NECが販売するノートPC、LaVie G タイプZ IGZO液晶モデルのレビューです。

LaVie G タイプZ IGZO液晶モデルは、2560×1440ドットのIGZO液晶を搭載する13.3型ノート。
なんと、重さ約795gという超軽量なノートPCで、頻繁にノートを持ち歩くような方に向いています。

プロセッサはCore i5と Core i7から選択できるようになっており、ストレージにはSSDを搭載しているため、高パフォーマンス。メインのノートPCとしてお使いいただける内容の製品だと言えるでしょう。

今回は、そんなLaVie G タイプZ IGZO液晶モデルの外観や使い勝手、性能面について詳しく触れてみたいと思います。

なお、本製品と同シリーズのモデル「LaVie G タイプZ(タッチパネル フルHD IPS液晶モデル)」のレビューについてはこちら(LaVie G タイプZ(タッチパネル フルHD IPS液晶モデル)のレビュー)をごらんください。

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在販売中のモデルについては、以下の記事をご覧ください。

LAVIE Direct HZ[Hybrid ZERO]のレビュー

【LaVie G タイプZ(IGZO液晶モデル)レビュー記事目次】

・LaVie G タイプZ(IGZO液晶モデル) 外観や操作性について
外観・インターフェースキーボード重量約795g付属品液晶の見やすさ

・IGZO液晶モデルの構成詳細とベンチマークテストの結果
構成・特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・LaVie G タイプZ「IGZO液晶モデル」と「タッチパネル フルHD IPS液晶モデル」の比較
重さデザイン液晶構成バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
LaVie G タイプZ まとめ



【LaVie G タイプZ(タッチパネル フルHD IPS液晶モデル)のレビューはこちら】

LaVie G タイプZ(タッチパネル フルHD IPS液晶モデル)のレビュー



※掲載製品は NEC Direct様よりお貸出しいただいたものとなります。


外観・インターフェース

まず、LaVie G タイプZ(IGZO液晶モデル)の外観やインターフェースの内容について詳しく解説します。

LaVie G タイプZ「フルHD IPS液晶」モデルでは、ボディカラーにストームブラックもしくはムーンシルバーを選択する事が可能でしたが、IGZO液晶モデルで提供されているのはストームブラックのみ。

以下に掲載のモデルは、ストームブラックカラーの筐体を採用した LaVie G タイプZとなります。



ストームブラックカラーの天板に、NECのロゴが入るシンプルなデザインを採用。

ブラックといってもよく見ると細かなラメ感があり、純粋なブラックカラーではありません。黒特有の重々しさがなく、軽い印象を受ける美しいカラーです。

サラサラとした質感良い天板ですが、指紋跡はやや残りやすいです。



筐体サイズは幅319mm、奥行き217mm、高さ14.9mm。
フルHD IPS液晶モデルとサイズはほぼ同じですが、IGZO液晶モデルはタッチパネルを搭載しない分、やや薄いです。(フルHD IPS液晶モデルの厚みは14.9~15.9mm)

重量は約795g と超軽量。
軽さを重視するなら、断然 IGZO液晶モデルをおすすめいたします。




ディスプレイには13.3型WQHD(2560×1440)のIGZO液晶を搭載。
超高解像度な液晶で非光沢パネルであるため、明るい場所でも比較的見やすいです。

上でも述べた通り、タッチ操作には対応していません。




液晶上にはHD 720pのWebカメラを搭載 カメラの両隣にはマイクを内蔵


液晶下部にはNECのロゴを印字




筺体側面の端子類の内容をチェックします。
端子の配置・内容は、フルHD IPS液晶モデルと全く同じです。

左側面にはセキュリティロックケーブル用のスロット、SDメモリーカードスロットを搭載。



右側面にはヘッドフォンとマイクのコンボポート、USB3.0×2基(左側の端子のみ電源オフ時の充電に対応)、HDMI出力、電源コネクターが並びます。




前面側はインジケーターランプのみで端子はなし


前面中央付近にあるインジケーターランプを拡大


前面左端にLavie Gのロゴ


背面側にも端子類はなし

薄い筐体を採用しているだけあって、端子の種類は必要最小限。
LANなども搭載されていませんが、オプションでLAN変換アダプターを追加する事ができます。




液晶の開き具合は上写真の通り。
一般的なノートPCの液晶並の可動域です。





筺体底面の様子をチェックします。


写真上が筺体背面側 下が前面側

底面カバーは継ぎ目のない一枚板の構造です。
バッテリは完全に内蔵されており、取り外しは不可。

前方側に、2基のスピーカーが搭載されているのが見えます。




底面に設置されているゴム足 底面計5か所に設置されています


底面に設置されている2基のスピーカー

筺体が薄いだけあって、正直音はあまり良くありません。
シャカシャカとした軽い音が出ます。




PC本体と付属の電源アダプター&ケーブル。
とてもコンパクトな電源アダプターが採用されています。


小さく軽い電源アダプター


電源アダプターのプラグの形状は角型、アダプター側の差し込み口の形状はメガネ型


電源アダプターの出力は20V、2.25Aで45W フルHD IPS液晶モデルと同じです



キーボードの外観と操作性

LaVie G タイプZ IGZO液晶モデルに採用されている、キーボードの外観や操作性をチェックします。

先に掲載した フルHD IPS液晶モデルのキーボードとはカラーが異なるものの、キーボード自体は同じものが搭載されていると思われます。


キーボード表面全体の様子


キーボード左半分


キーボード右半分

キーストロークが1.2mmと、かなり浅目のアイソレーション型キーボードを採用。
キーピッチは縦横約18mmと普通です。

Ultrabookのような薄型の製品では、ストロークの浅いキーが採用される事が多く、そういった製品を使い慣れている方には違和感のないキーボードだと思いますが、普段からストロークの深いキーボードを利用されている場合、慣れるまでは使い難いと感じるかもしれません。

私自身、ある程度ストロークのあるキーボードが好みであるため、本製品のキーボードは底を打つ感じがしてあまり好きではないのですが、ストレスが溜まるほど打ち難いというわけではありません。

軽いタッチを意識しつつ打つようにすると、長時間の打鍵でも疲れにくいです。




フラットな形のキートップ


キーボード左下のFnやCtrlの配置

私は本製品のような「Fnが左、Ctrlが右」の配置が好みですが、これらのキーの配置は製品によって異なる事が多く、逆に慣れないという方もおられると思います。




カーソルの上下キーが小さくやや使い難い


スペースキーにはタッチパッドのオンオフ機能が搭載されている

タッチパッドはボタン一体型。
薄型ノートのタッチパッドは使い辛いものが多いですが、本製品のタッチパッドは筐体が薄い割には使いやすいです。

ボタンも柔らかくクリック感もあるため、マウスのない環境でも操作にストレスを感じる事はそれ程ないと思います。



重量わずか約795gの軽量な筐体

LaVie G タイプZ IGZO液晶モデルの重量を測定してみました。
公称の重量は約795gと、以前掲載したフルHD IPS液晶モデルよりも軽量です。

789g。
ほぼ、公称の値と同じです。

1kgを少し切る「フルHD IPS液晶モデル」でも十分に軽量だと思いましたが、IGZO液晶モデルではそれを上回る軽さを実現しています。

片手でも持てる位軽く、携帯も楽々。
軽いだけでなく薄い為、カバンへの収納がしやすいです。



電源アダプターやケーブルをあわせた重量は220g。
PC本体と一緒に持ったとしても1kg前後と、一般的な13.3型ノートよりも軽量です。

頻繁にノートを持ち歩く方には画期的な製品だと言えそうです。



付属品

LaVie G タイプZのカスタマイズモデル(Web直販モデル)では、製品購入時のカスタマイズで幾つかの付属品やサービスの追加が可能となっています。

以下、その付属品の一部です。
標準搭載品ではありませんので、ご注意ください。

USB接続の外付け DVDスーパーマルチドライブです。
LaVie G タイプZには光学ドライブが搭載されていないため、必要な方は別途外付けのドライブを用意する必要があります。




薄く軽量なDVDスーパーマルチドライブです

変換アダプター類です。
写真上からUSB>LAN変換アダプター、VGA変換アダプター、USBケーブル。

一番下のUSBケーブルは、PCに外付けのDVDスーパーマルチドライブを接続する際に利用するもので、オプションにて光学ドライブを追加すると付属します。


その他、ワイヤレスタイプのレーザーマウスやLaVie G タイプZ用のケース、Microsoft Officeの追加も可能。またサービス面では、保証を1年から3年に延長する事ができます。


液晶の見やすさと品質

LaVie G タイプZ IGZO液晶モデルに搭載されている、液晶の見やすさや品質をチェックします。

本製品には2560×1440ドットという超高解像度なIGZO液晶が搭載されており、高精彩な画面の表示が可能です。非光沢液晶が搭載されているため、明るい場所でも作業が行いやすいというメリットもあります。

タッチ対応、光沢タイプの液晶を搭載する LaVie G タイプZ(フルHD IPS液晶モデル)とは、搭載されている液晶のタイプが大きく異なると言えるでしょう。




13.3型WQHD(2560×1440)のIGZO液晶を搭載 非光沢


画面の表示サイズはデフォルトで200%に設定されている


画面の表示サイズを200%に設定(デフォルト)した場合の画面の見え方


画面の表示サイズを100%に設定した場合の画面の見え方

13.3型で2560×1440ドットと超高解像度の液晶ですが、画面の表示サイズが初期状態で200%に設定されているため、
文字やアイコンなどの表示はかなり大きめ。ちょっと大き過ぎると感じる位の表示サイズです。

私自身は125%~150%程度の表示サイズが利用しやすいですが、人によって使いやすい画面の表示サイズは異なりますので、適度設定を変更すると良いでしょう。

画面のサイズ変更は「コントロールパネル > デスクトップのカスタマイズ > ディスプレイ」、もしくはデスクトップ画面上にある「表示サイズの設定」より変更画面にアクセスが可能です。

なお、画面の表示サイズ変更を適用するには再起動、もしくはサインアウトを行う必要があります。




次に、画面の視野角をチェックします。


画面を正面から見た場合


画面を上側から見た場合


画面を右側面から見た場合

IPS方式の液晶ほど視野角は広くはありませんが、TNパネルに比べると広視野角。
斜めから見た場合に若干の色変化はあるものの、見やすい部類の液晶です。




次に、色域について。
以降、Spyder 4 Eliteを利用した検証結果を掲載しています。

sRGBのカバー率は98%、AdobeRGBのカバー率は77%。
ノートPCにしては広色域です。



ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

初期状態では、ややRGBのカーブにばらつきが見られます。(特に低輝度域)

青と緑が大きく抑えられた補正カーブを見るとわかるとおり、元々青味が強めの液晶です。補正後は色温度が下がり、落ち着きのある色合いになりました。




さらに、カラーや輝度の均一性について。
画面の色ムラ、および輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラに関しては、やや色差の大きい箇所があるようです。特に、画面の輝度をあげた場合に左下側の色差値が、基準となる部分よりも大きくなるよう。目で見てすぐにわかるようなものではありませんが、並べ比べると色の違いが何となく分かる程度の差です。

輝度については、目で見て分かるような輝度ムラはありません。


総合すると、前に掲載したフルHD IPS液晶と同じく、今回のLaVie G タイプZに搭載されていた IGZO液晶も比較的綺麗な液晶です。

色の再現性については、フルHD IPS液晶の方が正確。
IGZO液晶は若干青味がかった色味をしていますが、本格的な写真編集等を行うのでなければ、デフォルトの状態でも特に問題はないでしょう。

非光沢であるため、反射等が少なく目が疲れにくいです。文字などを長時間打つような方は、こちらの液晶の方が適しているかもしれません。





LaVie G タイプZ(IGZO液晶モデル)の外観や操作性、液晶については以上となります。

「IGZO液晶」モデルと「フルHD IPS液晶」モデルとでは液晶は異なるものの、筐体の構造はほぼ同じであるため、操作性なども同じだと考えてよいでしょう(液晶以外の部分で)。キーボードのストロークの浅さが気にはなるものの、使い勝手は悪くはないです。

次記事では、構成と実際の性能面について詳しく触れたいと思います。
次: LaVie G タイプZ(IGZO液晶モデル)のベンチマーク結果 Core i7-4510U搭載モデルの性能


当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在販売中のモデルについては、以下の記事をご覧ください。

LAVIE Direct HZ[Hybrid ZERO]のレビュー