LIFEBOOK AHシリーズ WA2/J レビュー 15.6型の高性能スタンダードノート
富士通が販売するノートPC、LIFEBOOK AHシリーズ WA2/Jのレビューです。
LIFEBOOK AHシリーズは、富士通のノートPCの中では比較的ハイスペックな構成を持つ15.6型のノートPC。
画面の大きさや操作性の良さ、幅広い構成など様々な要素においてバランスがよく、
LIFEBOOKシリーズの中では売れ筋となっている製品の一つです。
以前のLIFEBOOK AHシリーズはややごつめな印象がありましたが、今回の秋冬モデルに採用された筐体は
以前のAHシリーズの筐体に比べると薄く、また軽量になりました。
そのせいか15.6型と大きめのサイズであっても持ち運びしやすく、スタイリッシュな印象です。
もちろんモバイルには適さない重さですが、PCを持って部屋を移動したりするくらいの事は容易にできるでしょう。
今回は、そんなLIFEBOOK AHシリーズのカスタムメイドモデル(富士通のWEB MART限定モデル)、
WA2/Jの外観やインターフェースの内容を詳しくレビュー&解説します。
携帯用でないメインPCをお探しの方に最適なモデルです。
興味をお持ちの方は是非記事をご覧下さい。
【LIFEBOOK AHシリーズ 外観&インターフェース】
LIFEBOOK AHシリーズの外観とインターフェースをチェックしていきます。
今回掲載のモデルのカラーはアクアブルー。
明るくポップな色合いですが、子供っぽくはない仕上がりのカラーです。
光沢ですが、指紋が目立ち難いところがよいと思います。
その他のカラーとしては、シャイニーブラックやアーバンホワイト、ガーネットレッド、ダークブラウンが
ラインアップされていますが、ダークブラウンのみカスタムメイドモデル(WEB MART限定モデル)限定のカラーとなります。
パームレストやタッチパッドのカラーも同じアクアブルーですが、
幾何学模様が薄っすらと入っており、ガラスのような透明感があります。
筐体側面のインターフェースは・・
LIFEBOOK AHシリーズの筐体左側面の様子。
左からセキュリティロックスロット、LAN、排気口、HDMI、USB3.0×3、マイク入力、ヘッドフォン出力を搭載。
USB3.0は一番右端の端子のみ、電源オフ時の充電に対応しています。
LIFEBOOK AHシリーズの筐体右側面の様子。
左からSDカードスロット(富士通ではダイレクト・メモリースロットと呼ぶ)、USB2.0、
ブルーレイディスクドライブ、USB2.0、電源コネクターを搭載。
USBの数が多い所が便利です。
一方で、モニタ出力はHDMIのみというシンプルさです。
筐体前面には、左端の方にインジケーターランプがあるのみ。
筐体背面には何もありません。
LIFEBOOK AHシリーズの筐体サイズは幅374.4mm、奥行き249.7mm、高さ16.4~25.5mm。
ただしこれは、「フルフラットファインパネル」と呼ばれる液晶を搭載した場合の数値で、
カスタマイズの選択肢として提供されている「フルフラットファインパネル IPS液晶」を選択した場合は
高さが12.6~20.8mmと、IPS液晶選択時よりもやや薄くなります。
重量も同様に、フルフラットファインパネル選択時は約2.4kgとなりますが、
フルフラットファインパネル IPS液晶を選択した場合は約2.2kgと若干軽くなります。
軽いといっても携帯できるような数字ではありませんが、
15.6型の高性能なノートにしては薄く軽量。
携帯はできないにしても、筐体がコンパクトだとPCを持って部屋を移動する場合などに扱いやすいです。
ディスプレイには、15.6型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載。
フルフラットファインパネルと呼ばれる液晶です。
液晶上部には約92万画素のウェブカメラを搭載しています。
なお、LIFEBOOK AHシリーズ WA2/Jで選択できる液晶は・・
・1366×768ドットのフルフラットファインパネル
・1920×1080ドットのフルフラットファインパネル
・1920×1080ドットのフルフラットファインパネル IPS液晶
の3点となります。
今回掲載のモデルは1366×768ドットのフルフラットファインパネルを搭載していますが、
15.6型でフルHDを選択できるようになっている部分が嬉しいです。
次にキーボードをチェックします。
キーボードはアイソレーションタイプで、右側に4列のテンキーを搭載しています。
キーピッチは約18.4mmで、キーストロークは約1.7mm(公称値)。
筐体が薄くなった関係かキーストロークがほんの少しだけ浅めですが、操作感は以前と変わりません。
カーソルキーは他のキーから独立した場所に配置されており、とても使いやすいです。
また、テンキーとEnter等のキーとの間に境界となるスペースが設けられている所も良いです。
ミスタイプを起こし難いキーの配置だと思います。
キートップの形状は平ら。
ですが、見た感じでは最上段のファンクションキーのみ、ややキートップの中央が窪んでいるように見えます。
打ち心地としては、キートップが中央にかけて窪む形状のキーが最も良いと感じるのですが、
LIFEBOOK AHシリーズのキーボードは普通に打ちやすいです。
キーのサイドカラーはブルー。
このキーのサイドカラーは、選択する筐体によって異なります。(他にブラウンやレッドがある)
タッチパッドの様子。
ボタン一体型のタッチパッドを搭載しています。
以前のAHにはボタン分離型のタッチパッドが搭載され、
さらにタッチパッドの隣に円形のスクロールパッドが配置されていたのですが、
冬モデルからシンプルな一体型のタッチパッドに変わってしまいました。
個人的に、以前のタッチパッドが結構気に入っていたのでやや残念な感はありますが、
今回掲載のLIFEBOOK AHシリーズに搭載の一体型タッチパッドも、操作感は悪くはありません。
どちらにしても、15.6型サイズのノートではマウスを利用される方が多いでしょうから、
それ程気にする部分ではないと思います。
キーボードの左上と右上にはスピーカーを搭載。
Pioneerと共同開発したBoxスピーカーが搭載されているそうです。
またサラウンド機能として、DTS社の「DTS Ultra PC Ⅱ Plus」テクノロジーを搭載。
外付けのスピーカーなどで聞く音ほどではないですが、
ノートPCにしては音は悪くはないと思います。
キーボード右上にはECOボタンやメニューボタン、サポートボタン、電源ボタンを搭載。
ECOボタンやメニューボタン、サポートボタンは、
省電力ユーティリティやサポート系のソフトウェアを起動させるためのボタンです。
LIFEBOOK AHシリーズの液晶の開き具合は上写真の通り。
約45度程度(目視で)まで後ろに開く事ができます。
底面をチェックします。
底面には背面側にバッテリー、そして前面に近い部分にはメモリースロットを搭載しています。
底面からはメモリーの交換のみ行えるようです。
電源アダプターのプラグの形状はメガネ型。
【初心者にもわかりやすい マニュアルソフトウェアの搭載】
富士通の個人向けPCに共通して言える事でもありますが、
LIFEBOOK AHシリーズにはPC初心者の製品使用をサポートしてくれる、複数のソフトウェアが搭載されています。
わからない事があっても簡単に調べる事が出来ますし、
PCを定期的に診断しトラブルが見つかった際に解決策を提案してくれたり、
おすすめ情報をアドバイスしてくれるソフトウェア等も用意。
PC操作にそれ程詳しくないという方や、安心して使いたいという方にとても便利な機能が搭載されています。
例えば・・
@メニュー
@メニューは自分の目的に合わせてPC内のソフトウェアを探したり、
製品を活用する方法といった情報を入手できるソフトウェア。
LIFEBOOK AHシリーズには多数のソフトウェアが搭載されていますが、
はじめて使用する方にとってはどのような機能が搭載されているのかがわかりません。
また、何かしたいと思った時に何を使えば良いのかがわからない事も多いと思いますが、
そんな時にこの@メニューを使えば、的確な情報を得る事ができます。
富士通アドバイザー
富士通アドバイザーはその名の通り、PCのアップデートや診断情報を通知してくれるソフトウェア。
PCに搭載のドライバやソフトウェアに更新プログラムがある場合に通知したり、
PCを診断し、トラブルを未然に防ぐためのアドバイス等を知らせてくれたりします。
初心者は勿論、アップデート情報などを通知してくれるというのは、
PCを使い慣れた方にも便利な機能です。(最初に利用規約に同意する必要があります)
※上記は一例となります。他にも多数のソフトウェアが搭載されています。
LIFEBOOK AHシリーズの外観やソフトウェアについては以上となります。
引き続き、性能面について触れたいと思います。
興味をお持ちの方は是非、次記事もご覧下さい。