LIFEBOOK CHシリーズ WC1/J(Floral Kiss)のレビューまとめ
富士通が販売する女性向けデザインのUltraBook、
LIFEBOOK CHシリーズ WC1/J(Floral Kiss)の特徴や実際の使用感などを簡単にまとめてみました。
製品のデザインやインターフェース、ベンチマーク結果などの細かい部分については、
これまでに掲載した記事をご覧いただければと思います。
【LIFEBOOK CHシリーズ これまでの記事】
・LIFEBOOK CHシリーズ WC1/J(Floral Kiss) 外観
・LIFEBOOK WC1/J(Floral Kiss)のベンチ結果・バッテリー駆動時間など
以下、LIFEBOOK CHシリーズ(Floral Kiss)のまとめです。
LIFEBOOK CHシリーズ WC1/J(Floral Kiss)の長所・短所を思われる部分をあげてみました。
なお、以下に記載の長所・短所は私自身が使ってみて感じた特徴ですので、
主観も多く含まれています。予めご了承ください。
【LIFEBOOK CHシリーズ WC1/J(Floral Kiss) 長所】
【長所】
・とにかくデザインが可愛い・個性的
・開きやすいクラッチバッグ形状のディスプレイ開口部
・タッチパッド・キーボードはそこそこ使い易い
・薄型でバッグに収納しやすい
・カスタムメイドモデルは保証が長い
LIFEBOOK CHシリーズの長所として真っ先にあげたいのは、とにかくデザインが個性的で可愛いところ。
性能とか操作性などといったものは脇においておき、
デザインを見て気に入ったから欲しいという方もおられるのではないかと思います。
所々に埋め込まれたクリスタルやパール調の電源ボタン、花柄の排気口やステレオスピーカー、
ゴールドリングに囲まれた透明感のあるキーボード等等・・
ACアダプターやマウス、また外箱にも可愛さを追求した徹底的なこだわりは、他の製品にはない特徴です。
電源ボタンはパール調 インジケーターランプにはダイヤモンドカットストーンを配置
排気口が花柄
ゴールドリングで囲まれたキーボード。
フォントも富士通のその他のノートに使われているものとは異なるそう。
電源アダプターのケーブルにもこんな工夫が・・
もちろんデザインだけではなく、操作性にもある程度工夫されているところがこの製品の良い所。
開きやすいクラッチバッグ形状のディスプレイ開口部は、爪の長い女性でも開きやすいです。
これ、大した事がないように思えますが、結構ポイントをついた工夫だと思います。
この点は男性にはわかり難いかもしれません。
クラッチバッグ形状
最近はディスプレイ開口部がラッチレス構造のノートPCが殆どですが、私は実はこの構造がとても苦手。
私は今は爪は長くないのですが、どちらかというと爪が弱いため、ラッチレス構造のノートだと
ディスプレイを開くときに爪を引っかけてしまい、親指の爪の先だけ2枚爪になってしまう事がたまにあります。
従来のPCに多かった、ラッチを引っ掛けてディスプレイを閉じるタイプのものが開きやすくて良いと思うのですが、
最近は薄型のノートが増えたため、そのような構造のPCは残念ながらかなり減ってしまいました。
ですが今回のモデルのように、ディスプレイ開口部がクラッチバッグ形状だと指で軽々開く事が出来るため、
ネイルをした長い爪でもうっかり引っ掛けたりしてしまう事がなく、使いやすいと思います。
さらにキーボードやタッチパッドも、見た目の印象より使いやすかったです。
キーはキーストロークが約1mmとかなり浅めに出来ているのですが、数字ほど浅く感じられず・・
とても使いやすいというほどではないのですが、思ったよりも使い易いという印象です。
あとタッチパッドもボタン分離型を採用しており、そこそこ操作性は良いです。
パッド表面の素材の性質上、指が汗などで湿りやすい夏だと多少引っ掛かりを感じる事があるかもしれませんが、
タッチパッドで長時間操作を行っていても手が疲れ難いと感じました。
最後に保証についてですが、富士通の直販サイト WEB MART限定で販売されている
カスタムメイドモデル(カスタマイズが可能なモデル)に限り、3年もの保証が標準で付属します。
ノートPCを頻繁に買い換える方も中にはいると思いますが、
ある程度の価格(10万円~)の製品だと少なくとも1年以上、長ければ数年使われる方もいるでしょう。
長く使えば使うほど、故障率は高くなるでしょうから、長期保証の標準付属は嬉しいところです。
【LIFEBOOK CHシリーズ WC1/J(Floral Kiss) 短所・気になる部分は・・】
次に、短所や気になる部分をあげてみました。
【短所】
・構成の割りにやや価格が高め
・端子の種類・数が少なめ
・13.3型サイズのノートにしては重さは普通、携帯用のノートとしてはやや重め
以前の記事でも触れましたが、このLIFEBOOK CHシリーズは単純に構成だけを見た場合、
価格はやや高めに設定されています。
といっても、デザイン面でかなりコストがかかっていると思われるので、
そういった要素を総合してみると決して高くはないのですが、デザインを重視されない方の目には高いと映るでしょう。
あと、端子の数がとても少なめです。
左右合わせてUSB3.0が2基と、オーディオ端子、SDメモリーカードスロットしかありません。
最低限必要なものは揃っているという感じですが、人によっては不便を感じる方もおられるかもしれません。
これを気にするかしないかは人にもよりますが、
私自身に限って言うと、もう1基USBポートがあればよかったなあと思います。
そして最後となりますが、LIFEBOOK CHシリーズは重量が約1.45kgと13.3型サイズのノートとしてはやや軽め~普通。
ですが、携帯用のノートとしてはちょっと重いです。
まして、女性向けのノートPCですから、もう少し軽ければと思わなくもありません。
逆に言えば、もう少し軽ければより非常に魅力的なモデルになるのではと思います。
【最後に】
前にも何度か触れているのですが、女性向けとされるノートPCは
これまでにも他のメーカーから幾つか出ており、珍しいものではないと思います。
ですが女性向けといっても、天板のカラーや模様を女性向けにアレンジしたようなものが大半で、
このLIFEBOOK CHシリーズ程、女性を意識して設計された製品はこれまで存在しなかったのではないでしょうか。
操作感やパフォーマンスの面でもストレスを感じるような事はなく、
デザインを抜きにしても使い勝手は悪くないと思います。
女性向けのモバイルノートとしては少し重めであるのが気にかかりますが、
ただ可愛いだけのノートPCというだけではないところが、個人的に気にいっています。
ノートPCの中には、撮影した写真の方が綺麗に見える製品もあるのですが、
Floral kissは逆に写真で見るよりも実物の方が質感が良く、数倍可愛いです。
実物を見てから出ないと不安・・という方は、量販店の展示モデルで確認されると良いと思います。
とはいえ、可愛いノートPCが欲しいと思っている方なら買ってがっかり・・という事はまずないでしょう。
以上、LIFEBOOK CHシリーズ WC1/J (Floral Kiss)のレビューでした。
今後また、気になる情報が出てきたら記事にするかもしれません。
なお、掲載の情報は正確ではない可能性がありますので、
細かい仕様や価格等については公式サイトでご確認いただければと思います。