m-Book Wのシステムリカバリ手順他 搭載ソフトウェアをチェック
m-Book Wのレビューの続きです。
(前:m-Book W のベンチマーク結果 Core i7-4800MQやGTX760Mを搭載する上位モデルの性能は?)
今回の記事では、m-Book Wシリーズに標準で搭載されているソフトウェアの内容チェックや、システムリカバリの方法を掲載。
ソフトウェアに関しては特別目新しいものは見当たりませんが、一般的に利用される事の多い動画や画像、音楽などを扱うソフトウェアが搭載されており、何かをしようと思った時にとりあえず標準搭載のもので賄える内容だと思います。
製品に興味をお持ちの方は、是非記事に目を通してみてください。
【m-Book W シリーズ レビュー記事目次】
・m-Book W シリーズ 外観・内部構造など
(外観・インターフェース / キーボードの操作性 / VGAボタン / 筐体内部の構造 / 液晶の見やすさ)
・m-Book W シリーズ 主な構成と特徴・ベンチマーク結果
(構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / バッテリ駆動時間)
・主なソフトウェア・リカバリ他
(プリインストールソフトウェア / リカバリ手順)
・m-Book W まとめ
(製品レビューのまとめ)
プリインストールソフトウェア
m-Book Wに搭載されているソフトウェアをチェックします。
以下、m-Book Wのデスクトップ画面とモダンUI、アプリ一覧画面です。(クリックで大きな画像が表示されます)
なお、選択する構成によっては以下の画面の内容と異なる可能性がありますので、参考程度にご覧いただければと思います。
CyberLink Media Suiteが搭載されており、CyberLink製のマルチメディア関連ソフトが多数搭載されています。
例えばディスクのラベルをデザインするLabelPrint 2.5、動画エンコードを行うMediaEspresso 6.5、写真と動画の管理ツールであるMediaShow 6、Blu-rayやDVDの再生ソフト PowerDVD 13、ディスクライティングソフトのPower2Go、追記に対応したビデオ編集ソフトウェア PowerProducer、バックアップソフトのPowerBackupなど。
冒頭にも記載した通り、利用頻度の高そうなソフトウェアが一通り搭載されているため、何かしたいと思った時にもソフトウェアを追加する事なく、多くの作業が行えるのではと思います。
その他、アンチウイルスソフトとしてマカフィーインターネットセキュリティを搭載。
また、サウンド系のソフトウェアとしてSound Blaster Cinema を搭載。
音楽、映画、ゲームなど、シーンにあわせて環境音のチューニング等を行う事ができるソフトウェアです。映画を見る場合などに台詞を強化したり、スピーカーの低音を強化したり、設定内容をカスタム プロファイルとして保存する事も可能となっています。
あと、VIA HD Audio Deck というイコライザーツールも搭載されていました。このツールはより細かく音のカスタマイズを行うための機能です。低音域の周波数を増幅したり、高音域の周波数を増幅するなど、好みの音に調整する事ができます。
CyberLink Media Suite
Sound Blaster Cinema
システムリカバリの手順
システムリカバリの手順について簡単に触れておきます。
以下は、Windows 8を搭載したm-Book Wシリーズのシステムリカバリ手順です。
Windows 8標準のリフレッシュやリセット機能を利用する事で、簡単にリカバリを行う事ができるようになっています。
なお、Windows 8を搭載した製品と、Windows 7を搭載した製品とではリカバリ手順が異なりますのでご注意ください。
チャームの設定をクリック。
さらにPC設定の変更をクリック。
PC設定画面が表示されるので、左側のメニューにある「全般」をクリック。
右側に表示された全般メニューの中にある、「すべてを削除してWindowsを再インストールする」の「開始する」ボタンをクリックします。
掲載のm-Book Wには、CとDの2つのドライブが存在します。
今回はWindows OSが搭載されているCドライブのみのリカバリを行いたいので、「Windowsがインストールされているドライブのみ」という項目をクリックします。
ファイルの削除のみを行うか、ドライブを完全にクリーンアップするかを尋ねられるので、上の「ファイルの削除のみ行う」をクリック。
この方法だと比較的短時間でリカバリを行う事ができます。
もしマシンを人に譲るとか売却する為にリカバリを行うなどという場合は、「ドライブを完全にクリーンアップする」を選択した方が安全です。但し、時間がかかります。
右下の「初期状態に戻す」をクリックすると、リカバリが開始されます。
リカバリ中。
10分かからないくらいの時間でリカバリが完了し、Windows 8の最初のセットアップ画面が表示されました。製品の構成内容によってリカバリにかかる時間は変化します。
まとめ
最後に、m-Book Wシリーズについて簡単にまとめます。
・GeForce GTX760M標準搭載でゲームノートとしても適している
・Core i3搭載の下位モデルは送料含めても9万円弱で購入が可能(2013年12月2日時点)。
・筐体底面から主要なパーツにアクセスする事ができるなど、パーツのカスタマイズが容易
・キーボードの操作性はそこそこ良い
・液晶はやや視野角が狭いが、非光沢で見やすい
この製品のメリットとしては、まず価格があげられます。
キーボードなどそこそこ操作性が良く、また性能面においても外部グラフィックスを標準搭載した高性能な内容でありながら、下位モデルでは送料含めても9万円弱から購入であるなど、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
Core i3から選択する事ができるという点も、そこそこのゲームノートが欲しいというユーザーには魅力。
ゲーム向けのノートはCore i7~の構成が多く価格が全体的に高めですが、下位のプロセッサを選択できるm-Book Wシリーズではプロセッサ分の価格を抑える事ができるため、それ程負荷の高くないゲームタイトルをプレイされるユーザーにとっては無駄のない構成のモデルだと言えます。
液晶の質は良いとは言えないため、その部分にこだわりがある方には向かないかもしれませんが、安価な製品に搭載されるような液晶に比べれば綺麗で見やすい液晶ですので、さほど大きな問題ではないと思います。
m-Book Wシリーズについては以上となります。
なお、選択する構成によっては期間限定キャンペーンが実施されている事があります。
キャンペーンの内容は、無償で大容量のHDDへとアップグレードされたり割引が適用されるなど様々ですが、購入するのであればキャンペーン実施中がお得。
m-Book Wシリーズの購入を検討されている方は、製品ページをよくチェックしてみてください。