HP Pavilion Sleekbook14-b000レビュー 3万円切りのAMD APU搭載14型ノートを使う
日本HPが販売する個人向けノート、HP Pavilion Sleekbook14-b000のレビューです。
HP Pavilion Sleekbook14-b000は、AMDのAPUや14型の液晶を搭載する薄型のノートPC。
この製品は、HPが独自に提唱するSleekbookという薄型ノートのカテゴリに属するPCで、
一般的な性能のUltrabookよりも性能を抑える事で、低価格に提供する事を可能にした製品です。
非常に安価ながらもそれなりの性能を持っているため、
価格重視だけれどある程度の性能は必要だという方に最適なPCだといえます。
この製品については以前にも展示機を利用し、簡単に解説したのですが、
今回は実機を用いてより詳しく製品の検証を行いたいと思います。
【HP Pavilion Sleekbook14-b000(AMD)レビュー記事目次】
・HP Pavilion Sleekbook 14-b000 外観・インターフェースをチェック
【HP Pavilion Sleekbook 14-b000 外観・インターフェースをチェック】
まずは、Sleekbook 14-b000の外観をチェックしていきます。
天板の様子。
光沢素材の天板に、細かな幾何学模様が描かれています。
光沢なので指紋が付くとやや目立ちますが、目に付くというほどではありません。
カラーはルビーレッド。
他に、スパークリングブラックのカラーを施したモデルがラインアップされています。
ただ、カスタマイズでカラーを自由に選べるというものではなく、カラー毎に構成が決まっています。
今回掲載しているルビーレッドのモデルは、スパークリングブラックの構成をベースに、
オフィスとBluetoothを追加した内容となっており、価格はスパークリングブラックが¥29,820 (税込)~
であるのに対し、ルビーレッドは¥49,980 (税込)~。
※価格は2012年12月6日時点確認のものとなります。
個人的な意見となりますが、デザイン的にはルビーレッドカラーの方が良いと感じているため、
3万を切る下位モデルでルビーレッドを選択できないのは残念です。
(色に拘らなければ良いだけのことなのですが)
側面のインターフェースの内容をチェックしていきます。
Sleekbook 14-b000のの左側面。
左からセキュリティスロット、USB2.0、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボを搭載。
右側面。
左からSDカードスロット、USB3.0×2、HDMI、LAN、電源コネクターを搭載しています。
前面
背面
前面および背面にはなにもありません。
Sleekbook 14-b000の筐体のサイズは幅347mm、奥行き238mm、高さ20.7~23mm(ゴム足含む)で、
重量は標準バッテリ搭載で約1.9kg。
数字を見てもわかりますが、14型ノートにしては薄型です。
ただ、重量は約1.9kgと軽くは無いため、持ち運びには適さないと思います。
ディスプレイには、14型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶が搭載されています。
光沢なので、明るい場所だとやや映り込みが目立ちます。
映りはやや青みがかっており、綺麗とはいえませんが見難いというほどでもありません。
低価格帯のノートの液晶としては普通だと思います。
液晶上部には約92万画素のWebカメラを搭載、液晶下部にはhpのロゴ。
キーボードをチェックします。
キーはアイソレーションタイプで、キーピッチは18.7mm、キーストロークは1.5mm。
薄型のノートなのでストロークがやや浅めですが、操作がしにくいという程ではありません。
個人的には、キーボードの右端一列にHomeやPgUp等のキーが並ぶ配列が少々苦手。
この配列の影響で、Enter等を押すときに打鍵ミスしてしまう事がたまにありますが、これは慣れもあると思います。
キーボード操作時に若干たわみがあるように感じますが、普通に操作できます。
キートップは完全に平らな形状。
タッチパッドはボタン分離型です。
薄型で低価格なノート・・となると一体型タッチパッドを採用する機種が多いように思うのですが、
Sleekbook 14-b000はボタンが分離したタッチパッドを採用しています。
操作感は、ボタンが少々固めなのでクリックばかりしていると指が疲れます。
ただパッド面の操作感は悪くないですし、一体型タッチパッドよりは使いやすいです。
とはいえ、このサイズのノートであればマウスを使われる方も多いと思うので、
あまり拘る部分ではないかもしれません。
ALTEC LANSINGのステレオスピーカーを搭載。
液晶は45度程度(目視で)の角度まで開きます。
モバイル用のノートだと液晶の可動性は気になる所ですが、この製品では特に気にする必要はないでしょう。
Sleekbook 14-b000の底面の様子。
多くの薄型ノートと同じく、簡単に内部へアクセスできるような構造にはなっていません。
ですが、バッテリーの取り外しは可能です。
付属の電源アダプターのプラグの形状はミッキー型。
なお、今回のモデルは2kg近い重量であるため、重量の測定は行っていません。
HP Pavilion Sleekbook14-b000の外観とその解説については以上となります。
引き続き、性能面をチェックしていきたいと思います。