★本ページはプロモーションが含まれています★

NECが販売するノートPC、LaVie G タイプLの2014年夏モデルをレビューします。

LaVie G タイプLは、15.6型の液晶を搭載するノートPC。
NECがラインアップするノートPC、LaVieシリーズの中ではフラッグシップに位置づけられるモデルで、IPS方式の液晶パネルやヤマハのFR-Portスピーカーを搭載するなど、上位モデルに相応しい内容を持ち合わせています。

構成はプロセッサが最大でCore i7-4800MQ、メモリは最大16GB、ストレージはキャッシュ用SSDを組み合わせたハイブリッドドライブを選択可能。液晶の解像度はフルHDで、タッチの有り無しを選べます。

ボディカラーはクリスタルホワイト、クリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルゴールド、シャインレッドの5色展開。デザインに拘りがあるような方にも納得いただける、美しい外観を持ち合わせた製品です。

今回は、そんなLaVie G タイプLの外観や操作性、性能面などについて詳しく触れてみたいと思います。


販売中のモデルの詳細については、以下のページをご覧ください。

LAVIE Direct NS(H) 製品ページ
NEC Direct 広告限定優待クーポンはこちら

【LaVie G タイプL(フルHD LED IPS液晶モデル) レビュー記事目次】

・LaVie G タイプL 外観や操作性・液晶の見やすさなど
外観・インターフェースキーボードの操作性筐体内部の構造液晶の見やすさワイヤレスレーザーマウス「ぱっとマウス」

・構成やベンチマークテストの結果、消費電力など
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・LaVie G タイプL にインストールされている標準ソフトウェアパックの内容となど
プリインストールソフトウェア便利なワンタッチスタートボタンAudioEngineによるサウンド設定

・製品のまとめ
LaVie G タイプL まとめ

※掲載製品は NEC Direct様よりお貸出しいただいたものとなります。


LaVie G タイプLの筐体外観とインターフェースをチェック

LaVie G タイプLの筐体外観とインターフェースの内容をチェックします。

なお、今回掲載の「LaVie G タイプL」は直販の「NEC Direct」で販売されているカスタマイズモデルであり、量販店向けのカタログモデル「LaVie L」とはやや内容が異なる可能性があります。



写真は筺体にクリスタルブラックカラーを採用したモデル。
艶感のあるブラック一色のシンプルな天板に、NECのロゴを配置しています。

見た目に高級感がありとても美しいデザインです。
シンプルなだけに、余計にその美しさが際立ちます。

指紋は付くとやや目立ちますが、持ち物のデザインにこだわる方、またPCをインテリアの一部とお考えの方などにも好まれそうなデザインです。



突起部などを省いた筐体のサイズは 幅382mm、奥行き270mm、高さ31.1mmで、重量は構成にもよりますが約2.8㎏となります。

さすがに、この重さのノートは携帯には向きません。
据え置き利用のノートをお探しの方に向く製品です。




ディスプレイには、15.6型ワイドフルHD(1920×1080)のIPS光沢液晶を搭載。タッチパネルは非搭載です。

【LaVie G タイプLで提供されている液晶(2014年6月27日時点)】

・15.6型フルHD(1366×768)タッチあり
・15.6型フルHD(1920×1080)タッチなし
・15.6型フルHD(1920×1080)タッチあり




液晶上のベゼルにはHD 720p対応のWebカメラ、その両隣にマイクを内蔵


液晶下のベゼル上にはNECのロゴをプリント




筺体側面のインターフェースの内容をチェックします。

筺体左側面の様子。
排気口にHDMI出力、LAN、USB3.0×2基、マイク入力、ヘッドフォン出力が並びます。

USB3.0は右側の端子のみ、本体電源オフ時の充電に対応します。



右側面には音量調整ダイヤル、USB3.0×2基、光学ドライブ、セキュリティロックケーブル用のスロットを搭載。

光学ドライブは標準ではDVDスーパーマルチドライブとなりますが、カスタマイズでブルーレイディスクドライブへと変更が可能です。今回のモデルはブルーレイディスクドライブを搭載。




音量調整ダイヤル付近を拡大  キーボード上から操作するよりも消音や音量調整が素早く行えます



筺体前面側にはSDメモリーカードスロットと、インジケーターランプ。



背面側には電源コネクター、USB3.0が1基配置されています。


総合的に見て、USB端子の数が計5基と多め。
逆に、映像出力端子はHDMIのみとバリエーションが少ないです。といっても、家庭での利用では特に問題はないでしょう。

背面に電源コネクターやUSB端子が1基置かれており、繋いだケーブル等が操作の邪魔にならない所は結構便利。





ディスプレイは上写真程度まで後方に開く事ができます。
若干ではありますが、一般的なノートよりもやや大き目に開くようです。

光沢液晶を搭載したノートの場合、使用場所によっては部屋のライトや外光が画面に映り込んでしまう事がありますので、液晶の可動域は広い方が便利です。




PC本体と付属の電源アダプター&電源ケーブル。




電源アダプターのプラグの形状はメガネ型


電源のアダプターの出力は19V、4.74Aで約90W



キーボードやタッチパッドの操作性

LaVie G タイプLに搭載されているキーボードやタッチパッドの外観、操作性をチェックします。


キーボード表面全体


キーボード左半分


キーボード右半分

右側にテンキーを持つ、アイソレーションタイプのキーボードを搭載。
何でもこのキーボードには、キーの表面を透明なカバーで覆う「クリスタライズキー」が採用されているのだそうで、デザインをよく見せる効果もありますが、キートップを保護して美しく保つという効果もあります。

透明感と光沢感を持った丸みのあるフォルムのキーが、見た目にきれいです。予想に反して指紋の付着も殆ど目立ちませんので、頻繁に拭く必要もなさそうです。

主要なキーのピッチは縦横とも実測で約19mm、キーストロークも2mmと余裕があり、パチパチとしたキーのクリック感は控えめなものの、打ちやすいキーボードだと思います。カーソルキーが独立した配置である所なども、とても使いやすいです。

特別気になるところはありませんが、キーボード左下側のFnキーが左、Ctrlキーが右の配置になっています。

FnキーとCtrlキーの配置はメーカーによって異なっており、FnとCtrlの配置が本製品とは逆となるキーボードに慣れている場合、しばらくの間は使い難さを感じるかもしれません。個人的にはこの配置が好みです。




キーボードには抗菌加工も施されている これはカスタマイズモデルのみの仕様のよう




カーソルキーが独立した配置となっている


キーボード左下にあるFnとCtrlキー Fnが左でCtrlキーが右の配置


キートップの形状は完全にフラット




タッチパッドはボタン一体型。
大き過ぎず、小さすぎずのサイズです。

パッドにはパームレストとは異なるサラサラとした素材が使われており、スムーズな操作が可能。操作性が良いとまではいきませんが、ボタン一体型のタッチパッドにしては使いやすい方です。

といっても、本製品はタッチパッドではなくマウスを使われる方が多いのではと思います。



キーボード上にはステレオスピーカー。
YAMAHA製のFR-Portスピーカーを搭載しています。

FR-Portとは、従来のバスレフとは異なる独自のバスレフ構造を採用する事により、空気流によるノイズを低減、音質を向上させる事ができるという技術。ノートPCのような小型の筺体であっても、効率よく低音を増強できるのだとか。

実際のサウンドは、確かにノートPCにしてはメリハリのある良い音です。

音に拘るような方には外付けのスピーカーの使用をお勧めしますが、そこまでこだわらないのであれば、内蔵スピーカーでも十分に音楽などを楽しめる位の音質を実現しています。



キーボード右上側には、電源ボタンや各種の機能ボタンを搭載。
ボタンの機能については後ほどの記事で解説します。



筐体内部の構造

LaVie G タイプLの筺体底面の様子と、底面からアクセスできる筐体内部の構造をチェックします。


LaVie G タイプLの筺体底面全体(写真上側が筐体背面、下側が前面)

写真上方にバッテリスロット、バッテリスロットの手前側に開閉可能な大小2つのパネルが配置されています。




底面のゴム足  底面4角×4と 底面前方中央部×1の計5カ所にゴム足が配置されています




バッテリの仕様は14.4V、3200mAh



筐体内部の様子。
大抵のパーツにアクセスする事ができるようになっており、市販品を利用したメモリの追加やストレージの換装なども容易に行えると思われます。(パーツの追加や換装は、自己責任で行っていただくようお願いいたします)



小さいパネルの内部には、HDDベイ。装着されているのは9.5mm厚のHDDです。



大きなパネルの内部には、無線LANやメモリ、CPU、冷却ファン。



mSATAスロットがあります。

本製品では、32GB SSDをキャッシュとして利用する構成がラインアップの一つとして提供されており、上写真のmSATAスロットは、該当の構成選択時にmSATA SSDを装着するためのスロットだと思われます。



液晶の見やすさと品質

掲載のLaVie G タイプLに搭載されている、「15.6型フルHD タッチなし」液晶の見やすさや品質をチェックします。


解像度はフルHD(1920×1080)


初期設定での画面表示サイズは125%


125%表示時のデスクトップ画面の見え方


100%表示時のデスクトップ画面の見え方

初期時の画面表示サイズは125%とやや大きめ。

フルHDの解像度だと文字などが小さくて見辛いというような方でも、125%程度のサイズであれば特に不便は感じないのではないかと思います。

といっても、もちろん個人差がありますので、見辛い場合は画面の表示サイズを適度変更すると良いでしょう。ただし表示サイズを変更する場合、一旦サインアウトする必要がありますので、利用中のファイル等を保存したうえで設定を変更してください。

画面の表示サイズの変更は「コントロールパネル > デスクトップのカスタマイズ > ディスプレイ」から行う事ができます。

なお、本製品はデフォルトでデスクトップ画面上に「ディスプレイ」設定へのショートカットアイコンが設置されていますので、そちらからディスプレイ設定画面を開く事も可能です。




続いて、画面の視野角をチェックします。


画面を正面から見た場合


画面を上側から


画面を右側面から

IPS方式のパネルを採用しているだけあって、視野角はとても広いです。
画面を斜めや上側から見た場合でも、内容をはっきりと視認する事ができます。色変化も殆どありません。




次に、色域について。
以降、Spyder 4 Eliteで検証を行っています。

sRGBのカバー率は78%、AdobeRGBのカバー率は61%という結果です。
ノートPCの液晶としては色域の広さは普通。



ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

どの曲線もほぼ最初から、理想となるガンマ2.2のカーブと同じような曲線を描いています。

元々よく調整されており、デフォルトの状態でも理想に近い色を再現できるようですが、補正後は緑が抑えられて色温度がわずかに下がったように感じられました。




さらに、画面のカラーや輝度の均一性について。
色ムラや輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラは、色差がある部分を並べ比べてみるとわかる程度にはありますが、目で見て分かるほどではありません。輝度ムラについては中央付近に比べるとやや画面下部や角が暗いようですが、こちらも目で見て分かるほどではありません。


総合的に見て、ノートPCの液晶にしては扱いやすいと思います。
補正を行わなくても、そこそこ理想に近い色を再現出来る事(正確ではない)、また角度による色変化が殆どない為、写真編集等も行いやすいでしょう。

光沢パネルであるため、風景の映り込みや光の反射はありますが、屋外などよほど明るい場所で使用するのでなければ、画面閲覧でストレスが溜まるような事はあまりないと思います。



ワイヤレスレーザーマウスの「ぱっとマウス」を選択可能

LaVie G タイプLでは、製品購入時のカスタマイズで「ぱっとマウス」と呼ばれるワイヤレスレーザーマウスを追加する事ができるようになっています。(デフォルトではなし)

今回、製品に付属されていたので、簡単にご紹介致します。



見た目は普通のワイヤレスマウスです。
カラーはホワイトとブラック、レッドから選択できます。



単3電池2本使用。
PCとの接続は、標準で搭載されている専用のツールを使う事により、簡単に接続する事が可能です。



なお、このマウスには通常のクリックやマウスカーソルの操作といった機能に加え、横チルト機能と呼ばれる特殊な機能が搭載されています。

例えばスクロールボタンを右に傾ける事でチャームバーを表示したり、設定を変える事でブラウザの「戻る・進む」ボタン代わりにも使えます。(アプリによっては機能が動作しないものもあるよう)



デスクトップ画面のタスクトレイにあるアイコンより、マウスの設定が行える

使い勝手は普通のワイヤレスマウスと変わりませんが、横チルト機能は慣れると結構便利。
2014年6月27日現在、マウスの追加は2000円と比較的安価ですので、マウスをお持ちでない方は追加されてみてはいかがでしょうか。




LaVie G タイプL の外観や操作性、液晶等については以上となります。

引き続き、掲載モデルの構成や性能面について詳しく触れていきたいと思います。
15.6型の高性能なノートをお探しの方、また製品に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧ください。

次: LaVie G タイプL のベンチマーク結果 Core i7-4800MQ搭載で大抵の作業は快適に行える