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HPが販売するノートPC、「HP x2 210 G2 背面カメラ付き」のレビューです。

HP x2 210 G2は、脱着可能な10.1型のディスプレイを採用するビジネス向けのノートPC。

ノートやテント、スタンド、タブレットなど、場面にあわせてさまざまなスタイルに変形させられるフレキシブルなマシンです。

10.1型と非常にコンパクトであり、ノートPC状態でも1kg弱と軽いのですが、ディスプレイを取り外せばさらに軽くできるなど、外出先でPCを利用したい方には使い勝手の良い製品だといえるでしょう。

構成に関しては、CPU(Soc)には Atom x5 Z8350を搭載、メモリは2~4GB、ストレージは32GB~128GB SSD(eMMC)から選択可能。

重い作業には向きませんが、一通りの日常作業に十分な構成を提供しています。用途に応じて最適な構成を選べるところが魅力です。

価格も比較的リーズナブルであり、サブノートにもおすすめのモデルです。

今回は、4GBメモリや64GB SSD(eMMC)を搭載するモデルを利用してみましたので、その特徴や使い勝手、性能について詳しくご紹介いたします。

【HP x2 210 G2 レビュー記事目次】

HP x2 210 G2 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・脱着可能なディスプレイの構造を採用
 ・キーボードの操作性
 ・重さ

構成・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
・ HP x2 210 G2 まとめ

※掲載製品は Linkshare様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP x2 210 G2 筺体外観・インターフェース

HP x2 210 G2の外観をチェックします。

本ノートの最初の第一印象は、とにかく小さいということ。
最近はモバイルノートでも13型、14型なんてサイズのものが増えており、10.1型サイズって昔に比べると減っているんですよね。

画面が小さい分、作業内容によってはやや不便な場合もありますが、ノートPCを頻繁に持ち運ぶ方には便利なサイズです。






シルバーカラーの天板に鏡面仕上げのHPロゴが入る、シンプルかつ洗練されたデザインを採用しています。

HPのノートではおなじみのデザインという感じではありますが、価格の安いノートの割には高級感があってきれいです。

この製品、製品名に「背面カメラ付き」という記載があるのですが、その名称通り 背面(天板)の隅の方に5MPのカメラを内蔵しています。

画質が良いといえるほどのカメラではありませんが、カメラがあるとメモ代りに写真や動画を撮影しておくなんて使い方ができるため、便利ではあります。



単にサイズが小さいだけではなく、薄くて持ちやすいです。
(キーボード装着時の厚み18.35mm)

マチ幅がないバッグにも余裕で入ります。



背面から見た筺体の様子。




電源オフ時、オン時の筺体正面側の様子。



ディスプレイには10.1型WXGA(1280×800)のIPSタッチパネルを採用。
光沢タイプの液晶であるため、明るい場所ではやや映り込みが起こりやすいのですが、画面サイズが小さいためあまり目立ちません。






IPSパネルであるため、視野角は広いです。
やや斜めから画面をみても見え方が変わらないため、複数人での画面閲覧がしやすいです。



液晶上には、720p対応のWebカメラが内蔵されています。



ディスプレイの左右に、スピーカーを内蔵。
音が聞き取りやすいです。

サウンドユーティリティには「DTS Studio Sound」がプリインストールされていました。




DTS Studio Soundをプリインストール





設置面に対するディスプレイの最大開閉角度は、約130度。
ノートPCのディスプレイとしては、可動域は普通です。



ディスプレイを開くと、キーボード面がやや傾斜する構造であるため、キーボードが打ちやすいです。




筐体側面にあるインターフェースの内容を確認します。

筺体左側面です。
オーディオ出力&オーディオ入力のコンボポート、音量調整ボタンが搭載されています。



右側面には、MicroSDカードスロット、MicroHDMI、USB2.0 Type-C、USB3.0(Type-A)が並びます。

コンパクトな筺体ながら、カードスロットや映像出力端子をはじめ、フルサイズのUSBまで備わっているところが便利です。

充電は、Type-C端子より行います。




正面側(ディスプレイ上部)には、電源ボタン。



背面側には何もありません。



筺体底面の様子。
写真は上が筐体背面、下が筺体正面側です。

ゴム足以外は何も見当たらない、非常にすっきりとしたデザインを採用しています。



PC本体と、付属の電源アダプター類。



電源アダプターのプラグは、USB Type-C端子対応です。



電源アダプターは45W。
どの構成を選んでもこのアダプターが付属します。



ウォールマウントプラグが付属していました。
電源ケーブルの代わりに利用できるものです。



脱着可能なディスプレイの構造を採用

先にも述べた通り、HP x2 210 G2はディスプレイ部分を取り外し、タブレットとして利用できるようになっています。

脱着式の2in1ノートと一口に言っても様々なタイプがありますが、本製品はマグネットで完全にドッキングするタイプであるため、利用場所を選びません。

キーボードスタンドに立てかけるタイプの2in1や、タブレット自身が自立するタイプの2in1だと、使う場所によっては不安定なことがあるんですよね。本製品はその点で、安心して利用できます。




マグネットで接続されているだけであるため、少し力を入れて引っ張ればディスプレイは外れます。
取り付けは、マグネットにディスプレイの接続部分を近づけるだけでOK。




テントやスタンド、タブレットスタイルで利用する場合は、キーボードにディスプレイを逆向きにドッキングさせます。



テント


スタンド


タブレット

タブレットでの利用に関しては、ディスプレイにキーボードを付けたままタブレットに変形させて使うこともできますし、完全にキーボードを取り外して使うこともできます。

場面に合わせて使い方を選べるのは、とても便利です。



キーボードの操作性

HP x2 210 G2のキーボードの操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードを採用。
キーピッチは約1.7~1.8mm、キーストロークは約1.5mmと、小型サイズのノート用のキーボードながらちょうど良いサイズです。

Backspaceなど一部のキーの幅が極端に狭くできているため、最初のうちはやや押しづらさを感じはしましたが、慣れれば気になりません。

2in1ノートのキーボードとしては、よくできていると思います。



キーの様子。
キートップは平ら、表面にはややザラつきのある素材が使われており、指紋汚れが目立ちにくいです。



タッチパッドはボタン一体型。
パッドのサイズがやや小さいこと、またクリックが少ししづらいと感じることがありますが、総合的な使用感は悪くはありません。

やや右寄りの配置であるため、タイピング時に手のひらが触れないかが気になりましたが、小さいタッチパッドであるからか誤動作等は起きませんでした。



重量

HP x2 210 G2の重さをはかってみました。



ディスプレイにキーボードを装着したHP x2 210 G2の重さは、1045g。

ノートPCの状態でも、かなり軽いです。
この軽さなら、気軽に持ち歩けます。



キーボードを外した状態の重さは、577g。
キーボードが不要であれば、タブレットスタイルでの携帯が楽ですね。



電源アダプター&ケーブルの重さは321g。



電源アダプター&ウォールマウントプラグの重さは、244g。
ウォールマウントプラグとの組み合わせの方が、わずかにですが軽いです。



HP x2 210 G2 構成内容とその特徴について

掲載しているHP x2 210 G2の構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】



【HP x2 210 G2 背面カメラ付き の主な構成】

OS   Windows 10 Pro 64bit
プロセッサ   Atom x5 Z8350(1.44GHz-1.92GHz/4コア)
ディスプレイ   10.1型WXGA(1280×800)、タッチ、IPS、250nit、周辺光センサー
グラフィックス   インテル HD グラフィックス
メモリ   4GB(LPDDR3)
ストレージ   64GB SSD(eMMC/SanDisk製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2、2×2
バッテリ   32.5Wh、2セルバッテリ
サイズ   265×183×18.35(キーボード装着時/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   タブレット本体のみ:約582g、キーボード装着時:約1090g
標準保証   1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2018年06月08日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Pro、10.1型ワイド(1280×800)タッチパネル、Atom x5 Z8350、4GBメモリ、64GB eMMCという構成内容のモデルです。

OSはWindows 10 Proのみ。
あとCPU(SoC)も本製品で選べるのはのみで、メモリとストレージのみ、カスタマイズが行えるようになっています。

¥39,800(税抜/2018年06月08日時点)と非常にリーズナブルな32GB eMMCのモデルに加えて、128GB eMMCという実用性の高い構成も提供されているところが良いですね。

価格重視なら32GB eMMCのモデルですが、アップデートなどによる容量不足の問題もあるため、長く使うのなら 64GB eMMC、128GB eMMCのモデルを選ぶのが無難だと思います。

上位モデルを選択してもさほど価格は高くはなく、使い勝手を考えるとお値打ちな製品ではないでしょうか。



以下、HP x2 210 G2で提供されている主な構成です。

なお、以下は提供されている構成内容を書きだしているだけであり、各モデルで以下のパーツを自由に組み合わせられるわけではありません。

【HP x2 210 G2で提供されている構成(記事作成時点)】

OS
・Windows 10 Pro (64bit)

液晶
・10.1型WXGA(1280×800) IPSタッチパネル

CPU
・Atom x5 Z8350

メモリ
・2GB LPDDR3
・4GB LPDDR3

ストレージ
・32GB SSD(eMMC)
・64GB SSD(eMMC)
・128GB SSD(eMMC)



掲載モデルに搭載されている、ストレージの内容をチェックします。


搭載ストレージ(販売製品に同じモデルが搭載されるとは限りません)


ストレージの内訳

ストレージには、SanDisk製の「SDW64G」という64GB eMMCが搭載されていました。
Cドライブの容量は57.01GBで、ユーザーが利用できる残容量は約40GBでした。

eMMCは一般的なSSDほど高速ではありませんが、HDDと比較すると動作は速いです。ストレージのベンチマークスコアはさほど高くはないものの、ストレスを感じることなく作業が行えるでしょう。

他のモデルに搭載されているストレージ(32GB、128GB)もeMMCであり、同じような使用感なのではと思われます。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP x2 210 G2で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720(標準品質)、ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】


上から1280×720(DirectX 11/標準品質(ノートPC))


【CINEBENCH R15】


Core iシリーズはもちろん、Core mを搭載する製品などと比較すると性能が低いのは否定できませんが、ブラウジングやOfficeソフトの利用程度であれば普通に作業できます。

当然ゲームには向きませんが、ブラウザゲームやマインクラフトのような軽めのゲームであれば、一応は動かせるでしょう。

あくまでも、Web閲覧やメールといった軽い用途向けの性能ですが、外出先でちょっと作業をしたいなんて方にはちょうど良いのではないでしょうか。



消費電力・温度

アイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)のHP x2 210 G2の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定、キーボードをドッキングさせた状態で測定しています。
(以降、全てこの設定)

アイドル時 ・・・ 6W
ベンチマーク実行時 ・・・ 11W

※実際の値は若干上下します

アイドル時、ベンチマーク実行時ともに低消費電力です。




以下、アイドル時、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のパーツ温度です。


パーツ温度

高い負荷がかかる状態が続くとCPUの温度がやや上昇しますが、PCのCPU温度としては標準的な範囲の温度です。

そもそも、本製品で重いゲームのようなプログラムを動かすことはないでしょうから、使用していてここまで温度が上がることはないと思います。



バッテリ駆動時間

バッテリベンチマークソフト「bbench」を利用し、HP x2 210 G2のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から3%に減少するまでの時間は26406秒。
約7.3(7.335)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

製品の仕様によると、キーボード接続時で約9.6時間、タブレット本体のみで約10時間(JEITA測定法時 Ver2.0)との記載があり、それに比べるとやや短いようです。

約7時間のバッテリ駆動時間は、ものすごく持つというほどではありませんが、外出時にある程度まとまった作業を終えられるくらいの余裕はあるでしょう。



HP x2 210 G2 まとめ

HP x2 210 G2のレビューは以上となります。
最後にまとめます。

・10.1型の2in1ビジネスノート
・ノートやテント、スタンド、タブレットなど、変形させられる
・ノートPCのスタイルでも1kg弱と軽い
・Atom x5 Z8350を搭載 Web閲覧やメールなど日常使いに適した性能
・メモリは最大4GB、ストレージは最大128GB eMMCのモデルを提供
・リーズナブル

ノートスタイルの状態でも1kg弱と軽く、またタブレットとしても利用できるなど、PCを持ち歩くことが多い方には便利なマシンです。

性能は、Core iやCore mを搭載するようなモバイルノートに比べると劣りますが、日常の軽い用途には問題のない使い勝手であること、またメモリやストレージを選択できるため、容量が必要な方にも不便はありません。

使い勝手が良い割に価格は安く、2台目、3台目のサブノートとしても買いやすいと思います。

複数の構成が提供されていますが、構成選択の目安としては、32GB eMMCのモデルはパソコンの中~上級者には向いていますが、初心者にはおすすめできません。

PCの操作にあまり詳しくない方、面倒な作業が苦手な方には64GB、128GB eMMCのモデルをおすすめします。