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Inspiron One 2330でベンチマークテストを行ってみました。

掲載しているInspiron One 2330は、Core i5-3330Sや4GBメモリ、内蔵グラフィックス、1TB HDDという内容のモデル。現在これと全く同じ構成のモデルは存在しませんが、近いもので「プレミアム・タッチパネル」というモデルが販売されています。

今回の記事では上記構成のモデルを使用し、複数のベンチマークテストや、消費電力等の測定を行った結果を掲載してみました。


【Inspiron One 2330 タッチスクリーン レビュー記事目次】

・Inspiron One 2330 外観やインターフェースのチェック
外観付属のキーボード・マウス

・Inspiron One 2330 ベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力 他

Inspiron One 2330 タッチパネル搭載液晶について

Inspiron One 2330 レビューまとめ


Inspiron One 2330の構成と特徴

掲載しているInspiron One 2330の主な構成と特徴について解説します。
まずは構成内容から。

【Inspiron One 2330 の主な構成】

OS Windows 8 (64bit)
プロセッサ Core i5-3330S(2.70GHz/TB時最大3.20GHz)
チップセット B75 Express
グラフィックス HDグラフィックス 2500
ディスプレイ 23型ワイドフルHD(1,920×1,080)、タッチ機能あり、光沢あり
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800 DDR3 SO-DIMM/2スロット)
ストレージ 1TB HDD(7200rpm / Seagate製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線機能 IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth 4.0
サイズ 574×74.4×385.8(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約7.34kg(スタンドの重さ:1.5kg)

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2012年3月04日時点のものです。

記事の冒頭でも述べたとおり、今回掲載のモデルはCore i5-3330Sやタッチ機能を持つディスプレイを搭載した「Inspiron One 2330 プレミアム・タッチパネル」に近いモデル。(メモリのみ少し異なります)

プロセッサにデスクトップ向けの省電力モデルを採用しており、下はPentium G2020から、上はCore i7-3770Sと幅広い中から選択することができるようになっています。

グラフィックスに関しては、Inspiron One 2330ではRadeon HD 7650A(1GB)を選択する事ができますが、今回のモデルは内蔵グラフィックス(HDグラフィックス2500)を利用しています。

ストレージには 1TB HDDを搭載。


HDDの詳細

搭載されていたのは、Seagate製のST31000524ASというモデルでした。
ST31000524ASは7200rpmのHDDです。速度は普通。


内容的にみて、今回掲載のInspiron One 2330 は性能面でそれ程目立つところはないモデルですが、タッチパネルを搭載したモデルとしては比較的安価で求めやすいです。上記仕様には記載していませんが、HDMI入力等の端子を備えており、単体のモニタとして利用できるところも○。マルチモニタ用としても利用できます。

性能も簡単な用途~そこそこ負荷のかかる用途程度であれば十分にこなせますので、液晶一体型PCの購入を検討されている方には選びやすい製品ではないかと思います。

なお、液晶一体型PCでニーズの多いと思われるテレビチューナーは選択はできるものの、本体内蔵ではなく外付けの機器利用となりますので注意してください。


ベンチマーク結果

ベンチマークテストの結果を見ていきます。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.4
メモリ 5.9
グラフィックス 4.6
ゲーム用グラフィックス 6.2
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 124.6121.5
512K 48.5066.31
4K 0.6360.541
4K QD32 1.7120.533

数値は左がRead、右がWrite

ディスクの速度です。

今回、ST31000524ASというSeagate製の1TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。スコアはHDDとしては普通で、実際の体感速度もHDDという感じです。使っていて特にストレスは感じません。

なお、Inspiron One 2330で選択できるのはHDDのみで、最大では2TBのHDDを選ぶ事ができます。


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 3423
SM 2.0 Score ・・・ 1054
SM 3.0 Score ・・・ 1371
CPU Score ・・・ 5105


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 708~710
1920×1080 ・・・ 1208~1228


【デビル メイ クライ 4】

1360×768

1920×1080

【1360×768】
平均fps ・・・ 20.64~44.74
RANK ・・・ D

【1920×1080】
平均fps ・・・ 13.23~23.66
RANK ・・・ D


【ファンタシースターオンライン2 】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 212
1920×1080 ・・・ 108

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 661
HIGH ・・・ 323


内蔵グラフィックスを利用しているため、グラフィック性能は軽いゲームができるくらい。Core i7-3770S搭載モデルの場合だと、もう少し重めのゲームでもプレイ可能かもしれません。デスクトップ用のプロセッサを使用している分、性能は高めです。

なお、この製品にはRadeon HD 7650A という外部グラフィックスの選択肢がありますが、それ程性能の高いものではないため、載せたからといって大きくスコアが変わることは無いでしょう。少しでも性能を向上させたい場合のオプションです。

選択する構成にもよりますが、TVやDVD等の映像を観たり、写真・動画の編集といった作業をこなすには十分な内容だと思います。




消費電力など

Inspiron One 2330の消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク(デビルメイクライ4)実行時の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 41W
ベンチマーク実行時 ・・・ 64W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

大画面の液晶を搭載している分、アイドル時でも消費電力はやや高めに見えますが、同じようにモニタと本体を使用するデスクトップPCなどに比べると、消費電力は低めです。





次に、アイドル時とベンチマーク実行時の筐体内パーツ(プロセッサとHDD)の温度測定結果です。
ベンチマーク(デビルメイクライ4)実行時の温度は、ベンチマークを20分間動かした後に測定しています。

負荷をかけても、それ程筐体内のパーツの温度は上昇しませんでした。一般的な製品と比べても普通だと思います。




Inspiron One 2330の性能面については以上です。

なお、現時点(2013年3月4日)では、最下位モデルにPentiumプロセッサ&タッチ機能なしの構成も提供されており、そちらは6万円台と非常に安価。

タッチ機能が必要なく、ネットなど簡単な作業しかしないという場合なら下位モデルでも十分でしょう。(タッチ機能搭載の場合、現時点ではCore i3-3220搭載で8万円台~)

Inspiron One 2330は液晶一体型PCとしては安価な価格設定の製品ですが、HDMI入力などの端子の装備により、単体のモニタとしても利用できる事を考えると用途の幅は広く、価格以上にお買い得な製品ではないかと思います。