まず、Inspiron 15 3000(3542)シリーズの構成と特徴について解説します。
以下はCPU-Zの実行結果と、掲載モデルの構成内容です。

【CPU-Z】





【Inspiron 15 3000(3542)シリーズ の主な構成】

OS   Windows 8.1 64bit
プロセッサ   Pentium 3558U (1.7GHz)
グラフィックス   インテル HD グラフィックス
メモリ   4GB(4GB×1/DDR3L 1600MHz)
ディスプレイ   15.6型ワイドHD(1366×768)、光沢
ストレージ   500GB HDD(Western Digital製/5400rpm)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   IEEE802.11b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ   駆動時間:不明(4セル/40WHr/実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   65W
サイズ   381.4×276.6×26.6(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.42kg

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2015年02月16日時点のものです。

Windows 8.1、Pentium 3558U、メモリ4GB、500GB HDDを搭載するモデルです。

現在提供されている製品でPentium 3558Uを搭載したモデルは存在しませんが、Pentium 3805Uを搭載したモデルが販売されており、そちらと近い内容・性能の構成だと言えるでしょうか。

価格はクーポンなどによっても変化しますが、税込で5万円台とリーズナブル。

高負荷な作業をあまりしないというのであれば、十分な内容です。光学ドライブも標準で搭載しており、様々な作業に使いやすいと思います。

本製品には他に、Celeronや第5世代のCore iプロセッサを搭載したモデルが提供されており、より性能の高い構成のマシンも選択できます。

液晶がHDの解像度しか選択できないなどエントリーに位置づけられるシリーズであるため、高性能なノートをお探しの方には向きませんが、出来るだけ安い15.6型ノートをお探しの方には、バランスの良い製品だと思います。



搭載されているストレージの内容をチェックします。


HDDの仕様


ディスクの内訳

Western Digital製の「WD5000LPVX-75V0TT0」という500GB HDDが搭載されていました。回転数は5400rpm、厚み7mmというやや薄めのディスクです。

性能はHDDにしては普通。
特にこれといった特徴のないHDDだと思います。

本製品は底面からHDDベイに簡単にアクセス出来るような構造であるため、できる方はSSDなどへの換装を考えるのも良いと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、Inspiron 15 3000(3542)シリーズのベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6
メモリ 5.9
グラフィックス 4.7
ゲーム用グラフィックス 4.9
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 107.2105.4
512K 35.5951.16
4K 0.4301.343
4K QD32 1.1901.327

いずれも数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


3DMark 各テストの実行結果


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 25767
Cloud Gate・・・ 2367
Sky Diver・・・ 1441
Fire Strike・・・ 318


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 1300~1303


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1360×768

1360×768 ・・・ 622

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1360×768 ・・・ SCORE:829 / RANK:D



【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編】

左:1360×768 / 右:1920×1080(高品質(ノートPC))

【キャラクター編】
1360×768(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:1976 / 評価:設定変更が必要
1920×1080(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:1120 / 評価:設定変更が必要


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

左:1280×720(標準品質) / 右:1280×720(最高品質)

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:3088 / 評価:普通
1280×720(最高品質) ・・・ スコア:2349 / 評価:やや重い


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 14.29fps
CPU ・・・ 127cb


性能は高くはありませんが、5万円台の安価な製品としては悪くないです。

ストレージがHDDであるためサクサクとした感じの動作ではありませんが、沢山の作業を一度に行ったりしない限りは、使い勝手はそこそこ良いです。

簡単な用途向けのノートとしては、十分な内容の構成だと思います。



消費電力・温度

Inspiron 15 3000シリーズの消費電力について。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力値です。

画面の輝度は60%程度に設定。

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 25W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時もベンチマーク実行時も、消費電力は低いです。




筐体内パーツの温度を測定してみました。
以下はアイドル時と、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

発熱の小さいパーツばかりを搭載していますので、高負荷時でもパーツの温度は低めです。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

高負荷な状態が続いても、全体的に低温です。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Inspiron 15 3000シリーズの再起動にかかる時間を測定。
以下は9回の測定結果と、その平均値です。

1回目 1:18
2回目 1:20
3回目 1:05
4回目 1:11
5回目 1:14
6回目 1:15
7回目 1:32
8回目 1:38
9回目 1:44

再起動の平均時間 ・・・ 1分22秒

Inspiron 15 3000シリーズの再起動にかかる時間は約1分22秒。

これまでのテストでは、HDDを搭載するPCでは再起動におよそ1分~1分半かかるという結果が多く出ており、本製品の再起動にかかる時間は平均的かやや遅めだと言えます。

極端に遅い事はないけれど速くもないという、HDDなりの速度だと考えると良いでしょう。



バッテリ駆動時間

Inspiron 15 3000シリーズのバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に利用したソフトはbbench、ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANを利用したネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎。

画面の輝度は50%に設定しています。


バッテリの電力残量が100%から5%に減少するまでの時間は28244秒。
約7.8(7.845555..)時間のバッテリ駆動が可能という結果です。

15.6型のノートにしては比較的バッテリの持ちは良いです。
このサイズのノートでは電源を繋ぎっぱなしにして利用される方も多いと思いますが、部屋を移動しながらPC作業を行うというような方には、電源なしで長くPCを利用できるのは結構便利だと思います。

なお、異なる構成を選択した場合、バッテリの持ちは変わってきますのでご注意ください。



プリインストールされているソフトウェア

Inspiron 15 3000シリーズにプリインストールされているソフトウェアの内容をご紹介します。

以下は初期時のデスクトップやスタート画面、アプリ一覧画面のキャプチャ画面です。
製品の購入時期や、選択するオプションによっては以下とは異なる可能性がありますので、ソフトの一例としてご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

ソフトの内容はWindows 8.1標準のソフトに加え、デル製の各種ツール、CyberLink製の各種ソフトウェア、セキュリティソフトの「マカフィーリブセーフ」や「マカフィーセントラル(ストアアプリ」が搭載されるという内容です。

ソフトウェアとは少々異なりますが、現時点ではDropbox 20GBを1年間無料で利用できるという特典も付属しているようです。

デル製のツールについては、PCの総合的な管理を行う「My Dell」やバックアップツール「Dell Backup and Recovery」、システムの状態を最新に保つ「Dell Update」、製品購入時に追加したソフトをクラウドで管理できる「Dell Digital Delivery」オーディオユーティリティ「Dell Audio」が搭載。

またCyberLink製のソフトウェアについては、再生ソフトの「PowerDVD」やラベル制作ソフト「LabelPrint」、ライティングソフトの「Power2Go」、動画編集を行える「PowerDirector」が搭載されていました。

とりあえず、簡単な用途であれば一通りの事を行えるソフトの内容ではないかと思います。
必要であれば、製品購入時にOffice等のソフトを追加する事が可能です。




My Dell PCの状態把握や総合的な管理を行える


Dell Backup and Recovery バックアップやリカバリツール


Dell Audio オーディオ関連の調整を行える


Dell Digital Delivery 製品購入時に追加したソフトをクラウドで管理できる


CyberLink Media Suite CyberLink製ソフトの統合パッケージ


オンラインストレージ Dropbox 20GBを1年間無料で利用できる



Inspiron 15 3000(3542)シリーズ まとめ

Inspiron 15 3000(3542)シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・15.6型のエントリーノート
・光学ドライブやテンキーなどあると便利な機能を一通り搭載
・下位構成では税込・送料込みでも5万円台(2015年2月16日時点)と安価
・バッテリの持ちが良い

一通りの基本機能を搭載した、15.6型のエントリーノートです。
日常的な作業を一通り行う事ができる、リーズナブルで使いやすいノートPCが欲しいという方に向いています。

エントリーといっても、上位モデルでは第5世代Coreプロセッサも選択する事ができるなど、比較的性能高めの構成も選択可能。例えば、普段はネットや動画閲覧など簡単な作業しかしないけれど、たまに簡単な写真編集などをする事もある・・などという方には、やや性能の高い構成が適しています。

液晶の解像度がHD(1366×768)のみであるため、高解像度液晶が良いという方には向きませんが、下は5万円台からと、価格重視の方にも納得のいく低価格ノートです。